堤未果のレビュー一覧

  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    日本は約70%が現金支払。

    これ以上進むと、どんな世界が広がっているのか?

    キャッシュレス社会が今以上に進むことに違和感を覚えていたので、気になる点を網羅できた。

    斜め読み程度だが、また時間をかけて読みたい。

    今はこれでOK

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    2022年03月07日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    1.なぜ相変わらず私達国民はメディアや政府に騙されてしまうのか、対策はないのか、を考えるために読みました。

    2.現代メディアは「単純化」という罠仕掛けてあらゆる情報を分かりやすく伝えています。ゆえに、視聴者は飛びつきやすく、自分が考えなくても「考えた気になってしまい」、結果として手のひらで転がってる状態になってしまいます。
    本書では、4人の著者が自身のオススメの本を通して、日本のメディアがどのようにして国民に情報提供をしてきたのか、そして、国民がどう変化してしまったのかを述べています。

    3.「真実は伝わりにくく地味であり、嘘は単純で分かりやすく伝わる」ということを普段から心がけて情報収集に

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    2022年02月10日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    メディアの功罪がいくつか語られているが、最も罪深いのが「単純化」だ。ネットの世界も同じだが、単純化しないと新聞が売れないし視聴率も取れない。「わかりやすくお伝えします」というのは紙面リニューアルやニュースの新番組で聞かれる決まり文句だが、それが良いことだという共通理解がある。とんでもない。わかりやすく伝えるという事は、細部を意図的に切り捨てていくことだ。世の中そんなにわかりやすくはできていない。こうして大多数の国民から、どんどん複雑なことを理解する能力や耐性が失われていく。メディアが単純化しているのは彼らに事実を伝える情熱が欠けている事のほかに、それが求められていないからでもある。一方的にメデ

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    2021年11月15日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!新たな自由をつかみ取りたい!そして次の世代に手渡したい。

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    2021年09月20日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    4人の論客がそれぞれ一冊ずつ名著を引用しながら議論を展開する。内容はメディアと社会の関係性、その歴史、そして今後のメディアの展望。個人的には近代小説が近代国家の解説に加担したという部分が興味深い。文語から口語へ移ると同時に、文字が知識人階級から大衆へと解放されていく。魯迅の白話運動はその典型だろうか。そういう意味で近代国家は知識人階級と大衆を同等に扱うことによって成立している仕組みとも考えられる。メディアに影響されやすい性質を内在する大衆が中心を担っている社会であるからこそ、メディアによる煽動や忖度など、社会の中に存在する危険性には注視する必要がある。

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    2021年08月25日
  • 社会の真実の見つけかた

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    『国が戦争に向かってつき進み始めた時、まっさきに隠されるのは本当に知るべき情報だ。ならば一体どうすれば、それを見極めることが出来るのか。過去を振り返り、歴史を検証することが大きな助けになる。』

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    2021年05月08日
  • 別冊NHK100分de名著 メディアと私たち

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    このシリーズは有名な著作を分かりやすく解説してくれるのでお気に入り。
    アメリカ大統領選やコロナによる社会情勢の不安もあって、メディアに対する不信感が高まっている現在では非常に参考になる内容だった。
    特に山本七平の『空気の研究』を解説していた部分は興味深いものだった。日本人独特の「空気を読む」という特性に関して、クリスチャンとしての山本が宗教観を交えながら分析するもので、今度改めて読んでみようと思った。

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    2021年01月25日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    「ルポ貧困大国アメリカ」等、主にアメリカの現状を取材している著者の、日本への警告書。
    執筆は2012年といささか古いが、タイトルに示された言葉は、その蓋然性がより増すばかり。
    3.11を例に、国民がパニックになって国民の眼が政治からそれている時の政府には気を付けるように。国民のためにならない政策がいつの間にか成立していることがあると。
    コロナの現今も、同じことがいえるだろう。
    執筆当時日本が参加表明した、TPPについて論じ、報道ではあまり眼にしなかったISDS条項の危険性に紙数を割いている。
    世界中のどの国もISDS条項の裁判に勝ったためしはないと。勝つのはいつも国籍企業だそうだ。
    グローバリ

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    2020年10月14日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    協同の力で医療を再生する。殺伐とした閉塞感の中に一筋の光があるようで、少し希望が持てた。この現実が知らされていないことが恐ろしい。

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    2020年08月02日
  • 社会の真実の見つけかた

