冲方丁のレビュー一覧

  • 十二人の死にたい子どもたち

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    12人の自殺願望有の子どもたちが廃病院に集まる
    しかし、「集いの場」にすでに一人の少年が横たわっていた。少年は誰なのか、自殺なのかそれとも…
    12人それぞれのエピソードはおもしろい。でも、とにかく登場人物多すぎて…何度も理解するために戻って読み直し。
    なかなか読み終わらないー
    映画見てからの方が理解しやすかったかな?

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    2025年10月30日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    10代の子どもにぜひ読んで欲しい1冊

    予備知識なしの初見でも、読みながら今が起承転結のどの辺りなのかが予想できるような読みやすい作りだった。死にたい子どもが12人出てくるものの、特別怖い描写が出てくる訳でもないので、子どもでも読みやすい。ただミステリーだと思って読み始めたら推理要素が少ないヒューマンドラマ寄りのシナリオだったので、読後の満足感はやや少なめだった気もする。

    登場人物が多いので最初はメモ帳に人物の特徴をメモしながら読んだ。ちょうど登場人物に番号が振られているため、メモもしやすく読みながら「これ誰だっけ?」と思うようなストレスはまったく感じず読めたので良かった。

    “死にたい”、

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    2025年10月28日
  • マルドゥック・アノニマス10

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    登場人物が多くなって、やや辟易気味。相関図がついているのだけれど、電子版だと戻るのが面倒なので、あまり活用できないし。
    話が進むにつれ、ウフコックの存在感が増してきているような気がする。それとハンターと似たような能力をもったキャラも出てきて、これから先、どんなふうに話が落ちていくのか、早く次巻が読みたい。

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    2025年10月28日
  • 骨灰

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    2023年第169回直木賞候補作。

    渋谷を巡る再開発に関わる大手ゼネコンが呪術的祭祀に巻き込まれる——この導入にとても期待しました。
    最先端の土木建築と、平安期まで遡れる陰陽五行説。江戸は平安京を模倣し四神相応の地相を施した街だとも言われます。しかも渋谷は、京都と地形・街並みの類似を指摘する人もいて、四神が揃う土地だともされる。まさに素晴らしい設定でした。

    しかし 物語は、「こじんまりとした恐怖」に収束してしまった印象があります。

    とはいえ、冲方さんらしく儀礼や骨・灰をめぐる描写には独特の表現があり、異界に引き込む迫力がありました。暦学や方位術を深堀りしなかった分、都市そのもの、路上生活

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    2025年10月04日
  • 偶然を生きる

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     冲方丁の作品は、「天地明察」や「光圀伝」を読み、その物語性の高さに高評価だったことを覚えているが、本書が説くように物語というものに真摯に向き合っているからこそ、物語だけでなく、そこから人、日本人、宗教にまで話が進み、さらにはリーダー性や、幸福についても広くかなり一貫した考えで論じられているのであろう。
     そう難しくない言葉で話は進んでいるのであるが、それ故によくよく間違って受け取らないように丁寧に読み進めなければならないと思った。
     その中でも「人は誰でも偶然を生きています。」という言葉には、何か自身の存在をも思い返される力強さが感じられた。

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    2025年10月02日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    12人の死にたい子ども。

    物語が進むにつれ、1人ずつ、なぜここに行き着いたのかを話すが、深くは語られない。
    それぞれの、それぞれなりの事情がありそうではあるものの、表面だけ見ると、ん?となる理由も。

    そこから、真実が解き明かされるけれど、私には物語にのめり込むには少々難解だったと感じた。
    若干置いてけぼり感を抱いたというか。

    時間を置いて、もう一回読んでみようと思います。

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    2025年09月28日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    楽しめた。
    キャラの個性が立ちまくり。
    ツッコミどころはあるが、うまくまとめたなあ。
    感情移入させ、想像力を掻き立ててくれる作品は好きだし、冲方さんは最高に提供してくれる。
    こいつら今後どうなるんだろう、って考えるの楽しいし、シンジロウには長生きしてほしいな。

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    2025年09月28日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。のファンとして読んでおかなくては、と読み始めた。魚豊さんと色んな方との対談がいい。こんなすごいマンガをどんな思考で描いているのだろうと興味深かった。対談の中からそんな魚豊さんの思考が覗けてさらに感服。アニメの主題歌もとてもいいので、サカナクション山口さんとの対談、又吉さんとの対談も読み応えがあった。

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    2025年09月27日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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     それぞれの事情があり、安楽死をする場所に集まった12人の子ども。しかし、そこにはなぜか13人目の存在が。この場所のルールは全員一致が原則の採決。死ぬつもりで集まってきたのに、その1人の存在が彼らに疑心を生み、議論に議論を重ねることに。
     彼らが最終的に出した結論とは。生きづらさを複線に展開されていくが、ここに集まらざるを得なくなった生きづらさこそが本作のテーマであるように感じる。

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    2025年09月08日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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    どれだけ攻殻機動隊という作品が大きな影響を与えたかはSFの、特にサイバーパンク的なアプローチの作品を見ればわかるのだが、本書に収められた作家陣の解像度の高さを見れば一目瞭然である。
    どれも甲乙つけ難い作品がずらりと並んでいるのだが、三雲岳斗の「金目銀目」が本書の中では一番面白かった。ごちゃごちゃとしておらず、理路整然としている。SFハードボイルドの世界観そのもの。

