冲方丁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人類である感覚者(サード)と超次元能力を持つ感応者(フォース)の戦乱後の世界で、SF作品であっても世界観が分かりやすく読みやすい作品で、すぐに話に引き込まれました。
プロローグの少女・ラファエルはとても素敵で不思議な少女という印象を受け、話を読み進めるうちに意志の強さもありラファエルが好きになりました。
主人公・パットはとても家族思いで、確実に仕事をこなしていきます。パットには過去の事情がありながらも、感応者・ラファエルとともに要人を混断(シュレッディング)した感応者を捜査することになります。
戦乱の際には人類を滅ぼしかねない程の感応力を持っていた「女王」。
その女王の娘とまで言われるラファエルの感応力は圧倒的な強さで、女王と同じような超胞体兵器を扱いパットを驚異に凍りつかせます。
パットはラファエルや今回の事件の犯人である感応者との会話で、戦乱中の女王のことについて考えます。そしてパット自身も感応者であるという事実などによって、思考のロックが外れた今でもパット自身の考えをし行動をします。
どの登場人物も個性に溢れ印象に残っています。
その中でも霞むことなく、パットやラファエルは素敵な主人公達でした。 -
Posted by ブクログ
三部作完結編。
殻の中に閉じ込められ、煮殺されかけたヒロイン、ルーン・バレット。彼女が自分の意志で選択し、自分の意思を持って歩みを進めていく「本当の戦い」がここにいたってようやく始まることとなる。
ウフコック、イースター博士の魅力もさることながら、前作に登場したベル・ウィング、そしてバロットの前に立ちふさがる凄腕ディーラー、アシュレイのキャラクターづけが王道ではあるけれど魅力的。主人公が輝くためには名脇役が必要なのであるということも改めて実感した。
また、一巻にちりばめられていた伏線や言葉遊びが、ここで見事に回収されているのにも感服。ものすごく楽しんで読めたシリーズでした。