冲方丁のレビュー一覧

  • 月と日の后(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて全話完走した大河ドラマ『光る君へ』で興味を持って手に取った。
    正直、あのドラマを見ていなかったら、理解できないことも多々あったが、日本史での名前と出来事の羅列が生き生きと生々しく感じられる。
    彰子の今後、紫式部との関わりを楽しみに下巻を読もう。

    0
    2024年12月23日
  • 十二人の死にたい子どもたち

    Posted by ブクログ

    12人の死にたい子どもたちの集まった場所には先に死体が1体寝かされていた…というお話。
    子どもたちの十人十色の死にたい理由があるが、そこまで重苦しくはなく、どちらかというと謎解きに注目がいく。
    しかし登場人物が多めなので把握するのが大変でした。映像化作品なのでそっちも観てみようかな。

    0
    2024年12月04日
  • 麒麟児

    Posted by ブクログ

    江戸城明け渡しをめぐる西郷隆盛と勝海舟の話。もうちょっとヒリつくような政治戦略の攻防戦を期待していたのだが、案外そうでもなかった。とは言え、勝が幕臣の矜持でもって東西奔走する姿はなかなか面白かったので、白蔵盈太あたりが、幕府にいいようにこき使われながらも、文句たれつつ奮闘する勝海舟を書いたら面白いのではないかと思う。
    しかし、新政府側の西郷が49歳で自刃、幕府側の勝が75歳の大往生とはね。

    0
    2024年11月26日
  • 戦の国

    Posted by ブクログ

    織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼の物語。上杉謙信の「五宝の矛」がダントツで面白かった。次点で、実は色々考えていた小早川秀秋の「真紅の米
    」と、同じく能ある鷹が爪を隠していた豊臣秀頼の「黄金児」。

    0
    2024年11月26日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    書店で見かけて、冲方丁の時代小説なら面白いかなと手に取る。
    が、よくよく見ると映画のノベライズ版とのことで、純粋な冲方小説ではないことが判明。

    戊辰戦争の奥羽列列藩同盟と新政府軍との戦いが舞台。
    新発田藩の重臣たちが、自藩が戦禍に巻き込まれぬよう画策する中で、陽動としてフェイクの戦を演出するという突飛な作戦を思い立ち、そしてその戦の兵士として入牢人たちを駆り出すというさらに突飛なプランで履行する。
    入牢人たちは、生き延びれば無罪放免ということで大暴れ。果たして彼らの運命やいかに・・・といういかにもエンタメ的なストーリー。

    もとが映画ということもあり、脚本も存在しているので、このノベライズ版も実に映像的。
    冲方丁の表現がもともと映像的であることから、相性はとてもよく、文章を読んでいるにもかかわらず、映画を観ているように読み進められる。
    エンタメスキーマに乗っているから、先も容易に想像ができ、滑るように読み進められ、映画を観るのと変わらないくらいの時間で読み終えられる。

    そういう意味では、肩肘張らずに楽しめる良い小説だと思う。時間もとらない。

    ただまあ、もともと読みやすい作家とはいえ、冲方文学を求めるという視点からすると、あまりにも軽すぎるかなと。
    つまらなくない。面白い。個人的には前半女性に暴力を働くシーンなどに嫌悪感を覚えたりしたものの、全体としては爽快痛快に仕上がっているし面白いと思う。
    映画もきっと面白いんだろうなと思う。
    ただ、これ、別に冲方丁が書かなくてもよかったのではというくらい、文学としての印象は薄い。
    いや、うん。文学じゃないからいいんだよ。いいんだ。
    私が勘違いして買っただけだからいいんだ。

    結論、「天地明察」は冲方文学として最高に面白かった。
    あと「月と日の后」も。
    そう。彼の歴史小説は面白いんだよ。
    そこは伝えておきたい。

    0
    2024年11月01日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    山田孝之さんが映画で演じられるとの事で手にとってみたが、ストーリー展開が見た事があるような無いような。
    爺っつあん、辻斬りカッコよかったな。

    11月公開の映画に期待!

    0
    2024年10月20日
  • 月と日の后(下)

    Posted by ブクログ

     数奇な運命というより、彰子の実務&心労のあまりの多さに「おつかれさまです……!」という感想が先立ってしまいました。骨肉の争いに肉親の度重なる死も、人事や行事の差配も、考えるだけで気が滅入ってしまいますね……; というか行事が多すぎる……。
     物語のほとんどが実際に起きた出来事の列挙になっているので、読むのはなかなかくたびれましたが、これだけの沿革を網羅・解釈・作品に落とし込めるだけ文献や資料を読み込んだのだと思うと、筆者にもまた「おつかれさまです……!」と声を掛けたくなりました。

    0
    2024年10月20日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    くやしい。いろんなことがくやしい。ラストではうれし涙が出たけど、その後ろにはやっぱりくやし涙があって、もう感情の整理がつかなかった。

