冲方丁のレビュー一覧

  • 骨灰

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    ネタバレ

    建設現場の地下で謎の祭祀場と鎖に繋がれた人間を見つけるという第1章から一気に緊張が爆上がりする感覚は新鮮。
    姿なきピンポン連打、悪夢、家の異変、おかしくなっていく主人公…流れがスピーディーで常に怖い。
    後半は誰を何を信じていいかわからず自分の頭もおかしくなりそうだった。
    池に捨てられた墓石の行方は劇的。
    「祟りというのは、因縁によって広がる。善悪じゃない。自然の災害と同じ」という玉井の言葉が祟りの説得力のあるリアルな怖さだったな。誰も悪くない災害の不条理さは、いつ誰の身に起こっても不思議ではないのだから。

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    2025年12月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    キャラの違いが分から無くなる時とかがあったが、自分は結構楽しめたと思う。
    章ごとの分け方が上手いなと思った。

    映画のキャストは知らないまま読んで正解だった。
    多分この人大物ゲストあてられてるだろうなと予想した人は全員そんな感じだった。

    橋本環奈がキャスティングされてた というのは知ってたが、途中からこの役かー となった。
    もっと黒幕に近い役かなと思っていたがそうでもなかった。

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    2025年11月24日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    確か音楽の坂シリーズ?の、中二病が治らない人が出てる映画
    だったよなー……ってあらすじ読んだら、自殺のために集まった少年少女の前に、
    すでに死んでいる少年がいて、十二人は真相を推理するという、
    自分がめちゃくちゃ好きな密室劇だとわかり購入。

    実はこれ「十二人の怒れる男たち」っていう、裁判員裁判のように
    十二人が事件を話し合うお話のオマージュなんだよね。途中で気づいた。
    こっちは白黒映画なんだけど、超面白いからオススメ(脱線)

    こっちの小説は謎の死体に加えて、徐々に子どもたちが死にたい理由も
    わかってくる。その理由が千差万別なんだけど、基本的に親が悪いのが多い。
    他には子供ならではの勘違いや

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    2025年11月22日
  • 天地明察 下

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    上巻は、まだ話がどこに転がるのかよくわからなかった
    下巻で、それまでの数々のエピソードどんどんつながって結末を迎えて、なんだか爽快だった

    関孝和の使い方も良かった〜
    実像があまり解明されていない謎の多い人物だけど、もしかしたらほんとにそんなことあったかも!と思える関わり方で夢がある
    (日経サイエンス2025年1月号が和算の特集で、合わせて読むと当時の算学事情がより理解できて面白い)

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    2025年11月17日
  • 骨灰

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    【短評】
    第169回直木賞候補に選出された冲方丁(うぶかたとう)による長編ホラー。
    なかなかにチューニングが合わず、物語に没入する迄に相応の時間を要した。しかしながら、一旦物語に入り込んでしまえば、精神を蝕まれるが如き濃密な読書を堪能することが出来た。

    大手ディベロッパーのIR部に籍を置く松永光弘(まつながみつひろ)は、渋谷再開発地区の地下深くで祭祀場めいた「穴」を発見する。這々の体で「穴」から帰還した光弘だが、その日を境に彼の日常が歪み始める。謎の渇き。骨を焼くような嫌な匂い。聴こえる筈の無い声。「穴」から這い出た何かが現実が侵食する。

    「そう来たか」という着想がお見事。本著のタイトルで

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    2025年11月08日
  • 骨灰

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    めっっちゃ怖かったーーーー
    ホラーの長編は初読でしたがこんなにじっくりと丁寧に風景や心情、登場人物の機微が分かって本当にゾクゾクした。
    寝る前に読んでたらめちゃくちゃ悪夢を見ました。
    それ程こわかった...。でも面白かったー!

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    2025年10月25日
  • マルドゥック・アノニマス9

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    ネタバレ

    相変わらずの情報量。そもそもの三つ巴の勢力争いに大量のキャラクター、今刊はオフィスとクインテットが敵とも味方ともなる複雑な駆け引きあり、戦闘でも異能力バトルに限らず心理戦、法廷戦、それに選挙戦まで加わってきた。

    以下備忘録。
    オフィス
    ・共感を失ったシルヴィアを保護し、情報を引き出してあわよくば味方につけようと歓待。
    ・ウフコックの体内に癌のような異物。シザーズ陣営から「新たなザ・ハンド」と目されている?
    ・エリアス・グリフィンを市長候補に
    ・ジェラルド医師、マルコム連邦捜査官はシザーズ

    ハンター陣営
    ・シルヴィア、ラスティが共感を失う
    ・バジルとシルヴィアが結婚、妊娠
    ・ハンター、ルシウ

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    2025年10月04日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    そこそこ面白かった。
    解説文にもあるけれども、12人の〜といえば、「12人の怒れる男」か「12人の優しい日本人」を思い浮かべる。この2作品は裁判の有罪、無罪を協議する陪審員の話だけど、本作はちょっと毛色が違う。タイトルの通り「死にたい子供たち」が12人集まる、ということは命を自ら終わらせたい子供達が集まるというやや重ためな内容。ただ、重たいだけではなくてエンターテイメントとして仕上がっているところが流石だなと思った。

    とあるサイトを通じて集まった死にたい少年少女が12人。集まったのは撤去が決まっている元病院の建物。それぞれの境遇や悩みを抱えたキャラクターが、順番に集まっていく。最後を迎える予

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    2025年09月28日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    工事が終わらない渋谷の地下を巡るホラー。
    絶対ないとは言いきれない感じがさらに怖い。

    光弘の周囲で起こる怪異、怪異に巻き込まれ変化していく感じ、周囲が蝕まれることへの恐怖…どれも絶妙でとてもおもしろかった!

