冲方丁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
冲方丁、本屋大賞受賞作。
4代将軍・徳川家綱の時代。
日本独自の暦をつくりあげるプロジェクトが発足する。担当の1人として選ばれた渋川春海。碁打ちの名門の長子として生まれ、安井算哲の名を持ちながらも、算術に生き甲斐を見つけ出していた。
春海が『天』に挑む…
『退屈ではない勝負を』。
算術で関孝和に挑むも、痛恨の『無術』。
後悔しつつ、『北極出地』の大プロジェクトの旅へ出る。
待ち受ける『天』。
春海がどこまで強くなるのか…
まだ生真面目でひ弱な好青年のイメージしかない。
関孝和と会うことは…
算術は…
えんと結ばれるのかと思いきや…
あっさり…
えんと春海のやりとりは面白く、てっきり -
Posted by ブクログ
ネタバレ単行本で数十ページでやめたやつ。
文庫本で再挑戦。
主人公の光弘に最初から最後までめっちゃイライラする。
この災いの元凶全てが光弘なので自業自得だし、死んだお父さんが見えるようになってからは祟りというかアルミホイル巻いてるだろ、としか思えない。
結局、光弘に連れていかされた14人のホームレスは死んでるのかどうなのか。
(手元に遺品はあるから殺してるよね???)
荒木がツイートさせて光弘を呼ばなきゃいけない理由。
原さんはなぜ生贄になる必要があるのか。最後の荒木も。
荒木と原と一緒に父の亡霊も見えるのは父親も儀式に関係あるのか、、?
この辺がよく分かんなくてモヤモヤ。
モヤモヤとイライラ -
Posted by ブクログ
ネタバレ保科正之から暦の改暦を依頼され、とうとう物語の核の部分に繋がる。事前に書かれていた通り、一度目の改暦は失敗する。使おうとしていた中国の暦が間違っていた、という流れはある程度予想できたものではあるが、しかし面白かった。その間違いの原因が経度の差にあると判明したというのもまた面白い。
この話が実際に起きた出来事をどれほどなぞっているのかはわからないが、ある程度の出来事・人物についてはなぞられているのだなと感じた。
創作物として見ると「数学が好きな囲碁棋士が数学や星の才を見出され、測量を経験し、改暦に踏み込む話」という感じで、ありきたりな話に思うが、これが半分でも現実に起きたことだと思うと受け取り方 -
Posted by ブクログ
分厚く読み応えがある一冊だった。
クローズドのミステリーだと思って読んでいたが、社会派小説だったのかな?
廃病院に集まった、十二人の自殺願望のある少年少女。集団自殺のために集まった部屋には、誰も知らない十三人目の少年の死体があった。彼は誰で、なぜここにいるのか、そして死因は自殺か他殺か? このままここで集団自殺を決行するのか?
みんなで議論をしながら謎を解き明かしていく過程は面白いが、集団自殺の動機はサラッとしているし、最後の謎解きの衝撃も少なく、後半があっさりしていたのが残念。
最後のオチも意外なものではなく、おかげで読後感は軽いが、もう少しインパクトのある展開が欲しかった。 -
Posted by ブクログ
「マルドゥック・スクランブル」タイトルだけは知っていたのですが、今回初めて読みました。いままで冲方丁の作品で読んだことがあるのは「天地明察」だけだったので「こんなサイバーパンクな作品を……!」と思いながら読んだのですが、たぶん、「マルドゥック・スクランブル」を読んできた人たちからしたら「天地明察」の方が「こういう作品も書くのか……!」だったのかもしれないですね。ジャンルが広い作家さんだなぁ。
環境が「こう」だから行動が「こう」なって、結果「こう」なってしまったというのが登場人物ごとに書いてあるのと、主人公が色々なイベントを乗り越えて周囲の環境について改めて考え、行動を選び取っていく姿に全然違