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    2025年09月06日
  • 骨灰

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    序盤の状況説明がくどく感じて残念感ありましたがホラー要素というかとんでも理論が段々おもしろく感じ、終盤笑ってました。
    読み応えがありなんだかんだ面白かったなという作品。

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    2025年08月23日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    怖いというよりどんどん取り返しのつかない状況に落ちていくのをただ見てるしかない焦燥感が強い。松永の父の過去の因縁が何なのかをもう少し明かして欲しかった。

    悪神に使役され、特に理由も考えずに指令に従う主人公の姿は、細分化された仕事をその社会的影響を考えず盲目的にこなす現代人を象徴しているように思える。
    また松永は操られていたとはいえ14人の人間を殺し、原と荒木が生贄となることも黙っていたのに幸せな生活を続けている。ホームレスの犠牲をある種仕方のないこととして処理しているのだ。
    誰かの犠牲の上にピカピカの建物が建つという構造や再開発により居場所を奪われるホームレスなど社会批判的な面も多い。実際作

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    2025年08月18日
  • 骨灰

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    父と二重思考《ダブルシンク》。
    ジョージ・オーウェルの1984を思い出した。
    あの小説を読んだ時も考えたことだが、人が狂う最大の思考方法だと思う。矛盾する二つの思考を同時に受け入れて、更に信じ込む思考。想像するだけで、頭が捩れる。

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    2025年08月17日
  • 十一人の賊軍

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    ネタバレ

    原案は笠原和夫さん。同名映画のノベライズ作品。
    戊辰戦争の最中、奥羽越列藩同盟に加入していた新発田藩の新政府軍への寝返りの史実をもとに描かれている。

    主人公は駕籠屋の政。妻・おさだを娶り幸福を享受していた彼だが、ある事件がきっかけで侍殺しの咎を負ってしまう。
    そして彼が殺した侍達の身代わりに、同牢の咎人達と共に、助命を賭けて五頭山にある廃砦で新政府軍の進行を食い止める役に当たる。
    だが助命の約束は囮で、藩の最終目標は新政府軍への寝返りなので、役が終われば恭順の証として首を斬られる事が決定付けられているというのが何とも理不尽で遣る瀬ない。
    特に政は一貫して妻を想い戦地に立ち続けるので、どうにか

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    2025年08月08日
  • 天地明察 上

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    今村翔吾さん作品の流れで歴史系を選択。
    建部伊藤のカッコ良さ。主人公も順風満帆ではないけど親近感の湧きやすい性格してて応援したくなる。

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    2025年06月21日
  • 月と日の后

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    天地明察からの流れで手に取る。
    上巻の後半から下巻中盤あたりまでがとても面白かった。障子の成長していく過程と、自立した生き方に感銘を受けた。自分で人生を切り開き、不幸にならないように頭を使って生きることの大切さを学んだ。
    流されるままに、疎外されて恨みを持って死んだ詮子との対比が鮮やかだった。
    文句や恨みばかりで被害者意識を募らせてもどうしようもない。どうすれば自分の人生を守れるか、周りの人と共に幸せになれるか、必死で考えて実行する障子の生き様に深く感動した。

    それから、普段通り過ぎている京都の様々な場所が、平安時代から繋がっていることを実感できるのも楽しかった。例えば、京都市動物園の北側に

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    2025年06月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    2024年8月くらいに読んだ気がする?
    ライトな感じでテンポも良いのでほぼ一気読みした。しかし読み終わると、この設定、流石に無理があるのでは……とか、そうはならんやろ……とか色々気になり、「面白かった」という気持ちもすぐ薄れてしまった。映画はキャストが豪華なのでいつか観てみたいかも。

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    2025年05月25日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    有力者に利用された挙句に殺されかけた娼婦の少女が、先端技術によって蘇り、法廷で復讐を果たすために戦う。架空の未来都市・未来技術を背景にした正統派SF。
    一方で、世界観や技術よりもむしろ、手に入れた力を行使する悦びや追われる恐怖、生きる意味を失いかけたことへの戸惑いなど、主人公の揺れ動く心を描くことに重点が置かれていて重い読後感が残る。そしていいところで次回に続く。

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    2025年05月25日
  • 天地明察 上

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    「天地明察」という単語の意味がよく判らないままに読み始めただけに序盤で「明察」の意味が説明される下りによって、本作そのものがどのような方向性へ進もうとしているかを推察できる作りになっているのは感嘆してしまったな

    他にもこの上巻の終盤で現れる展開・心情描写の前フリとなる要素が序盤・中盤に散りばめられていたりと、伏線と表現するには大袈裟かもしれないけれど、読み進めれば読み進む程に作品に織り込まれた輝かしい星星が目に入る作りになっていると感じられたね

    特に主人公の春海の人物造形が面白い
    碁打ちの家に生まれ将軍にも拝謁できる立場なのに熱中するのは算術ばかり。いわば身近な人には理解できない趣味に没頭

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    2025年05月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    自殺するために廃病院に集まった十二人の
    子供達。
    しかしそこには誰も知らない十三人目が
    ベッドに横たわっていた。
    果たしてこれは誰なのか?
    十二人は話し合い事件を解決していく。

    シドニールメット監督の『十二人の怒れる男』の
    オマージュを含んだ作品。
    話し合いが進むうちに登場人物たちの
    心情が変わっていくのが見どころ。

    十三人目の真実が明かされた時には
    しょぼくて拍子抜けだったが
    実はこの会は何度も開催されている
    =本当の首謀者は主催者というラストは
    面白かった。

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    2025年04月14日