冲方丁のレビュー一覧

  • 天地明察 上

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    人は先達から受け継ぐのは知識だけ、方法論だけを引き継ぐのではなく、それらに懸ける情熱ごと受け継いで今日に至り、学問としての体系を築き上げてきたのだなと改めて実感するとても良い作品でした。仕事にかまけて本を読む体力を失っていましたが歴史物でも読みやすさがあり一気に読めました。機会があれば散歩がてら金王八幡宮へ行ってみようと思います。

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    2026年06月11日
  • サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ

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    最近、同じような考え方の本ばかり読んでいる気がすることがあります。

    SNSを開けば興味のある情報が流れてきて、居心地はいい。でもその一方で、少しずつ視野が狭くなっているのかもしれない。そんな時に読んだのが、冲方丁さんの『サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ』でした。

    本書は、NHKラジオで長年語られてきたエッセーをまとめた一冊です。一話ごとは短いのですが、社会や文化、言葉、人との関わりなど、身近なテーマを通して物事を違う角度から眺める面白さを教えてくれます。

    この本の魅力は、何かの答えを与えてくれることではありません。むしろ、「本当にそうだろうか?」と立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるところにあります。

    読んでいると、「あの本で読んだ話と繋がるな」「以前考えていたことが別の形で語られているな」と感じる場面が何度もありました。まるで冲方さんと雑談しながら、自分の考えを壁打ちしているような感覚です。

    読後に残ったのは、世界の見方は一つではないということ。そして、自分とは違う視点に触れることの楽しさでした。

    冲方丁さんの作品が好きな人はもちろん、最近少し考え方が固くなっているかもしれないと感じる人にもおすすめしたい一冊です。

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    2026年06月10日
  • 天地明察 下

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    この時代の将軍や老中、朝廷の関係性が知れたのは良かった。また何回か挫折があっても研鑽を続ける様や多くの人との繋がりが晴海に影響を与えていく描写に共感を得られた。

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    2026年06月07日
  • プロジェクト・ダークネス

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    凄まじい小説。よーこんなん書いたなと思うほどハチャメチャ。冲方さんだからこそ書く事が出来たトンデモ小説。
    幻魔大戦とリプレイとモンストをかき混ぜて鍋でごった煮した様な変態小説。ライトノベルだから一気読み出来るんだけど登場人物が多過ぎて覚えきれないところにクライマックスが到来するから誰が誰だか判らない。印象に残ったのはヘイルメアリーだけ。もちろんプロジェクトヘイルメアリーのお陰。そしてご本人の姿態が巨大なイカだから。図鑑の頭足類そのままの絵姿(つまり脚が上)で歩いているらしい。
    見たい!ヘイルメアリーだけでも!
    その他にもキャラが立った登場人物ばかりでした。
    もうちょっと落ち着いた話にして長編にすればもっと面白いんじゃ無いかな。話の内容は凄くテンコ盛りだから。

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    2026年06月03日
  • 天地明察 下

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    江戸時代、暦の改正に取りかかる主人公が、星の観測と算術で暦を作り上げていく様を描いています。
    上下巻ありページ数多いなと思いながらも、読み始めたらあっという間でした。
    時代が時代だけに、色々な困難が襲いかかりますが、歳月をかけ、地道に研究し続ける強い信念は、読み終わった後の清々しさに繋がったと思います。

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    2026年05月27日
  • 天地明察 上

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    江戸時代、暦の改正に取りかかる主人公が、星の観測と算術で暦を作り上げていく様を描いています。
    上下巻ありページ数多いなと思いながらも、読み始めたらあっという間でした。
    時代が時代だけに、色々な困難が襲いかかりますが、歳月をかけ、地道に研究し続ける強い信念は、読み終わった後の清々しさに繋がったと思います。

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    2026年05月27日
  • 血契のアナスタシア 1

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    冲方丁最後のライトノベルと銘打って始まった「テスタメントシュピーゲル」から幾年か。原作とはいえ、再び冲方丁全開のファンタジーが読めるとは思いもいませんでした。

