冲方丁のレビュー一覧

  • 天地明察 下

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    全く新しいものを世間に浸透させることの難しさ
    天地を明察しないといけない取り組みにスケールを感じつつも、(ファンタジーではなく)史実に則した進み方をしていくところに面白さがあるのかも

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    2025年06月21日
  • 天地明察 上

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    今村翔吾さん作品の流れで歴史系を選択。
    建部伊藤のカッコ良さ。主人公も順風満帆ではないけど親近感の湧きやすい性格してて応援したくなる。

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    2025年06月21日
  • 月と日の后

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    天地明察からの流れで手に取る。
    上巻の後半から下巻中盤あたりまでがとても面白かった。障子の成長していく過程と、自立した生き方に感銘を受けた。自分で人生を切り開き、不幸にならないように頭を使って生きることの大切さを学んだ。
    流されるままに、疎外されて恨みを持って死んだ詮子との対比が鮮やかだった。
    文句や恨みばかりで被害者意識を募らせてもどうしようもない。どうすれば自分の人生を守れるか、周りの人と共に幸せになれるか、必死で考えて実行する障子の生き様に深く感動した。

    それから、普段通り過ぎている京都の様々な場所が、平安時代から繋がっていることを実感できるのも楽しかった。例えば、京都市動物園の北側に

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    2025年06月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    2024年8月くらいに読んだ気がする?
    ライトな感じでテンポも良いのでほぼ一気読みした。しかし読み終わると、この設定、流石に無理があるのでは……とか、そうはならんやろ……とか色々気になり、「面白かった」という気持ちもすぐ薄れてしまった。映画はキャストが豪華なのでいつか観てみたいかも。

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    2025年05月25日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    有力者に利用された挙句に殺されかけた娼婦の少女が、先端技術によって蘇り、法廷で復讐を果たすために戦う。架空の未来都市・未来技術を背景にした正統派SF。
    一方で、世界観や技術よりもむしろ、手に入れた力を行使する悦びや追われる恐怖、生きる意味を失いかけたことへの戸惑いなど、主人公の揺れ動く心を描くことに重点が置かれていて重い読後感が残る。そしていいところで次回に続く。

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    2025年05月25日
  • 天地明察 上

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    「天地明察」という単語の意味がよく判らないままに読み始めただけに序盤で「明察」の意味が説明される下りによって、本作そのものがどのような方向性へ進もうとしているかを推察できる作りになっているのは感嘆してしまったな

    他にもこの上巻の終盤で現れる展開・心情描写の前フリとなる要素が序盤・中盤に散りばめられていたりと、伏線と表現するには大袈裟かもしれないけれど、読み進めれば読み進む程に作品に織り込まれた輝かしい星星が目に入る作りになっていると感じられたね

    特に主人公の春海の人物造形が面白い
    碁打ちの家に生まれ将軍にも拝謁できる立場なのに熱中するのは算術ばかり。いわば身近な人には理解できない趣味に没頭

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    2025年05月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    自殺するために廃病院に集まった十二人の
    子供達。
    しかしそこには誰も知らない十三人目が
    ベッドに横たわっていた。
    果たしてこれは誰なのか?
    十二人は話し合い事件を解決していく。

    シドニールメット監督の『十二人の怒れる男』の
    オマージュを含んだ作品。
    話し合いが進むうちに登場人物たちの
    心情が変わっていくのが見どころ。

    十三人目の真実が明かされた時には
    しょぼくて拍子抜けだったが
    実はこの会は何度も開催されている
    =本当の首謀者は主催者というラストは
    面白かった。

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    2025年04月14日
  • 十一人の賊軍

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    第一印象、表紙がカッコ良かった!
    表紙に釣られて良く見ないで手に取り、後からこの本が映画「十一人の賊軍」のノベライズ版だと分かって、ちょっとガッカリ。
    でも、凄いなぁと思ったのが、本書の原案が作られたのが、なんと60年前!原案は笠原氏が作成したけど当時の重役達は「映画はスカッとしなきゃ」という意見で、この話は流れてしまい2024年の夏に冲方氏が原案をもとに作成したようです。
    この物語は戊辰戦争のまっただ中、新政府軍に寝返った新発田藩の「歴史的裏切り」を史実をもとにしていて、賊軍が砦を守る部分はフィクションです。
    うーん、これは映像の方が良かったのでは?
    というのも、いまひとつ迫力が伝わって来な

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    2025年04月12日
  • 微睡みのセフィロト

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    SFは苦手だが、そこそこ楽しめた。

    でも、やっぱり苦手だという思いは拭えない。
    何か疲れるんだよなー。

    当分、SFは読まない。

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    2025年04月07日
  • はなとゆめ

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    『光る君へ』の放送中に読むつもりだったのに!
    すっかり忘れていまさら(そして久しぶりに)再読。

