冲方丁のレビュー一覧

  • 戦の国

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    時系列順に様々な武将の生き様がオムニバス形式で執筆されていたので、戦国時代をそれぞれの人物の視点から体験。
    特に晩年の家康と豊臣秀頼の水面下での知略の攻防が面白かった。互いに牽制し会うなかで二人が知将ゆえに共感しあう部分があるのは興味深かったです。

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    2021年09月26日
  • もらい泣き

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    もう、泣けます。
    まさしく、もらい泣きです。

    創作ではなく、実話だという事に心が震えます。人って人間って、悪くない。

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    2021年09月12日
  • 戦の国

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    歴史モノ短編集としては面白く拝読しました。特に大谷刑部は好きな戦国武将でしたので、良かった。道に繋げるのは、少し無理があったかな?

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    2021年08月05日
  • はなとゆめ

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    たった一人で、あの藤原道長に戦いを挑んで中宮定子さまとの優雅で知的な楽しい思いでを、書いた清少納言。
    紫式部が仕えた道長の娘って、どんな人だっけ?

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    2021年08月02日
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版

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    体言止めの独特な文体がくせになる。もはや文章を読んでいるというより、スピーディーな音楽を聴いている感覚に。あまりにも酷い暴力、退廃、虚無を一気に吸収し、ちょっと茫然自失になる読書体験ができる。

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    2021年08月01日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    3巻も読んだのですがド派手に味方陣営が負ける話、というイメージで4巻。ようやく、ようやくバロット登場。
    ウフコックや博士はバロットを巻き込みたくなかったのは分かるけど、読者としては彼女と彼女のパートナーとしてのウフコックの活躍を期待していたので巻き返しの展開が楽しい。

    というかイースター側がずっとクインテットにくっついていたのが今一つ理解できなかったというか。ホスピタルの巡回バスが来たらそっちを追跡・調査対象に変更した方が黒幕がわかってよかったんじゃないかなぁと個人的には思ったり。あの時点ではハンター達も踊らされていたゲームの駒の一つだったわけだし。

    随分オカネかけてエンハンサーを大量生産

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    2021年06月02日
  • ばいばい、アース(1)

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    ふらふらと本屋さんで物色してたら飛び込んできた「ばいばい、アース」のコミカライズ。購入即決。
    こういうことあるから、本屋さんでぶらりするのは楽しい。ステイホームの大きい味方です、読書。

    小説の方は、15年ぐらい前かな?に読んでいるのですが、世界観に馴染むことが難しくて。独特の言葉使いが、この世界を構築しているのですが、そこに馴染むことができないというか。ここに馴染むことができれば、この世界へと没入することができるのに、なぜか飛び込むことができない、というもどかしさを感じて読み進めた記憶。

    物語通してベルが感じてゆく、世界との距離、阻害感や孤独感。小説世界に飛び込めない、飛び込みきれないとい

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    2021年05月12日
  • 戦の国

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     戦国時代を駆け抜けた有名無名六名の武将を、それぞれの視点で描く短編連作ながら、全てが繋がっている完成度と緻密さ、何より全作品の説得力に圧倒されました。
     以前、別の本で「白き鬼札」を読んだ時には、光秀が本能寺の変に至るまでの心境の変化にかつてなく納得し、その光秀像が自分の中で最も腑に落ちると思っていたのですが……この本に収録されている他の五編についても、同様の衝撃を感動を覚えました。
     信長や光秀と言った智将で知れた人物は言わずもがな、一般的なイメージでは暗愚や凡庸な小者として描かれがちな武将たちも、この本では皆、類まれな頭脳と高い理想の持ち主として登場し、それぞれの信念を曲げることなく、智

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    2021年04月18日
  • 新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座

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    勉強のために購入。冲方さんの小説を読んだことはないのですが、ライトノベルから時代小説まで幅広く手掛けていることは知っていたので、何となく「とても聡明な人」というイメージが自分の中にありました。そんな印象がより強くなった一冊。とにかく論理的に、ロジカルに執筆するタイプの人なのだなーと。
    あとこの全編に渡って小刻みに入ってくるいかにも一昔前のラノベのノリ、読んでてこそばゆくなる感じも込みで懐かしかったです。自分もこういうことするの好きなはずなんだけど、他人のを客観視するとこっちまでそわそわしてしまう笑

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    2021年03月13日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ものすごく重いテーマ。
    事件性があって推理小説のような要素もある。
    犠牲者である子どもたちに,我々大人は何ができるか。

    みんながみんな,自分のことで必死になる社会。
    未来のある彼らこそ,無条件で守らなければいけない宝であるというのに。

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    2021年01月18日
  • マルドゥック・アノニマス 5

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    遂に最強のパートナーとのコンビ復活と思いきや、そうだよな。
    そう簡単にはいかないし、行ってもらいたくもない。
    そう、まだまだ終われない物語は続きます。
    次号はきっとクライマックス!
    楽しみ!!

