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Posted by ブクログ
最終巻。
春海の人生をかけた改暦事業。そこに関わってきた様様な人々への感謝を込めて、天地明察でございます。
自分の好きなことをどこまでも追及し続けることの幸福。同好の士と永遠のあこがれの存在を得たことの幸福。影にも日向にも支えてくれる人がいる幸福。
不安や挫折、不条理に振り回されながらも、成し遂げることができたのは、人々に恵まれていたからです。春海が皆を引き寄せ、逆に引き寄せられて、成し遂げた日本独自の暦という一大事業。ご苦労様でした。
最終話、ラストシーンに感涙。関孝和に算術勝負を挑むも瞬殺。圧倒的強者に挑み続ける興奮と緊張。いくつになっても、失敗の恐怖より、成功の解放感を信じることのできるすばらしさ。
「明察じゃ」できゃっきゃしてた建部・伊藤コンビもそうだったけど、いくつになっても全力で楽しめることのできるものがあるのは最高の贅沢。それを分かち合える仲間がいるというのもまた。
Posted by ブクログ
「幸せ者め…」
本当に幸せな人の物語でした。
裕福であるとか、栄光を掴んだとかそういうことではなく。
自らの道をひたすら邁進出来たという事。それを誰かが見ていてくれたという事。…ただそれだけでこんなにも人生は美しく見える。
物語としてもそうなのですが、絵の空気が実にすばらしいなぁと。
闇斎先生を見送る時、天地明察の瞬間。静かに流れる涙が読んでるこちらの胸にも染みてくるようで。
もちろん、春海が勝利を掴んだからこそのハッピーエンドではあるのですが。それを差し引いても彼の生き様は本当に羨ましいと思わんばかり。
才能や人脈の有無、運不運といった事は人それぞれで、誰もが春海と同じようには生きられないものですが、それでも理想の人生として憧れてはいたいものです。
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