    なんかもう、全部盛りって感じのファンタジー。主人公は女吸血鬼で婚約者を失っていて、その婚約者は大魔王の腹心で、大魔王亡き後に親友と世界の命運を賭けた戦いを繰り広げていてました、と云々カンヌン。恋人の帰りを待つ主人公が、彼の遺志を継いで戦い続けている、ということなんですが、まあ面白いです。
    こういう舞台の物語が好きで育ってきたので、幾つになっても好きは好きです。
    ヨーロッパの多神教と一神教の戦争みたいなことも絡んでくる世界設定で、どんだけ風呂敷広げれば気が済むの?ってぐらい盛っていると思います。

    物語は始まったばかり。おバカサキュバスとかで息抜きしつつ、敵方の幹部登場させて、親玉の真意は計り知れない、という導入でした。
    10代の頃にも取ったかのようなワクワク。久々に感じましたよ。

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    2026年05月26日
  • 十一人の賊軍

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    ネタバレ

    戊辰戦争。新政府軍と旧幕府軍が対立するさなか、城内が戦場にならぬよう苦心する新発田藩。藩の生き残りをかけた選択は、城内にいる旧幕府軍が去った後に、新政府軍を受け入れるというものだった。
    そのため、旧幕府軍が去るまで、新政府軍を足止めする為に10人の罪人と1人の武士が藩の命令により古い砦を守る壮絶な戦いを繰り広げる。
    勝てば無罪放免。負ければ死。

    人数が多いなぁ〜分かるかなぁ〜と心配していましたが、全然大丈夫でした。

    罪人達のキャラクターと能力が際立っていて、のめり込んでしまいました。

    無茶苦茶で極悪な罪人達なのに、愛着さえ湧いていました。

    この過酷で残酷な戦いの中では武士の矜持など、本当に馬鹿馬鹿しく感じてしまいました。

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    2026年05月25日
  • 骨灰

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    冲方丁の描く現代ホラー作品。
    主人公は家庭も円満で希望に溢れ、仕事も野心と活力が充実している幸せなサラリーマン男性。
    そんな彼と家族が少しずつ非日常に侵されていき、理不尽を理解しようと狂気に染まっていく過程に怖さを感じた。

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    2026年05月24日
  • 血契のアナスタシア 1

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    ネタバレ

    血契のアナスタシア

    絵はいい。100点ではないが、構図とかもかっこいいの多い。
    内容はファンタジーの世界観の専門用語が多いが、なんとなくの理解で読み進めていいか?

    アナスタシア、今婚礼の儀をすると狙われるので指輪は渡せない。
    必ず帰ると約束して、しばしの別れ。ドラクレシュティと。

    アナスタシア、メガネをかけ、公務員生活。


    公園のトイレに豚の頭部。鉄格子の印。
    ファシストの『女は働かず家にいろ』という嫌がらせ。

    ローザ、夫から暴力。

    ミルチャ、オッドアイ。剣でローザを操る。

    ミルチャ、仲間に。

    アナスタシア、ローザを、取り返しに乗り込む。

    風の精の指輪で相手を吹き飛ばす。
    影潜りの衣で姿を隠す。

    オッドアイの男の正体、ケットシー。

    灰燼の緋剣 レイヴアティンり

    アナスタシア、大魔王の眷属(ヴァンパイア)。

    グレンガモン。大魔王の双璧をなす臣下。

    命を吹き込まれた柱、ドリス。

    サキュバスのリリーニャ。


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    2026年05月17日
  • 天地明察 下

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    ネタバレ

    算術に対する純粋でひたむきな思いに憧れる。命を掛けるような熱心さはどこからくるのか。中国の宣暦の緯度経度の差から発生する誤差をなくし日本独自の暦を作るという試み、江戸時代にこんなに精緻な観測が出来るとは驚き。

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    2026年05月17日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

