冲方丁のレビュー一覧

  • 天地明察(7)

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    茫然自失になるほど度重なる別れ。
    しかし、裏を返せばそれだけの喪失感を覚えるほどの出会い・縁が春海にはあった、という事でもあり。

    おことを喪い、伊藤様を看取る事も出来ず、泣き崩れる春海の姿が切なくてかないません。それだけ大事な人たちだったんだ、と。
    そして、道策の一途なツンデ…もとい、ライバル心。本当に春海は人に恵まれている。
    誰もがその大きな器に水を注ぎたくなる、いい表現です。

    それでも改暦の儀は困難な事業。ありとあらゆる知と力を尽くして、ついに成就なるか……以下続巻、という時点で結果はアレなわけですけれどw

    兎にも角にも幸せな春海の人生。
    どんな困難に打ちひしがれようとも、やはり彼は

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    2014年12月12日
  • マルドゥック・スクランブル(7)

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    「聲の形」がヒットしている大今良時氏のデビュー作で、連載を読んでいました。
    当時から思っていましたが、画力や構成、演出など新人離れしていますし年齢相応のレベルではないですよね。

    グロいとこもありますけど、最後まで読ませる力のある、面白い漫画です。

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    2014年11月02日
  • OUT OF CONTROL

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    ホラーと暴力とSF。
    表題作のOUT OF CONTROLは奇妙な読後感があって非常に面白い。ゾッとするかと思えば吹き出してしまうこともあり、笑いと恐怖は紙一重だと改めて感じた。
    あとメトセラとプラスチックと太陽の臓器は、他が殺伐としていただけに、少しほっこりした。
    天地明察のプロトタイプも収録されていたので、今度そちらも読んでみたいと思った。

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    2014年09月17日
  • ストーム・ブリング・ワールド 1

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    単純に物語が面白いです。
    息子に薦めてやったら、結構ハマッてますし。
    中学生くらいにお勧めかなぁ~

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    2014年08月19日
  • ばいばい、アースI 理由の少女

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    これは何度も繰り返し読んでみて欲しい本です。造語が多くてなかなかとっつきにくい文章だと思うんですけど、それが違和感なくススッと頭に入ってくるようになると最高に楽しい本になります。

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    2014年08月19日
  • 微睡みのセフィロト

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    マルドゥックスクランブルやらその後の冲方作品の「ネタ」が詰まっている感じがする。あっさりと読めて良い作品。まとまっているし。
    しかし、これ。シリーズ化しても良いのではないかなぁ~と思う。

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    2014年08月19日
  • ストーム・ブリング・ワールド 2

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    アーティミスを守るという密命を受けて「神殿」に遣わされた少年のリェロン。しかし、王宮の騎士団の卑劣な罠にはまったリェロンは処刑されてしまう。失意の底に叩き落とされたアーティミスを立ち直らせたのは、残されたリェロンのカルド“グリマルキン”と学童たち。そしてアーティミスは街を救うため、仲間とともに立ち上がった

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    2014年06月04日
  • ストーム・ブリング・ワールド 1

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    創造の女神カルドラが手にしていた「創造の書」。神々の争いで砕け散った断片は「カルド」と呼ばれ、それに秘められた力を駆使できる者を「セプター」と呼んだ。少女アーティは父に愛されたい一心で嘘をつきセプター候補として神殿で学んでいた。そんな彼女のもとに転学生の少年リェロンがやってきたとき、運命の歯車が大きく動き出す

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    2014年06月04日
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版

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    2巻までの疾走感が加速度を増して“墜落”へと至るヴェロシティ最終巻。SFもハードボイルドもまだまだ初心者の自分への佳き入門編であるマルドゥックシリーズ、スクランブルの前日譚であるヴェロシティは、自分をこの物語に惹き込んだスクランブルへと至るものとして十分に楽しめた。とはいえ、都市の拡がりを感じさせる「登場人物」の多さに苦戦。最終巻では物語の収束がやや駆け足気味で把握に苦戦。読後に残る疲労感は、物語の余韻だけではない。しかしこの疲労感を引き摺りながらも今すぐスクランブルシリーズを再読したくなる。
    面白かった。

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    2014年05月23日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    冲方的クランチ文体初体験。素地があったおかげか意外と馴染みやすい。字コンテ的な?感じか。テンポがとても良くなるが、想像力が追いつかない時もある。

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    2014年05月22日
  • 天地明察(6)

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    やはり画があると、お話の背景とかが分かりやすいな。

