【感想・ネタバレ】デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消えるのレビュー

あらすじ

街も給与も教育も、米中の支配下に!?

コロナ禍の裏で、デジタル改革という名のもとに恐るべき「売国ビジネス」が進んでいるのをご存じだろうか?
アマゾン、グーグル、ファーウェイをはじめ米中巨大テック資本が、行政、金融、教育という、日本の“心臓部”を狙っている。
デジタル庁、スーパーシティ、キャッシュレス化、オンライン教育、マイナンバー……
そこから浮かび上がるのは、日本が丸ごと外資に支配されるXデーが、刻々と近づいている現実だ。
果たして私たちは「今だけ金だけ自分だけ」のこの強欲ゲームから抜け出すことができるのか?

20万部超のベストセラー『日本が売られる』から3年。
気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な取材と膨大な資料をもとに暴く、「日本デジタル化計画」の恐るべき裏側!

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Posted by ブクログ

Xで知った本

「福祉や教育、医療など、政府による公共サービスには、デジタル技術や民間業者には、カバーしきれない、人間の手を必要とする領域が確かに存在する」


それを捨ててはいけないという趣旨の本。


貨幣の概念や価値が想像以上に変わることがよくわかった。


また、「デジタル・ファシズム」の中で、最もファシズム化していく分野は教育という言葉にも心に残った。

アメリカはEUなると違い、予防原則よりイノベーション優先してきた国と言うのもすごく納得した。


なんとなく政府がやっているな〜で終わらず、関心をもち、声を上げていく大切さを改めて感じた。

・いわゆる公務員叩きも政府の施作なのかも。 
公務員の数を減らすと有事のときに弊害がでる
(コロナ対応、児相の仕事が増える、台風対応など)

・〇〇Payは個人情報の観点から危ない
給与振り込みもPay化するところもあるがセキュリティを問題視

・キャッシュレスが進む韓国では、借金まみれになる事態も。キャッシュレス化を進めるのにこの事態は見逃せない


・アメリカのドル支配から逃げ出したい国は多く、デジタル通貨はその鍵となる

・スウェーデンは体内にマイクロチップを入れ、キャッシュレス化を最速に進める(日立製作所も作っている)


・現金は残した方がよいという声が根強いのは、個人情報観点の点からも声があがっている

・新札切り替えはタンス預金をあぶり出すため&預金を把握するため



・個別指導以上に重要な教師の役割とは、単にパソコン上で最適な問題を解くよりも、人としてのつながりや、生徒褒め、励まし、上達をともに喜ぶこと


・デジタル機器の利用によって、子どもの健康な身体、創造性と芸術性、規律と自制の習慣、柔らかい頭と機敏な精神を十分に発達させる能力が妨げられる。(ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの子どもたちはスマホやタブレットを持たせなかった)


・デジタルは「待てない」を作り出す
社会全体も親も効率がいいから、待てない
Facebookは自分と同じよう考える人だけが残るから心地よい。

しかし、それによって失っているのは、自分とは異なる価値観の他者との触れ合う場
いろいろな立場の自分とは違う考えをもつ他者と同じ空間にいることが、自分だけでなく、社会に立てられたのは、想像力を使って、他者に共感する訓練をせざる得ないから



