堤未果のレビュー一覧

  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    知らないってことはこんなにも怖いことなのか。
    そう戦慄した一冊。
    主テーマはアメリカの医療制度。とりわけオバマ大統領政権下で成立した「オバマケア」。
    恥ずかしながら私も言葉すら知らなかった。

    というか、アメリカの医療制度と比較しその非営利性が素晴らしい「宝の1つ」と述べられてた日本の医療制度も私はよく分かっていないのだと実感した。
    世界へ門戸が開く法案が成立し、日本の医療制度も変容していくかもしれない事実も。

    「無知は弱さになる」。著者が述べる通りだ。自分たちの身を守るためには、無知では許されない。そう危機感を覚えた。

    しかし民主党・オバマ元大統領政権は個人的にはクリーンなイメージが強く

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    2017年03月03日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    TPP締結で私たちの生活が脅かされることについて一切言わない政府、そしてありのままの真実を報道しない主要マスコミ。私たち日本人は美徳として公的権力を信じる国民性ですが、政府とは元来、嘘をつくものであるし、主要マスコミは偏向報道が基本ということが本書で納得しました。私たちはイラクやリビヤ、シリアが歴史上、最も中東や北アフリカで安定した国だったのを知らされずに偏向報道のシャワーを毎日浴びさせられています。複数の媒体に触れ、自分で判断することの大切さ、そしてその判断するための前提知識を身につけることの大切さを痛感しました。

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    2016年12月18日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    日本の健康保険ガンバレと応援したくなる本。アメリカの獰猛資本家が日本の医療を狙っている。高価な薬、高い医療費、不用な医療保険で日本の医療費をかすめ取ろうとしている。気がつかないのは庶民だけなのか?

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    2016年11月15日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    前作『政府は必ず〜』から4年!
    早い。
    そして、増々、良くない方向へ。

    すごく読みやすく、わかりやすく、希望もあるように書かれているけれど、現実は一日毎に政府に「負け」る方へ流れていて、それに太刀打ちできるようになるには、草の根の運動というか成長が必要で……

    でも、「逃げる」という手もある、と思ったり。

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    2016年11月03日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    米国の民主党も石油業界、ウォール街、製薬会社、軍産複合体やアグリビジネスから大口献金を受けざるを得なくなり、その本質は大資本(多国籍企業であり、99%を搾取する1%)のコントロール化にあるという意味では共和党と同じ、日本では、原発を推進してきた自民党、原発事故が起きたときに隠蔽した民主党と、何れも二大政党制とは名ばかりで全てはマスコミも含めて大資本の支配下にあると弾劾し、リビアやイラクなどアラブ諸国の民主化にも疑問を呈する目から鱗の一冊です。グローバル化する世界でどのようにビジネスを推進するかなどの情報は豊富に流通してますが、それが大資本を利する世界であるとの情報はあまり目にすることがありませ

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    2016年09月11日
  • 政府は必ず嘘をつく 増補版

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    何が真実で、何が嘘なのか?
    大量の情報が錯綜する中で、正直分からなくなる。
    国民を騙す情報操作なんで近未来小説の世界のものと思っていたが、1%が力を持ち、99%の富を独占する社会であれば現実のものなんですね。
    どこか他人事に考えている間に、いつの間にか社会の仕組みが書き換えられて、気がついた時はもう手遅れというとがないよう、何かおかしいという違和感を大事にしたい。

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    2016年07月03日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    力作。
    アメリカで起こった事は、日本でも起こるのか。そうならないように、政治に関心を持たなくてはいけない。
    読んでいると、怒りが込み上げてくる。現代でも、一部の、権力者が大多数の弱者から富を吸い取っている構図が見える。

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    2016年04月02日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    オバマケアとウォール街の繫がりとアメリカの格差社会が今後の日本に波及してくると思うとゾッとする。敗戦国の日本はアメリカには逆らえない
    日本の格差社会は目前だ

