冲方丁のレビュー一覧

  • もらい泣き

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    3.5
    実際にあった話を元にした、
    泣ける話の短編集。

    実際に涙を誘われたものも数話あったのだけれど…
    冲方さんの本と言うと、どうしても大好きな「天地明察」を通して考えてしまうからなのか、文章自体、何かこうピンと来ないと言うか、上手さを感じない本だった。

    コラム向きではないかな?

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    2021年06月01日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    待ちに待った最新巻。前巻からのインターバルはそれほど長くないとはいえ全ての登場人物を思い出すのは大変でした。ウフコック奪還までと奪還後が交錯しながら進んできた物語もいよいよ佳境。シザーズとハンターの対決やバロットとライムの関係など見どころも盛りだくさん。そしてウフコックはハードボイルドでした。

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    2021年05月25日
  • マルドゥック・アノニマス 6

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    ネタバレ

    マジか!という展開。
    もしかしたら、この6巻までが序章なのかもしれない、という予感。2つの時間軸が、ようやく融合したか?
    そして、ここまで来てまだ、あのプロローグから少し進んだだけに過ぎないという衝撃!
    ……続刊はⅠ年後?嘘だろって思う。

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    2021年03月20日
  • 新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座

    購入済み

    ライトな感じの書き方講座

    この作家の小説は、「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」を読んでいたので、このような小説がどのようにして書かれたのかについては興味があった。内容としてはかなり軽い調子で書かれているが、着想段階から始めて、数段階を経て、一つの小説になっていく工程が記載されている。この本を読んだからといって誰でも小説が書けるというわけではないが、小説を書きたいと思っている人にとっては参考になるのではないだろうか。

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    2021年03月18日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    カジノのシーンが長くて詳細に描かれててギャンブル小説みたいだけど、そこが面白かった。戦闘シーンは特殊すぎて掴みきれないところがあったけど、凄みは伝わってきた。世界観とか設定はすごく良い。

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    2021年02月22日
  • もらい泣き

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    短編集です。
    各話短い割に感動出来る話がたくさん有りました。
    表紙も良かった。
    実際に有った話を聞き、それを元に書いた作品。

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    2021年01月05日
  • 決戦!本能寺

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    緊急事態宣言の中、令和二年のGWに読んだ歴史小説です。何も活動のできなかったGWでしたので、読書だけが楽しみでした。

    この本は有名な本能寺の変を題材にしていますが、7人の武将の立場から見た形でストーリーが展開しています。新しい歴史小説の形で楽しいです、事件現場の空から中継を見ている感じです。

    以下は気になったポイントです。

    ・源頼朝の鎌倉幕府も、足利尊氏の室町幕府も、どちらも憎悪と野心をたぎらせた親族と家臣達が互いに憎しみ合いながら敵と戦っていた。だからこそ彼らは幕府を開けた(p67)

    ・肩衝(かたつき)とは肩の部分が尖った茶入れで、楢柴は初花肩衝、新田肩衝と並び「天下三肩衝」と称され

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    2020年12月30日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺に関わる人の話ではあるけど、なんか距離が遠い。もっと、本能寺そのものを色んな視点から描くと面白いと思う。

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    2020年12月14日
  • 戦の国

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    戦国時代に活躍して6人の武将(織田信長・上杉謙信・明智光秀・大谷吉継・小早川秀秋・豊臣秀頼)を取り上げた短編集。

    何となく知られている武将のエピソードを掘り下げ、著者独自の解釈で焼き直しているイメージ。

    全体的に読みやすいが、個人的には何か物足りない気も。

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    2020年11月29日
  • 戦の国

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    表紙のデザインが良い!