    舞台は幕末の新潟、新発田藩だけど、この時代には日本じゅうどこでもこうしたことが起こっていたのかもしれない。

    本書は、2024年11月1日に公開予定の映画『十一人の賊軍』の小説版として、冲方丁さんによって書き下ろされた作品。映画の原作でもなければいわゆるノベライズとも違う、こういうのってちょっと珍しいかもと気になり読んでみた。

    主人公は政、いっしょに戦った入牢人たちは、爺っつぁん、赤丹、辻斬、引導、三途、二枚目、おろしや、三味線、ノロ。役人たちは、鷲尾兵士郎、入江数馬、木暮総七、荒井万之助。また、おさだと加奈も欠かせない。この人たちのことを忘れたくないから書いておく。

    0
    2024年10月12日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    映画が面白そうだなと思っていたら、本も出ていたので読んでみた
    原作や脚本を冲方さんが小説にしているせいか、イマイチな感じは否めない
    映画に期待!

    0
    2024年10月06日
  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
    一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
    皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
    街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
    同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
    心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
    平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
    ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
    雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
    落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
    オレンジの水面(『北天の馬たち』番外編/貫井徳郎)
    多田便利軒、探偵業に挑戦する(『まほろ駅前』シリーズ番外編/三浦しをん)

    小説を読んだことがなくても映像作品を見たことがあったり、全く知らないシリーズは少なかった。

    0
    2024年10月06日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    サクサクと読める時代小説。
    侍もいるが主役となるのは罪人たち。
    義に生きる侍が好きな自分には新鮮な目線での読書となった。
    王道の少数精鋭VS大軍の構図にハラハラドキドキとする。
    11月に映画公開されるので『あぁ、ここは映画っぽいなぁ』となるシーンがちらほら。
    読み応えはある。
    心に響く台詞や人情シーンが個人的には少なく感じたが、楽しく読書できた。

    0
    2024年09月22日
  • 偶然を生きる

    Posted by ブクログ

    興味を持つタイトルだが思った以上に複雑な内容の書だ。人は様々な経験を通じて知性が育み、やがて目的を持つようになる。挫折、苦痛など通じて成功(幸福を感じる)の経験をすることで、その結果が偶然にあり必然だった事を悟る。幸せな人生を送るには起こったことは全て必然的な結果であり、できる限り楽天的に考え、生きる目的をしっかり持つ事が「幸せの人生物語・偶然に生きる」となるのではないだろうか。

    0
    2024年09月03日
  • 月と日の后(上)

    Posted by ブクログ

     物語よりも時代背景や人間関係の説明が多く感じられ、特に中盤の詮子の語りが単調かつ長くて少々読み疲れました;……が、紫式部登場から一気に読みやすくなっていきます。心強い味方を得、覚悟も志も確たる物にし始めた彰子が、これからいよいよ中心的に動き出すかと思うと下巻が楽しみです。

    0
    2024年08月28日
  • 剣樹抄

    Posted by ブクログ

    光圀と了助の関係性が今後どうなっていくのかとても気になりました。
    江戸の人々の生活を感じられる時代小説でした。

    0
    2024年08月26日
  • 月と日の后(上)

    Posted by ブクログ

    大河ドラマを機に、彰子についてもっと知りたいと思って読み始めた。残念だったのは、活きている帝に対して「一条天皇」や「三条天皇」といった呼び方を使っていたこと。亡くなってからしか〇〇天王とは呼ばれないはず…

    0
    2024年08月16日
  • 剣樹抄 インヘルノの章

    Posted by ブクログ

    冲方丁は面白い。成長する了助の内面描写。物事へ向き合う心のあり方は物語とは別にそれだけで読ませる。また登場人物のキャラの魅力。特に泰姫と義仙は双璧だ。

    0
    2024年08月15日
  • 十一人の賊軍

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024年11月1日同名映画公開を前に。

    原案、脚本の小説版として書き下ろされた作品なので、このまま実写化されていると思うと、邦画でここまでの描写を描ききったならばとても評価したい。
    幕末期の国盗り合戦はこ難しく、登場人物も多いため頭混乱するけど、中盤からサクサク読めた。
    内匠も色部もざまみろ(笑)

    0
    2024年08月15日
  • 月と日の后(下)

    Posted by ブクログ

    下巻の彰子様は宮廷政治の中枢に生きる
    時代が巡り、自分の子を送り、火事や疫病が蔓延る宮廷や市中に次々と変わる後継者
    そこへ入内させる姫君達
    あまりの登場人物により挫折しそうだった

    0
    2024年08月04日
  • 剣樹抄

    Posted by ブクログ

    光圀伝と被っているお話で
    概ね光圀を中心としているんだけど
    光圀伝に比べやや読みづらい
    前半はなかなか乗れなかったが
    後半は主題がシンプルになりスムーズに。

    0
    2024年07月31日
  • 麒麟児

    Posted by ブクログ

    勝海舟の知識は坂本龍馬の先生くらいしかなかったが、この本読んで深く知ることができた
    西郷とこんなに深く関わりがあったんだな

    なんか色々な方面から板挟みにあって、中間管理職みたいだなって思って、親近感湧いた

    0
    2024年07月19日