    『枕草子』をもとに清少納言の半生を描いた歴史小説。とはいえ、作者は冲方丁さん。語り口は軽く、読みやすい。
    中宮礼讃は『枕草子』そのままだが、藤原道隆一家の栄華とともに没落も描き、そのうえでなぜ『枕草子』は栄華だけなのか、作者なりの答えが小説を通して浮かび上がってくる。
    清少納言と藤原行成をシンクロさせた場面には思わず唸る!
    それでも、『枕草子』からもう一歩離れて書かれたものが読みたかった。清少納言の眼に藤原道隆一家の没落がどう映ったか?栄華の頂点から底までを定子の傍らで見て、なにを思い、考えたのか

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    2025年04月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    終わりは前向きになれてよかったと感じたけど、なんかスッキリ感という感じがあんまりなかった気がする
    登場人物覚えるのに苦労した。

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    2025年02月28日
  • 天地明察 下

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    世の中で間違った法規、規制は現在でも多く、変更、改正させるには頂点に居る関係者の同意を得るための多くの時間と費用がかかる。本書にある「改暦」への渋川春海の生涯をかけた試みはどうやり遂げたか。1、庶民の圧倒的な賛同を利用、2、証明を見える化、3、関係者への根回しなど、時間をかけ底辺からの説得、納得から勝ち得た地道な努力の「勝利」となったことだ。

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    2025年02月26日
  • 天地明察 上

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    大老酒井から日本の端から端を周り天体観測と地理測量をするように命令を受けた。そこから浮き上がる暦と占術の謎が浮き上がって来ると会津藩藩主保科正之(幕府での執行者)からも謎が絡む使命が出てきた。それは日本の大勢から宗教、習慣文化を大きく変える可能性のある事態を招くことになる。

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    2025年02月26日
  • 天地明察 上

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    晴海のように何かに夢中になって、その道を突き進んでみたいという気持ちはわからなくない。
    でも自分に合った何かにはまって成功するのは、とても難しい事。
    普通の人にはなかなかできない。
    だからこそ面白く読み進む事ができる話なんだろうね。
    下巻に行くよ。

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    2025年02月03日
  • 天地明察 下

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    ネタバレ

    えんとの再会や関との対面など嬉しいシーンが沢山あったり、登場人物達それぞれに感情移入できたからか、上巻より読みやすく感じた。

    春海が長生きしたのは嬉しい反面、色々な人を見送っていくのは辛かった。

    歴がどうやって作られたのか、この本を読まなければ知ることはなかったと思う。そういう意味でも読んでよかったと感じでいる。

    生涯かけて熱中できることがあるのは素敵だ。

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    2025年01月24日
  • 月と日の后(上)

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     上巻は至って平凡。詮子との最後の過去語りは引き込まれた。詮子の表情や声色から恨みや憎しみを感じ取り揺さぶれる彰子の反応は大変興味深かった。しかし、全体を通しては、彰子の若年期を丁寧になぞっているが、特段物語性に富んだエピソードはなく、淡々と進んでいった印象。一条天皇や道長もプロトタイプな人物像で新鮮さはなく。下巻での盛り上がりに期待したい。

     ※大河ドラマ「光る君へ」を先に見て詳しくなったことでハードルが上がっていたのかもしれない…

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    2025年01月20日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

    冲方丁の著書を読むのは「花とゆめ」に続いてこれで2冊目。

    歴史は好きだが理系的な話が苦手で最初は読み進めることに苦戦したが、3章の北極出地あたりから徐々に面白くなってきた。

    建部が好きだったので亡くなった時の報せが悲しかった。伊藤は長生きしてほしい。

    春海とえんがくっつきそうと思っていたので、えんがあっさり結婚していて驚いた。

    下巻ではついに関が出てくるのか?
    続きが楽しみです。

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    2025年01月19日
  • 剣樹抄

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    冲方丁、これをウブカタトウと読む?!登場人物の多い小説同様難解。了助とお鳩の純愛物と理解致しましょう

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    2025年01月10日
  • 十一人の賊軍

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    ネタバレ

    最後まで面白く読んだ。ただ登場人物がそれぞれ特技がありすぎでご都合主義なのと、凄惨な場面の描写が多いのはやはり映画のノベライズだからなのか。

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    2025年01月07日
  • 月と日の后

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    大河ドラマ『光る君へ』ロスの私にはちょうどいいんじゃないかと思って読みました。
    一条天皇に入内した中宮彰子の一代記。

    はじめはぼんやりしてたのに、後々素晴らしい成長を遂げ天皇6代を見守り、サポートしてきたんですね。
    つくづく、あの時代の政争で火事が頻繁に起き、疫病に悩まされ、大変だったんですね。
    この小説では出だしの4分の1くらいは詮子から不気味な怨みの話を聞いてしまうんです。
    ずっとこんな調子かと思いきや、
    あとは彰子が怨みなど生まれないように皇室でうまく立ち回る話でした。
    大河ロスなので登場人物をイメージしやすくて読みやすかった。

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    2024年12月25日