冲方丁のレビュー一覧

  • マルドゥック・アノニマス 5

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    ネタバレ

    『マルドゥック・アノニマス3』を読んだとき、“ようやくガス室での再会に追いついた”と思った。
    あれから2年。まだ、本当の意味で追いついてはいなかった。そこへ追いつくのは、おそらく次巻になるのではないだろうか?

    この『5』の主役はバロットだ。
    少しさみしいことに、ウフコックはほとんど喋らない。

    『マルドゥック・スクランブル』は、バロットというひとりの少女がウフコックと出会い、殻を破り成長する物語だった。少し哀しい結末を迎えるが、それはバロットの心を描いていたからだ。

    その意味で、『5』は正統な続編だ。
    まだまだバロットは成長する。ウフコックが不在の間に、ウフコックが不在だから、大人になる。

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    2020年05月29日
  • マルドゥック・アノニマス 5

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    待ちに待った最新刊
    もう少しバロットの華麗なる戦いが見られるかと思ったけど、それは次巻にとっておこう。
    ウフコック救出中の現在と、救出前の話が交互に進んでいきます。マルドゥックスクランブルで全てを奪われたバロットが成長します。シリーズファンならジーンとくるはず。
    いよいよ話も佳境かな?次が楽しみです。

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    2020年05月29日
  • 天地明察(2)

    購入済み

    これは

    じわじわと来る。

    1巻では趣味人が描きたいものを全力投じて描いたのかな?くらいに読んでいましたが
    じわじわと面白さが上がってくる。

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    2020年05月08日
  • マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版

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    再読。
    異能バトルも激しくなってきてええですなあ。敵の全貌も見えてきて個性的なやつらでまたたまりませんなあ。
    仲間が死んでゆくという展開も始まりシリアスみを増し、ボイルドの静かな狂気も徐々に危うくなってきて、多方面でいろいろ大変。

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    2020年03月08日
  • 微睡みのセフィロト

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    2002年刊の徳間デュアル文庫から復刊。戦争を経て感覚者(サード)と感応者(フォース)が共存する社会。研究者が300億個に混断(シュレッディング)された事件を、捜査官と少女が捜査する。超能力バトルSF。

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    2020年02月28日
  • HUMAN LOST 人間失格 ノベライズ(新潮文庫nex)

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    映画「HUMAN LOST 人間失格」のノベライズです。
    医療革命により長寿大国となった日本が舞台のSFです。
    映画を見て疑問に思っていたことが、丁寧な説明で補完されています。
    難しい世界観の作品は、理解が深まると楽しいものです。

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    2019年12月24日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    ネタバレ

    王道のディストピアSF、かなあ
    娼婦として生きてきた少女と、喋るねずみ。なんか狙ってる感があるなあ…。けど、バロットが、手に入れた力を「濫用」してしまうところ、それによってウフコックを傷つけてしまい泣きながら戦う、最後のシーンを読んで、なるほどこれは少女とねずみだからいいのだな…と思った。
    大体読みやすくおもしろかった。
    ドクター好きですねえ…

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    2019年12月23日
  • はなとゆめ

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    ネタバレ

    苦手だった時代小説のイメージを著者である冲方丁「天地明察」で変えられ、読んでみようと手にした一冊。

    清少納言「枕草子」の物語であるが、読後の感想としては実に深い物語であった。

    読め始めてからは私自身の無知さ故に時代小説特有の言葉遣いや登場人物の名前、相関関係等、やはりとっつきにくさもあり世界観に引き込まれるまでに3日を要した。

    清少納言が生きた平安時代中期(藤原氏全盛の時代)に帝位にあった一条天皇とそのきさき中宮定子の愛の物語なくして「枕草子」が誕生する事はなかった事に気づき、定子の人生をかけた愛の物語が本作により深みを与え、一途なまでに定子に仕え、時代に翻弄され続けた清少納言の存在を際

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    2019年12月15日
  • はなとゆめ

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    清少納言が定子と出会わなければ、枕草子は生まれなかった。と思うと、人と人との出会いは奇跡。本のタイトルが内容とぴったり合う。

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    2019年12月07日
  • もらい泣き

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    作者がインタビューした第三者の「泣ける話し」をまとめた連作エッセイ(改変があるのでノンフィクションでは無いよう)。
    作者も文書修業のために書いたと言ってるが、これは本当に厳しい作業だっただろうなと感じる一作。

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    2019年12月05日
  • はなとゆめ

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    ワシはいま猛烈に枕草子が読みたい!そんな気持ちにさせられる、枕草子と清少納言を研究して再構築した物語だった。

