冲方丁のレビュー一覧
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Posted by 読むコレ
悔しいことに、作家の側にはもちろん、読み手の側にも力量が必要なのではないか。子育てにもひと段落して本を読む量が多くなった最近、とみに思うようになりました。というのも、本書の冲方丁だけでなく、伊坂幸太郎、海外ミステリ全般など、過去に挑戦しては挫折した作家の本について、面白いと考えを改め直す機会が多くなったからです。
冲方さんの本ですが、過去になにがしかのSFものを手に取って、挫折した記憶があって、話題作となった本書も手を伸ばすのに非常に勇気が必要でした。
が、面白い!
感想は下巻に譲るとして、春海の人間らしさを素直に応援したくなる、気持ちの良い一冊と感じました。
ただ、えんちゃんの件が・ -
購入済み
サイバーパンク!
日本のサイバーパンクもやるなあ!というのが感想。
最初は、あまりにウィリアム・ギブスンっぽい(もちろん黒丸尚訳の)文体にどうしようか、読むのをやめようかとさえ思いましたが......読み進めると、俄然面白くて気にならなくなりました(笑)
人物設定、ガジェット、世界観、バトルアクション、そしてカジノのめくるめく頭脳戦、と読みどころ満載で一気に読んでしまいました。お腹いっぱい。
特に、生身の人間と言うタガを外したバトルシーンは、もう想像力を超えていますね。いったいどんな事になっていたのか、映画で確かめたくなりました。まだ未見なので。
ところで、読んでいるといろんな作品にインスパイア