あらすじ
廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、“三博士”のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル-09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった――
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Posted by ブクログ
怒涛の展開すぎて……
ハザウェイの死に方が怖すぎてトラウマになりそう。
ナタリアとボイルド、いい感じだなーとは思ってたけどまさか子供作るまで行くと思ってなくてびっくり。
でもナタリアとクリストファーの死亡フラグがすごくて先を読むのが怖い。
あれかな、彼女の死がボイルドを虚無に沈めちゃうのかな……つらい。
Posted by ブクログ
まだまだ誰が仲間で、誰が敵なのかがわからないまま、最後の抗争へと物語が加速して行った。
カトルカールを操る真の黒幕は誰なのか。度々出てくるオクトーヴァー家の人たち。それぞれがそれぞれの野望のために動いているせいか、誰と誰が繋がっているかがよくわからない。
また、物語の途中で出てきた「虚無」という単語。ボイルドが今のところはナタリアを通して人間らしい自分を取り戻そうとしているだけあってここからの展開が楽しみ。
最後に連れ去られて決まったクリストファーは、これのせいで目が覚めなくなるのか。また、ショーン・フェニックスの物語がどうなるのかが楽しみ。ショーンのフルネームがわかった時はニヤッとしてしまった。彼もまたウフコックの物語にも関わっていたのか。と。ただ、スクランブルの時にそんな描写があったっけ?とも少し感じた。
Posted by ブクログ
サーバーパンクは読みづらいと言われるけど
この作品はあまりその読みづらさを感じませんでした。
疾走感が伝わってくる文章なのも
その一因なのかな…
(ただし、グロいシーンは多いけどな!!)
途中にこのご何かがありそうな意味深なシーンがあります。
ただ、展開次第ではその後にはつながらないのかな。
でも気になるところです。
そしてどうやらボイルドたちが立ち向かう敵は
何やらとんでもないことをしでかそうと
しているようで…
その描写がえぐいので要注意。
Posted by ブクログ
カタカナ名前たちが沢山出てきてあっぷあっぷし、脳内の人物相関図がカオスとなってきているが、引き続きめちゃんこ面白い。
1番の衝撃はショーン・フェニックス。バロットのお兄さんだよね?新旧コンビがニアミスしていたことが分かる。小さな繋がりの発見にテンション上がるのがシリーズものの喜び。
それにしても兄妹ともに搾取されまくって辛い境遇。絶望に伴う諦めに浸り切っている2人、バロットが未来でウフコックを濫用してしまうように、ショーンは自分より弱い存在を虐待している様子。バロットは出会いに恵まれて焦げつきを乗り越えていくけれど、ショーン兄ちゃんはどうなるのだろう。
そして虚無に堕ちることが分かっている今作の主人公・ボイルド。
まさか彼のロマンスが見れるとは思わなかった。ありがたや、ありがたや…。
しかしナタリアの背後に迫る死亡フラグよ…。昏い傷を持つ強くて美しい女、大好きなんだけどなあ〜〜!彼女の結末がボイルドの軌道を決定づけてしまうのだろうか。お腹の子は生き残るのかな。
スクランブルでちょろっと話された内容だと、確か麻薬絡みの事件で大学生がうんぬんかんぬん、で最終的にボイルドが暴走しウフコック達と決裂、だった気がするけど、今回の事件じゃないのか?
クリストファーも魅力的なキャラクターなのでいつ死ぬのか(失礼)ハラハラするよ。プロフェッサーの死でドクターは覚醒するのかな、まだ太ったまま。