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    2025年09月24日
  • アクティベイター

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     面白かった〜!
     息もつかせぬアクション、アメリカ、中国、ロシア入り乱れての亡命劇。日本の中も一枚岩ではなく、主人公の真丈と義弟のバディが離れた場所から真相を解き明かし、二人にとっての「勝利」を模索していく。サスペンス部分もしっかりしているし、亡命もミグ25事件を下敷にしているので違和感なく読める。冲方丁の真骨頂。

     とはいえ、長編、しかも昨今のラノベとは違って、難解な単語も平気で混ざった文章、とっつきにくい人も多いのでは。参考文献の数の多さは、それだけ小難しい文章を理解した証。
     だが、それがいい。事件が離れた場所で同時進行、義弟の方では頭脳戦メインで、主人公の方では肉体派のおはなしあい

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    2025年09月22日
  • 骨灰

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    まさかこんなに面白くなるとは思いもしませんでした。めっちゃ面白かった〜
    最初は建築現場で起きた異常に対応する可哀想な社員の話なのかな?と気が載らなかったけど、原さんが出てきて、謎の空間とは?となった瞬間に一気に面白くなりました!そこからノンストップで祟りについて描かれていき、全体像がわかる頃には物語は終盤に…でも全然飽きなくて、主人公の光弘を応援しながら読み切りました。
    お化けっていうよりは祟り的な怖さ。ホラー好きにはおすすめです!

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    2025年09月17日
  • 天地明察 上

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    「渋川春海-貞享暦」高校受験の時に中身を理解せずこの2単語を紐付けて覚えましたが、小説のテーマになるどころか本屋大賞まで受賞されるほどだったとは。。何も知らない中で読み始めたけど、春海の魅力に引き込まれる上巻でした。下巻が楽しみすぎる。早速読み始めます。

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    2025年09月13日
  • 骨灰

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    渋谷再開発と言えば東急。主人公の勤務先は東急をイメージしたのかなあなんて、ストーリーと関係ないところで、まず思いました。序盤は得体の知れない怖さからくる居心地の悪さを感じました。こういうよくわからないものが、自分の家に入ってきたらと思うと、読んでいても人ごとではない気がします。途中からは、家だけでなく、家族、本人にまで影響を及ぼしと、先が気になる展開に!だんだんと生活が壊されていく様子が怖いなあと思いました。

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    2025年09月13日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    建物にまつわるホラー小説。面白かった

    主人公は建築関係者
    施工中のビルの地下に謎のスペースを発見
    その中には人が鎖で繋がられており助けてしまう
    ただそれは触れてはならない"贄"であった

    土地の呪いに触れどんどんおかしくなる主人公に、リアリティがあって恐ろしかった
    明らかにおかしいことをどんどん受け入れていく姿や贄の由来など、自分たちの生活でも起こりえそうな設定や状況に引き込まれた

    最後の展開だけ、強引にハッピーエンドに持っていったように感じてしまい、個人的には不満だったので星4にしましたが、他人に勧められる本です

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    2025年09月11日
  • 骨灰

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    なかなか面白かった。東棟、どう見てもスクランブルスクエアやん。

    ホラーの醍醐味というか、それを文学たらしめている所以として、名もなき弱者の声を可視化するという点がある。近頃は田舎ホラーや実話怪談にたびたび他者への差別的なまなざしが見られることについて盛んに指摘がされており、わたしもその点は多くのホラー好きが認識すべきだと思うが、一方、おおっぴらに声を上げることがかなわない存在の苦しみや悲しみを掬い上げることができるのもまたホラーなんだよな。

    本書はこうした名もなき弱者の犠牲を描き出しているわけだが、建物の建設にともなう祭祀というモチーフを使いながら、再開発に浮かれる都会の大企業とその陰でひ

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    2025年08月28日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    冲方丁さんの作品は初めて読んだ。
    主人公バロットの心情の変化がとてもリアルに描かれ、大人向けな描写もありつつ、しっかりとしたSF的な設定が盛り込まれており、読み応えがあった。

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    2025年08月20日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    おもしろかった

    途中まで登場人物がごちゃごちゃになりがちだったけど、読んでるうちに何とか区別できるようになった。
    もやっとする奴は一刀両断されるし、キャラに変に裏切られることもないし、読後感も後味悪くなくてよかった。

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    2025年08月19日
  • マルドゥック・アノニマス 3

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    ネタバレ

    ウフコックたちが対抗勢力を作り、クインテットと戦う様子。
    自分を抑え続けたブルーの最期がとく泣ける。あと、レイ・ヒューズがめっちゃかっこいい。

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    2025年08月17日
  • マルドゥック・アノニマス 2

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    ウフコックから見たハンターたちクインテットの勢力拡大の様子。この巻ではハンターがともかくかっこいい。映画とかで見たい。

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    2025年08月17日
  • マルドゥック・アノニマス 1

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    何年か前に読んでいたが、最新刊まで追いつくために再読。最初はクインテットの登場とイースターズオフィスの現メンバーの紹介という感じ。

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    2025年08月17日