【感想・ネタバレ】剣樹抄 不動智の章のレビュー

あらすじ

父親の仇は、光國だった。傑作時代エンターテインメント第二弾!

父の死の真相を知った了助。その仇討ちを止めに入った義仙と廻国修行の旅に出る。幕府転覆を目論む極楽組と光國の因縁も絡み……。

※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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匿名

購入済み

 

面白かった。
避けられない展開が来てしまった。
義仙との出会いで様々なものを学んでいく了介がいとおしくなる。

#ドキドキハラハラ

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2024年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸を舞台にした権力闘争がよりスケールアップし、新キャラ柳生義仙の登場で登場人物たちにも広がりがあってとても面白かったです…!

ついに光圀が了助の父親の仇であることが明かされるシーンはとても胸を苦しめさせられました。両者の気持ちもわかるけど苦しいときに義仙が現れ仲裁したときには安堵すると同時に今後どうなるのか心配しました。
本当に心揺さぶられる内容、情景が描かれてます…

因縁を知った後の義仙との旅では江戸時代も平穏ではないなと感じられるような当時の人々の様相を了助とともに読者も知っていきます。
そのなかで了助は地獄そのものとなる人々を見て復讐に憑かれた心境を変えていきます。
その姿をみて、本当に了助が道を踏み外すなと思っていた自分としてはとてもホッとしました…!

旅を通して了助は自分の心を地獄にしないようにしたいと思い、同時に光圀も過去の過ちに対してきちんと向かい合う覚悟が固まっていくところで本書は終わりました。次の最終巻で彼らの因縁がどのようにいきつくのかとても楽しみです!

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2024年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幕府の隠密組織「拾人衆」の一員として働く了助。明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父親を殺した憎きか男の正体が水戸光圀であることが発覚する。激昂する了助であったが、柳生義仙という剣術家がそれを止める。そして、その流れで了助と義仙は、極楽組を追うために全国廻国の旅に出ることに。
前巻から匂わせていた了助の仇が光圀であったことが発覚。ただ、その背後には極楽組の一員であり、光圀の悪友であった鶴の思惑も。
それを探り、物理的でなく精神的に光圀を追い詰められるように了助は義仙と旅に出る。父親、育ての親などを亡くしてきた了助だから、義仙は死なないで欲しいな。
また、鳩を始めとする拾人衆も了助の為になるべく奔走する。彼女らの影の活躍を了助がちゃんと感じてくれる描写が今後出てくることに期待。
旅が始まったことで、この物語も長くなりそうな気がするものの、登場人物たちに愛着が湧いてきたので楽しみ。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

 光圀が了助の父を殺したことが、ついに了助と拾人衆に明かされ、光圀に木剣を振おうとする了助を柳生義仙が止め、極楽組探索の旅に連れ出す。
 まず義仙が達人であることが印象的に示され、その義仙のために、なぜか「三ざる」が甲斐甲斐しく尽くす。それが、すべて了助を旅に連れ出すための伏線だったというのが、面白い。また、江戸時代の旅の心得も示され、心のありようがどうあるべきかが語られる。さらに、老中と御三家の確執、大名家の思惑、極楽組の思惑が絡み合う。救いのないような話のなかで、登場人物の魅力が光る。
 ちなみに、本に挟まっていた新刊案内が「お前の罪を自白しろ」なのが、また、なんとも・・・

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

残念ながら、NHKのドラマの方は、ところどころしか見てなくて、しかも、結末も知らないが、舘ひろしが「義仙」だったのは覚えている。本の方は、何か、大々的な陰謀の気配がして、続きが楽しみだ。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

前作を読んで続編が気になりこちらも手に取る事に。

読み終わってみればもう少し先があるのでは?と思って調べてみるとやはり今年中に発売予定だと。

若き頃に取り返しのつかないことをしてしまった水戸光圀や、光圀との因縁を持つ六維了助様々な特技を持った子どもたちからなる拾人衆、人並み外れた技能を持つ柳生義仙、それに加えて悪役としての極大師や、状態が不明のままで終わった鶴市、甲斐、錦氷ノ介等が続編でどの様な絡みを見せるのか、引き続き楽しみです。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目
間が開いたのでぼんやりとした記憶を引き戻す
前作が序章でようやく形になったかという印象
史実がどうのとかどうでもいい
エンターテイメントとして昇華されていて面白いし、この先も気になる

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2023年12月11日

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