冲方丁のレビュー一覧

  • スプライトシュピーゲルIII いかづちの日と自由の朝

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    高官暗殺から始まったMSS要撃小隊の長く熱い24時間。冬真、水無月の少年組が大活躍、特に水無月が素敵だった。クライマックスのリヒャルト・トラクルの逮捕劇において満身創痍の妖精たちのとった行動の描写は彼女たちの強い意志を感じさせるもので、とても印象的。オイレンシュピーゲル参とのリンクもあるのでこちらも一緒に。

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    2012年07月28日
  • スプライトシュピーゲルII Seven Angels Coming

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    複数のテログループによる原子炉のバトンリレーを追うMSS要撃小隊
    スピーディーな展開が続き、乙とモリサンのやり取りがとても印象的だった。彼女にはミョーオーサマのワザモノを目指して頑張ってほしい。オイレンシュピーゲル弐と同じ事件をフォイエルスプライトの視点から描いているのであわせてどうぞ。

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    2012年07月28日
  • スプライトシュピーゲルI Butterfly & Dragonfly & Honeybee

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    国際管理都市ミリオポリス/オーストリア首都、近未来のウィーン/〈ロケットの街〉=月間平均銃死者数がたったの648人。
    増大する凶悪犯罪、テロの脅威に対抗するために街の治安維持にあたる
    〈特殊転送式強襲機甲義肢〉通称〈特甲〉を駆使する機械化児童たち
    〈焱の妖精〉フォイエルスプライト/MSS(ミリオポリス公安高機動隊)要撃小隊/昆虫を模した翅をもつ3人の特甲少女たち
    鳳・エウリディーチェ・アウスト/紫火(アメテュスト)/小隊長たる要撃手(サプライザー)/バタフライ・レディー
    乙・アリステル・シュナイダー/青火(ザーフィア)/小隊の追撃手(モータル)/ドラゴンフライ・ガール
    雛・イングリッド・アデナ

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    2012年11月17日
  • テスタメントシュピーゲル1

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    持ちあげて落として、持ちあげて落として・・・・・
    こんなに二転三転するラノベを読んだことが無い。
    いや、もう従来のラノベの領域に無い、あるいはかつてのラノベの領域に戻ったのか。

    オイレン視点なので、ケルベルスメンバーの話が中心になってます。
    なんというかもう・・・・涼月の可愛さMAX巻ですね。
    オイレン4巻では不屈のガッツを見せつけたカッコイイ涼月ですが、このテスタメントでは吹雪とのカップル感がすごい。
    あと黒天使ピクリーンはヤバイですね。
    「あっ、何か聞こえる♪」
    「みんなを素敵に抱きしめるために降臨!」
    などというとんでもない台詞が涼月の口から放たれます。
    ・・・たのむ、どこの会社でもい

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    2012年07月15日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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     ルーン=バロットが、ウフコックという金色の万能ネズミと共に、自分の事件を解決していくシリーズ2作目。

     まずは、前回に壊れてしまったウフコックの修理をするために「楽園」と呼ばれるところに。楽園の成り立ち、ウフコックやボイルドの過去が少し明らかになったりする。この場面であった情報の海に飛び込んでいくという描写が印象的。渦に飛び込むことが情報にアクセスするというのが面白い発想だった。


     そして、カジノ編へ。前巻の印象からアクション系のSFかと思って読んでいたから、この展開にはいい意味でびっくりさせられた。ポーカーから始まり、ルーレットにつながる心理描写や、大きな戦いに挑むまでの段階が描かれ

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    2012年07月09日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    ついに登場!女性スピナー、ベル・ウィング。
    とにかくこの人はカッコいい!
    大好きなキャラクターです。

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    2012年06月19日
  • マルドゥック・スクランブル(7)

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    最終巻はちょっと駆け足。でも、なかなか良いコミカライズだったと思う。カジノでの緊張感とか、戦闘中の精神の不安定さとか。

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    2012年06月17日
  • 天地明察(1)

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    冲方丁さんご本人が賞讃されるだけあって、シーンごとの描き方がすごく再現性が高い。
    時代物をマンガ化するときにありがちな
    劇画すぎるパターンや女子向けすぎるパターンにハマらない、
    淡々としているけどキレイなタッチで、絵に抵抗感がないのも本当に助かる。
    着物や所作の描き方に質感があって美しい。

    大好きな作品が大好きなテイストでマンガ化されるのは幸せなことだ。

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    2012年06月17日
  • 天地明察(2)

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    まだまだ物語は序盤。
    ようやく、北極出地の旅へ。

    マンガ版だからといって端折ることなく丁寧に描いてくれていて、活字だったあのシーンもこのシーンも
    期待を裏切らないビジュアルで広がるのが楽しい。

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    2012年06月17日
  • マルドゥック・フラグメンツ

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    ・「マルドゥック・スクランブル"104"」
    銃が嫌いな少女とウフコックの交流。バロットとは違う芯の強さがある少女が格好よかった。ボイルドは捜査官時代でも、ボイルドそのものだった。

