冲方丁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勝海舟、西郷隆盛。
この2人がこの時代の日本にいてくれたおかげで、どれだけの命が救われたのか。
人間1人の思慮で、こうまで歴史が変わるものなのか。
なんとなく知っていた歴史の一部分を、まるでその時に居合わせたように感じられた。
様々な思惑が絡み合う中、広く世界を、日本を見た勝安房守。
生き方、考え方、知識、見解、さらに口調までもがとんでもなくかっこよく見えた。
現代の日本は、勝海舟が尽力した理想の形とは違っているかもしれない。
あの時の、新政府のように私利私欲にまみれた人たちが蔓延って、貧富の差が広がり、諸外国の侵入を簡単に許してしまうかもしれない。
けどそうであってはならない。
この時 -
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購入済み
何も知らずに読んだら数学だらけ
名前的に天文学の話だと思ってみたら算術だらけの話題で驚いた。
当時は年貢を納めるために、効率よく米を倉に仕舞うには~等で算術を使うために農民の間で算術ブームがあるのは知っていたが、武士の間ではそうでもなかったのか。数学が解るとより面白いが解らなくても楽しめる作品(ヒカルの碁みたいな)。 -
購入済み
好きなことをしたい
現代でも、他者から期待されることと自分がやりたいことが違うことはよくあることだと思う。
それでも自分と向き合い、環境と向き合うことが大切だと思わせてくれた作品 -
Posted by ブクログ
21/09/04
母にプレゼントしてもらい初めて読んだときから大好きになった本を久しぶりに
全てが美しくて儚くて「華」と呼ぶに相応しい世界が広がっている。
読んでいるとずっと胸がきゅーっとするようななんだも言えない愛おしさをこんなに感じたことの無いお話。このお話以外では味わうことの出来ない気持ちが味わえる。
誰しもが知る清少納言が主人公。所々、有名なエピソードを無理やりねじ込んだ(?)感がある箇所もあるが、清少納言が見た様々な「華」が風流に描かれている。当時の様子は歴史でしか知らないが、本当に目の前に情景が浮かぶようで、和歌のやり取りなんて愛おしくて愛おしくてたまらない。
一条帝と定子様