【感想・ネタバレ】マルドゥック・フラグメンツのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれの作品を補完する感じの短編集。
ウフコック視点の物語は稀有で、
なぜ彼が敵を憎むのかが理解できるでしょう。

そう、本来敵に落ちちゃいけない人を
落としたあげく、命を落としてしまったから。
彼の行動はそういう目的があるのです。

そして、同じパートナー(現在・過去)の
戦いの後も出てきます。
兵器として利用したもの、
心を読む手段として用いたもの。
だけれども、確かに彼を信頼していたのです。

次のシリーズはまだ未完、
どんな結末が待っているのでしょうね。

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2022年05月10日

購入済み

スクランブルとヴェロシティの次のシリーズを読むために重要な本だと思った。
特に冲方先生のインタビューはマルドゥックシリーズへの理解を深めるために必読。
アノニマス楽しみだな。

#切ない #ダーク #アガる

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2022年09月28日

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マルドゥックシリーズの短編集。
次回作であるアノニマスの紹介風のエピソードもあった。
早くアノニマスが読みたい!

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2012年10月27日

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既読のもあったけど、
読み逃しもあったし、
世界観の広がりが感じられて
かなり良かった。

やっぱ冲方丁、世界観の構築ぶりがハンパない。

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2012年08月15日

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ネタバレ

・「マルドゥック・スクランブル"104"」
銃が嫌いな少女とウフコックの交流。バロットとは違う芯の強さがある少女が格好よかった。ボイルドは捜査官時代でも、ボイルドそのものだった。

・「マルドゥック・スクランブル"-200"」
ローズとウィル、どちらもなんだか切なくさせた。ボイルドがちょっと格好よいことを言うのが衝撃だった。

・「Preface of マルドゥック・スクランブル」
事件に遭う前のバロットとウフコックの心理描写がすごい描かれていて、マルドゥック・スクランブルをより深くしている作品。

・「マルドゥック・ヴェロシティ」
バロットとボイルドの最終決戦時のボイルドが忌野際に見た光景。いろいろ過去が描かれており面白かった。

・「マルドゥック・アノニマス"ウォーバード"」、「Preface of マルドゥック・アノニマス」
次回作らしい、「マルドゥック・アノニマス」のプロローグ。バロットに加えて新たに増えた、ドクター・ウフコック側の人物や、街の黒幕、ウフコックの今後など、早く読みたくさせる物語二つだった。

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2012年05月29日

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マルドゥック・シリーズの短編集。
「スクランブル」と「ヴぇロシティ」のサイドストーリーだけかと思いきや、
沖方丁のロングインタビュー、「スクランブル」の初期稿や次作「アノニマス」の予告編まで収められてて、
とても充実した一冊だった。

特に面白かったのはボイルドとウフコックのコンビを描いた短編2本かな。
「ヴぇロシティ」では過酷な目に遭ってばかりの一人と一匹だけど、
この短編みたいに「普通」の事件も解決してたんだなーと思うと、自分の中で作品世界が広がる。

「アノニマス」の予告編を読む限りだとサイバーパンク版甲賀忍法帖に拍車がかかってるけど、
どうなることかと今から楽しみw

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2011年06月22日

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ネタバレ

商業的に成功した作品の前日譚を後日に描くということは、某宇宙戦争映画にも通じることだが、どうしても前日譚の方が物語の世界観に歴史という深みが付加された結果として表現も、キャラクターも話しそのものも面白くなるのが一般的であり、そのため陳腐化した後日譚を改めて描きなおしたくなるものであり、ルーカスもこの作者も取り組んでいて、創造者の作品に対する愛が感じられて良い。本作は、未来譚へのインターミッションという作品であるが、主たる登場人物の紹介を象徴的に行い、なおかつ結末を予感させる作品で話を結ぶという、ここでもまた実に映画的な宣伝をモチーフとした作品となっていて、いやがおうにも読者に期待感を抱かせる。商業的には実に巧い。それにしても、09の戦後という時代が成立させえた異能力人体改造者たちが主要人物以外、全滅しながらも、また新たなメンバーで補強されたり、敵役側に旧09メンバーの技術が適用されていたりとか、またシザースが絡んできたり、1/4の4たるカトルカールから5たるクインテットになったりとか、どこまで話が膨らむのか。オイレンも続きがでないので、先はながそうであるが、期待して待ちたい。

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2011年06月08日

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久しぶりだよ、万能鼠型道具ウフコック。
ポケットついてる猫型ロボと機能は似てるけど、対局の存在です。(拗ねて道具出さない時もあるのは似てるか)

