冲方丁のレビュー一覧
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物語は転から転へ。影をまとって炸裂する懐疑。
それでも歩みを止めること無いそれぞれの登場人物。
そして表れる、いかにもなラストダンジョン。
ベルが、アドニスが、ギネスが、シェリーが、ガフが、それぞれの理由と共に闇の中を進んで行くあたり、物語も大詰めって感じでございます。Posted by ブクログ -
のっぺらぼうの少女は、旅の扉を開くのか?
青年の懐疑は、何をその手に掴むのか?
「懐疑者と鍵」というタイトルもふさわしい第二章。
展開は、正に急転直下。承から転へ。
余談1:LIVEDとLEGNAがくっついてDILLEGNAVE、「福音」になりました、という辺りは実に遊び心であると思う。
余談2...続きを読むPosted by ブクログ -
完全なるファンタジーを読むのが久々だったので一気に読んでいきました。イメージ的には今はやりのカードゲーム?みたいな感じのファンタジーです。
カードに宿る魔法やモンスターを使って戦う形のRPGのような内容。ラノベ的なのにすごく面白くてのめりこみました。
そして、ラストの衝撃に思わず「ずるい!!」と言っ...続きを読むPosted by ブクログ -
第二部は一気読み。
前巻からその兆しがあった通り、当巻ではボイルドの深層を丁寧に描いていた。それは、もちろんバロットとの対比であり、彼女があるべき姿を暗に滲ませてもいた。
動かざる過去に対してどう立ち向かうか。
まだはっきりとした見解は出せていないが、バロットとシェル、そしてボイルドともにその姿勢...続きを読むPosted by ブクログ -
1,2巻一気読み。 元となったゲーム。カルドセプトがやりたくなった。
それぐらい世界観やルールがわかりやすく物語に取り入れられているし、
物語の展開も秀逸だと思う。
そして続きが超気になるんだけど、
発売年月を見るとでないんだろうなぁ・・・。Posted by ブクログ -
とにもかくにもルーレット!!
スピナーのベルがとても魅力的で、素敵!
ハラハラする駆け引きからベルの過去まで短いページに
綺麗にまとまっていて、目が離せませんでした。
最後は不覚にもボロボロ泣いてしまったよ・・・
大今先生の丁寧な人物描写が大好きです。Posted by ブクログ -
「戦うソフィーの世界」と評されたと聞いたことがある作品です。とっても面白く、何回も読み返してしまいました。独特の世界観に慣れてしまうと、テーマパークでアトラクションを観ているような気分になりました。
人生は旅。旅の呪いも祝福も、自分次第。超重量の剣とのっぺらぼうの少女がその身を賭して教えてくれました...続きを読むPosted by ブクログ -
マルドゥック・シリーズの短編集。
「スクランブル」と「ヴぇロシティ」のサイドストーリーだけかと思いきや、
沖方丁のロングインタビュー、「スクランブル」の初期稿や次作「アノニマス」の予告編まで収められてて、
とても充実した一冊だった。
特に面白かったのはボイルドとウフコックのコンビを描いた短編2本か...続きを読むPosted by ブクログ -
待ちに待った待望の5巻!
絵も好きだしなにより今回も展開が熱かった!(≧∀≦)
スピナーのベル・ウイングさんかっこよすぎて…
バロットちゃんどんどん可愛くなっていくよ
黒ドレスmgmg
6巻待ち望み過ぎる…
変なとこで打ち切りにならないよう支援していきたいですPosted by ブクログ -
商業的に成功した作品の前日譚を後日に描くということは、某宇宙戦争映画にも通じることだが、どうしても前日譚の方が物語の世界観に歴史という深みが付加された結果として表現も、キャラクターも話しそのものも面白くなるのが一般的であり、そのため陳腐化した後日譚を改めて描きなおしたくなるものであり、ルーカスもこの...続きを読むPosted by ブクログ
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久しぶりだよ、万能鼠型道具ウフコック。
ポケットついてる猫型ロボと機能は似てるけど、対局の存在です。(拗ねて道具出さない時もあるのは似てるか)
これまでの6作の隙間を埋めていく短編集。
ウフコックの悩みっぷりが前面にでてるなぁ。
でも、ボイルドもバロットも、
やっぱり格好良いわ。Posted by ブクログ -
マルドゥック・スクランブル、ヴェロシティに関連する短編集。そしてアノニマスへの序曲。
完全版と改訂新版が旧版の改訂ではなく、それぞれ丸々書きなしてるという話にはちょっとびっくり。新作を読みたい気持ちもありますが、経験を積んでより洗練された文章で過去作を書き直す。それはそれでおもしろい試みだと思います...続きを読むPosted by ブクログ -
スプライトとオイレンの合流とのことだけど、今回はオイレン側の視点のみ。物語の密度がものすごいことになってます。中盤までは緊迫した状況の中でも痛みと向き合いながらの成長していき、また最強の夕霧の歌や吹っ切れた涼月の扮装といった楽しげな雰囲気があるなあと油断していたら、終盤になって急激なたたき落としを食...続きを読むPosted by ブクログ
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特甲猟兵の登場によって、戦闘が半端無く過激になり特甲児童の内面に更に迫る巻。小隊メンバーそれぞれが現状を受け入れて精神面での成長を果たす姿も素晴らしく、それを支えるミハエルとパトリックがまたかっこいいです。あと陽炎の行動と内面のギャップも見ていて面白いです。そしてスプライトとの結びつき、特に涼月と鳳...続きを読むPosted by ブクログ
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小隊メンバーの休日を描いた短編、要人保護の任務を描いた長編の二部構成。短編の方は和やかな雰囲気が出ており、何より冬真を意識し始めたらツンデレ化した鳳が可愛すぎです。だからどれだけハイスペックにすれば気が済むんですか、冲方さん。一方の長編は、小説内で展開される世界統一ゲームが秀逸。そしてその後の襲撃犯...続きを読むPosted by ブクログ
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1巻も一気読みさせられたが、この2巻もすごい。
特にカジノに入ってからは、本を置くことができないほど、惹きつけられた。最終巻が楽しみ。Posted by ブクログ -
とりあえず最初に言っておこう。杜さん無茶苦茶かっこいい! 中盤からの登場であれだけの生き様を描いて惹きつけるとは流石冲方さん。今巻は長編で、目眩く陰謀、怒涛の展開を見せつけられ一気に物語の質が上がりました。鳳の恥ずかしがり方も可愛らしかったです。オイレンシュピーゲルはこのシリーズ読み終わってからにし...続きを読むPosted by ブクログ