・自分で選んでいるつもりで、実は思想を形成されながら生きている。GAFAの外にも世界があると子どもたちに教えなければいけない。


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2024年09月08日

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 新自由主義が蔓延(はびこ)る現代は、「今だけ、金だけ、自分だけ」に陥る。2022年11月出版の著書「世界で最初に飢えるのは日本」の著者の鈴木宣弘氏も「今だけ、金だけ、自分だけ」を指摘。そして、同じ食糧問題では2022年12月出版の著書「食が壊れる」で堤美果氏が世界と日本の食料問題を指摘する。
前振りは長くなったが、本作は、堤美果氏がコロナ禍直後に出版し、デジタル・ファシズムの問題を縦横に指摘する。
第Ⅰ部では、「政府が狙われる」として、最高権力と利権の館である「デジタル庁」の闇を詳述する。最早(もはや)コロナ禍のオンライン会議の共通プラットホームと「Zoom」のサーバーは中国におかれ、セキュリティの課題で使用を禁止した国もるが、日本や私の知る組織は、共通プラットホームとしての活用が日常化しており、個人情報管理は大丈夫だろうかと心配になった。スーパーシティ構想でロボット化する行政のケースワーカーたちで良いのか。個々の対応に価値のあるケースワーカーではなかったか。その査証として、コロナ禍で生活困窮者が急増したのに、生活保護受給者はわずかに減少している。なぜか、政府が生活保護ではなく、緊急小口融資や期限付き家賃補助に誘導し、結局借金地獄に突き落としたのだ。
第Ⅱ部では、「マネーが狙われる」として、キャシュレス決済やデジタル給与の落とし穴を詳らかにし、キャシュレス先進国の中国や韓国の落とし穴としての多重債務と個人情報を元にした金融人事評価を指摘する。現金が亡くなれば、犯罪は減ると訴えるが、現金取引が減る一方で、デジタル詐欺が横行する事実は覆い隠されている。
第Ⅲ部の「教育が狙われる」では、グーグル教室、オンライン教育というドル箱では、コロナ禍でパンドラの扉を開けてしまった世界各国。2023年3月の卒業式では誰かが「青春は密である」と発言して喝采を浴びたが、各個人がオンラインで学ぶより、群れて学ぶ事による教育成果、対人関係の育成なども指摘する。個人的に神経生理学を長く学び続けるものとして、視知覚認知の過程からも液晶画面で読むものは空間的な手がかりがつかみにくいため記憶に残りにくく、手に取ってページをめくって読み戻る、一見コスパやタイパの悪い作業こそ、学習・記憶にとって重要な固有受容核全体を通じた脳機能全体の学習・記憶過程であると確信する。柴田博仁さんの書籍「ペーパーレス時代の紙の価値を知る~読み書きメディアの認知科学」が詳細に検証していので参考にして欲しい。堤美果さんの教育論として「教育を改革するためには、決して焦ってはいけないこと。時間をかけてタネをまき、ゆっくり育てていく必要があることを」は納得の一説。
私の座右の銘は「近現代史と組織論」であるが、堤美果氏は本書で、「近現代史を紐解くことは、過去と未来が一本の線でつながっていることを私たちに思い出させ、目の前にかかった霧を晴らしてくれる」の一説は、自分の学びが普遍的であることを確信するエールと受け取った。

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2023年05月07日

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タイトルを見て、まさか最後は教育の話に帰依するとは思わなかったが、著者の文章力に引き込まれてどんどん読み進めることができた。
私は以前から、日本で少子化が止められない以上、今後何を大切にしていくべきだろうかと考えると、やはり教育ではないだろうかと思ってきた。
それはサブタイトルの通り、未来の日本の資産であり、主権の礎となるもの。
子供の頃テクノロジーが進むに連れてロボットに人間が乗っ取られる可能性があるとか、それについてどう考えるかというような文章を書かされていた記憶があるが、時代は本当にそんなところまできたのだと思った。
本を読み、人と対話すすること。日常に問いを持つこと。それは古代ギリシャ時代からも続いてきていることでありながらも人として生きる上で欠かせないことだと改めて感じた。そして大人になったから学ぶのをやめるのではなくもっとその必要があることも感じた。だって私もまだまだ成長、成熟していく一人の人間だから。
世界のパワーバランス、難民のID管理。効率と成果。多様性と混沌を極める世界の中に唯一の問題解決方法など存在するわけがない。だけどテクノロジーやその背後にある巨大な権力に流されるのでなく、目の前の事象に向き合い、粘り強く考え、一歩一歩歩んでいくしかないのだなと感じた。

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2022年05月18日

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ネタバレ

 堤さんの本はなるべく読むようにしていて、紹介される恐ろしい未来が後に現実問題として身近に迫る。水道民営化など、ずっと前から本で知っていた。今回も恐ろしい話題が分かりやすく紹介されている。

 小1の長男が学校からipadをもらってきて、最初は子どもにこんなタブレットなんかよくないと思っていたけど、家でもタイピングや文字の手描きの練習など熱心にゲーム感覚でやっていて、すごくいいものではないかと考えを改めた。最近はプログラミングで簡単な動画を作って遊んでいる。しかし、この本で紹介されたまさに教育がデジタル企業など支配者側に狙われている真っ只中であることに驚愕する。

 油断することなく、取り組みには注視が必要だ。

 ペイペイなど胡散臭いと思う以前に億劫でキャッシュレス化せず、ほぼ現金決済しているのもむしろよかった。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