これまでの6作の隙間を埋めていく短編集。

ウフコックの悩みっぷりが前面にでてるなぁ。

でも、ボイルドもバロットも、
やっぱり格好良いわ。

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2011年06月08日

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マルドゥック・スクランブル、ヴェロシティに関連する短編集。そしてアノニマスへの序曲。
完全版と改訂新版が旧版の改訂ではなく、それぞれ丸々書きなしてるという話にはちょっとびっくり。新作を読みたい気持ちもありますが、経験を積んでより洗練された文章で過去作を書き直す。それはそれでおもしろい試みだと思います。底知れない作家です、冲方丁は。

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2011年06月05日

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これを読んでしまったらアノニマスが気になって仕方が無いわ。
ウフコックがどうなってしまうのか。。。

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2016年07月18日

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ネタバレ

 マルドゥックシリーズはセリフがシャープでかっこいいと改めて思った。アノニマスを読んでマルドゥックの世界が広がっていく感じがした。

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2014年03月07日

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久し振りにマルドゥックシリーズを読んだところ、やっぱり無類のスピード感に支えられた完成度だった。
いきなり読んだ人は戸惑っただろうな。
スクランブルが全面改稿されたと書いてあったので、機会があれば読んでみよう。

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2013年10月16日

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次回作『アノニマス』予告編を含む短編6編にインタビュー、初期原稿とマルドゥック・シリーズファンブックのような一冊です。
『マルドゥック・スクランブル』新装版は完全改稿なんですね。
かなり忘れてるし、新作が出る前に読み直そうかなぁ。
でも文庫3冊だと2000円ぐらいか。
旧版持ってるし...。悩ましいです。

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2013年09月29日

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短編集なのだけれど、
1つ1つの完成度が高く、
また『マルドゥック・スクランブル』『マルドゥック・ヴェロシティ』を読んだ人なら
どこからどう繋がってこの短編に至っているのか、
この後どうなるのか、がわかっているから
さらに厚みを増したように感じられるはず。

「“ただの”通りすがりだ」という苦しい言い訳には笑えるし、
笑えてしまうことに泣ける、というか。

ウフコックとボイルド、
バロットとウフコック、
アシュレイやベル・ウィングのこと、
バロットの兄のその後、
バロットの“声”のこと、
そして
ウフコックはどうして、そうなるに至ったのか。

……気になる要素が満載!!

『マルドゥック・アノニマス』に、早く会いたい。

良作だった。

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2012年08月30日

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ネタバレ

 うおー。いつの間にマルドゥックスクランブル改訂版&完全版が出ているのだと。ちょっと気になる。
 そして中にある対談を読んでいると、作者は一生極めようとするんだろうなぁと思った。
 アノニマス今きくとちょっと萌え名ではあるが(そーいう団体ではないけど)読みたいなー。

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2012年07月04日

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ウフコックとボイルド のコンビは、やっぱりいい!

バロットも可愛いけど、ウフコックのパートナーはボイルドだと思う。
でも、それではあの街で2人とも虚無まっしぐらに進んでしまうのかもね。
ウフコックが求めるものを与えられるという意味で、バロットが必要なんだろう。
アノニマスも非常に楽しみです!



(しかし、「-200」の時間軸がよく分からなかった。ボイルドとウィルの会話からすると、ヴェロシティの後になるんじゃないの?)

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2011年12月13日

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ネタバレ

「相変わらず、しぶいなぁ~」ウフコック…
とか思いながら読み進んでいくと、「えっ、どうなっちゃてんの…」
これから続くシリーズへの大いなる予告編。
普通、「予告編でカネとんなよ!」って思ってしまうが、納得の1冊。
まさに、有用性を証明している。

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2011年11月21日

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マルドゥック・スクランブルのバロットが登場する短編集というので買ってあった。(ヴェロシティは未読。読めば面白いだろうことは分かっているんだけど、その後を知ってるだけにひきずりそうで)

猥雑で不条理なマルドゥックシティで、09の皆さんはあいかわらずばんばん撃って建物破壊してイカレてて面白い。バロットは大人になっててとびきりの美人になってて、謎の美女役にふさわしかった。そしてウフコックは相変わらず健気で可愛かった。あれだけの知能を持つ相手を外見だけで可愛いとか言っちゃうのは舐めてるみたいで失礼だけど。

子ども時代の不幸から自力と09の協力で抜け出したバロットが、アノニマスでどんな役割を果たすのか、やっぱりいつかはシリーズ全部読むことになりそう。さらに巻末のロングインタビューを読んで「マルドゥック・スクランブル」完全版と改訂版と旧版全部読まなきゃいけない気になった。大変だ。