    日本人の多くが教科書で触れその有名な冒頭文のみ語られがちなそれらに、これだけ豊かな色彩と物語を持たせたことにまずは感嘆する。

    話は清少納言と、彼女が仕えた中宮定子を軸に、宮中の華やかさと権力闘争を描き、枕草子誕生秘話となる。自分より遥かに若く、それでありながら才気煥発な人に出会える喜びを読むと、こんな人に出会い、仕えたことは本当に幸せなのだろうなと思う。

    きっとこんなはなとゆめが、千年の昔にあったのだ。

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    2019年11月25日
  • 決戦!本能寺

    購入済み

    周辺人物の話が面白い

    書きつくされたテーマであるだけに、主役の信長.光秀以外の周辺人物の話が面白い。
    特に意外な視点から描かれた宮本昌孝の作品が気に入った。

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    2019年11月16日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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    まだSTAND ALONE COMPLEXしか観られていないけど大好きな攻殻機動隊のアンソロジー。
    面白かったです。
    バトーやトグサ、荒巻がアニメの声で喋って、楽しい読書でした。
    作家さんは5人ですが、それぞれの攻殻機動隊の世界でした。
    一番好きだったのは朝霧カフカさん。
    笑い男が出てきて嬉しかったです。島での戦闘は映像で観てみたくなりました。
    セリフで、中原中也など文学作品を引用するキャラがいるのが朝霧先生っぽかったです。
    この世の全ては電気信号が作り出した虚像で、(本物だと思ってる)その誤解が「心」や「意識」なのか…?ううむ。ぐるぐる。
    三雲岳斗さんのお話の、少佐に会いたいが為にテロリスト

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    2019年10月19日
  • 決戦!川中島

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    数ある合戦の中でも知名度が高く、上杉謙信と武田信玄がしのぎを削った川中島。複数の作家のオムニバスで、上杉方と武田方の視点を入れ替えての作品を楽しめた。謙信、信玄が本人であったのか影武者であったのか、史実を同定することは難しいが故の各作家の視点。それぞれの作家が史料に基づき展開するフィクション。時代小説を堪能する真髄があるように感じた。

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    2019年10月18日
  • 決戦!本能寺

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    7人の作家が異なる主人公と視点、解釈で本能寺の変の顛末を描くアンソロジー。なので黒幕も作品毎に異なり、面白い。個人的には冒頭の織田信房編と5編目の細川幽斎編が良かった。特に織田信房編は君誰やねん???から終始定説の外を突っ走る展開でこんな本能寺があるのかと驚いた。
    結びの明智光秀編は光秀と彼を歴史の表舞台へ引っ張り出してきた信長の最後の対話が実に悲しい。

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    2019年09月23日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    ネタバレ

    主人公サイドの不安がだんだんと払拭される中、絶対的と思われた敵側の不安が高まるという思わぬ展開。次巻が待ち遠しい。

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    2019年09月12日
  • 決戦!桶狭間

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    決戦!シリーズ

    木下昌輝さんの岡部元信の本当の忠義、宮本昌孝さんの今川氏真は、特に、面白かった。
    氏真に関しては、最近色々な作家さんが書き始めていて、評価も様々出されるようになり、興味深い。

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    2019年08月25日
  • 決戦!桶狭間

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    桶狭間の戦いをテーマにしたアンソロジー。前回読んだ関ヶ原に比べて戦の経緯が複雑で理解に苦しむ部分もあったが、一方で各話のバラエティも豊富で、それぞれの物語のレベルが高い。

    砂原浩太郎『いのちがけ』、富樫倫太郎『わが気をつがんや』、宮本昌孝『非足の人』がお気に入り。特に『非足の人』は桶狭間での今川氏真をピックアップするという非常に珍しいテーマの中、放蕩息子を無能の人と描きながらも彼の内面の覚悟の一片を光らせる演出が面白いと感じた。

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    2019年08月03日
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)

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    ふーむ、冲方丁が逮捕されていることも知らず、新作でないかなぁとのんびり構えていた。もう一つ知らなかったのはアニメ脚本家の顔~2015年8月22日、ファンとのイベント中、私服警官がやってきて、「奥さんのことで話があるから、警察署まで一緒に」と言われて、そのまま逮捕され、否定指しているにも拘わらず、72時間の抑留で取り調べを受けた後、検察官から「やっていないのか」「はい」だけで拘留が決まる。同房から弁護士を紹介して貰って連絡先を暗記し、夜中に駆けつけて貰った。あとから、供述調書に署名も拇印捺印もするなと言われ、仕事場のマンションのエントランスの防犯カメラをチェックすれば無実なのが分かると言ったこと

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    2019年06月24日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    不安、ストレス、超ストレス、そして訪れるカタルシス。
    すっかり売れて色々な引き出しを見せる作者だが、やはりこのシリーズはたまらない。

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    2019年05月29日