冲方丁のレビュー一覧

  • OUT OF CONTROL

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    ネタバレ

    まあこ、箱がとくに記憶に残ります。
    それと他の作品とのギャップがまた凄いですね。
    同じ人が本当に書いているのかと、不思議。

    まあこに関しては、読み進めていくとホラー臭がして
    そのままホラーになるのですが、なるほどホラーってこういうふうに
    進めていけばいいのかと、新しい衝撃を受けました。
    ホラーなので、一般常識は置いておいて、
    なぜ、それが呪われた人形になってしまったのか、そしてそれが
    どうなってしまうのかとある意味でわかりやすい。
    違った意味で、予想外。
    そして、最後の子供が生まれそうという状況。
    ただでは終わらせないという面白さがありました。

    次に箱ですが。
    王様の耳はロバの耳という話で

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    2012年11月25日
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

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    この広がった風呂敷はたたまれるのか?そんな疑問を抱きつつ。アース3巻。

    押井守の「イノセンス」を彷彿とさせられる観念的な言葉の応酬。頭のどこかで許容と拒否がせめぎ合う。理解しようと務めるも浮遊する言葉たち。ちょっとしたトランス気分に陥ったのはさておき。


    闘う。傷つく。失う。癒される。成長する。典型的な冒険譚の構造を持ちつつ、独自の理論をぶちかます。これがデビュー作二作目とは。いやはや。若者特有の熱量を出し惜しみすることなく放出。


    若造がなんか青臭いこと言ってるよ。と、思う部分が大半ではあるが、読み物として惹きつける引力たるや。いやはや。さてさて。この風呂敷の行方を楽しみに四巻へ。

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    2012年10月28日
  • マルドゥック・フラグメンツ

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    マルドゥックシリーズの短編集。
    次回作であるアノニマスの紹介風のエピソードもあった。
    早くアノニマスが読みたい!

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    2012年10月27日
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵

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    闘いが終わり一息つけるかと思いきや、まだまだ続く。壮大な闘いが。

    のっぺらぼう。どの種族の特長も持たないベルは異質だ。血族のしばりを持たない自由な存在のようで、どこにも属さない故の不自由さがその身を縛る。生きるって、面倒くさいな…と、思ってみる。


    姫であるシェリー。王という後ろ盾もあり、筆頭・歌楽者という地もあり、お金にも困らず。でも、幸せに見えない。それはきっとベルと比較するとより際立つもの。なんだろう。

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    2012年10月25日
  • ばいばい、アースI 理由の少女

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    言葉に酔いしれる世界観。ファンタジーでアクションで。まるで、映画のような確固たる世界観に圧倒される。そして、心地よい。

    のっぺらぼうのベル(小さき者)異端児であるが故の、私はどこからきて仲間はいるのか。と、哲学的かつ青臭さをまき散らす。ベルの冒険譚という体をとっているが、セリフ回しは押井守を思い出させる理屈っぽさと煙巻型哲学論。

    でも、それが嫌じゃない。世間知らずのはねっかえりがどう成長していくのか、仲間はいるのか。理由(ことわり)とはなんなのか。ワクワクする。

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    2012年10月21日
  • 微睡みのセフィロト

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    この世界観はかなり好きかもしれない。SF。どちらかというと超能力方面が強め。AfterJudgement。もうこの辺からターミーネターとかダークエンジェルとか。近未来のニオイがしていて悪くない。サードにフォースにヴァティシニアンにマークエルフ。シュレッディング、エモーション。煙巻き大作戦のようなシャレオツ(風)な横文字に酔う。ラノベになりすぎなく、かといって重厚なSFでもなく。映像的で文学的。バランス感覚は好ましい。久しぶりに楽しく読んだ一冊。

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    2012年10月21日
  • 天地明察(1)

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    映画化されたのもあり原作を読んでみようかな…と思いつつ、こちらを手に取る。3巻まで一気読み。
    絵がとてもきれいで読みやすい。
    算術とか、さっぱりわからないんだけど、ね。
    ……まぁ、それはそれ!

    春海のまっすぐなところと、北極出地の旅で出会う、建部と伊藤の爺さまズのキラキラが素敵すぎて!

    2巻巻末の冲方さん(原作者)画の4コマに、戦慄を覚える。何この画力。天はニ物を与えないんじゃなかったの?
    冲方さんっていったい何者?!

