冲方丁のレビュー一覧
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ネタバレ国際管理都市ミリオポリス/オーストリア首都、近未来のウィーン/〈ロケットの街〉=月間平均銃死者数がたったの648人。
増大する凶悪犯罪、テロの脅威に対抗するために街の治安維持にあたる
〈特殊転送式強襲機甲義肢〉通称〈特甲〉を駆使する機械化児童たち
〈焱の妖精〉フォイエルスプライト/MSS(ミリオポリス公安高機動隊)要撃小隊/昆虫を模した翅をもつ3人の特甲少女たち
鳳・エウリディーチェ・アウスト/紫火(アメテュスト)/小隊長たる要撃手(サプライザー)/バタフライ・レディー
乙・アリステル・シュナイダー/青火(ザーフィア)/小隊の追撃手(モータル)/ドラゴンフライ・ガール
雛・イングリッド・アデナ -
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ネタバレ持ちあげて落として、持ちあげて落として・・・・・
こんなに二転三転するラノベを読んだことが無い。
いや、もう従来のラノベの領域に無い、あるいはかつてのラノベの領域に戻ったのか。
オイレン視点なので、ケルベルスメンバーの話が中心になってます。
なんというかもう・・・・涼月の可愛さMAX巻ですね。
オイレン4巻では不屈のガッツを見せつけたカッコイイ涼月ですが、このテスタメントでは吹雪とのカップル感がすごい。
あと黒天使ピクリーンはヤバイですね。
「あっ、何か聞こえる♪」
「みんなを素敵に抱きしめるために降臨!」
などというとんでもない台詞が涼月の口から放たれます。
・・・たのむ、どこの会社でもい -
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ネタバレルーン=バロットが、ウフコックという金色の万能ネズミと共に、自分の事件を解決していくシリーズ2作目。
まずは、前回に壊れてしまったウフコックの修理をするために「楽園」と呼ばれるところに。楽園の成り立ち、ウフコックやボイルドの過去が少し明らかになったりする。この場面であった情報の海に飛び込んでいくという描写が印象的。渦に飛び込むことが情報にアクセスするというのが面白い発想だった。
そして、カジノ編へ。前巻の印象からアクション系のSFかと思って読んでいたから、この展開にはいい意味でびっくりさせられた。ポーカーから始まり、ルーレットにつながる心理描写や、大きな戦いに挑むまでの段階が描かれ -
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ネタバレ・「マルドゥック・スクランブル"104"」
銃が嫌いな少女とウフコックの交流。バロットとは違う芯の強さがある少女が格好よかった。ボイルドは捜査官時代でも、ボイルドそのものだった。
・「マルドゥック・スクランブル"-200"」
ローズとウィル、どちらもなんだか切なくさせた。ボイルドがちょっと格好よいことを言うのが衝撃だった。
・「Preface of マルドゥック・スクランブル」
事件に遭う前のバロットとウフコックの心理描写がすごい描かれていて、マルドゥック・スクランブルをより深くしている作品。
・「マルドゥック・ヴェロシティ」
バロットとボイルドの -
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1巻で自分に仕込まれた期待を裏切らず、それどころか何倍にもなって返してもらったような満足感。
原作未読なので先を知らずに読んでいるから余計だと思うのですが、1巻での前向きな方向性から一転して、かなり落ち込む春海が見れます。まさにどん底。
その落ち込みの顛末はやはり読んでいただきたい部分なので書きませんが、晴海という人間をより味わい深くしている展開であることは間違いないです。
そんなこんなでますます原作を読みたくなってきているのですが、ここで読んでしまうと、今味わっているこの楽しみは次巻には持てなくなるわけで…(笑)
そしてやはり、えびしさんの構図には宇宙感を呼び起こされます。キャラクターを -
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本屋でみかけて表紙買い。
原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。
世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあたりは作画担当の槇 えびしさんの技量が素晴らしいですね。
ときどき宇宙感のある3Dっぽい空間の構図があるのですが、それが見事に和風の絵で表現されているのには惚れました。素晴らしい。
物語の続きが気になるのですが、原作を未読なので原作を読んでしまうとマンガのネタばれになるジレンマが…。
ある程度進んだら原作も読みたいです