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    2021年01月17日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    少しずつ明らかになって行く様々な謎、成長を続けるバロット。
    いよいよ次が最終巻!
    さあ、どうなる?どうなるんだ?!

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    2021年01月04日
  • 天地明察(1)

    購入済み

    主人公があこがれを持つ関さんは、江戸時代の人にもかかわらず現代人の私が理解している数学よりずっと高度な数学を使えていたようです。
    天文学や数学に関して一番ではない主人公が、人の助けを借りながら大きなことを成し遂げる話です。

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    2020年12月31日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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    意外にも、アニメシリーズ主要人物のエピソードが挿入されており、アニメファンには嬉しい小説。

    トグサとバトーの扱いはどの作品でもいつも雑というか、便利な存在なんだなーと感じる。
    このシリーズで親近感が湧く主人公は、トグサとバトーの2人なイメージ。

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    2020年12月26日
  • 戦の国

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    「決戦!」シリーズに書き下ろした作品に加筆し、「道」というテーマで統一した連作集。
    織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼という戦国末期の六人の武将を、著者独自の視点で描いている。
    各編とも、著者の想像力を駆使して、今までの歴史観を覆すような人物像が現れる。
    特に、『真紅の米』の小早川秀秋。
    凡愚の代名詞のように言われているが、けっして凡愚などではなく、彼は生い立ちの立場から利発さを秘して行動していたとしている。
    『燃ゆる病葉』の大谷吉継。
    関ヶ原での活躍ばかりが語られるが、家康とも厚誼があり、最後まで関ヶ原の戦いを忌避せんと光秀を説得しており、家臣からも絶対の信頼を寄せ

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    2020年12月04日
  • マルドゥック・アノニマス 2

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    いつのまにか、敵のはずのキャラに感情移入。
    彼らの見事な戦略たチームワークに魅了される。
    でもこの勢力って、実際にある。
    同調圧力って、これなんじゃないのかな。

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    2020年12月03日
  • 戦の国

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    6編から成る戦国時代の短編集。
    織田信長の桶狭間・上杉謙信の川中島・明智光秀の本能寺・大谷吉継の西軍関ヶ原・小早川秀秋の東軍関ヶ原・豊臣秀頼の大坂冬、夏の陣をそれぞれの一人称の視点で描写し、戦国時代を表現しています。
    それぞれいろいろな戦を集めた短編集から集めた作品ですが、戦の相手の想いも加え巧く戦国時代を表現している一冊となっていると感じました。

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    2020年11月29日
  • マルドゥック・アノニマス 1

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    煮え切らない金色のネズミは健在。
    だけど、ノスタルジーに浸る事は望んでない。
    そんな事を思いつつ読み進める。
    とにかく戦闘シーンが圧倒的!
    自分の想像力を限界突破して、文字を脳内で映像化。
    あぁ、楽しい!
    これもSFの楽しみ方なんだよなぁ!!!!

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    2020年11月14日
  • 戦の国

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    ネタバレ

    目次
    ・覇舞謡(はぶよう)―織田信長
    ・五宝の矛(ほこ)―上杉謙信
    ・純白(しろ)き鬼札―明智光秀
    ・燃ゆる病葉(わくらば)―大谷吉継
    ・真紅(しんく)の米―小早川秀秋
    ・黄金児(おうごんじ)―豊臣秀頼

    すっきりと短い文章がリズミカルに続き、とても読みやすいのだが、逆に文章がつるつると滑り、血は沸かず、肉踊ることがない。
    どの主人公も同じ論理を内包し、一人それを抱えて戦に向かう姿には顔がない。
    よくできた講釈を聞かされたようで面白くはあったが、心が震えるまではいかなかった。
    冲方丁ってこういう文章を書く人だったかなあ。

    隠しテーマである『道』にとらわれ過ぎたのではないか。
    戦の要は道で

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    2020年10月14日
  • 戦の国

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    久しぶりの歴史小説。『天地明察』&『光圀伝』で完全にノックアウトされて、冲方歴史作品への信頼が固まったんだけど、『はなとゆめ』がイマイチで、ひょっとして戦国ものに限って優れているのかも、と思い直して今に至る。それだけに、本作に対する期待もひとしお。で、結論としてはまずまず。件の二作品には到底届かず。短編集ってこともあるし、個人的には並べ方もまずかったと思う。最初の2章が全然ダメで、それだけだと☆2.5くらい。信長と謙信については、目下連載継続中の漫画作品をまさに読んでいるせいもあってか、事実の羅列にしか感じられんかった。3章以降はそれなりに楽しめたから評価は持ち直したけど、せめて発表順に並んで

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    2020年09月30日