堤未果のレビュー一覧

  • ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?

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    堤未果さんの本は、私の知らない海外の現実を教えてくれるからとても楽しく読める。本書も食に関する残酷な現実を突きつけられ、大きなショックを受ける。
    ただ、堤さんの本で一番素晴らしいところは、最後に必ず未来に希望を持てるようなケースも紹介してくれるところ。

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    2023年08月11日
  • ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?

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    ネタバレ

    ・ディストピアはフィクションの中のものではなく、現実化しつつあるということ
    ・ウクライナ紛争をこれまでと違った視点で捉えること
    ・日本の農、食は本当に危機的状況にあるということ。しかし希望もあるということ

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    2023年05月04日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    「アメリカや中国に遅れをとるなとデジタル技術だけ拙速に導入して大切なことを見落とせば本末転倒だ。前述したように私達大人ができることは公教育という公共の空間の価値を認識すること、そこに入る私企業が子供達の未来や人権を脅かさないよう法の力でしっかり線引きをすることだ。」日本デジタル化計画の裏側がよくわかる本です。

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    2023年04月08日
  • ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?

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    【要約】
    将来的に人口の増加に伴い、食糧不足が懸念され、それは人工肉で補うようになるだろう。
    またゲノム編集により人間に都合よく遺伝子組み換えされた食べ物が登場するのでまだまだ世界は養える。
    ただその弊害はあり、これまで農家が外国系テック企業のアグリビジネス参画に伴い土地を奪われている現状がある。
    また、牛を育てることによってメタンガスが増加してしまうというが、それは育て方の問題で放牧式で育てるからそんなことは起きない。

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    2023年02月01日
  • ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?

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    <目次>
    第1章  「人工肉」は地球を救う?~気候変動時代の新市場
    第2章  フードテックの新潮流~ゲノム編集から「食べるワクチン」まで
    第3章  土地を奪われる農民たち~食のマネーゲーム2.0
    第4章  気候変動の語られない犯人~”悪魔化” された牛たち
    第5章  「デジタル農業改革」の裏=忍び寄る植民地支配
    第6章  日本の食の未来を切り拓け~型破りな猛者たち
    第7章  世界はまだまだ養える~次の食の文明へ

    <内容>
    前半は遺伝子組み換え作物と農薬、ゲノム編集の話も。これは感想や寒さに強く、多くの実りがあるが、農薬によって守られないと収穫を維持できない(あるいは、アグリビジネスにより、そ

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    2023年01月28日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    サーバーもデーターも抑えられた未来(しかもそう遠くなさそう)では手札を見せながらポーカーをしている状態というか幕末からの不平等条約時代になりかねない。その点中国は軍事力という裏付けはあるが着々と仮想通貨も含めて研鑽している事が伺えた。
    シンギュラリティの前に自分自身の無知さ加減をどうにかせねばと思えた。

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    2022年12月01日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    薄々わかっていたようなことがはっきりと書かれていて、知らないけれどこれはやばいと思う話が満載。

    ちょうど知るべき報道がなされるようなタイミングで全然別の大きな報道がなされて、重要なニュースが隠れたり霞んだりすることが多いのもやはり本当なのだなと知りました。どうでもいいニュースをやたらとしつこく煽って、ずーっと引っ張ることが多いと感じていましたが、そういうときには大体国絡みのニュースで隠したいことがあるんだと、今後は気をつけて他の媒体でもニュースを見るようにしようと思いました。芸能ネタばかりやるテレビ報道はもうだめですね。

    レビューではないですがマイナカード、国が地方交付税を「人質」に取った

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    2022年11月28日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今から3年前2019年、当時の首相による日本学術会議の会員任命拒否問題は、政府による自由・学術・教育に対する介入であると大変な危機感をつのらせることになった出来事でしたが、自分の周りでこの件について同じようなことを考えていたり意見を交換したりということがあったのは、小学校教員である友人ただ一人との間でした。
    そこにあるものの不穏さを感じ取った人が自分の周りにはあまりにも少なかった、と思います。
    それから現在までを振り返ってみるとたった3年の間に自由というものがとても堅苦しく緊張の伴うものになってしまっており今なお進行形であると感じます。

    気づいたら周りから固められてて自分は奇特な意見を述べる

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    2022年11月14日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    日本はデジタルの後進国になり、公共システムは海外から狙われている。このまま稚拙なデジタル化計画を進め、餌食になってもよいのか。
    非常に由々しき事態ではあるが、その海外でさえ大きな問題を抱えている。
    人間が AIに勝てるのは問う力である。デジタル化がどんなに進んでも、それを手放さずに生きていきたい。

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    2022年09月02日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    「真の危機はコンピュータが人間のような頭脳を持ってしまうことよりも、人間がコンピュータのように考え始めた時にやってくる」「デジタルファシズムを阻止する唯一の方法は、私たちがより人間らしくなる事」同感です。それにしても、コロナ禍は“其処退け其処退けデジタルが通る”で思考停止状態の内にデジタル化進めてしまった。「社会全体が待てなくなっている」「紙に触れ手で書くという行為おろそかにしてはいけない」「もし人間から問う力がなくなれば、考える力も失ってしまうだろう」「人間にとって大事なのは問う事」「ネット検索で情報過多になり考える前にすぐ検索してしまい頭を使わなくなる」心に留めておかないと!