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    著者は、『貧困大国アメリカ』の堤未果さん。
    メディアが流す情報を正しく読み解く力を身につける大切さを、若い世代に向けて解説した本。

    興味深かったのは、第1章「戦争の作りかた」と第2章「教育がビジネスになる」
    ブッシュ大統領がはじめた「テロとの戦い」をさらに進めたオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したのってやっぱりおかしい。
    「アフガニスタンに増兵しながらノーベル平和賞」(p.144)と皮肉を言われるのもやむなしと思う。
    「学校で好きなことを学んだり、けがや病気をしても請求書の心配をせずにすぐ病院に行かれたり、真面目に働けばいつか好きな人と結婚して子どもを持つことができる、そんな普通の人生が、

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    2020年06月14日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    医療に市場原理を持ち込んだ結果米国で起こった問題を提示した上で、医療の本来の姿を取り戻そうと草の根で活動する人達が描かれている。

    強欲資本主義の行き着く先でそれを正常化するのは「何かおかしい」と感じる市民とSNSなのかもしれない

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    2020年10月14日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    グローバリズムがもたらしたものは何だったのか。
    企業、投資家が競いたくなる新しい指標は何だろう。
    1%と99%の格差や再分配について知ることから。

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    2018年12月12日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    オバマケアの本質がよくわかる本。日本式の皆保険が曲がりなりにも実現したと思っていたが、大間違いであることがよく分かった。結局、これまでの保険会社を益々利するだけの制度であり、その設計者は保険会社から出ているというのも、ショックだった。金の威力というのは恐ろしい。ほんと、この本を読むと無力感に苛まれる。日本は、どうなるのだろうか?30年遅れでアメリカ化を実現しているが、医療に関しては、とっても儲かるようなので、もっと早まりそうである。

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    2018年11月12日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

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    2018年10月28日
  • 社会の真実の見つけかた

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    国語の先生がおすすめしていたので、読んでみることにした。
    2章の「教育がビジネスになる」が、かなり興味深かった。

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    2018年07月29日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    アメリカのオバマケアについて、その実態について描いた一冊。

    日本からは好意的に見られているが、実際は中所得者や医療業界は大変で、潤うのは製薬業界だけという話。
    そして今後は日本も他人事でないということがよく分かった。

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    2017年11月19日
  • 正社員が没落する ――「貧困スパイラル」を止めろ!

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    2009年に出されてすぐ買ったのに積読状態だった。
    もっと早く読むべきだった。
    ここに書かれていることは現在では既に周知の事実。
    ただ、アメリカと日本の貧困問題の時系列的な流れがわかってアタマを整理することができた。

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    2017年08月26日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    医療技術は世界最先端。でも、医療費は日本では考えられない
    ほどに高額のアメリカ。年間150万人の自己破産者のうち、高額
    な医療費の負担が原因のトップだそうだ。

    日本とアメリカでは医療制度が大幅に異なる。世界保健機構の
    お墨付きをもらっている日本の国民皆保険制度が、アメリカに
    はない。医療費をカバーするのは民間の医療保険だ。

    しかし、保険料の支払いが出来ない低所得者層では無保険の
    人も少なくない。だから、少々体の具合が悪くても病院へ行く
    ことをしない。

    そうするとどうなるか。生きるか死ぬかの瀬戸際になってから
    ERに駆け込み、手遅れになることも多い。

    これでまにも何

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    2017年08月21日
  • 核大国ニッポン(小学館新書)

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    2010年に発刊された「もうひとつの核なき世界」に新章を加筆した新書版。昨年の広島へのオバマ前米大統領の訪問、その後のトランプ大統領の誕生、7月に国連で採択された「核兵器禁止条約」まで直近の一連の流れも踏まえながらの構成。書店に並んで、すぐに手を取りました。

    タイトルの「核大国ニッポン」、表紙にある「非核国の幻想から目を覚ませ!」と強い言葉がありますが、アメリカの核の傘にある日本は抜け出さない状態にあることを改めて思い知らされました。あと約1年で有効期限が切れる「日米原子力協定」、世界の安全保障環境に大きな影響をもたらす今後の取り扱いも、このままでは国内では大きく議論されることなく進められて

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    2017年08月16日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    ちょっとショックです。やはり知らないということは罪ですね。医療保険制度について知識を深める努力、必要と強く感じます。

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    2017年06月18日