冲方丁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『天地明察』や『十二人の死にたい子どもたち』の冲方さんしか知らなかったのですが、もとはSFがメインの作家さんと言うことだったので読んでみました。
代表作の『マルドゥック・スクランブル』は巻数も多いので断念。カバーイラストがラノベっぽくって躊躇しましたが、1冊で完結するので当作を選択。いやラノベでも構わないのですが、、、
前半は耳慣れない用語や固有名詞に戸惑いましたが、慣れてきた後半は読書スピードもアップ。フォースディメンショナー、シュレッディング、超胞体、、、SF初心者ゆえどこまでが一般的なSF用語でどこからが作者のオリジナルなのか判らないのが残念。ヒロインのラファエルが聖女すぎて、ラノベとい -
Posted by ブクログ
まるでハンターが正義ではないのか?と思ってしまうような8巻目。この巻に限っては、ハンターが主人公と言えるような立場。
『マルドゥック・アノニマス』は時系列が前後しながら、少しずつ進んでいる。
1年に1巻しか進まず、そういう書き方をしているから、何がどうなっているのか戸惑ってしまう。
今回、星3つの理由は、なかなか読み進めることができなかったから。これは、ハンターサイドの話の重苦しさに起因する。だからといって、この8巻がなくてもいいということにはならないだろう。
これからどれだけ続くのかはまだ分からないが、一つの転換点になりそうな気がする。 -
Posted by ブクログ
やっぱり冲方丁さんの作品は読ませる。特に序盤の物語に引き込む力の強さが半端ない。
主人公の了助を突き落としていく序盤が特に引き込まれました。父を理不尽に殺され、恩人を大火で喪う。了助を襲う運命の過酷さ、そして大事な人を喪っていく彼の悲しさの描写や場面に思わず感情が入ってしまいます。
そんな中で身体能力や独学で身につけた棒術を買われ、了助は幕府の隠密組織に誘われることに。ここで登場するのが水戸光圀。同著者の『光圀伝』を読んでいたので、ここでまた出会うとは意外な喜びでした。豪胆でしきたりに縛られない『光圀伝』の光圀らしさも健在。
こうして信頼できる大人や心の師、同年代の友人とも出会い徐々に運