沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

814円 (税込)

4pt

あなたは盲腸手術に200万円払えますか?

「医療への市場原理導入を防げ! あらためて国民皆保険の素晴らしさを啓発する良書」
日本医師会今村聡副会長推薦!

リーマンショック以降、ますます巨大化するウォール街と多国籍企業群の最強タッグ。彼らが次に狙うのは、一〇〇兆円規模の日本の医療・介護ビジネスだ。世界が絶賛する〈国民皆保険〉に私たちが無関心でいるすきに、他国を次々に食い物にしてきた、強欲資本主義の魔の手がじわじわとのびる。急速に高齢化する日本は、世界規模のマネーゲームから逃げ切る事ができるのか? 気鋭のアメリカウォッチャーが、綿密な現場取材と膨大な資料を通し書き下ろした、待望の緊急出版。ベストセラー『沈みゆく大国 アメリカ』に続く驚愕の姉妹編!

■主な内容
・「世界最速で高齢化する日本は、投資家たちのドリームランド」
・「ヒトラーのやり方に学べ~経済財政諮問会議」
・「超高速な新薬承認のウラ」
・「国民皆保険は邪魔だからなくせ!(by アメリカ)」
・「TPPより怖いTiSAって何?」
・「お年寄りは早く死んでね(後期高齢者医療制度)」
・「給料安くて介護職員が辞める? じゃあ外国人で!」
・「高齢化が医療を破綻させるは、ウソ? ホント?」
・「何が医療費を押し上げているのか?」
・「医師は足りている? 余っている?」
・「給食で医療費を下げる!」
・「国の責任転嫁を逆手にとろう」
・「総理、医療を成長産業にしましょう!」

■目次
序章 「臨終」の格差
第一章 オバマもびっくり! こんなにアメリカ化していた日本医療
第二章 (株)アメリカに学ぶ、大衆のだまし方
第三章 マネーゲームから逃げ出すアメリカ人
第四章 逃げ切れ! 日本

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沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    メインはオバマケアです。
    崩壊するアメリカの医療現場がリアルに描かれています。
    本当に読んでいて、恐ろしくなります。
    これが世界一の経済大国アメリカの医療や保険の現実なんです。1%の超富裕層のために、医療と保険が食い物にされている現実を突きつけられました。私は少なくとも、絶対にアメリカには住みたくな

    1
    2019年04月21日

    Posted by ブクログ

    ここでもあり得ん事実が浮き彫りに。それにしても、訴訟の保険で収入の大半が持っていかれるって、そんな環境でまともな仕事が続けられる訳ない。かの大国の医療評判が落ちている大きな理由は、その社会制度にあるんだと思わされる。オバマさん、かなり優れたリーダーという認識だったけど、細かいところで大きなポカもやっ

    0
    2018年08月15日

    Posted by ブクログ

    ・国民皆保険制度の素晴らしさと、今それが解体されるかもしれない危険があることを啓発する本。
    ・無知は良くないと改めて感じた。制度についてよく知り、感謝するべきですね。
    ・政府に騙されないよう気を付けなくては!

    0
    2017年01月03日

    Posted by ブクログ

    日本は、医療費が実は諸外国と比べてもかなり低く、さらに患者の自己負担率はとても高い国らしい。いろいろと考えさせられる。

    0
    2016年03月13日

    Posted by ブクログ

    株式会社化したアメリカの医療がいかに企業、保険会社によって食い物にされているのかを具体的かつわかりやすく 説明してくれている。
    国民皆保険にちかい制度として導入されたオバマケアも実は保険会社や製薬企業の利益を優先させる仕組みで、実際は庶民の保険料は上がってしまったというのだから恐ろしい。
    著者はそん

    0
    2016年02月23日

    Posted by ブクログ

    米国の暗部を抉り返す刀で米国化する日本を憂う、お得意の安定した作風で前著に引き続き健康保険問題に切り込みます。特に当初がん保険が米国の保険会社の独占で日本の保険会社が参入できなかったなど、米国の圧力とそれに唯々諾々従うわが国の政府の事例を紐解き現状の国民皆保険を守れと強く呼びかける後半には心を動かさ

    0
    2015年11月08日

    Posted by ブクログ

    この本を読み終わった頃に日歯連の贈賄事件が明らかになった。あれって、TPP交渉山場を前に医療関係者を恫喝する材料にされたんじゃないか?ってのは穿った見方なのかぁ〜。

    0
    2015年10月18日

    Posted by ブクログ

    いつも思う。この人はアメリカのことを見ながら、将来の日本を見ようとしていること。
    食料の次は医療。アメリカと同じような運命をたどることになったら、間違いなく医療破産は起こるでしょう。いくら収入があっても足りないでしょう。
    すごく考える。これは無くなって欲しくない。

    0
    2015年07月28日

    Posted by ブクログ

    協同の力で医療を再生する。殺伐とした閉塞感の中に一筋の光があるようで、少し希望が持てた。この現実が知らされていないことが恐ろしい。

    0
    2020年08月02日

    Posted by ブクログ

    医療に市場原理を持ち込んだ結果米国で起こった問題を提示した上で、医療の本来の姿を取り戻そうと草の根で活動する人達が描かれている。

    強欲資本主義の行き着く先でそれを正常化するのは「何かおかしい」と感じる市民とSNSなのかもしれない

    0
    2020年10月14日

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