感情タグBEST3
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祟り、怖い、、、すごくリアルで読んでいて面白かった。
主人公が祟られてお父さんが見えるようになった時、おかしさに気付けないで居たのが怖くて、むず痒かった。
最後の生贄?人柱?が埋められるシーンもすごく印象的だった。
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怖いのだけど、続きが気になって気になって1日で読んでしまった。
昔話でしか聞いたことのない、「人柱」。現代にあるわけないと思いつつ、もしかして、と思ってしまうくらい真に迫った描写は圧巻だった。異形の怪物が出てくるわけではないし、誰かが無惨な死に方をするわけでもない。でも、主人公が頑張れば頑張るほど、泥沼にはまっていく様子がとっっても怖かった。何度、「正気に戻ってくれ!」と心の中で叫んだことか。やっと正気に戻ってくれたと思ったら、親身に寄り添ってくれてた人物が、まさか!?という展開で‥読んでる自分の感情の起伏が忙しくて、非常に疲れた。
人柱になることを受け入れた2人‥1人はいろいろやらかした人物だけど‥見事だな、と思った。
個人的に、玉井工務店がメインの話も読んでみたい。
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引き込まれるように読み進めました。
怖くて悲しいけど、とても面白かったです。
自分のせいではないとはいえ、人を傷つけた事の罪を問われず、無かった事になって生きていく事の心の重さ、苦しさは想像できないです。
でも幸せになって欲しい。
玉井工務店さんでシリーズ化して欲しいです!
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初めはどんな本が検討もつかず、題名が気になり手に取りましたが、読み終わった時には正直良い意味で二度と読みたくないと思いました、笑
怖い話を読むのは初めてだったのですが、読んでいる間はずっと背筋が凍る感じがずっとしていました。
表現がリアルかつ細かく書かれていたのでかなり怖かったですが、読んでいてとても面白かったです。
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久しぶりの分厚い本だったが一気に読んだ。骨灰のタイトルの通り、そして表紙の通り、見えない何かの恐怖と謎の空間と儀式の恐怖、いろいろな恐怖を感じつつ読み進める手が止まらなかった。現地調査に行った男やその家族の身に降りかかる様々なこと、焼けたニオイなども実に分かりやすい描写で想像できるので、より恐ろしさの中に自分自身も入っていってしまう感覚になった。
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始めの数行で、もう、既に怖い!
どんどん、深い地下に潜っていくたび、読んでいて、息が止まりそうだった。
東京は、震災や空襲で、たくさんの人が亡くなったことはよく知っていて、たくさんんの暗渠があることも知っている。
ホラー的には、
死んだ父親?に翻弄される、主人公の行動。
骨灰がまとわりつくあたり、すごい不気味。
ラストの儀式は倫理的にあり得ないほど、怖い。
結局、ハッピーエンドにはなれないような。
心霊的には、
人はたくさんの死人の上に生活をしている。
亡くなった人の思いは、生きている人と共に、ずっと残っている。
絶体絶命の時、本人の努力だけでなく、
必ず、何か大きなものに助けられている。
亡くなった家族、ご先祖様・・・
感謝しながら生活しなければ。
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前情報なしで呑気に読んでたらまさかのゴリゴリのホラー。都市伝説、人柱系のありそうでなさそうなにわかには信じ難い現象が起こる中、自ら祟られながらも解決へと突き進もうとするストーリー。エンドはハッピーなのか否かは正直わからなかったけれど、引き込まれる作品でした。
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都市伝説風のホラーでした。
こんなことあるかもと思う気持ち半分、こんなことないと思う気持ち半分でした。
夏に読んだので少しは涼しくなれたかな。
怖いもの見たさの人にはおすすめかも。
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祟りを信じるか
江戸時代から戦後にかけて東京は地中深くどこでも大火、戦争の後の屍があったとしても不思議では無い。都心での建設ではまさに土壌深くをも調査しすることで始まるが、その地鎮祭などを仕切る企業が人柱を侵した事で奇妙なミステリーが始まる小説だ。現代、その慣習は続いており不気味な何かが起こっても不思議では無い。本書にもある、魔除けのお守り、祟りを避けるお守りがあれば大金でも買いたいと思うのは現代でも同じような気がする。人は迷信など表向けには信じないようで実は心ではお祈りをするものだ。
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面白かった!怖かった!