    解説で書いてあるとおり「道」をキーワードとして書かれたもので、戦国時代の小説を読む中で初めて、道というものを意識した。新鮮だった。

    明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋の話が特に好き。
    それぞれ短編は星5こでは足りないくらい。
    上杉謙信はあまり詳しくないし、今回読んでも興味を引かれなかった。
    さいごの豊臣秀頼の話は、その前の短編から優れた男の話が続いて食傷気味になっていたこともあってハマらなかった。

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    2020年11月22日
  • 戦の国

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    ネタバレ

    明智光秀の話がお気に入りです。お話の構成が巧みで、ミステリーを読んでいるかのような爽快感がありました。

    本能寺の変を前にして、明智光秀が過去を振り返ります。
    一切ハゲてないのに日常的にハゲ呼ばわりされたこと、過酷な環境で超大変な任務を任され苦労したこと、仏教施設でジェノサイドを命じられたこと、近頃信長の子供たちばかりひいきされるようになってきたこと、重要な戦から外されて手柄をあげにくくなってきたこと。
    果たして、一体どの要素が謀反への決定的なトリガーとなったのか。何が光秀をここまで駆り立てたのか…。

    ラストで明らかになる光秀の激情と、炎上する本能寺がとても美しいと思いました。

    教科書で習

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    2021年01月31日
  • もらい泣き

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    やはり短編集は読みやすい。
    内容も泣かせると言うより暖かい気持ちになれるものが多く良い読後感がある。

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    2020年09月15日
  • 戦の国

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    何処から来て何処へ行くか。
    歴史は一本の道である。
    振り返ってみると全ては必然であったと言えるのではないか。

    なんて事を考えさせられました。

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    2020年09月15日
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵

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    冲方さんの初期の頃のSF
    マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
    言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
    でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。
    ちょっと中だるみ。

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    2020年07月21日
  • 天地明察(1)

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    絵の威力

    原作、コミック両方とも読んでみた。
    小説ではわかりにくかった幾何の問題がコミックでは解説抜きでよくわかる。
    コミックの生命線である「絵」の力を改めで実感した。

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    2020年05月20日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    再読。
    なんだろ初めて読んだときの方がドキドキした気がする。
    この巻では異能バトルが本格的に始まらないからだろうか。
    終盤になるにつれて戦いが壮絶になっていくので、まあ仕方ないのかもしれない。
    とはいえウフコックの悩む姿はとても愛くるしく、ボイルドの静かな狂気も不穏でよい。
    久々にみんなに再開した感じ。

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    2020年03月07日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    ネタバレ

    2と3の感想。
    合本版を読んでいたら、いつのまにか3になっていたらしい…

    「楽園」とかが出てきて、これはどこへ話が転がっていくんだろうとわくわくしたけど、カジノのターンがとても長くて、結局バロット個人の事件で終わってしまった。うーん次に期待…

    カジノのゲームは、ルールがよく分かってないので雰囲気で。ハリウッド映画っぽいかんじの…を想像…。ルールを理解して読むともっと楽しいのかもしれないが。

    あとは、ドクターの過去編があったらぜひ読みたい。

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    2020年03月02日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺を主題に沿えた、7作家によるアンソロジー。
    実行者は明智光秀であるが、その動機あるいは黒幕については、いまだに諸説紛々。
    本作では、葉室麟著『鷹、翔ける』は、明智光秀の家臣斎藤内蔵助こそ、変を起こした随一の者としている。
    木下昌輝著『幽斎の悪采』では、細川藤孝の謀を示唆する。
    天野純希著『宗室の器』は、宗室の独白で信長への思惑が語られる。
    裁判などで分かるように、事実の裏にある真実や当事者の心理などを正確に明らかにすることは、現代の事件においてさえ困難を極める。まして、過去の歴史上の事件など。
    だからこそ、あれやこれやと、作家の想像力を刺激するのだろう。読者にとっても、歴史小説を読む楽し

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    2020年02月18日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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    ネタバレ

    2017年発行。あの攻殻機動隊の世界を土台にした、全編書き下ろしのアンソロジー。
    このアンソロジーの中では円城塔の「Shadow.net」が一番好きな作品だったけど、これは『年刊日本SF傑作選 プロジェクト・シャーロック』に再録されているので、個人的にはそちらを購入するほうがオススメかなと。

    ===

    Shadow.net 円城塔 ★★★★☆
    * 相貌失認症を持つ「わたし」は、プライバシーの観点から街の監視を行うシステム一部としての役割を担っている、という設定が、なるほど、と。近年(リアルの世界の近年)のAIによる顔認識技術は監視システムを強化したり、あるいは相貌失認症の人を支援したり、とい

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    2020年02月17日
  • 光圀伝 一

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    光國伝

    黄門さまの伝記もの。わくわくします。

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    2019年12月11日