冲方丁のレビュー一覧

  • 天地明察 下

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    面白い。足掛け23年の歳月をかけて作り上げた暦が出来上がるまでの過程はすごいロマンを感じる。今のよなら、スーパーコンピュータやAIでもっと早くとてつもなく膨大な計算が出来ると思うが、江戸時代に、それに人生を賭けて挑んだ渋川春海の一途さを思うと本当にかっこいい。
    明日も生きている、明日もこの世はある〜…。というフレーズが好き。
    暦がある事で、人は未来を認識する事が出来る。

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    2025年01月31日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    ネタバレ

    マルドゥック・スクランブルの続編です。
    ボイルド推しなのでずっと気になってはいたのですが、死んじゃったのに過去とかみても辛いだけじゃないか……となかなか読めずにいました。

    ……さっさと読んでればよかった!
    すごい面白いです!!

    ボイルドに合わせてか文体が独特なのでちょっと読みづらいですが。

    マルドゥック・スクランブルのボイルドは感情の起伏もほぼなくターミネーターみたいでしたが、まだ虚無に支配される前ということで人間みがあって素敵。
    几帳面で真面目、仲間思いのいい人です。
    恋人いたんだ……そりゃいるよね。
    ウフコックをこんなに大事にしているのに……この後を考えるとつらい。

    戦争や薬物は人

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    2025年01月31日
  • アクティベイター

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    核兵器を積んだ中国の爆撃機の女性操縦士が亡命を希望するところから、物語が始まる。間違いなく映画にしたらヒットしそう。

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    2025年01月28日
  • 天地明察 上

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    第7回本屋大賞受賞ということで読んでみた
    素晴らしい小説だった
    巻末の解説で養老孟司が書いているが、「気持ちのいい本を読んだ」まさにこれだ
    くだらないパズルみたいな書き物と違って、人がちゃんと生きてる小説は読むに値する
    江戸時代をずっと敬遠してきたため、全く予備知識がない状態で読めたのも新鮮で良かった
    渋川春海が歩いた江戸のあちこちを実際に見てまわりたいと思う

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    2025年01月18日
  • ストーム・ブリング・ワールド 2

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    この物語の続きを読みたくなった。
    バトルに躍動観があって、楽しかった。
    ゲームの方も調べてみよう。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年01月12日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    12人➕αの登場人物のことを理解することが中々大変であったが、そこは作者の冲方さんがだんだんと刷り込んでくれており、最後には皆のことを充分に理解できて読み終えた。
    題名からして非常に重い話であったが、最終的にはスッキリした読後感を味わっている。
    解説に記載されていたが、若い方に対し絶望することは否定しないが、絶望したままでいるのは勿体無いよ、との言葉は重かったし、そのように伝えたい。

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    2024年12月28日
  • ストーム・ブリング・ワールド 1

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    正直ゲームの方を知らないから、世界観がよくわからないところがあるが、
    登場人物たちが魅力的で読んでいて楽しいな。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年12月08日
  • 天地明察 上

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    私は小学生の頃この本をきっかけに囲碁を始めたのですが、ストーリーを忘れた今読み返すと主人公は家柄から周囲に期待される囲碁を拒んで自分が惹かれる天文・数学の道を選んでおり驚きました。一人の人生を描くという大きな主題の割に、主人公春海の挫折した時の心情描写が巧みで没入してスルスル読むことができました。何はともあれ趣味のなかった自分に春海の暦のように打ち込めるものを与えてくれました、ありがとうございました。

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    2024年11月07日
  • 天地明察(1)

    無料版購入済み

    沖方さんの原作だったので

    江戸時代末期の算術にまつわる一人の男性の物語。
    時代考証が綿密に練られており、若干言葉に分からない場面もありますが
    脈略で想像しながら読みました。
    拍手の持つ意味の行はなかなかの感動モノでした。
    主人公と一緒にドキドキしてしまいます。

    #カッコいい #感動する #深い

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    2024年11月03日
  • 十一人の賊軍

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    少し評価は甘いかも知れない。
    賊軍のメンバーの設定が都合良すぎる所が気になるが、ストーリーの展開が心地良く、読んでいくペースはおのずと早くなっていく。
    面白かった。

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    2024年11月01日
  • 剣樹抄 インヘルノの章