霊的な怖さは勿論なのですが、主人公の幼い娘に危険が及ぶのではないかと気が気でなかった。
一度祟られると自分では正しい事をしているつもりが、どんどん墓穴を掘る行動を取ってしまうんだなぁと思い知らされた。
途中、何人ものホームレスを祭祀場に連れて行ってしまった時には「これでハッピーエンドは絶望的だな・・」と悲しくなっておりました(私ハッピーエンドが大好き)。主人公一家が心配で無意識に息を止めて読んでいた様で息苦しくなかなか読み進められませんでしたが何とか終盤まで読むと明るい兆しが現れそこからはサクサク読めました。良かった、と思える結末でホッとしました。
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とにかく怖い。すでに取り込まれているのに気づかない。
そしてハラさんは一体何者で、一体なんでこんなことをするのか…理解に苦しむ。
そして最後はトラウマになりそう。
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建設現場の地下深く、何かとてつもなく恐ろしいものが潜んでいる。
設定が面白く、初めはグイグイ引き込まれました。
主人公のすむマンションにその何かが近寄ってくる描写、映像がはっきり浮かんでとても怖かったです。小池真理子さんの「墓地を見下ろす家」がとても好きなのですが、それを思い出しました。
途中、主人公が狂ってからの行動がダラダラと続き読むのが苦痛になりました。
最後までなんとか完走しましたが、あともう少しスピードアップしてもらえたら。
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超絶スピーディーな怪談話
天地明察とは全く違う、ゾワゾワの止まらない一気読み怪談?でした。
やー怖いし、映像が浮かぶ書き方もほんとゾワゾワ。怖かったー。
何がどうなってるのか畳み掛ける状況描写、ひー。
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怖かった。徐々に正気を失っていく主人公が自分であるかのように思えて、読みたくないのに止められない。最後は救われて欲しいと願いながら一気に読んでしまった。
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■「近畿地方のある場所について」「残穢」と来ての本書だが一番おもしろかった!
■107ページ
御饌使 みけし 身消し
骨灰に近づきすぎて祟りを起こし自らを供えて鎮めるしかなくなる=主人公?
■116ページ
「追いだされた 呪われた 帰る場所も取られた」 原義一?
■おもしろい 怖いというか妙にドキドキさせられる それは最初に娘が焼ける夢を描いているからで 何か怪異の兆候が現れるたびにそれが読者に思い起こさせるられるためだ それでこのあと何が起きるのかという緊張感がいやがおうにも高まる うまいなあ
■3/5くらいまで やっぱこの人うまいなー 決定的に何かが怖いというわけではないのだが なんだか嫌な胸騒ぎがするようなゾワゾワ感がずっと続く 主人公が祟られてだんだんとおかしくなっていくさまの描写がとてもうまい とてもいやーな感じ
■恐怖の三重構造
1)怪異による恐怖
2)怪異により主人公が狂い壊れていく恐怖
3)それにより家族が壊れていく恐怖(=現実)
■「頑張れ」実は鞄の中から=本当の父からの言葉だった うまいなあ!
■父の遺品を手にしてからの反撃のターンはまあふつうというかよくある感じではあるが最後までおもしろく引っ張られた
■十四人の犠牲者については玉井による金での解決でいいの? 「金払いは厄払い」 祟られて自己喪失していたときのことだからそれでいいのか? 倫理的にどう? と思ったが そういうことは現実にも色々とあるのかもしれないとも思った
■なんといっても文章のうまさ 「マルドゥック・スクランブル」読み返したくなった
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昔からよく聞くとある伝説が現在でも生きていたら、と東京の成り立ちを絡めたホラー小説でした。
途中主人公が長々と幻に囚われてしまうあたりは文体も変わって面白いなと思いながらも、信頼できる人物からの忠告も無視しちゃう(でもちゃっかり利用しようとする)主人公がもどかしくイライラしました。多分わざとなんでしょうけど…
奥さんが妊娠していたので、それが何か関わってくるかな、と構えていましたが特になくて物足りないような安心したような感じがしました。
呪いが主人公の周りで悪さする様や住居に出る影響の描写も面白かったです。
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「知ってるか?おれたちみんな、
死者の上で生活しているんだ。」
建設現場の地下深くで行われる
日本版「ミッド・サマー」みたいだ。
途中、正気を失った光弘に
イライラさせられるが、
荒木との対決では応援していた。
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非常に怖い話でした。最初から不穏な雰囲気から始まり、いろいろな事がどんどん狂っていく様は本当に鳥肌が立ちました。地名も限定的で、真実味があるのも怖さを引き立てているように感じました。
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全くストーリーを知らずに手に取った1冊。
全編に渡って不穏な空気感に満たされていて、この世界に引き摺り込まれる感覚があった。
ちょうど体調を崩してるタイミングで読んでいたためか、悪夢を見た。。。
作品内で描かれていることが現実には起こらないとは思うものの、完全に否定できない自分がいる。
それは、自分たちが住むこの土地が、作品で述べられているような歴史の上に積み重なったものだから。
それは紛れもない事実であり、そこには科学では証明できない何かが介在していてもおかしくないからだ。
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一度読んだことのある著者だったので、その作品のイメージがありましたが、思っていたのとは違う世界観。
おどろおどろしさがあり、不気味な見えない何かが近づいてくる感じが怖かったです。
しかし、途中から勢いが衰えて失速したように感じ、中だるみになったような…?
