冲方丁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
マルドゥックや黒い季節を読んだ後に読んだせいか、外連味のない素直な話だと思いました。
設定は旧人類と新人類という、平たく言えばありきたりなモチーフなんですが、それを感応者と感覚者という切り取り方をしてあるのがいいと思います。感応者の痕跡が香りでのこるというのもいいですね。
若い少女と壮年の男性の組み合わせは、いかにも冲方SFという感じ。
個人的には主人公であるラファエルより、パットの方に感情移入して読んでいました。
良い意味で、冲方さんの若さを感じさせてもらえました。
設定はまだ続編を書けそうなポテンシャルはあるのですが、巻を重ねてしまうと、この巻で十分チートキャラであるラファエルがどんど -
Posted by ブクログ
2冊目。
命からがらボイルドから逃れ、回復のため楽園と呼ばれる研究施設に逃げ込む。
そこで物語の真相が少しずつ暴かれる。
後半はカジノ回に突入。
ポーカーもルーレットもルールはよくわからないから、深く考えずに読み流すことにした。
詳しければ格段に楽しくなるかもしれない。
カジノでの経験で更なる成長を遂げるバロット。
バロットとウフコックをボイルドが追う。
1巻と違い序盤以外にドンパチはなく、がらりと雰囲気が変わって静かな心理戦が展開される。
どのキャラも魅力的です。
ただ『天地明察』でも思ったけど、冲方さん緻密だな~。
この書き込みが世界の深さだろうけれどちょっとヘビーだわ。
そして一 -
Posted by ブクログ
少し時間があったので何か読もうと、立ち寄った本屋で購入。
ページ数は少な目ですが、その世界観や設定、ダイナミックな展開で最後まで一気に読めました。
話自体はコンパクトですが、ドラマとして描くべき所とそうでないところが割り切ってあるので、芯の通った作りの印象を受けます。
世界観や主人公達には描かれていない部分も多く、もっと外伝などもあればなぁ~と思ったり。
以前、マルドゥックスクランブルを読みましたが、雰囲気は似ています。
後書きによると初期作品のひとつなみたいなのですが、今発刊されている小説はそんなことは感じませんでした。
自分は読み終わるまで、最近の作品だと思っていましたし。
気軽に