冲方丁のレビュー一覧

  • スプライトシュピーゲルIII いかづちの日と自由の朝
    高官暗殺から始まったMSS要撃小隊の長く熱い24時間。冬真、水無月の少年組が大活躍、特に水無月が素敵だった。クライマックスのリヒャルト・トラクルの逮捕劇において満身創痍の妖精たちのとった行動の描写は彼女たちの強い意志を感じさせるもので、とても印象的。オイレンシュピーゲル参とのリンクもあるのでこちらも...続きを読む
  • スプライトシュピーゲルII Seven Angels Coming
    複数のテログループによる原子炉のバトンリレーを追うMSS要撃小隊
    スピーディーな展開が続き、乙とモリサンのやり取りがとても印象的だった。彼女にはミョーオーサマのワザモノを目指して頑張ってほしい。オイレンシュピーゲル弐と同じ事件をフォイエルスプライトの視点から描いているのであわせてどうぞ。
  • テスタメントシュピーゲル1
    持ちあげて落として、持ちあげて落として・・・・・
    こんなに二転三転するラノベを読んだことが無い。
    いや、もう従来のラノベの領域に無い、あるいはかつてのラノベの領域に戻ったのか。

    オイレン視点なので、ケルベルスメンバーの話が中心になってます。
    なんというかもう・・・・涼月の可愛さMAX巻ですね。
    ...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕
     ルーン=バロットが、ウフコックという金色の万能ネズミと共に、自分の事件を解決していくシリーズ2作目。

     まずは、前回に壊れてしまったウフコックの修理をするために「楽園」と呼ばれるところに。楽園の成り立ち、ウフコックやボイルドの過去が少し明らかになったりする。この場面であった情報の海に飛び込んでい...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕
    ついに登場!女性スピナー、ベル・ウィング。
    とにかくこの人はカッコいい!
    大好きなキャラクターです。
  • 天地明察(1)
    冲方丁さんご本人が賞讃されるだけあって、シーンごとの描き方がすごく再現性が高い。
    時代物をマンガ化するときにありがちな
    劇画すぎるパターンや女子向けすぎるパターンにハマらない、
    淡々としているけどキレイなタッチで、絵に抵抗感がないのも本当に助かる。
    着物や所作の描き方に質感があって美しい。

    大好き...続きを読む
  • 天地明察(2)
    まだまだ物語は序盤。
    ようやく、北極出地の旅へ。

    マンガ版だからといって端折ることなく丁寧に描いてくれていて、活字だったあのシーンもこのシーンも
    期待を裏切らないビジュアルで広がるのが楽しい。
  • マルドゥック・スクランブル(7)
    最終巻はちょっと駆け足。でも、なかなか良いコミカライズだったと思う。カジノでの緊張感とか、戦闘中の精神の不安定さとか。
  • マルドゥック・フラグメンツ
    ・「マルドゥック・スクランブル"104"」
    銃が嫌いな少女とウフコックの交流。バロットとは違う芯の強さがある少女が格好よかった。ボイルドは捜査官時代でも、ボイルドそのものだった。

    ・「マルドゥック・スクランブル"-200"」
    ローズとウィル、どちらもなんだか切なくさせた。ボイルドがちょっと格好よい...続きを読む
  • 天地明察(2)
    2巻目。幕命を受け、北極出地に行くことになることから始まる。そして、そのために自分の本職である囲碁に片を付け、何よりもやりたかった関孝和との勝負に挑むことに。

    しかし、自身の出した関への問題は無答。それに落ち込む春海であったが、気持ちを新たに1年後に勝負を再び挑むと誓い、旅立つこととなった。

    2...続きを読む
  • 天地明察(1)
    面白かった!原作ありきの漫画なので、全然期待していなかっただけに、ギャップが大きくあり、とっても楽しめた。沖方さんご自身が巻末のコメントで絶賛している通り、沖方さんの原作の世界観を忠実に再現し、キャラも作っていると思う。人物像もイメージにぴったりしている。また、マンガ自体も裏表紙や巻末のコメント等々...続きを読む
  • 天地明察(2)
    一巻読みして、すごく気に入った作品。一巻読みした中で一番好きです。で、2巻も買って読みました。

    いやぁ、いい。おもしろい。
    このマンガは読み続けます。好きです。

    話の良さと絵のきれいさで一巻はすごく気に入りましたが、
    二巻は、それに加えて、マンガのうまさを感じました。
    シーンの切り取り方や表現の...続きを読む
  • 天地明察(2)
    言葉を交わさずとも、顔を合わさずとも、同じ志を抱いた者同士だけに通ずる想い。
    乙女じゃなくたってそりゃあドキドキするもんですよ
  • 天地明察(2)
    大ポカやらかす晴海の姿は見たら辛いだろうなぁと覚悟でページをめくったら、あらカワイイw
    こういう地味に燃えるのを本気でアニメ化してみて欲しいところ。映画もう今年かぁ。
  • 天地明察(2)
    1巻で自分に仕込まれた期待を裏切らず、それどころか何倍にもなって返してもらったような満足感。

    原作未読なので先を知らずに読んでいるから余計だと思うのですが、1巻での前向きな方向性から一転して、かなり落ち込む春海が見れます。まさにどん底。
    その落ち込みの顛末はやはり読んでいただきたい部分なので書きま...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕
    ポーカーとかが全然わからないので
    ギャンブルのところの描写はよくわからなかったけど
    緊張感がすごく感じられた!
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕
    完全版の中巻。サイバーパンク3:カジノ7。

    中盤以降カジノ小説と化すのだが、これがすごく面白い。心理戦や各種ゲームにおける戦略の描写はかなりの説得力があり、間違いなく著者の冲方氏はカジノ(ギャンブル)への造詣が深いことが分かる。

    作中のカジノ参加者と同じく、読んでいて自分も熱中してしまった。必見...続きを読む
  • 天地明察(1)
    本屋でみかけて表紙買い。
    原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。

    世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあたりは作画担当の槇 え...続きを読む
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者
    最後に向かっていくあのシーンと
    他のレビューでも書かれていた「余韻」はまさに音楽のそれでした。
    個性強く荒々しくねじ伏せるような言葉たちが
    絡み合って最後には交響楽になる、
    久々に読んだ後何も考えられなくなるようなファンタジーでした。大好き。
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者
    シリーズ最終巻。「今ここに在る者」という副題が素敵だと思います。アドニスとベルの決着が何とも切ない。その切なさが、とっても綺麗です。