冲方丁のレビュー一覧

  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    マルドゥックスクランブルにも登場したボイルドというキャラクターの過去の物語。
    ボイルドとウフコックの関係を見ている笑っちゃうけど、じりじりと悲しさも湧いてくるのが辛いね。
    ボイルドの一人称視点の文体はスプライトシュピーゲル感あってエモい。

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    2023年10月07日
  • 戦の国

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    やや変わった構成の短編集
    それも戦国時代限定
    うーん。
    という感じ
    特に面白くはない
    いろんな視点があるなあと思うぐらい

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    2023年09月27日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    大興奮の第4巻から引き続きイースターズ・ファミリーによるウフコック救出劇が描かれる。とは言うものの、もはや救出が成功したのは明らかなので、重点はルーン達がどのようにしてそこに辿り着いたのか、ハンター達はなにをしていたのかに移っている。
    現在と過去を並列して描き、実はこんなことが隠されていたと明かすのは、SFマガジン連載中の作品であることを考えるとかなり綱渡り的な手法に思えるが、いとも簡単にやってのけてしまうのがすごいな。
    ここまで読んでかなり疲れたので、次巻に手を出すのは少し後にしよう。

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    2023年09月17日
  • マルドゥック・アノニマス8

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    本巻はオフィスメンバの活躍が少なかったので次巻に期待。いわゆる敵・味方の単純な2勢力ではなく、時間軸も過去・現在がシャッフルされて、構成に奥行きがある。次巻への前フリが衝撃的で待ち遠しい。そろそろキャラクタの名前が一致しなくなってきた。

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    2023年07月23日
  • 天地明察 上

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    養老さんのお勧めだったので読みました。宇宙の仕組みを数学で解き明かす。好きこそものの上手!こんなにワクワクできる人生は最高ですね!

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    2023年06月24日
  • 天地明察 上

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    時代ものというよりは青春小説のイメージ。それが嫌ではないけれど、意外とこういう感じなんだ〜と頷く感じ。

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    2023年06月23日
  • マルドゥック・アノニマス8

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    前半は登場人物が多くてよく分からなくなったけど、途中で慣れてこれまで名前だけだったエンハンサーたちの活躍が読めてよかった。ラストの引きがすごい。

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    2023年06月19日
  • マルドゥック・アノニマス8

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    まるでハンターが正義ではないのか?と思ってしまうような8巻目。この巻に限っては、ハンターが主人公と言えるような立場。

    『マルドゥック・アノニマス』は時系列が前後しながら、少しずつ進んでいる。
    1年に1巻しか進まず、そういう書き方をしているから、何がどうなっているのか戸惑ってしまう。

    今回、星3つの理由は、なかなか読み進めることができなかったから。これは、ハンターサイドの話の重苦しさに起因する。だからといって、この8巻がなくてもいいということにはならないだろう。

    これからどれだけ続くのかはまだ分からないが、一つの転換点になりそうな気がする。

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    2023年06月01日
  • マイ・リトル・ヒーロー

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    オンラインゲームを父と息子が協力してプレイすると聞くと、どうしても「光のお父さん」を思い浮かべてしまう。「光のお父さん」が大好き且つ感動させられたのもあって、こちら(本作)も良いのだが、ちょっと予定調和な感じがしてしまって残念。あとバトルのシーンが冗長に感じる。
    普段からバトルロイヤルゲームをしていて好きな人は楽しいのかもしれない。私は完全にロープレ派で、バトルロイヤル系はフォートナイトのプレイ動画をちょっと見た程度。何だか操作が複雑そうだなと思った。

    人が良過ぎて騙されてばかりいる父をずっと信頼している息子の姿には心打たれるものがあった。
    性格が良い人の周りには自然と良い人が集まるんだろう

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    2023年05月26日
  • 生き残る作家、生き残れない作家  冲方塾・創作講座

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    このよくある「書きたいものを書こう」みたいな主題の話や、作家としての訓練の仕方なんかが、ことごとく森博嗣さんには当てはまっていないように読めて、森さんがとても異質であって、そこが魅力なのだということが再認識できた。

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    2023年05月06日
  • マイ・リトル・ヒーロー

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    ノブこと朝倉暢光は、父母が遺した財産と生命保険を元手に次々と事業を興しては失敗し、破産寸前まで追い詰められた。妻には離婚され、苦しいバイト生活を強いられている。
    ある日、長男の凛一郎(リン)が交通事故に遭い、意識不明で病院に運ばれた。だがその時間、彼はリンとオンラインゲーム〈ゲート・オブ・レジェンズ〉で話していた……。
    ゲームの世界に閉じ込められた息子を救うため奮闘する親父の物語だ。よくある設定だが、500ページ近い本の大半がゲーム内の描写で占められているのは圧巻だった。ゲーム自体も魅力的だし、バカな親父のキャラクターもよかった。

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    2023年04月23日
  • 剣樹抄

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    やっぱり冲方丁さんの作品は読ませる。特に序盤の物語に引き込む力の強さが半端ない。