不用意に怪しい所には入ってはいけませんね。
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現代版人柱ホラー
現代のホラーというと、都市伝説のような曖昧な話かグロテスクな話が多い気がしますが、こちらはホラーなのに地に足がついているというか、「ホントにあるかも」と思わせる文章力でジワジワと恐怖がにじみ出てきます。
日常と怪異の境目が曖昧で、主人公に「なにか変だよ、気がついて!」とハラハラしながら読みました。
影のような淡い恐怖にいつの間にか取り囲まれているような、ジャパニーズホラーらしい小説です。
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続きが気になって一気に読めました。
ただ怖さはあまり感じなかったです。特にお父さんが出てきたあたりから。こういう恐怖には鈍いんですねわたし。かなり怖がりな方なので意外に感じました。
終わり方もなんかモヤモヤしましたね。微妙。
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感想
主人公は完全に祟られてるのに、なぜか気付かないなんてかなりもどかしい。
中盤の祟りの下りが個人的には長すぎてダレた。二冊連続でホラー系を読むと気分が沈むなぁ。
あらすじ
デベロッパーのIR部門に勤める光弘は、ある日、渋谷の地下工事の調査に入った。光弘は株主などに疑義がある情報を素早くあげることが仕事だ。
そこの地下の最深部で謎の祭祀場があることに気づき、その中の穴にいた謎の人物を解放する。その日から光弘は不可解な現象に惑わされることになる。
光弘は祭祀場を管理する玉井工務店を訪れ、東京の各所に昔の名残りである家勢を盛り上げるため、骨灰を祀っていることを聞かされる。
やがて光弘は骨灰に祟られ、穴に魅せられて路上生活者を次々と穴に落としていく。玉井工務店の荒木もそんな光弘の行動を制限しない。骨灰にまつわる祟りに終止符は打てるのか?
Posted by ブクログ
穴の底、人柱、祟り、どんどん汚れが迫ってきて早く読み終わらなくちゃと一気に読んだ。微妙なラストで祟りが完全に消える事は無いのがショックだった。
とりあえず、形見の品は大事にしておこうと思った。
Posted by ブクログ
まさかのホラー小説やった。
偶然、体調不良の時に読んでしまい、ものすごくしんどかった。
東京という街がいかに焼かれてきたかという歴史、その上での人柱と祟神の話。怖いというより不気味さで震える感じ、小説としては面白いのだが、ちょっと苦手ジャンルだった。
Posted by ブクログ
大手建設会社のディベロッパーに勤務する松永光弘は自社開発ビルの地下にまつわるネット上の噂を確認するため地下の奥深くに潜る。そこには何故か鎖に繋がれた男が一人おり、異常な暑さや骨の焼ける臭いが充満していた。その日から松永の日常が狂い始め、読み手は恐怖に浸されていく。
終盤までハラハラし通しでした。妊娠中の奥さんや小学生の娘といった弱い存在が更にドキドキ感を増しています。少しずつ狂っていく様子がぼんやりとしていく本人から語られて、気持ち悪くて読むのを止めたくなりました。かなり読み手の好みを選ぶ本だと思います。最後はまあ、そこまで読後感悪くないような、やっぱりドロッとしたものが残っているような。どこまで現実とリンクした話なのか、知りたくない。小学校には不向き。
Posted by ブクログ
異様な渇きや、過去にした弔いの記憶を呼び覚ますような灰の臭い。最終的には故人の姿をかりて目の前に現れる祟りの存在感が恐ろしい……。人生で初めて身内の葬儀に参加した日の帰り道、「この臭いって、なかなか取れないんだよね」と言いながら弔事用ハンドバッグに鼻を近づけていた母の姿をぼんやりと思い出した。
序盤では、パニックになりかけている自分を比較的冷静に分析することができていた主人公。その身の周りで次々と奇怪な出来事が起き、 読者は彼が得体の知れない穴に落ちていくかのごとく狂っていく様子を見守ることになる。
主人公の、家族を大切に思う気持ちはとても強い。だから切実に応援したくなるんだと思う。ときおり正気に戻りかけるも、祟りに支配され、これまで積み重ねてきた信用や命を削りながら恐ろしい行動を繰り返してしまう主人公にハラハラさせられっぱなしで読む手が止まらなかった……。