    ちょこちょこ、こんなエピソード原作にあったっけ?と思ってたら、槇さんの補完だそうで。

    これ、このままアニメにしないかなー。

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    2014年04月29日
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者

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    完結。

    全体的に長すぎといえばそうなんだろうなぁ。エピローグなんて、「ロード・オブ・ザ・リング」並な感じです。
    でも、これぐらい物語に対しては、やっぱり、これぐらいのエピローグが必要なのかなぁと思います。

    熱くて、ぶっとい、良い物語でした。

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    2014年04月04日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    ネタバレ

    バロットのような境遇の少女の心理描写がよく描けている…と思える。そういう経験ないのであくまで想像だが。
    ブラックジャックでは、クライマックスの《イーブンマネー》で「は?何それ?」と置いてけぼりを食ったのが残念だった。
    総じて、面白かった!

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    2014年03月31日
  • マルドゥック・フラグメンツ

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    ネタバレ

     マルドゥックシリーズはセリフがシャープでかっこいいと改めて思った。アノニマスを読んでマルドゥックの世界が広がっていく感じがした。

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    2014年03月07日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    ネタバレ

     読んでいて攻殻機動隊やサイボーグ009のようなイメージを持った。SFを装飾品としてちりばめながら、人の暗い内面を描いている本だと思った。人の暗くてバイオレンスな部分を無機質に描いている印象を受けた。

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    2014年02月14日
  • OUT OF CONTROL

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     ライトノベルから小説へ脱皮した、沖方氏の短編集。歴史小説的な天地明察につながる日本改暦事情からOut of ControlといったSFちっくな作品までをおさめた作品となっていて、筆者の想像力と疾走するような文体を思いっきり感じることができる。ちょっと森博嗣のような文体の作品も。
     天地明察の本当に素晴らしい小説を生み出すに至ったのは、きっと時空を超えた想像力なんだろうなあ。「人間の心信・遊び心が極まって文化になるのだ」という粋を感じる文章から、筆者の持つ小説を書くということは、言葉を大事にして、それがもたらす文化に至るひとしずくを力一杯刻む作業なのだと感じた。仕事でもプライベートでも、自分自

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    2014年01月25日
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

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    逆から、読むんやーーー!!!

    と、3巻目にして気づきました。
    遅すぎ?

    いままで、どういうことなんだと思っていた謎が、それだけでだいぶ解けた気がします。

    なにかのアンチテーゼとして自分を確立していこうとすれば、ぶつかるのは当然。
    そういう意味では、ベルも、アドニスも一緒。
    そして、王国も、饑餓同盟も同じ。

    それは、タイミングがちょっと違っただけの運命かもしれない。

    それでも、その運命にあらがう。あらがうことすら運命づけられているとき、あらがうことで運命を超えられるのか?

    次巻、怒濤のラストです。多分、怒濤のはず。

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    2014年01月06日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    マルドゥック・スクランブル以前の話。ボイルドが主人公の一大絵巻。
    展開の速さがいいテンポで進む。なかなかの序盤ですよ。

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    2014年01月04日
  • 天地明察 下

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    素晴らしい作品でした。春海との別れが名残惜しいような、一方で立ち上がって拍手喝采で送ってあげたいような、そんな気分です。
    春海の情熱が、周りの人間を引き込んで大きなうねりとなっていく様は、読んでいて大変心地よかったです。最初は全く頼りなげな青年が、ラストにあれだけ安心感のある存在になっていようとは・・もう、春海の成長に夢中でした。
    なんだか、壁にかかっているカレンダーが、いつもと違って見える気がしません?

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    2013年12月22日
  • 天地明察 上

    Posted by 読むコレ

    悔しいことに、作家の側にはもちろん、読み手の側にも力量が必要なのではないか。子育てにもひと段落して本を読む量が多くなった最近、とみに思うようになりました。というのも、本書の冲方丁だけでなく、伊坂幸太郎、海外ミステリ全般など、過去に挑戦しては挫折した作家の本について、面白いと考えを改め直す機会が多くなったからです。
    冲方さんの本ですが、過去になにがしかのSFものを手に取って、挫折した記憶があって、話題作となった本書も手を伸ばすのに非常に勇気が必要でした。
    が、面白い!
    感想は下巻に譲るとして、春海の人間らしさを素直に応援したくなる、気持ちの良い一冊と感じました。
    ただ、えんちゃんの件が・

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    2013年12月22日