冲方丁のレビュー一覧

  • ストーム・ブリング・ワールド 2

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    リェロンとアーティ、二人の覚醒の物語としての「ストーム・ブリング・ワールド」でした。「カルドセプト」というゲーム内ではどんな立ち位置になるのかはわからないけど、主人公的な立ち位置の二人の始まりの終わり。

    過去も未来も見ずに、現在だけを見ることで己を生かしていたリェロン。
    物事の深層を見ずに、表面を取り繕うことで己を確立させていたアーティ。

    「黒のセプター」との戦いで二人が出会い築いたものが、互いに欠けていたものを補完するような形で、成長を促しあう。物語の序章にしては、大掛かりな仕掛けだったけども、旅立ちの日を迎えるにあたっては十分な経験を積めたことと思います。

    今回の事件の黒幕の人の最期

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    2022年06月16日
  • ストーム・ブリング・ワールド 1

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    「カルドセプト」シリーズの開発に冲方丁が関わっていたことから生まれたノベライズ。そんなこととは露知らず購入、そして積読のまま10年以上経過してしまいました。作品誕生の経過を知ったのはあとがきなので、読み始めた時は「カルドセプト」の世界ということが理解できず、ただ聞いたことのある設定の物語だなと思っていました。そもそも「カルドセプト」自体が名前は知っているども、遊んだことはないという自分です。

    カードゲームはMTGをかじった程度です。エクソダスが発売されたぐらいかな離れたのは。ぶっ壊れカードといえば、ブラックロータスの思いは揺るがない。双璧を成すのは、初代のアリエッタ。黒猫のウィズですね。

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    2022年06月16日
  • 麒麟児

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    勝海舟と西郷隆盛は、列強諸国に付け込まれないように気を配りながら、何とか日本の位相を転換させるために、フル回転の人生を送ったのだとは思う。小説としては、勝の視点で押し通しているが、西郷があまり印象に残らない。

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    2022年04月18日
  • 麒麟児

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    ネタバレ

    勝海舟を主人公に江戸城無血開城を成し遂げた彼と西郷との会談に焦点を当て、その後の成り行きを描いた歴史小説。
    うん、えっと有名なエピソードであり、その困難さと偉業はよくわかるのだけど、小説としてここだけを取り出すのは、ちょっと難しかったなあと思った。
    なんと言うか、幕末のそれまでの色んなことがあって初めてその場の困難さと、それ故の感動が起こるのだと思うのだよね。
    それを端折ってしまうのは、さすがに無理がある。
    それこそ長い長い物語の果ての感動が欲しい所だ。
    とは言え、江戸無血開城後の細々した出来事にはあまり知らなかったこともあり、興味を持って読み進められた。
    まあ、作者には一度幕末を腰を据えて描

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    2022年04月13日
  • マルドゥック・アノニマス7

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    前巻から時間が経っているので、ウフコックが潜入捜査していることぐらいしか記憶になく… 完結したら読みなおそうかなぁと思うんだけど、そう思ってるうちに違う本を読み始めちゃうんだよなぁ…

    個人的にはウフコックとバロットの共依存みたいな関係が良い感じにシフトすると良いなぁと思っていたら、唐突に出てきた(感じがする)ライムがバロットの良いお相手みたいになってきたので不満。別にそういう話じゃないけど、無いからこそ別に恋愛挟まんでもな~と思ったりする。特に状況が大変だし。(反対に状況が大変だからこそ恋愛が入ってくるんだろうか?)まぁぶっちゃけるとライムが好きになれないってだけなんですけどね。ぶっちゃけ。

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    2022年03月31日
  • はなとゆめ

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    手紙風に書かれていて主人の定子をこよなく愛し、寄り添う。勝ち気と思っていた清少納言は内気に書かれている
    紫式部を先に読んでいたので詳しく書いていない人物もなんなく解りこれを最初に読んでいたら途中で挫折していた気もする。

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    2022年03月20日
  • 麒麟児

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    勝海舟による江戸城無血開城がメインでの明治維新の交渉録。全体に進行がゆったりで、盛り上がりには欠けると思う。交渉相手は西郷どんです。全体に散漫な印象、と長ーい。冲方丁さん作品の中では、あまり好みではなかったです。

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    2022年01月23日
  • 剣樹抄

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    ネタバレ

     冲方さんのエンタメ色強めな時代小説とあって、俄然期待は高まります。キャラクター色の強さといい、話の派手さや見せ場の多さといい、確かに映像化をはっきり意識したお話ですね。
     しかし、続きものとは知らなんだ……や、終盤辺りで、「あとこれだけのページで話がまとまるのか……?」と心配になり、最後の最後に「終わっ……た……?」と唖然としたので、すでに第二作が出版されていると知って安心しましたが(笑)

     解説にもありましたが、江戸初期という時代の背景について非常に丹念に調べ込まれていて、お国事情から庶民の暮らしに至るまでが大変にリアルに描かれており、知らないことばかりで感心させられることしきりです。し

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    2021年11月23日
  • 決戦!桶狭間

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    歴史小説はまったく未知の分野で、初めて読んだ。
    自分好みで選ぶならまず選ぶことがない。本棚左から読んでいるから、順番で手にしたのだ。

