冲方丁のレビュー一覧
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マルドゥックシリーズは何度読んでも楽しい。
アノニマス4で特に好きなシーンやフレーズなど
再びバロットの手に握られ、共に戦うウフコック。
ウフコックと同じ高揚感を読んでいて感じる。
バロットvs.ハンター(キャンパスでのディスカッション)
スクランブルのカジノ戦のような心理戦たが、バロットの成...続きを読むPosted by ブクログ -
『マルドゥック・スクランブルのカジノ』これが面白くない訳がない。欲を言えば最後の無限◯◯描写もじっとり描いて欲しかった。Posted by ブクログ
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前巻の終わりでハンターが市議会委員を名乗っていた。その過程を描く今作。相変わらず、ネタバレしてから、それになるまでの過去を描く、という進行の仕方は変わらない。
マルセル島を舞台として、そこでの抗争の結果、集団訴訟の法定外戦術をするとともに、市議会議員の立場を得てしまうハンター。ここまで合法化したハ...続きを読むPosted by ブクログ -
いわゆるeスポーツの世界が物語の中心です。
読書を趣味にしている人にとって、パソコン
ゲームなどというものは全く真逆の世界であ
って、想像もつかないと思います。
しかし読書でその世界観を楽しめてしまうの
です。
「なるほど、eスポーツという世界はこうい
うものなのか」というくらいの体感はできま...続きを読むPosted by ブクログ -
09法案をめぐる都市での対立。ボイルドが虚無に落ちるまでを描く。ナタリアの証言により明らかとなったオクトーバー一族の陰。そして、そのために次々と命を落としていく09メンバー。
都市によって殺されたと言える最愛の女性と仲間たち。それに抗うことができずに虚無へと落ちていったボイルド。ウフコックを眠らせ...続きを読むPosted by ブクログ -
まだまだ誰が仲間で、誰が敵なのかがわからないまま、最後の抗争へと物語が加速して行った。
カトルカールを操る真の黒幕は誰なのか。度々出てくるオクトーヴァー家の人たち。それぞれがそれぞれの野望のために動いているせいか、誰と誰が繋がっているかがよくわからない。
また、物語の途中で出てきた「虚無」という単語...続きを読むPosted by ブクログ -
マルドゥックスクランブルより前の話。
ボイルドが戦地において友軍への誤爆という罪を犯したのちに研究所に収容されていた。そこで出会った知能を持つ万能兵器であるウフコック。研究所は戦後の影響で三つのグループに分かれることに。
ボイルドが、このあと、どう虚無の世界へ向かっていくかの導入部だった。Posted by ブクログ -
大作映画を見終わった感じ。
戦闘シーンは迫力があるのに、現実的。
登場人物は、悪役も含めて魅力的。
以前住んでいた場所が、最終ターゲットとして登場するので、臨場感が半端なかった。
また、富の分配や官僚社会などの問題に対しても考えらせられた。Posted by ブクログ -
廃病院に安楽死のために集った12人の子どもたち。本当ならすんなりと安楽死を実行できるはずだったのに、彼らのために用意されたベッドの一つにはすでに少年の亡骸が横たわっていて……
子どもの集団自殺という重い題材だけどするするっと読めてしまうし、少しずつ謎解きに傾倒していく様やそれぞれの子どもたちの個性が...続きを読むPosted by ブクログ