【感想・ネタバレ】マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版のレビュー

あらすじ

廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、“三博士”のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル-09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった――

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

怒涛の展開すぎて……

ハザウェイの死に方が怖すぎてトラウマになりそう。

ナタリアとボイルド、いい感じだなーとは思ってたけどまさか子供作るまで行くと思ってなくてびっくり。
でもナタリアとクリストファーの死亡フラグがすごくて先を読むのが怖い。
あれかな、彼女の死がボイルドを虚無に沈めちゃうのかな……つらい。

0
2025年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだまだ誰が仲間で、誰が敵なのかがわからないまま、最後の抗争へと物語が加速して行った。
カトルカールを操る真の黒幕は誰なのか。度々出てくるオクトーヴァー家の人たち。それぞれがそれぞれの野望のために動いているせいか、誰と誰が繋がっているかがよくわからない。
また、物語の途中で出てきた「虚無」という単語。ボイルドが今のところはナタリアを通して人間らしい自分を取り戻そうとしているだけあってここからの展開が楽しみ。
最後に連れ去られて決まったクリストファーは、これのせいで目が覚めなくなるのか。また、ショーン・フェニックスの物語がどうなるのかが楽しみ。ショーンのフルネームがわかった時はニヤッとしてしまった。彼もまたウフコックの物語にも関わっていたのか。と。ただ、スクランブルの時にそんな描写があったっけ?とも少し感じた。

0
2023年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サーバーパンクは読みづらいと言われるけど
この作品はあまりその読みづらさを感じませんでした。
疾走感が伝わってくる文章なのも
その一因なのかな…
(ただし、グロいシーンは多いけどな!!)

途中にこのご何かがありそうな意味深なシーンがあります。
ただ、展開次第ではその後にはつながらないのかな。
でも気になるところです。

そしてどうやらボイルドたちが立ち向かう敵は
何やらとんでもないことをしでかそうと
しているようで…

その描写がえぐいので要注意。

0
2022年04月04日

購入済み

次巻が怖い

相変わらずの重々しい緊張感を持ったまま話が進んでいっている。09vsカトル・カールの戦いの結果は凄惨なものになるんだろうなと戦々恐々としている。
次巻でどういう結末を迎えるのか不安であり楽しみ。

0
2022年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カタカナ名前たちが沢山出てきてあっぷあっぷし、脳内の人物相関図がカオスとなってきているが、引き続きめちゃんこ面白い。

1番の衝撃はショーン・フェニックス。バロットのお兄さんだよね?新旧コンビがニアミスしていたことが分かる。小さな繋がりの発見にテンション上がるのがシリーズものの喜び。
それにしても兄妹ともに搾取されまくって辛い境遇。絶望に伴う諦めに浸り切っている2人、バロットが未来でウフコックを濫用してしまうように、ショーンは自分より弱い存在を虐待している様子。バロットは出会いに恵まれて焦げつきを乗り越えていくけれど、ショーン兄ちゃんはどうなるのだろう。

そして虚無に堕ちることが分かっている今作の主人公・ボイルド。
まさか彼のロマンスが見れるとは思わなかった。ありがたや、ありがたや…。
しかしナタリアの背後に迫る死亡フラグよ…。昏い傷を持つ強くて美しい女、大好きなんだけどなあ〜〜!彼女の結末がボイルドの軌道を決定づけてしまうのだろうか。お腹の子は生き残るのかな。
スクランブルでちょろっと話された内容だと、確か麻薬絡みの事件で大学生がうんぬんかんぬん、で最終的にボイルドが暴走しウフコック達と決裂、だった気がするけど、今回の事件じゃないのか?
クリストファーも魅力的なキャラクターなのでいつ死ぬのか(失礼)ハラハラするよ。プロフェッサーの死でドクターは覚醒するのかな、まだ太ったまま。

0
2025年04月26日

Posted by ブクログ

再読。
異能バトルも激しくなってきてええですなあ。敵の全貌も見えてきて個性的なやつらでまたたまりませんなあ。
仲間が死んでゆくという展開も始まりシリアスみを増し、ボイルドの静かな狂気も徐々に危うくなってきて、多方面でいろいろ大変。

0
2020年03月08日

Posted by ブクログ

さらに残酷で救いがなくなっていく第二巻。能力者対能力者の対決が描かれるので、一見マンガっぽいが、ハードボイルドや暗黒小説の方が近い。
主人公の行動と共に、徐々に真相が明らかになったり、すぐに闇の中に消えたりするところが、チャンドラーのようなハードボイルドのように読める。

0
2013年11月10日

Posted by ブクログ

欠けたピースが埋まらない。
ボタンを掛け違えているか。

(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○四人一組が三つ。おおよそ指揮官を含めて最適な部隊人数(P.150-151)

0
2013年03月02日

Posted by ブクログ

新装版で再読。結局、忘れいているので、読み返しながら思い出すということで読み進む。段々と思いだしてきて先の結末が読めているので、残念ながら初読よりは楽しみが少ないのは否めない。そういった読者側の事情はさておき、相変わらず、敵役のカトルカールの圧倒的な迫力には魅了される。ありとあらゆる障害を乗り越え、圧倒的な戦意を前面に押し出し、なおかつ、セリフが各々のキャラクターを彷彿させながら迫りくるのは本当に素晴らしい。また新装版の表紙カバーで描かれているメンバーの顔も素晴らしい、1巻がボイルドで3巻ウフコック、間の2巻がカトルカールで、09のメンバーでないことからも、本作がボイルドの話でありながらも、同時に彼らの話であることが端的に伺われる。

0
2012年11月06日

Posted by ブクログ

カトル・カールの面々の描写に吐き気を催しそうになるほどの。敵味方、というより誰が敵なのかも味方なのかもわからず、またその有り様も目まぐるしく入れ替わっていく怒涛の展開。先が読めなくて終始興奮する。

0
2016年04月23日

Posted by ブクログ

ボイルドたちが巻き込まれた案件は彼らの有用性を図るというテストという軸に、オクトーバー社一族の世代交代という軸、マルドゥック市をリビルドするややこしい陰謀という軸という三本の軸が複雑に交錯した織物というか。はたまた、魔女の作り出す得体のしれないスープというか。

で、ハードボイルドとサスペンスとバイオレンスが入り混じり、チャンネルの合わせどころか見つけにくい。あえてわざわざ混線している作り方をしているのが冲方印というもいうが、若くてあざとくて青い。

0
2013年01月17日

「SF・ファンタジー」ランキング