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2011年09月05日

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いや、もう、ずっるいだろこんなの。

宙に浮いた短編であった104と-200を回収、ヴェロシティを概観しつつ、しれっとウフコック視点でのスクランブルの前日譚を補填。そんであのアノニマス・レポートですよ。殻に籠ったまま火に焼かれた雛鳥は、『生き残る』の誓いと共に不死鳥の渾名を送られた訳です。否が応でも期待が高まる。

個人的には妙に様になっていると話題のミラー・ザ・シェイプシフターの男ぶりが上がる様子が早く映像化しないかと既に無責任に期待しています。

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2011年06月05日

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ネタバレ

一旦マルドゥックシリーズを全部読んでから読んだほうがいいですね。自分はアノニマスの3巻を読み終わったところだったのでいろいろ繋がりました。ただスクランブルやヴェロシティは読んでからかなり時間が経ってたので読み直したくなりました。改訂版・完全版に関するロングインタビューでは具体的な変更内容がよくわからないながらも興味深い内容。尚更完全版を読みたくなりました。

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2018年08月30日

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ネタバレ

2018/7 12冊目(2018年通算114冊目)。マルドゥックシリーズの短編集。ボイルドとウフコックのコンビで証人をガードする短編がどちらも良かった。後はこれまでのシリーズの回想と新シリーズにつながる短編。〇〇が処刑寸前に過去を回想する短編は「どうなってしまうのだろう」と思った。あと、このシリーズは新装版の前の物を読んだのだが、冲方さんのインタビューを聞くと、どうも新装版の方が文章の出来が良さそうなので、機会を見て手に入れてどう違うか比べてみたいと思う。アノニマスも引き続き読んでいきたい。

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2018年07月31日

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映画なんかで二作目、三作目、と凝っていくじゃないですか。
そんな感じ。

凝っている。

凝っては、いるのだ。

だが、やはりオリジナル(最初のやつ)がいいね。
あまり楽しめなかった。

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2013年05月26日

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ネタバレ

短篇集。
"104"は、ボイルドとウフコックの通常の仕事を描いたもの。
"-200"は、致命的な病気を持つ女性が、一族全てを冷凍保存で200年先の未来に託す話。
"Preface"はウフコックが事前調査でバロットに接触する話。
"ヴェロシティ"は、バロット+ウフコック対ボイルドの戦い。
"ウォーバード"は、バロットは出ず、刑事ライリーがクィンテットと戦うのをウフコックや09メンバーが手助けする話。
"アノニマス"は、捕まったウフコックが都市の裏側をレポートする話。
どれも断片的。

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2013年01月17日

Posted by ブクログ

ボイルドとウフコックのコンビの活躍をもっと読みたくなった。

長編より短編の方がこの物語の設定には合っているんじゃないかな。

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2012年01月26日

Posted by ブクログ

これで今出ているマルドゥックの物は読み終わった見たい。
早く次の本出ないかなあ。
色々詰め込んである内容。
ラストの方のウフコックの現状には驚いた。
それはないだろう~だけど。きっと又新たな展開が
あるといいんだけど。
やっぱりそうなってしまうのか……
ちょっと切ない。

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2014年05月26日

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三部作2塊の間を埋めるエピソードもありおもしろかった。
でもこれだけ読んでもよく分からないでしょうね。

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2011年11月07日

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早くアノニマスが読みたくなる佳作かと思います。
ただ本編のような畳み掛けるスピード感は薄いので、世界観を補強するエピソード群とあらかじめ了解して読み始めるとよりいいかもしれません。
ウフコック可愛いよウフコック(笑)

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2011年08月31日

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エピローグ.本編ではバロットとボイルドはある意味確かに救われたわけだけれど,本編でも最後を語ったウフコックはどうだったのか.バロックが愛おしそうにターンしたウフコックにキスするシーンは,番外編ならではのファンサービス.

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2011年08月24日

Posted by ブクログ

続編予定のアノニマスの予告編の様な短編は面白いんだけど、当然凄く良い所で終わるんで、続きが何時になるか分からない状況では素直に楽しめないというか、物凄いモヤモヤ感が。

聖なる鉄パイプさんの活躍が早く読みたい。

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2011年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。
過去話と次作の予告編的なもの。
ただ、この人ラノベ書かないっていってなかったなぁ?

話はよかったし、予告編も気になって次作が待ち遠しいといえばそうなんだけどな。
ファンのための作品ではあろう。

あと、新版で改訂したり完全版があったりとなんだか、こう、商売がうまいというか。

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2011年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本編の副次的な短編
うぶかたいわく古典化を防ぐためだとか
対談で語られていた、劇場版にあたっての心意気では、スクランブルに大幅な訂正が加えられているそうなので、いづれ読みたい

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2011年06月14日

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