冲方丁のレビュー一覧

  • マルドゥック・アノニマス7
    バロットとウフコックが再会し救出できたかが、ウフコックはブルーの奪還のためにそのまま再度潜入捜査をすることに。ただ、その捜査は長くはかからず、誓約の銃との全面戦争へ。バロットの成長とともに圧倒的な勝利をするもマクスウェルは逃してしまう。
    また、一方では、ハンターが市議会員になったいるやうな描写や誰か...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 6
    ウフコックを取り戻すべく奮闘するバロット。誕生日を機に声帯再建手術を受け、その成功の翌日にハンターとの二度目の邂逅へ。
    そして、その邂逅でウフコックの居場所の特定に成功し、奪還作戦へ。また、ハンター側もシザーズとの直接対決が始まろうとしており、ウフコック奪還作戦の時にハンターの登場がなかった理由も明...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 5
    前巻から引き続きのウフコック&バロットの脱出戦の様子とそれまでのバロットの経験の話。レイとの師弟関係が増えたりと前巻までにチラッと出てきた話が本格化してきた感じ。
    また、バロットがストリートでの経験を前向きな意味で自分の強みとして昇華できたのも今後の活躍につながる感がしてワクワクした。
    ハンターの過...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 4
    4巻目にしてバロットが主人公として帰ってきた。話自体はバロットが卒業旅行に行ってからウフコックを奪還するまでの話。前巻の最後でウフコックを奪還していたのでその間の話を補完する感じ。
    奪還してたから脱出するまでのストーリーと奪還するための道筋を描く二方向のストーリー展開で面白かった。場面的には安全なと...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 3
    ハンターのエンハンス能力により、新興勢力のエンハンサー集団を取り込んでいくクインテット。それに対抗しようとウフコックとイースター博士が中心となり善の組織を作り上げる。
    中盤から終盤にかけて直接対決することに。そこでは数々の仲間や敵方の人物がやられていったが、まさか、最初のロックに続けてブルーまで死ん...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕
    近未来SFアクション。スーパーガールとして復活した娼婦の少女と、言葉を喋るネズミとのコンビが、少女を身請けし殺そうとした男の犯罪を追う。
    カジノにて少女が(男の犯した犯罪の記憶が記録された)チップをそこでのギャンブルに勝つことよって奪取するシーンには驚かされた。緻密な実況解説に著者の教養の深さを見せ...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 2
    前作からサム弁護士の遺志を継ぎ、クインテットへの潜入捜査及び犯罪者のリストメーカーとなるべく奔走するウフコック。
    ただ、そこではハンターの緻密な戦略のもとアンダーグラウンドをあっという間に制圧する悪徳の極みたるクインテットを傍観するしかなかったウフコック。いっときバロットに癒されたが、すぐに潜入捜査...続きを読む
  • マルドゥック・アノニマス 1
    『マルドゥック・スクランブル』から2年後が舞台。今作の主人公は前作からのバロットではなく、新しくウフコックのパートナーとなったロック。。。だと思って読んでいたが開始早々に彼を失うことに。
    『マルドゥック・フラグメンツ』において絶望的なレポートをウフコックが書いていたし、また、合間合間にウフコックの絶...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕
    退廃を感じさせる近未来。

    少女は、男に殺されかけた。
    「なぜ私なの?」その問いと共に、初めて「生きたい」という思いを抱く。
    彼女を支えるのは、道具になれるネズミ。"彼"は、有用であることを証明し続けなければ、生きることを許されない。
    深くまで描き込まれた一人ひとりが、肉弾戦で、頭脳戦で、存在を賭け...続きを読む
  • 天地明察 下
    「安井算哲よ。天を相手に、真剣勝負を見せてもらう!!」この言葉を聞いて全身が震えましたっ!
    (´༎ຶོρ༎ຶོ`)(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

    この物語は、囲碁打ちの名家ながら算術、星の観測に魅了された安井算哲が800年間使われた
    宣明暦の大きなズレの問題に挑み!
    時には挫折しかけたり、それでも周囲の人...続きを読む
  • アクティベイター
    手嶋龍一氏のリアリティと、福井晴敏氏の
    躍動感をミックスさせたような、国際的テ
    ロリストが暗躍するサスペンス小説です。

    中国の最新鋭ステルス戦闘機が羽田空港に
    着陸します。なんと核兵器が搭載されてい
    る情報がもたらされます。

    「こんなことは絶対に起こらないよ。お話
    の中だけだよ」と言い切れない程...続きを読む
  • 冲方丁歴史小説4作品試し読み合本(『天地明察』『光圀伝』『はなとゆめ』『麒麟児』)

    魅力的

    ためし読み作品なのに計400ほどのページが掲載されているというのもすごいと思うのですが、この作品を読んだことがきっかけで沖方先生の幅広い時代の考証と描き方のセンスが魅力的であることを知る読者が増えることを期待しています。自分は特に「はなとゆめ」で、清少納言が果敢に中宮定子に愛をもって仕える姿が印象に...続きを読む
  • アフタヌーン 2022年2月号 [2021年12月25日発売]
  • ストーム・ブリング・ワールド 2
    上巻に続き面白かったです。
    10年前に読んだ本をもう一度読み、上巻と同じくあの時のドキドキ感が甦りました。
    彼らの旅に幸あれ☆
  • ストーム・ブリング・ワールド 1
    昔、読んでいたのをまた再読したくなり読みました。当時もワクワクしながら読んでて確かこういう展開だったな?っていうの覚えてました。思えば、冲方さんの書く本を初めて読んだのはこの本でした。10年以上たった今でもワクワクして読めました(^-^)
  • 月と日の后
    絶品外さないと思ったんだよね〜
    やっぱり良かった!
    ほんと歴史書かってくらい淡々と起こった事を羅列してるのにドラマ!
    彰子、生き切ったなーーっ!菩薩道!見習うよ!!
  • 剣樹抄
    江戸時代と言っても風俗は初期から末期の間に変遷がある。よくある時代物は、割と後期の雰囲気が強い。
    この作品は、水戸の徳川光圀が世子の時代が舞台。将軍もやっと4代。わりと初期に近い。
    父親を理不尽に殺されて、芥集めなどで露命を繋ぎながら身を守るために強くなった了助。
    拾人組、という隠密チームの予備軍的...続きを読む
  • 剣樹抄
    やっぱり、冲方丁は上手い。
    この作家の作品を読むと、息が詰まり、鼻の奥がつんとし、目頭が熱くなり、心は踊る。
    連作短編で、この一冊で終わらない。次の作品が単行本で出版されている。
    早く文庫化して欲しい。でも二冊目でも物語は完結しないようだ。
    困ったな~
  • 決戦!川中島
    信玄ファンも謙信ファンも納得させる骨太のアンソロジーでした。それぞれ作家さんが独自の発想から大胆な物語を書かれていて楽しかったです。
  • マルドゥック・アノニマス7

     

    面白かった。
    アノニマスからさらに多くなった、法関係の話しが凄く面白い。
    エンハンサー同士の戦闘も面白いけど、マルドゥック市がよく感じられるのは法の話だ。