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    いろいろな伏線がきれいに回収されていった。
    光圀伝を読んでいてよかったと思えた。了介たちの話をもっと見ていたいと思ってしまった。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年10月31日
  • 天地明察 下

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    第7回 本屋大賞
    第31回 吉川英治文学新人賞
    第4回 舟橋聖一文学賞
    第4回 大学読書人大賞第1位

    おもしろくて夢中で読み耽りました!
    歴史小説ならではの馴染みのない文章で言葉を調べながら読みましたが、不思議なくらい話の内容がわかりやすくて楽しかったです。

    前半は江戸時代の未知な情報がいちいち新鮮でした。
    絵馬に問題を書いて解いてもらう算額奉納は、娯楽の少ない時代では算術も娯楽になるのだと知り驚きです。また、碁打ち衆や茶坊主という職業や、朝令暮改の規則など、江戸幕府事情も色々知れました。

    星の観測では、江戸時代にこんな大掛かりな調査をしていたのかと感心し、
    「あたかも一隻の大船をみなで

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    2024年10月31日
  • サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ

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    様々な気付きをいただいた。
    今まで冲方丁さんの小説を読んだことがなかったが、これをきっかけに読みたくなった。
    哲学的な要素もあり、考えが広がった。

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    2024年10月23日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ラストを読んでコレが目標だったのかよく考えられてるな。ここに集まった彼等が本当に欲しかった、求めていたのはソレなんだろうな。

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    2024年10月17日
  • 剣樹抄 不動智の章

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    避けられない展開が来てしまった。
    義仙との出会いで様々なものを学んでいく了介がいとおしくなる。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年10月15日
  • 麒麟児

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    幕末の騒乱を書くのではなく、勝海舟と、西郷隆盛の交渉をテーマにした物語で、かなり読み応えがある一冊。

    官軍と幕府軍と、立場は違えど目指す理想は同じ、そんな二人が各々立場で交渉を進め、最終的には江戸城の無血開城が成立する。男としては胸を熱くせざるを得ない。

    有能な人物が私利私欲に走る無能な輩の犠牲になる悔しさ、それでも国を良くするべく働く勝に、熱く生きることを学ばされた。

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    2024年10月01日
  • 天地明察 下

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    江戸時代。
    改暦の事業の中心となった主人公。

    地獄のような苦しみを味わい、
    そこから再び立ち上がる姿に
    胸が熱くなります♡

    淡い恋心から始まった女性との
    再会もあり。
    ときめきって、素敵ねえ。

    生涯をかけて戦い続けた男の
    最後の結末はとても穏やかで
    ホッとしました。

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    2024年09月28日
  • 天地明察 上

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    徳川第四代将軍の時代。
    日本独自の暦を作るという事業が
    立ち上がる。

    歴史にも数学的な知識にも
    うとい私がわかるのかしら···

    と心配したものの、

    人物描写が素晴らしく、
    ぐいぐい引き込まれました♡

    生真面目で、
    天然な部分もあり、
    なんだか頼りなげな青年が主人公。

    いろんな人の熱い想いを受取りながら
    いずれ歴史的大事業の中心になるまでの
    彼の成長の過程をじっくり描く。

    難しそうなテーマだけど
    とても読みやすかったです♪

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    2024年09月28日
  • 剣樹抄 インヘルノの章

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    権謀術数が渦巻くサスペンスと、時代劇をより派手にしたアクション。さらには少年の成長ストーリーが折り重なり、とてもエンターテイメントに富んだ時代小説でした!

    実父の仇が慕う人物であることを知り、主人公の少年は復讐心に駆られてしまう。
    そんな彼が義仙という人物との旅のなかで仇や悪人に向き合うようになる姿が素晴らしい。
    とくに仇である人物の視点や江戸社会の暗部の話からそれぞれの人々が抱える地獄を知り、そうした人々の辛苦を解したことで少年と同じく恩讐を越えた心境になっていくのが共感できました。

    長い旅路の果てに少年が選択したことの道先はまだまだ苦難が待っていそうですが、人として成熟した彼ならきっと

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    2024年09月27日
  • マルドゥック・アノニマス9

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    登場人物が増えて、複雑な話になっていくが、面白さスピード感が変わらず楽しい。
    クインテット側ではあるが、バジルにこんなに魅力を感じるのはなぜだろう。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年09月07日