堤未果のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
デジタル化への加速はこの日本において良い方向に進んでいるだろうか、この書で疑問を持った。外部委託の寄せ集め集団でデジタル庁の大きな権限と予算は信頼できるシステムではない、と言う。それは便利になる裏返しで情報漏洩しかり、国民の了解無しの情報の管理体制だ。マイナーカード含め、現在個人情報の閲覧規定が無い、例えば本人の了解無しで関係者は閲覧できるが、本人が削除出来ず、データーの保管が国外にありセキュリティー保護規定も見えていない状況だ。このような無能な管理者・庁のデジタル化では利便性追求とは言え、今後恐ろしい権限政策となりうる。その他、世界のデジタルマネー変革である「グレード・リセット」による銀行間
-
Posted by ブクログ
珍しく具体的な事象ではなくやや理論的というか方法論的な話。
「人絶ち」は興味深い修行方法だと思う。たまにデジタルデトックスというのを聞くが,それの極地だろう。インプットを完全に遮断するということだが,アウトプットも禁じられるのだろうか?
ショックドクトリン
①ショックを起こす
②政府とマスコミが恐怖を煽る
③国民がパニックで思考停止する
④過激な新自由主義政策を導入する
⑤多国籍企業と外資の投資家達が,国と国民の資産を略奪する
最大のコツは「国民がショックによる思考停止から我に返る前に,スピーディに社会をつくりかえてしまう」こと
15分都市というデジタル監獄
おかしいなと思ったときはお -
Posted by ブクログ
Twitterファイルは知らなかった。使ってないにしても知っててもおかしくない大ニュースだと思うのだが,見事に鎮火されたということか。確かに自分のFacebookでも全く反応ない投稿があって,不自然だとは思っていた。ウィルバーは御法度なのかもしれない。
EUの農民一揆も知らなかった。積極的にニュースを取りに行っていないとはいえ,全く知らないのにはびっくり。検閲の凄さ。
不思議なのは,この国を解体する動きを主体的に進めているのが,この国の政治家や官僚だということだ。大企業はまぁ,そうかもしれないが,政治家や官僚に国を売るだけの見返りがあるのだろうか?海外については,具体的に書かれているが,国内に -
Posted by ブクログ
政治家にとって、国民の知る権利はやっかいなんだろうな、と理解できます。でもここは中国やロシアではないのだから、それなりに正しい情報が開示されているものと思ってきました。
でも、最近の選挙戦や、斉藤知事のことなどでメディアは信用できないなどと言われるようになり・・・
本書を読むと、それ以上に信じられないような悪事が裏で実行されようとしていたり、既に行われていたりして愕然としました。
政治家は国を売ってどんな利益があるのか理解に苦しみます。
著者の言うように、国民が自分で考え、目を光らせておかなければ、この国は手遅れになりそうです。
私はとにかく、投票率を上げることが一番かなって思っています。 -
Posted by ブクログ
公共サービス デジタル庁 についてどのような経緯で発足したのかはよくわからない
がセキュリティの甘さは今後 私たちの生活に不利益が発生する恐れがあると感じた
セーフサービスに米国の民間企業を利用登録させるのはいかがなものかと思う
デジタルセキュリティについて個人でどのように対応するのか 解決策は見いだせないままだ
金融について
キャッシュレス決済はここ数年 すごく多くなってきていると感じている
クレジットカードより利便性があると思える
どのような危険性があるのか 啓発する 意味合いでは 本書の記事は良いのかもしれない
クレジットカードについては 盲点を指適している
デジタル マネーについ -
-
Posted by ブクログ
若干、論理に飛躍があるように思います。
きっと、様々な事象を、筆者が言いたいことに結び付けたいがゆえの飛躍なのだと思いますが。
最近、思うのですが、国家は、100年先を見据えて、一年一年を重ねていくべき存在ではないかと。
その一方で、企業は、遠い未来のことは何ともいえないけれども、とにかく一年一年をしっかり積み重ねていくことを目指す存在なのではないかと。
同じように一年一年を重ねていくとしても、100年先を見据えた存在である国家と、一年一年が勝負の企業では、一年一年の重ね方が違うと思うのです。
国家が企業を活用する際には、一年一年の重ね方の違いを理解し、国家の考え方や姿勢に沿うように活用しな -
Posted by ブクログ
政府がメリットばかり叫ぶキャンペーンをやってるときは、その裏に誰が得をしているのか、冷静に考えてみるのは大事。やや著書のバイアスがかかっているような気もするけど、金融視点から世界情勢をみることで、世界の見え方が変わることは納得。イスラエルを支持する国にも宗教的な面だけではなく、ガザ油田の利権をイスラエルが抑えてエネルギー大国になること、その近隣の輸送ルートができることが利益となることが支援の背景と理解した。
メモ→ガザ油田1999発見→パレスチナエネルギー自立への期待→イスラエル反発→202306ウクライナ戦争のエネルギー危機から、世界的な圧力あり油田開発承認へ→パレスチナ自治国家への期待→2 -
Posted by ブクログ
ファシズムとは独裁主義のこと。GAFAMによるデジタル推進の時代に、その道が本当に正しいのか問い続けてくる書。
中国の女子大生が日本に来て、現金しか使えない店が多い事に不便を感じたとの事だが、キャッシュレスが本当に良いのか?個人情報が全て監視されるようになるし、社会信用スコアもつけられてしまう。現金を下ろすインフラに乏しく偽札や治安に問題のある国とは違う日本のような国が、そこまでキャッシュレスを急ぐ必要があるのかと問いかける。
教育については、一人一台のタブレットを持たされているが、果たして正しいのか。紙の手帳を使ったグループの方が記憶に関する脳活動が活発になり、記憶力も優位という結果が出 -
Posted by ブクログ
最近のニュースとなっている話題をベースに、実は報道がされていない、もしくはあまり取り上げられていない背景があることを説明し、報道の表面だけを鵜呑みにしないよう警鐘を鳴らすというもの。
能登半島大地震のときの政府及び県知事の対応のまずさ、にも関わらず、それにかこつけた緊急事態条項の取り決めと、志賀原発の問題点隠蔽。
経済安全保障と言いながら、国民の命と安全の基となる水の取り扱いを、外資を含めた民営化させようとする矛盾。
最近何故かNATOと足並みを揃えようとする違和感。
偽・誤情報対策をすると言うが、誰がどんな基準で判断するのかわかららないと言うモヤモヤ。因みにXでの検閲で、最も削除要求件数が -
Posted by ブクログ
相変わらず知らなかったことがたくさん書いてあって、勉強になる。
優秀でエネルギッシュに見える著者も、9.11を目の当たりにした時は、人断ちを勧められるほど心が乱したそうだ。体感が麻痺して身体の声が聞こえなくなって不安になり、その穴を埋めようとしてさらに情報を折ってしまうループにはまり込んでいたという。
ショック・ドクトリンの手法は、米中冷戦時代に、捕虜のアメリカ兵を反資本主義に変えてしまう中国共産党の洗脳テクニックを、アメリカのCIAが研究し始めたのが発端だった。これを個人でなく国家をターゲットに実行することを思いついたのが、ミルトン・フリードマンだった。
世界大恐慌後に主流だったケイン