    主人公の了助を突き落としていく序盤が特に引き込まれました。父を理不尽に殺され、恩人を大火で喪う。了助を襲う運命の過酷さ、そして大事な人を喪っていく彼の悲しさの描写や場面に思わず感情が入ってしまいます。

    そんな中で身体能力や独学で身につけた棒術を買われ、了助は幕府の隠密組織に誘われることに。ここで登場するのが水戸光圀。同著者の『光圀伝』を読んでいたので、ここでまた出会うとは意外な喜びでした。豪胆でしきたりに縛られない『光圀伝』の光圀らしさも健在。

    こうして信頼できる大人や心の師、同年代の友人とも出会い徐々に運

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    2023年04月17日
  • 月と日の后

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    ネタバレ

    2023.4 登場人物が多すぎてよくわからなくなる。源氏物語でもそうだけれど、この時代は物の怪とか霊とかが重要なんですね。
    冲方丁さん、まぁよく書ききった!

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    2023年04月12日
  • マイ・リトル・ヒーロー

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    冲方丁さんが好きなので読んでみた。
    「天地明察」が圧倒的に好きだけれど、SF小説も面白い人だと思う。
    とても不器用なお父さんで、結果、離婚されてしまうダメな人だけれど、ちゃんと家族を愛していたことがよくわかる。
    いい人すぎて、会社経営できない人。
    でも、家族のために一生懸命だった。
    事故で意識不明の状態の息子。
    からの、ゲーム内では会話ができる!という設定が面白い。
    息子を助けるために、ゲームの世界大会に向けてチームで頑張る様子が、良い。
    成長していく話は面白い。
    厚みがある本だが、中学生にも理解しやすいと思う。
    ゲーム好きな男子に勧めたい本。

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    2023年04月09日
  • 麒麟児

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    混乱する時代、過激な行動や集団暴発を防ぐために自身に矛盾やジレンマを抱えつつ最善の行動を選択する。そういった生き方を勝海舟と西郷隆盛の2人の交渉の中で描いた作品。

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    2023年04月05日
  • マルドゥック・アノニマス 2

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    ウフコックをはじめとする“善玉”チームと、ハンターが率いる“悪玉”チームの対決という単純な予想は早くも崩れ去った。2巻では、ウフコックはひたすら影の存在に徹し、ハンターという特異なエンハンサーを監視する。あろうことか、ハンターの能力に自分自身を投影すらしてしまうのだ。そしてハンターが唱える「均一化」とはどのようなことか? 興味は尽きない。
    キャラクターはほぼ出揃った(多すぎて混乱している)ようなので、この〈サイバーパンク・ノワール〉とでも呼ぶべき作品の、今後の展開に大いに期待したい。

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    2023年03月23日
  • 麒麟児

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    冲方さんの筆の運びは、やっぱり上手。ぐいぐいと引き込む手腕はさすが。でも、歴史ものに興味の無い僕には、ちょっと分けわからない(涙)
    大きな時代の流れを作る努力した人達より、その流れの中でもがく庶民の話は好きなんだけど・・

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    2023年03月20日
  • マルドゥック・アノニマス 1

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    かなり長い間積んでいたが、そろそろ読み始めないとやばいな(5月に8巻が出る)と思い、ようやく手に取った。
    『マルドゥック・スクランブル』の2年後という設定らしい。開幕から万能道具存在(ユニバーサル・アイテム)であるウフコックの死が予告されているので、どうにも気が乗らなかった。
    事件の始まりはオーソドックスな展開だが、そこから先はいつにも増して過激である。敵味方合わせて何人の超人が登場するんだろう? 映画や漫画同様、シリーズが長くなればさらなる強者が待ち構える構図は変わらないが、果たしてそれが正解なのか……。そしてクランチ文体はどこへ?

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    2023年03月15日
  • 月と日の后

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    『はなとゆめ』に比べて重量級(分量的に)なのは、25歳で薨じた定子と87歳まで生きた彰子の差か。量は多いがさくさく読める。
    義母/伯母詮子(反面教師として)、夫一条帝、父道長、紫式部を師に、国母として宮廷の和に腐心した彰子像を描く。皇統や一族の繁栄の観点では無策に見える、後一条後宮が一夫一婦状態のままにしたことや、頼通を尊重しすぎて教通が蔑ろにされたことをどう描くのかと思ったが、特に後宮で后妃(=後見の諸侯)が競うことで女たちが苦しむことを忌避したという理由で、なかなか納得感のあるものだった。しかし、結局、後朱雀後宮では頼通意向を尊重しすぎて正に争いを引き起こし、禎子内親王を苦しめることになっ

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    2023年01月28日
  • 光圀伝 一

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    メモ)
    4巻までは通常単行本として刊行
    以降は上下巻として新装版化されています。

    下巻は4巻の最終エピソードから始まり、37ページ目から下巻分として未読話が収録されています。何かの参考になればと思います。
    (自分は下巻だけ買い足しました。)

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    2023年01月28日