公共サービス デジタル庁 についてどのような経緯で発足したのかはよくわからない
がセキュリティの甘さは今後 私たちの生活に不利益が発生する恐れがあると感じた
セーフサービスに米国の民間企業を利用登録させるのはいかがなものかと思う
デジタルセキュリティについて個人でどのように対応するのか 解決策は見いだせないままだ

金融について
キャッシュレス決済はここ数年 すごく多くなってきていると感じている
クレジットカードより利便性があると思える
どのような危険性があるのか 啓発する 意味合いでは 本書の記事は良いのかもしれない
クレジットカードについては 盲点を指適している
デジタル マネーについては 本書ではよくわからないだろう
竹中平蔵氏は本著者と相性が悪いようだ

米系GAFA
中国系BATH

デジタル教育 オンラインシステム 教育小学生中学生は学校で勉強した方が教室で皆集まって話した方がいいような気がする

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

若干、論理に飛躍があるように思います。
きっと、様々な事象を、筆者が言いたいことに結び付けたいがゆえの飛躍なのだと思いますが。

最近、思うのですが、国家は、100年先を見据えて、一年一年を重ねていくべき存在ではないかと。
その一方で、企業は、遠い未来のことは何ともいえないけれども、とにかく一年一年をしっかり積み重ねていくことを目指す存在なのではないかと。
同じように一年一年を重ねていくとしても、100年先を見据えた存在である国家と、一年一年が勝負の企業では、一年一年の重ね方が違うと思うのです。
国家が企業を活用する際には、一年一年の重ね方の違いを理解し、国家の考え方や姿勢に沿うように活用しないと、企業の論理に巻き込まれ、見据えたはずの100年先とは違う方向に進んでしまうと思うのです。

デジタル・ファシズムは、まさに、国家が企業の論理に巻き込まれた、あるいは巻き込まれつつある事象といえると思います。
選挙に勝つことが目的になりがちな政治家は、ある意味、企業と似た存在であり、100年先を考えて仕事に取り組むのは難しいと思われるので、100年先を考えて仕事に取り組めるはずの公務員が、あるべき日本、社会、将来を考え、進んでいくことができるような国家をつくることが大切なのではないでしょうか。

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2024年10月07日

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ファシズムとは独裁主義のこと。GAFAMによるデジタル推進の時代に、その道が本当に正しいのか問い続けてくる書。
 中国の女子大生が日本に来て、現金しか使えない店が多い事に不便を感じたとの事だが、キャッシュレスが本当に良いのか?個人情報が全て監視されるようになるし、社会信用スコアもつけられてしまう。現金を下ろすインフラに乏しく偽札や治安に問題のある国とは違う日本のような国が、そこまでキャッシュレスを急ぐ必要があるのかと問いかける。
 教育については、一人一台のタブレットを持たされているが、果たして正しいのか。紙の手帳を使ったグループの方が記憶に関する脳活動が活発になり、記憶力も優位という結果が出ている。
 AIは問いをくれない。人間にとって大事なのは問う事だ。
 私たちは自分で自分の行動を決める未来を選択する権利を失ってはならない。
 デジタルファシズムを阻止する唯一の方法は、私達がより人間らしくなる事だ。