    興味が薄いから、尚更恥ずかしいくらい歴史がわからない。桶狭間の戦いは、織田信長が今川義元の首をとった戦いだとわかった。こんな感想を言っていることが、とにかく恥ずかしくなる。
    途中で、誰が誰だか、味方が敵かわからなくなった。
    読んだというか、目を通したに近い。最後の花村さんの文章は、知識の乏しいわたしには読みにくさも加わり、スルー。
    機会があれば、再読したい。1度目よりはわかってくるだろうと思うから。

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    2021年09月15日
  • 光圀伝 角川文庫合本版

    黄門様は水戸学の開祖。

    「本物の黄門様は諸国漫遊などしなかった」「若い頃は結構なヤンチャ者だった」…
    ぐらいの事は知っていたのですが、御父上様を含めてw、こんなに豪快で魅力的な人物だったとは、全く知りませんでした。

    もちろん本書とて「時代小説」ですから、一から十まで真実ではない事は重々承知してますが、史実として残っている部分だけを考えても、戦乱が去ったあの時代の中では「異彩を放つ物凄い人物」だったんだろうなぁと、つくづく感じ入りました。

    ただ、彼があそこまで命懸けで作り上げようとした『大日本史』は、現代の歴史資料としては結局「偏った思想に基づく歴史観」や「歴史資料としての中立性に欠ける」点等を理由に、全

    #感動する #アツい #切ない

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    2021年08月09日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    クインテット達はウフコックの情報があったとはいえ無敵状態のバロットだったのに、ガンマニアとは苦戦?というか、無双状態じゃなくてなんかちょっと残念。というかライムがウザイ。バロットがカチンと来るのがスゴイよくわかる。

    ライムの事を多分バロットの方が意識しすぎているんだろうけど、それにしてもライム腹が立つ。考えてみたんですが、バロットの方はきちんとライムの指示に従っているし、彼の能力に敬意を払っているのに対し、ライムの方は彼女を対等と思ってないというか、きちんと彼女の能力を評価してない感じがするからかな、と。別にほめてほしいわけではないと思うんですよ、バロットも。でも自分のやったことに対して正当

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    2021年06月07日
  • もらい泣き

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    3.5
    実際にあった話を元にした、
    泣ける話の短編集。

    実際に涙を誘われたものも数話あったのだけれど…
    冲方さんの本と言うと、どうしても大好きな「天地明察」を通して考えてしまうからなのか、文章自体、何かこうピンと来ないと言うか、上手さを感じない本だった。

    コラム向きではないかな?

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    2021年06月01日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    待ちに待った最新巻。前巻からのインターバルはそれほど長くないとはいえ全ての登場人物を思い出すのは大変でした。ウフコック奪還までと奪還後が交錯しながら進んできた物語もいよいよ佳境。シザーズとハンターの対決やバロットとライムの関係など見どころも盛りだくさん。そしてウフコックはハードボイルドでした。

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    2021年05月25日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    ネタバレ

    マジか!という展開。
    もしかしたら、この6巻までが序章なのかもしれない、という予感。2つの時間軸が、ようやく融合したか?
    そして、ここまで来てまだ、あのプロローグから少し進んだだけに過ぎないという衝撃!
    ……続刊はⅠ年後?嘘だろって思う。

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    2021年03月20日
  • 新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座

    購入済み

    ライトな感じの書き方講座

    この作家の小説は、「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」を読んでいたので、このような小説がどのようにして書かれたのかについては興味があった。内容としてはかなり軽い調子で書かれているが、着想段階から始めて、数段階を経て、一つの小説になっていく工程が記載されている。この本を読んだからといって誰でも小説が書けるというわけではないが、小説を書きたいと思っている人にとっては参考になるのではないだろうか。

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    2021年03月18日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    カジノのシーンが長くて詳細に描かれててギャンブル小説みたいだけど、そこが面白かった。戦闘シーンは特殊すぎて掴みきれないところがあったけど、凄みは伝わってきた。世界観とか設定はすごく良い。

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    2021年02月22日
  • もらい泣き

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    短編集です。
    各話短い割に感動出来る話がたくさん有りました。
    表紙も良かった。
    実際に有った話を聞き、それを元に書いた作品。

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    2021年01月05日
  • 決戦!本能寺

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    緊急事態宣言の中、令和二年のGWに読んだ歴史小説です。何も活動のできなかったGWでしたので、読書だけが楽しみでした。

    この本は有名な本能寺の変を題材にしていますが、7人の武将の立場から見た形でストーリーが展開しています。新しい歴史小説の形で楽しいです、事件現場の空から中継を見ている感じです。

    以下は気になったポイントです。

    ・源頼朝の鎌倉幕府も、足利尊氏の室町幕府も、どちらも憎悪と野心をたぎらせた親族と家臣達が互いに憎しみ合いながら敵と戦っていた。だからこそ彼らは幕府を開けた(p67)

    ・肩衝(かたつき)とは肩の部分が尖った茶入れで、楢柴は初花肩衝、新田肩衝と並び「天下三肩衝」と称され

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    2020年12月30日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺に関わる人の話ではあるけど、なんか距離が遠い。もっと、本能寺そのものを色んな視点から描くと面白いと思う。

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    2020年12月14日
  • 戦の国

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    戦国時代に活躍して6人の武将(織田信長・上杉謙信・明智光秀・大谷吉継・小早川秀秋・豊臣秀頼)を取り上げた短編集。

    何となく知られている武将のエピソードを掘り下げ、著者独自の解釈で焼き直しているイメージ。

    全体的に読みやすいが、個人的には何か物足りない気も。

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    2020年11月29日