冲方丁のレビュー一覧
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これは興味深い本だった。(面白いというと不謹慎ですね)
天地明察で有名な冲方丁さんが、妻へのDV容疑で逮捕、勾留されて、9日で釈放、後に不起訴となるまでの話をまとめた本。
誰かに恨み買ったり、うっかり目をつけられると、国家権力によって自由を奪われたり、人権が蔑ろにされたりするんだなと、恐怖しかありま...続きを読むPosted by ブクログ -
5巻出たから読み直し。
登場人物が多いけど特徴的だから混乱はしない。
ウフコックとバロットのシーンが癒し。
大きく3つのグループの闘争が描かれる。Posted by ブクログ -
仕事でなかなか書店に行けないのでこちらで購入しました。
江口夏美先生の読み切りがどうしても読みたかった。
とても不思議なお話。続きが読みたいような、謎のままにしておきたいような…
そして、ひとコマひとコマが一枚のイラストのような作画に尊さすら感じます。
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冲方さんの初期の頃のSF
マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。Posted by ブクログ -
全巻一気読み。
主人公は生きる意味を取り戻しながら、仲間二人は世の中に自分たちの有用性を示す為に敵を追つめる。
戦闘シーンは迫力あるし、カジノでの心理戦も楽しめました。
登場人物は、大体辛い過去を持っているSFバトル漫画Posted by ブクログ -
主にバロット周りの過去編。
今後の敵になるであろうキャラクターがどんどん出てきて、準備の巻という印象。
次巻を読む頃には忘れてしまいそうなキャラもちらほら。
大きな戦闘は無く、戦闘描写が好きな人は物足りないかも。
この巻の主なテーマは「交渉」であり、言葉による応酬がメイン。
バロットはもちろん、ラ...続きを読むPosted by ブクログ -
「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」の単行本以降の話が直ぐに読みたくて雑誌を購入しました。
数年前は紙のアフタヌーン読んでいたので凄く懐かしく感じました。 -
「光圀」といえばTV時代劇の「水戸黄門」での「水戸のご老公様」の好々爺というイメージだったが、「天地明察」に登場する光圀が全く違っていたので、同作者の「光圀伝」に興味を持った。期待通りの光圀に続巻の楽しみ。後になって合本が出ているのを知って、そっちを買えばよかったと思った。
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面白くて続きが気になって一気に読み切ってしまいました。最後はなるほどーとはなりますが誰も傷つかないあたりが優しい漫画だなあと思いました
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本当にとてもとても面白かった。息つまる緊迫したカジノでの攻防も、その後のボイルドとの死闘もどちらも最高だった。単純に物語としての筋が面白いだけではなく、登場人物の心情やそれぞれの思いが丁寧に描かれていて胸が詰まる。社会機構の中で否応なく奪われ続けた少女、その象徴であるかのようなバロットがウフコックと...続きを読むPosted by ブクログ
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大ヒット。確かに冲方さんがDVで逮捕された、というのはYahooニュースのトップにも出てたと思うので記憶にある。へぇー、DVの人なんだ、という認識だ。しかし、その後は特に気づかず不起訴だったとは。
そして、読み進めるに逮捕まで至ってしまったので、逆に起訴内容が不開示になり、本当に訴えられた内容が全く...続きを読むPosted by ブクログ -
〈1-3巻合わせて〉
未成年娼婦であるルーン・バロットは、賭博師であるシェルの奸計により、一度死ぬ。助けてくれたドクターとウフコック、そして手に入れた能力により、シェルとそのパートナーであるボイルドと戦いを繰り広げる。
今作は卵をモチーフとした名前が多く使われるが、それは多分に意味的なことのよう...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!SF描写がしっかりしていて説得力があり濃密。だけど本作の魅力はそれだけではなく、その上でさらに登場人物たちの葛藤や悩みを丁寧に描いているところだと思う。社会機構の中で搾取され続ける少女という存在、バロットの描写が素晴らしい。一つ一つ「対応を間違えると怒られる、殴られる」と怯えながらドクタ...続きを読むPosted by ブクログ
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冲方丁自身によるDVで逮捕された際のルポ。
警察内での取り調べと立件までの持っていき方の理不尽さが描かれている。冤罪を証明するための難しさをよくわかる内容。
一方、著者本人と妻との関係についての記述は非常に希薄。
夫を逮捕させるように訴える妻の言い分も聞いてみないと本当のところはわからないのかもし...続きを読むPosted by ブクログ -
失われつつある小さな思いやりが
他人の役に立つこともあるのでは。。。
助けられる命がすぐそこにあるにではありませんか?