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2024年08月05日

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堤未果氏は、ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了、国際連合婦人開発基金(UNIFEM)勤務、NGOのアムネスティ・インターナショナル・ニューヨーク支局員、アメリカ野村證券勤務を経て、フリーのジャーナリスト。『ルポ 貧困大国アメリカ』(2008年)はベストセラーとなり、日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。アメリカや日本における社会問題に関するルポ、ノンフィクション作品の執筆多数。
本書は、行政、金融、教育の分野で進むデジタル化の裏側に、GAFAをはじめとする外国のテック企業が存在する事実と、そこに潜むリスクを明らかにしたもので、2022年の新書大賞第4位を受賞した。
著者は、2019年の新書大賞第4位の『日本が売られる』の中で、水、土、農地、森、海、仕事、学校、医療、個人情報ほか、あらゆる、日本人の資産・日本人の未来を方向付ける制度が、「今だけ金だけ自分だけ」の強欲資本主義の餌食となり、ビジネスの対象になっている(=売られている)ことを示したが、本書では、それから僅かの間に、政府・当局が強力に推進するデジタル改革の名のもと、行政、金融、教育という極めて重要な分野で、外資による支配が加速度的に進んでいることに、改めて警鐘を鳴らしている。
本書では、デジタル化の進展は、スマートシティ、キャッシュレス化、デジタル通貨、GIGAスクール構想、オンライン教育のような具体的な成果を通して、一見、我々の生活を格段に快適にしてくれるように見えるのだが、そのためには様々な情報の集中が不可欠なのであり、情報の管理の方法を間違えれば、それらはどこまででも悪用されかねない、即ち、快適さとリスクは表裏一体であることをわかりやすく説明している。
そして、それらの情報の集約が、米中の巨大テック産業によって為されつつあり、それにも関わらず、日本政府に危機意識が希薄であることを、一義的に問題視しているのだが(このような書き方が、一般読者にはわかり易いからだと思われる)、著者の本質的な問題意識は、更に、こうしたデジタル化が、人間の生や社会の在り方を根本的に変えてしまうリスクがあることに向けられている。本書の中には(確か)出てこないが、情報の一元管理は、ジョージ・オーウェルの『1984年』やオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』に描かれたディストピアにおける必須条件であり、初期的ステージとさえ言えるのだ。著者が題名に「ファシズム」という言葉を使った意味はそこにある。
本書には、文科省の公式ホームページに貼られた「学校における一人一台端末環境」公式プロモーション動画の中にある、小学生の女児が手元のタブレットを見ながら、あどけない笑顔で、「タブレットがないと、全部自分の頭で考えないといけない」と語る場面が引用されているが、自分の頭で考えることなく、情報を一元管理している「誰か」に全てを教えてもらい、決めてもらう。。。そして、その「誰か」とは、最早人間ではなくAIかも知れないのだ。。。背筋が寒くなる世界である。
よって、我々が本書を読んで考えなくてはならないのは、情報を外国に支配されることの是非に留まらず、情報の取り扱い方が、我々人間の未来を左右することを理解した上で、我々はどのような未来を望むのかということなのである。
著者が明らかにする事実は、いつもながら、我々に厳しい現実を突き付けるが、裏を返せば、我々にはまだ方向転換をする余地は残されているのであり、そのきっかけにしたい一冊である。
(2023年11月了)

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2023年12月03日

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日本、能天気すぎ?
個人情報がことごとく外国に吸い取られているかもしれないのに。
わからないことが多いのは確かだが、日本の報道の在り方にも問題ありそう。

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2023年10月23日

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「アメリカや中国に遅れをとるなとデジタル技術だけ拙速に導入して大切なことを見落とせば本末転倒だ。前述したように私達大人ができることは公教育という公共の空間の価値を認識すること、そこに入る私企業が子供達の未来や人権を脅かさないよう法の力でしっかり線引きをすることだ。」日本デジタル化計画の裏側がよくわかる本です。

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2023年04月08日

Posted by ブクログ

サーバーもデーターも抑えられた未来(しかもそう遠くなさそう)では手札を見せながらポーカーをしている状態というか幕末からの不平等条約時代になりかねない。その点中国は軍事力という裏付けはあるが着々と仮想通貨も含めて研鑽している事が伺えた。
シンギュラリティの前に自分自身の無知さ加減をどうにかせねばと思えた。

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2022年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薄々わかっていたようなことがはっきりと書かれていて、知らないけれどこれはやばいと思う話が満載。

ちょうど知るべき報道がなされるようなタイミングで全然別の大きな報道がなされて、重要なニュースが隠れたり霞んだりすることが多いのもやはり本当なのだなと知りました。どうでもいいニュースをやたらとしつこく煽って、ずーっと引っ張ることが多いと感じていましたが、そういうときには大体国絡みのニュースで隠したいことがあるんだと、今後は気をつけて他の媒体でもニュースを見るようにしようと思いました。芸能ネタばかりやるテレビ報道はもうだめですね。

レビューではないですがマイナカード、国が地方交付税を「人質」に取ったせいで公務員である身内がマイナ担当部署から職場で「追い込み」かけられて家族である自分もマイナカードを登録させられました。(いいのか?こんなことして 怒)本当にこの国のやってることはおかしいことばかり。堤さんが「諦めてはいけない」と書いているのを読んで本意を隠して屈したことを後悔しました。
しんどくても嫌なことは嫌、と言っていかなくてはいけないのだと改めて考え直しました。