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    2016年03月12日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    学校でお勧めされたアメリカ関連ジャーナリストの一人。全体を通して伝わるのは著者のアメリカと日本に対する深い愛情。国民皆保険を国の目標として掲げ、方策として打ち出しながらも営利目的の大企業に牛耳られ崩壊していくアメリカ医療制度。いずれ医療という言葉自体消えてしまうかもという危機感すら抱かせる。そして次のターゲットは日本。私たちの世代が本当に医療を必要とする年齢になったとき、日本の無形財産である国民皆保険は存続しているだろうか。「無知は危険だ」と著者は説く。今からでも少しずつそういったことを知っていこうと思う。

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    2016年02月26日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    第2版のほうを先に読んでしまったので、これは、米国の現状の医療。
    金がすべてと思えてしまうほどに、利益を上げることのためには、自分の為には、他人が不利益でもかまわないと感じる、貧富の差が非常に大きく、国が投資家を保護せざるを得ない。社会的弱者は、職もなく、市場はそこから金を取る。米国はどうなってしまったのだろう。この体制は、どうにかならないものか?
    やがて日本にも上陸するであろう、民間保険について、なすすべを知らない。

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    2016年01月05日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    アメリカのほんの一部になっている金持ちが、いかにしてその富の独占を強めようとしているかについての第二弾。今回は医療について書かれています。オバマケアに始まる皆保険制度、日本のものとの違いとその問題点。そして日本にもまたその爪先が迫ってきているということを、臨場感あふれる書き方で、具体的な話も踏まえて分かりやすく書かれています。このままいくと、知識のない私たちは、知識のある人間たちの良いように制度を利用され、変えられてしまう。そうならないために、行動を呼びかけるところなど迫るものを感じました。
    本書の内容を鵜呑みにするのではなく、まず医療について学ぶところから始めるように気づかせていただいた点は

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    2015年12月30日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    基本的には堤さんの一連の主張を繰り返した本。

    これはもう資本主義の終焉だね。自分を含め無知、無関心の結果、この日本でも抜き差しなら無い所までもう来ている。新安保法案の時に一時的に、その成立を阻止しようと市民レベルでも盛り上がったが、日本の皆保険制度は何としても守らねばならない。

    もう、アメリカの強欲資本主義の餌食になってはいけないだろう。処方箋は、堤さんの物だけでなく色々あるような気もする。何れにしても、無知、無関心が一番ダメ。

    幸い選挙権も18歳に引き下げられる。アメリカでリーマンショック後一人で、保険会社の前でビラ配りする若者姿が本書でも紹介されているが、こうしたことから粘り強く始め

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    2015年09月27日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    内容に対して、タイトルは少し大袈裟だが、本書に示されている一点をとっても、アメリカは滅びつつあるか。

    オバマケアの知られざる一面が、克明に描かれていて、いかに、日本の皆保険制度が優れているかがよく理解できる。地獄の沙汰も金次第では、あまりにも切なすぎる。

    日本は安保法案の成立を受け、益々、アメリカへの依存を強め、アメリカは少なからず、見返りを近い将来求めてくる。安全保障へのただ乗りは、許されない。後方支援だけでなく、経済的な見返りも、かならす、求めてくるだろう。

    その一つが、TPPでも求められている、この医療分野だろう。米だけでなく、この分野も守らなけばいけない。











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    2015年09月22日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    国民会保険制度は社会保障である
    アメリカはこの仕組みをこわそうとしている

    健康保険制度はかなり複雑である
    時間をかけて勉強しなければ理解できない
    一部の有識者により国民に知らされぬままこの制度が蝕まれつつある
    民間医療保険・薬の自由価格
    かわった後に元に戻すことは困難だ

    著者の主張は大げさかもしれない
    医療にはお金かかかること
    知るきっかけになる

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    2015年08月31日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    ネタバレ

    逃げ切れるのか? と第二弾を読むのをすごく楽しみにしていた。
    結論から言うと、かなり逃げ切れない(日本の医療と健康保険はアメリカのようになってしまう)、ところまできていて、「知らないうちに」いろいろ決まっていて始まっている。この「知らないうちに」が厄介。本当に知らないうちに? 知ろうとしていないだけでなく? そんなんだったら、失っても自業自得かもしれない。この本を読んで、そう思ってしまった。失ってからじゃないと気づかないのかもしれない。