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    2022年09月02日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    もっと真剣に考えないとまずい、と思うが、既にインターネットで検索やら買い物やらいろいろな申し込みやらしている現実をどのように変えたら、この本に書いてある恐ろしい事態を回避できるのか。 同じ著者の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだ時も感じたが、生活に関わることは全て金に繋がるし、金になると分かった途端に、頭のいい人達が、情報弱者に群がり、金をむしり取る。そんなアメリカの数年後を日本は追いかけている感じ。
    日本の官僚とか政治家は一体どんな未来を見ているのか、子どもたちを食いものにするのはやめてくれ、と思う。個人情報保護ができる国になって欲しい。
    デジタル化の負の面をこれでもか

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    2022年08月06日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    一部ネットで嫌われてそうな論客たちからのメッセージ集。みなさん、日本から少しずつ自由が奪われていると危惧している。
    ある一面の行動・発言が切り取られて批判されることが多い方々だが、その考えに直に触れると、国の在り方や自由について真剣に考えているのが分かる。

    例えば表現の不自由展に携わった津田大介氏。近年、アートの世界では政権の意向に沿った展示しかできなくなってきたと言う。意向に反せば、補助金が下りないなど不自由を強いられるそうだ。

    詳しく知らないが、おそらく、この展示は慰安婦像などを展示するのが目的ではなく、賛否両論のものを公の場で示すこと自体が目的だったのではないか。こうした国の動きに対

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    2022年08月01日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    デジタルの世界、知らないことがたくさんありました。読んでいるとデジタル化が進むのがいいのか良くないのか分からなくなってきました。1国民はどうすればいいのか…考えさせられることがたくさんでした

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    2022年07月27日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    「知る」ことで「知らない」では感じられなかった物事が立体的に色彩を持って立ち上がってくる。
    ニュースを見て感想を抱くだけといった姿勢では流れに逆らうことはできないが、思考し行動することは人を新たな場所へ連れて行ってくれる。
    本書では各分野の著名人が各々の視点から考えを述べており、他人の視点、思考、背景等を感じながら読み進められるという点で対話的な(厳密には違うが)一冊になっている。
    自由を重んじる立場の方々の考えに多く触れることができて心地良さすら覚えるが、逆に反論する立場の人の意見にも触れたい気持ちになった。

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    2022年06月01日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    デジタルは便利だし簡単だし無料だし良いことだらけ!コロナ禍で紙幣で支払いするなんて感染リスク高いしランチの券売機に向かって「早く○○payとかにすればいいのに!」と思っていました。この本を読むまでは。スマートシティ、信用スコア、2024年問題、チャータースクールも、ちょっと怖くなってくる内容ありです。教育のデジタル化は新井紀子さんの本で知っていたので、大体想像できました。途中、未果さんの幼い頃の話しがほっこりします。そして多様な社会にまとめたところがカッコ良いです。もう時期参院選なので、その前に読んでおいた方がいい貴重なお話だったと思います。国民みんながこの本を読んでもらいたいです。

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    2022年06月01日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    デジタル化はメリットばかりが強調されがちですが、安易に導入を進めるとどんな問題点があるか、分かりやすく書かれていて参考になりました。

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    2022年04月21日
  • 別冊NHK100分de名著 メディアと私たち

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    大変読みやすかった。大澤真幸の解説が特に秀逸。メディア論を多角的かつ具体的に学びたい方の導入書としておすすめ。

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    2022年04月05日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    私は評論に苦手意識を持ってしまい、なかなか自分で選んで読むことがないが、高校の時の先生に勧められて読んだ。
    経済や教育活動もデジタル化され、世は便利になるなといい側面に目が行きがちだが、自分の個人情報漏洩や選択肢の狭小など看過すべきではない問題も多く孕んでおり、批判的な視点も持つ必要があるなぁと感じた。

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    2022年03月31日
  • デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

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    23歳の今読んでよかったと思う本。
    「便利だから」という一面的な理由で、サービスに飛びついていた自分を内省できる。

    教育ビジネスってワードにゾッとした笑
    何事もビジネスだなぁ〜

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    2022年03月13日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    第二章 文化芸術の自由は誰のためにあるのか
    から読み始めました

    「芸術」の周辺にいらっしゃる
    人たちの 肌感覚による発言が
    そのままストレートに伝わってきます

    いつの世でも
    どの国でも
    「弾圧」「排除」は
    ピンポイントで行われる

    危うい この国では
    よほど意識しておかなければ
    いつのまにやら 加害者側に取り残されている
    ことになってしまうことが多いように思う

    本書を(肯定的に)読んでいる人たちとは
    どこかで しっかり つながっておきたい

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    2022年03月08日