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    2012年10月17日
  • 天地明察(3)

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    タイトルの由来が証されます。改めて、天体観測の魅力を感じられました。天体に魅せられた人々、それぞれの思いが、先達から若人へ引き継がれらる思いが込められた一冊になっています。

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    2012年10月14日
  • 天地明察(2)

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     作品の世界にグイグイ引き込まれました。算学の世界が生き生きと描かれています。姿が見えないけれど、主人公の心のライバルとやり取りが、今のネット環境でのやり取りと重なってしまいました。
     巻の構成も人生の節目節目で変わるようになっていて、美味しく堪能して、心地よい読後感を持って次を待つことができます。待つ間、繰り返し読んでいます。

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    2012年10月13日
  • 天地明察(1)

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     お試し冊子を読んで、作画が原作のイメージに合っているので、読み応えありと思って購入しました。
     大当たりです!
     主人公の気持ちをバックグラウンドを絡めて丁寧に描いています。絵になったことで、算額絵馬が、どんな場所に奉納されていたのか、雰囲気がよくわかり、原作でもう一度読んで楽しみたいと思っています。

    0
    2012年10月13日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    「虎よ、虎よ」のような暴力と廃退と虚無、そして疾走感。
    SFに限らず、ハードボイルドやダークヒーローものが好きな人にはお薦めできるなぁ。
    独特の「クランチ」文体に慣れる頃にはもう世界に浸ってました。

    0
    2012年09月27日
  • 天地明察(1)

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    ネタバレ

    面白い! 
    原作は未読で、映画もCM見ただけで、「江戸の天文学の話かな~」程度にしか認識なくて特に興味がなかったんだけど、書店で見た表紙の絵が好みだったので、試しに1巻を購入。 
    もっとオカタイ歴史物かと思ってたけどすごく軽く読めるし、数学の問題に夢中になってる春海が可愛いw 
    色々と認識が間違ってましたwww 
    後でちょっと続きを買ってきます。
    【追記】
    カバー裏も面白いです(*´艸`)

    0
    2012年12月21日
  • 天地明察(3)

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    物語が動き出す。
    おじ様コンビが素敵すぎる!
    「明察也‼」の場面はジーンときた。
    静かに「嬉しゅうございます。」の算哲。
    先が気になるから、もう一度
    原作読みなおそうかな…?

    0
    2012年09月20日
  • 天地明察(1)

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    小説のコミカライズは初めて読んだ。
    良かった!
    まず、絵が好き。

    映画を見る予定だけど、岡田くんはどうだろう?
    この漫画の算哲のイメージが良すぎだから、ちょっと心配。

    0
    2012年09月20日
  • 天地明察(3)

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    北極出地の旅へと旅立つ主人公。
    ご老体二人組が可愛い!年老いても学ぶこと、好奇心を持ち続けることを心の底から楽しんでいる様子が伝わってきて、敬服するしかない。
    「明察也」のシーンが素晴らしかった。

    0
    2012年09月11日
  • 天地明察(3)

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    ネタバレ

    面白かった。北極出地編。本編でも良かったが、マンガ版も違う面白さがあった。建部さんや伊藤さんの外面は堅いが中身や子供の表情を見せるキャラが良い!

    中身も、誤謬が恥ずかしいものでなく、むしろ誇るべきもの、と春海を諭す二人が格好良い。また、幕府がやろうとしていることに薄々気付いてしまう春海も良い。

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    2013年02月10日
  • 天地明察(3)

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    2人のご老体キャラが最高に良い。好奇心、向上心、若者との関わり方が最高です。憧れるジジイ像です。

    天地明察は間違いなく良い作品です。老若男女に関わって頂きたい。メディアは問いません。

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    2012年08月23日
  • 天地明察(3)

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    原作でいっちばん好きな、感極まるほど好きな「途方もなく嬉しゅうございます」のエピソード収録巻。
    いいわぁ。

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    2012年08月23日
  • マルドゥック・フラグメンツ

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    既読のもあったけど、
    読み逃しもあったし、
    世界観の広がりが感じられて
    かなり良かった。

    やっぱ冲方丁、世界観の構築ぶりがハンパない。

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    2012年08月15日
  • スプライトシュピーゲルIV テンペスト

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    ネタバレ

    鳳と冬真のデートとMSS隊員の休日風景を描いた短編とオイレンシュピーゲル肆とがっつりリンクした本編。妖精たちが保護する戦犯法廷の証人たちを襲う事件と中国からの亡命者を乗せた戦闘機を狙った国際空港の占領事件、2つの事件の裏にあるものとは。軍を脱走した敵性の特甲児童たち〈特甲猟兵〉(ヤークトコマンドー)が本格参入し戦闘はより厳しく激しいものに。それに対抗する妖精たちに与えられた諸刃の刃でもある力〈レベル3〉がもたらすものは何か。本編、短編ともにアリスと日向のやり取りにはにやにやしてしまった。

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    2012年07月28日