    本としては、第一弾より、「報告型」の文章が多く、固有名詞をだして主人公を設定し、現実を感じさせるところは少なくなっていたような気がする。それでも充分内容はせ

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    2015年08月16日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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     製薬会社と民間医療保険によって市場化が進んでしまったアメリカ。そのアメリカの医療現場を破壊した市場原理を日本の医療に導入しようとしているアメリカの動きがよくわかる。
     アメリカでは、薬価は製薬会社の言い値で決まるという。これは保険会社との協議、ないし話し合いで決まるのではないだろうか。協議の形をとっているにしても、製薬会社の立場が圧倒的に強く、言い分がほとんど通るがゆえの「言い値」という言い方だろうか。
     ともかく、アメリカの医療の特徴は以下のようになるだろう。
    ①所得層によって入る医療保険が異なり、また加入した医療保険によってカバーしている医療内容が違うため、受けられる医療の格差が激しい。

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    2015年08月13日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    沈みゆく大国アメリカの第二弾、強欲資本主義とエセ民主義国家と化したアメリカという超ニヒリズムの実態。

    しかしながら、草の根部分から、超ニヒリズムを克服しようとする芽生えがあるとの現場取材の報告があり、少々の安堵感が得られた。

    しかしながら、金で権力を操る強欲資本主義の攻撃はまだまだ続くだろう。

    お金で情報操作を繰り返され、庶民も騙され続けているが、目覚めの時点はいつ来るか不明だが、ある限界点に達した時、一挙に、流れは変わるのだろう。

    地道な強欲資本主義との戦いを期待しておこう。

    日本社会に忍び寄るアメリカの強欲資本主義、無知・不勉強の隙間を突かれる。

    くれぐれも、政府、マスゴミが垂

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    2015年08月08日
  • 沈みゆく大国 アメリカ

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    ウォール街というより、ユダヤ国際金融資本。とにかく、世界中またにかけ、ありとあらゆる市場において、自分たちだけがぼろ儲けするシステムをつくる。
    オバマの国民皆保険制度も、アメリカ政府と業界にある回転ドア方式で、その制度の所期の目的を骨抜きにし、自分たちだけが儲け続ける仕組みにすることなどお茶の子さいさいだ。
    TPPの本質はそこにある。
    阿倍を使い、アメリカ・ユダヤ国際金融資本の手先であるアメリカ官僚に恫喝された、日本の一部官僚組織が国賊として推進しているのだ。
    ピューリタンからWASPへと、そして、ユダヤ国際金融資本に席巻され、国体が変わってしまったアメリカ。
    沈みゆく大国アメリカを憂う著者。

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    2015年07月21日
  • 社会の真実の見つけかた

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    ネタバレ

    「真実を見つけるには、ただ座って待っているだけじゃダメだ」なのだ。誰かが差し出してくれる情報にばかり頼っていると、いつの間にかフェイクをつかまされてしまう。
    窓の向こうにある膨大な情報の中から「本物」をえり分けるために、しっかりとアンテナを立てて本物をつかむのは、使う側の私たちなのだ。社会について不満を抱いているだけではなく、自分の持っている権利を大いに使える方法を私たちが持っていることを自覚しなければならないと思った。それは憲法で定められた人権であったり、選挙で政治を変えること。未来へ投資するために情報リテラシーを磨くことだ。

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    2015年07月18日
  • 沈みゆく大国 アメリカ 〈逃げ切れ!日本の医療〉

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    長寿と介護、日本が世界で最初に経験する人類未知のこの領域で、どちらの道を進むのか。一つは国民のいのちと健康を守り抜く「国民皆保険制度」を持つ国として。もう一つはかつてないスケールで高齢者ビジネスの投資のチャンスをもたらしてくれる国として。…。

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    2015年07月12日