    ・「マルドゥック・スクランブル"-200"」
    ローズとウィル、どちらもなんだか切なくさせた。ボイルドがちょっと格好よいことを言うのが衝撃だった。

    ・「Preface of マルドゥック・スクランブル」
    事件に遭う前のバロットとウフコックの心理描写がすごい描かれていて、マルドゥック・スクランブルをより深くしている作品。

    ・「マルドゥック・ヴェロシティ」
    バロットとボイルドの

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    2012年05月29日
  • 天地明察(2)

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    2巻目。幕命を受け、北極出地に行くことになることから始まる。そして、そのために自分の本職である囲碁に片を付け、何よりもやりたかった関孝和との勝負に挑むことに。

    しかし、自身の出した関への問題は無答。それに落ち込む春海であったが、気持ちを新たに1年後に勝負を再び挑むと誓い、旅立つこととなった。

    2巻も巻末に冲方さん&絵を描いている槇さんのコメントがあり満足。また、裏表紙の漫画も登場人物がわかってからは、面白くなった。笑

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    2012年05月24日
  • 天地明察(1)

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    面白かった!原作ありきの漫画なので、全然期待していなかっただけに、ギャップが大きくあり、とっても楽しめた。沖方さんご自身が巻末のコメントで絶賛している通り、沖方さんの原作の世界観を忠実に再現し、キャラも作っていると思う。人物像もイメージにぴったりしている。また、マンガ自体も裏表紙や巻末のコメント等々読みごたえがあり、とっても満足できる一冊だった。

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    2012年05月30日
  • 天地明察(2)

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    一巻読みして、すごく気に入った作品。一巻読みした中で一番好きです。で、2巻も買って読みました。

    いやぁ、いい。おもしろい。
    このマンガは読み続けます。好きです。

    話の良さと絵のきれいさで一巻はすごく気に入りましたが、
    二巻は、それに加えて、マンガのうまさを感じました。
    シーンの切り取り方や表現の仕方がすごくうまく、ストーリーと感情がすごく感じられて引き込まれました。

    これからまた大きく話が変わりそうなので、次が楽しみです。

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    2012年04月22日
  • 天地明察(2)

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    言葉を交わさずとも、顔を合わさずとも、同じ志を抱いた者同士だけに通ずる想い。
    乙女じゃなくたってそりゃあドキドキするもんですよ

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    2012年04月04日
  • 天地明察(2)

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    大ポカやらかす晴海の姿は見たら辛いだろうなぁと覚悟でページをめくったら、あらカワイイw
    こういう地味に燃えるのを本気でアニメ化してみて欲しいところ。映画もう今年かぁ。

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    2012年03月30日
  • 天地明察(2)

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    1巻で自分に仕込まれた期待を裏切らず、それどころか何倍にもなって返してもらったような満足感。

    原作未読なので先を知らずに読んでいるから余計だと思うのですが、1巻での前向きな方向性から一転して、かなり落ち込む春海が見れます。まさにどん底。
    その落ち込みの顛末はやはり読んでいただきたい部分なので書きませんが、晴海という人間をより味わい深くしている展開であることは間違いないです。
    そんなこんなでますます原作を読みたくなってきているのですが、ここで読んでしまうと、今味わっているこの楽しみは次巻には持てなくなるわけで…(笑)

    そしてやはり、えびしさんの構図には宇宙感を呼び起こされます。キャラクターを

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    2012年03月29日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    ポーカーとかが全然わからないので
    ギャンブルのところの描写はよくわからなかったけど
    緊張感がすごく感じられた!

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    2012年03月20日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    完全版の中巻。サイバーパンク3:カジノ7。

    中盤以降カジノ小説と化すのだが、これがすごく面白い。心理戦や各種ゲームにおける戦略の描写はかなりの説得力があり、間違いなく著者の冲方氏はカジノ(ギャンブル)への造詣が深いことが分かる。

    作中のカジノ参加者と同じく、読んでいて自分も熱中してしまった。必見。

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    2012年02月15日
  • 天地明察(1)

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    本屋でみかけて表紙買い。
    原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。

    世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあたりは作画担当の槇 えびしさんの技量が素晴らしいですね。
    ときどき宇宙感のある3Dっぽい空間の構図があるのですが、それが見事に和風の絵で表現されているのには惚れました。素晴らしい。

    物語の続きが気になるのですが、原作を未読なので原作を読んでしまうとマンガのネタばれになるジレンマが…。
    ある程度進んだら原作も読みたいです

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    2012年02月14日
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者

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    最後に向かっていくあのシーンと
    他のレビューでも書かれていた「余韻」はまさに音楽のそれでした。
    個性強く荒々しくねじ伏せるような言葉たちが
    絡み合って最後には交響楽になる、
    久々に読んだ後何も考えられなくなるようなファンタジーでした。大好き。

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    2012年01月30日