    算術に対する純粋でひたむきな思いに憧れる。命を掛けるような熱心さはどこからくるのか。中国の宣暦の緯度経度の差から発生する誤差をなくし日本独自の暦を作るという試み、江戸時代にこんなに精緻な観測が出来るとは驚き。

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    2026年05月17日
  • 天地明察 下

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    引き込まれて面白く読んだ。どこまでが史実でどこまでが創作なのか分からなくなる感じ好きです。終息しそうだけどまだだいぶページが残ってるよなのあたりからは一気に読んでしまった。生涯をかけて相対して戦っていたのは人ではなくてあくまで事象。人間関係には恵まれた人だったのかな。

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    2026年05月12日
  • 骨灰

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    勝手に、もっとお化けお化けしたホラーかと思っていたが、主人公がじわじわと狂っていく様がありし日のジャパニーズホラーのようで怖かった

    ラストの淡々と行なわれていく儀式がまた怖い

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    2026年05月11日
  • 天地明察 下

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    保科正之の命を受け、改暦事業の総大将に任じられた春海。
    想像を絶する苦難が春海を待ち受けていた…
    改暦の真となる、授時暦が…
    そんな春海を関孝和が、えんが…

    長く果てしない改暦に向けての春海の旅だった…
    授時暦の誤謬により改暦がならなかった春海の落ち込みようは見ていられなかった…
    本当に真面目で誠実な人間だった。
    そんな春海をえんが…
    えんとまた巡り会うことができるなんて。
    初めて会った春海にあった関は、会うなり、春海を罵倒する、関なりの優しさだった。
    えんや関、安藤、山崎闇斎…に支えられ、再び春海は改暦に向けて動きだす。

    時間は人を変える。
    最後の最後、春海は正攻法ではなく、根回し、外堀から埋めていく、改暦に向けて…

    正之の、光圀の、大老・酒井の、建部の、伊藤の想いが春海によって成し遂げられた。

    斬った、殺したのない時代小説だった。が、春海の『改暦』に賭ける想いに熱くなった。

    春海を支えるえん、よかったな。
    えんは大変だったと思う、改暦に没頭する春海だけに。ひとりですべてを担っていたんだろうから…
    もう少し2人のことを書いてくれてもよかったのに。
    同じ日に亡くなるなんて、なんと仲のよい。

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    2026年05月07日
  • 天地明察 下

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    今の謎解き小説やどんでん返し小説に比べると、少し淡白な終わり方かなと思うけど、そういうもんなんだと思う。
    何かに熱中して、
    それをささえる人に出会え、
    一番近くのパートナーからも認められる。
    というのは、とっても素敵な人生だなと!

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    2026年05月01日
  • 血契のアナスタシア 1

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    グレンがドラクレシュティをえらく好きというか執着してるようなんだが、ヒロインと三角関係ってことでよろしい?

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    2026年04月30日
  • 天地明察 下

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    改暦が現象として現れず大きな挫折を経験する主人公
    ・一緒になったら面白いと思っている人との関係強化はPositive要因。
    ・碁においては、先手必勝が定石の最たるもの
    ・著者が若い時代に書いた作品というのは驚き

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    2026年04月21日
  • マイ・リトル・ヒーロー

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    面白かった。
    主人公でもある父親のノブ・・・
    人良すぎてビックリ。
    人を疑わず、傷つけられた相手にも同情し・・・
    ホント、根っからの坊々なんだなぁ。

    今の世の中性善説はなかなか受け入れられないけれど、
    こういう人ばかりだと、きっと平和なんだろうなぁ。
    私は無理だわ。

    それはそれとして。

    物語は面白かった。
    活字より、ビジョンで。できればアニメで観てみたいと思った読後感。

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    2026年04月13日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

    第7回本屋大賞受賞作の帯があり読んでみる。
    徳川4代将軍家綱の、日本独自の暦を作り上げるというpjtに参加する事になった主人公。碁が本職だが算術に大いに興味をもっている。歴史小説かと思いきや、壮大な知識欲を持った人々が次々と登場。引き込まれる

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    2026年04月12日