冲方丁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1年かけて書かれた話を1日で読み終える。
“これは正しいことなのだろうかどうか?"
そんな疑問がふと浮かんできた。それは、この続きを読むことができるのが、おそらく1年後だからだろう。
ひとつの区切りを読み終えるたびに、全体の何パーセント読み終えたか確認する。
電子書籍だと何分の何ページと味気なく表示されるのかもしれないが、物理的な本は開いたまま天を見れば感覚的にわかる。
“もう半分は読んだな”と何度も思った。
こんな読み方をするのは初めての経験。
前巻を読み終えたとき、もうすぐこの物語が終わるのではないかと感じていた。
それが間違いだったことに気付く。
予想外の展開。想定外の展開 -
Posted by ブクログ
感動しやすい私なので、いかにも泣かせます!という話は意識的に避けてしまう。
ただ、こちらは冒頭の「金庫と花丸」を読んで、泣くというよりぐっとくる感じだったので、すべて読んでみたくなり購入した。実話というのもよかった。
33のショートストーリーのうち、嗚咽をあげて泣いたものもあれば、あまり入り込めなかったものも。
何に心を動かされるかは人それぞれだと思うが、本当に様々な話が詰め込まれている。
ちなみに私は「運転免許とTシャツ」「化粧をする人」「先に行きます」で、もらい泣き。
毎日のように嫌なニュースが流れ、人間であることをやめたくなる瞬間もあるけれど、世の中は捨てたもんじゃない。人間って案 -
Posted by ブクログ
冲方丁作品は先に『天地明察』、『光圀伝』を先に読んでいて、どちらも素晴らしかったので、元々SFが本業だということに驚いた。
『マルドゥック・スクランブル』は3冊組で、①はいかにもSFという感じの戦闘モノの色が強い。著者の言葉選びは面白いと思う一方で、ちょっと中2感がすぎるなと感じる時もあって、その辺はちょいと寒いかなと。
ただ②、③は戦闘より、ギャンブルのシーンが長く、ここがとにかく面白い。SFらしく特殊能力を使っているものの、それを凌駕するほど強いディーラーとの戦い。
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“撃ったら引く(ヒット・アンド・ラン)。プレイヤーいつも不利な条件だから。自分よりも強い相手と戦うための戦法。 -
Posted by ブクログ
冲方丁作品は先に『天地明察』、『光圀伝』を先に読んでいて、どちらも素晴らしかったので、元々SFが本業だということに驚いた。
『マルドゥック・スクランブル』は3冊組で、①はいかにもSFという感じの戦闘モノの色が強い。著者の言葉選びは面白いと思う一方で、ちょっと中2感がすぎるなと感じる時もあって、その辺はちょいと寒いかなと。
ただ②、③は戦闘より、ギャンブルのシーンが長く、ここがとにかく面白い。SFらしく特殊能力を使っているものの、それを凌駕するほど強いディーラーとの戦い。
“撃ったら引く(ヒット・アンド・ラン)。プレイヤーいつも不利な条件だから。自分よりも強い相手と戦うための戦法。” -
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ここまで来るのが本当に長かった。
2011年に三冊構成で刊行されると思われていた『マルドゥック・アノニマス』は形を変えてやってきた。
ようやく、ガス室で再会した二人。
このシチュエーションは、『Preface of マルドゥック・アノニマス』として2011年に開示されていた。
そして今は2018年春。
『マルドゥック・アノニマス3』である。
この物語は長い。
そのひとつの要因は、登場人物の多さ。覚えられない。だけど、読み進める。そこにバロットがいるから。
そしてたどり着いたのが、前出のガス室での再会だ。
バロットとウフコックは再びパートナーとなるのだろうと思っていた。なぜならバロットは