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Posted by ブクログ
光圀が了助の父を殺したことが、ついに了助と拾人衆に明かされ、光圀に木剣を振おうとする了助を柳生義仙が止め、極楽組探索の旅に連れ出す。
まず義仙が達人であることが印象的に示され、その義仙のために、なぜか「三ざる」が甲斐甲斐しく尽くす。それが、すべて了助を旅に連れ出すための伏線だったというのが、面白い。また、江戸時代の旅の心得も示され、心のありようがどうあるべきかが語られる。さらに、老中と御三家の確執、大名家の思惑、極楽組の思惑が絡み合う。救いのないような話のなかで、登場人物の魅力が光る。
ちなみに、本に挟まっていた新刊案内が「お前の罪を自白しろ」なのが、また、なんとも・・・
Posted by ブクログ
江戸を舞台にした権力闘争がよりスケールアップし、新キャラ柳生義仙の登場で登場人物たちにも広がりがあってとても面白かったです…!
ついに光圀が了助の父親の仇であることが明かされるシーンはとても胸を苦しめさせられました。両者の気持ちもわかるけど苦しいときに義仙が現れ仲裁したときには安堵すると同時に今後どうなるのか心配しました。
本当に心揺さぶられる内容、情景が描かれてます…
因縁を知った後の義仙との旅では江戸時代も平穏ではないなと感じられるような当時の人々の様相を了助とともに読者も知っていきます。
そのなかで了助は地獄そのものとなる人々を見て復讐に憑かれた心境を変えていきます。
その姿をみて、本当に了助が道を踏み外すなと思っていた自分としてはとてもホッとしました…!
旅を通して了助は自分の心を地獄にしないようにしたいと思い、同時に光圀も過去の過ちに対してきちんと向かい合う覚悟が固まっていくところで本書は終わりました。次の最終巻で彼らの因縁がどのようにいきつくのかとても楽しみです!
Posted by ブクログ
幕府の隠密組織「拾人衆」の一員として働く了助。明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父親を殺した憎きか男の正体が水戸光圀であることが発覚する。激昂する了助であったが、柳生義仙という剣術家がそれを止める。そして、その流れで了助と義仙は、極楽組を追うために全国廻国の旅に出ることに。
前巻から匂わせていた了助の仇が光圀であったことが発覚。ただ、その背後には極楽組の一員であり、光圀の悪友であった鶴の思惑も。
それを探り、物理的でなく精神的に光圀を追い詰められるように了助は義仙と旅に出る。父親、育ての親などを亡くしてきた了助だから、義仙は死なないで欲しいな。
また、鳩を始めとする拾人衆も了助の為になるべく奔走する。彼女らの影の活躍を了助がちゃんと感じてくれる描写が今後出てくることに期待。
旅が始まったことで、この物語も長くなりそうな気がするものの、登場人物たちに愛着が湧いてきたので楽しみ。
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