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

日本はデジタルの後進国になり、公共システムは海外から狙われている。このまま稚拙なデジタル化計画を進め、餌食になってもよいのか。
非常に由々しき事態ではあるが、その海外でさえ大きな問題を抱えている。
人間が AIに勝てるのは問う力である。デジタル化がどんなに進んでも、それを手放さずに生きていきたい。

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2022年09月02日

Posted by ブクログ

「真の危機はコンピュータが人間のような頭脳を持ってしまうことよりも、人間がコンピュータのように考え始めた時にやってくる」「デジタルファシズムを阻止する唯一の方法は、私たちがより人間らしくなる事」同感です。それにしても、コロナ禍は“其処退け其処退けデジタルが通る”で思考停止状態の内にデジタル化進めてしまった。「社会全体が待てなくなっている」「紙に触れ手で書くという行為おろそかにしてはいけない」「もし人間から問う力がなくなれば、考える力も失ってしまうだろう」「人間にとって大事なのは問う事」「ネット検索で情報過多になり考える前にすぐ検索してしまい頭を使わなくなる」心に留めておかないと!

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2022年09月02日

Posted by ブクログ

もっと真剣に考えないとまずい、と思うが、既にインターネットで検索やら買い物やらいろいろな申し込みやらしている現実をどのように変えたら、この本に書いてある恐ろしい事態を回避できるのか。 同じ著者の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだ時も感じたが、生活に関わることは全て金に繋がるし、金になると分かった途端に、頭のいい人達が、情報弱者に群がり、金をむしり取る。そんなアメリカの数年後を日本は追いかけている感じ。
日本の官僚とか政治家は一体どんな未来を見ているのか、子どもたちを食いものにするのはやめてくれ、と思う。個人情報保護ができる国になって欲しい。
デジタル化の負の面をこれでもか、というほど書いてある。怖!

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2022年08月06日

Posted by ブクログ

デジタルの世界、知らないことがたくさんありました。読んでいるとデジタル化が進むのがいいのか良くないのか分からなくなってきました。1国民はどうすればいいのか…考えさせられることがたくさんでした

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

デジタルは便利だし簡単だし無料だし良いことだらけ!コロナ禍で紙幣で支払いするなんて感染リスク高いしランチの券売機に向かって「早く○○payとかにすればいいのに!」と思っていました。この本を読むまでは。スマートシティ、信用スコア、2024年問題、チャータースクールも、ちょっと怖くなってくる内容ありです。教育のデジタル化は新井紀子さんの本で知っていたので、大体想像できました。途中、未果さんの幼い頃の話しがほっこりします。そして多様な社会にまとめたところがカッコ良いです。もう時期参院選なので、その前に読んでおいた方がいい貴重なお話だったと思います。国民みんながこの本を読んでもらいたいです。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

デジタル化はメリットばかりが強調されがちですが、安易に導入を進めるとどんな問題点があるか、分かりやすく書かれていて参考になりました。

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2022年04月21日

Posted by ブクログ

私は評論に苦手意識を持ってしまい、なかなか自分で選んで読むことがないが、高校の時の先生に勧められて読んだ。
経済や教育活動もデジタル化され、世は便利になるなといい側面に目が行きがちだが、自分の個人情報漏洩や選択肢の狭小など看過すべきではない問題も多く孕んでおり、批判的な視点も持つ必要があるなぁと感じた。

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2022年03月31日

Posted by ブクログ

23歳の今読んでよかったと思う本。
「便利だから」という一面的な理由で、サービスに飛びついていた自分を内省できる。

教育ビジネスってワードにゾッとした笑
何事もビジネスだなぁ〜

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

日本は約70%が現金支払。

これ以上進むと、どんな世界が広がっているのか?

キャッシュレス社会が今以上に進むことに違和感を覚えていたので、気になる点を網羅できた。

斜め読み程度だが、また時間をかけて読みたい。

今はこれでOK

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

難しかったけど読んだ。しれっと法案成立しちゃうやつ嫌だな。最後の方、和光小学校って良いな!って思った。それが一番の感想。

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2022年02月23日

Posted by ブクログ

急速に進むデジタル化の功罪を問う1冊。時間をおいて読み返し、発せられた警告とその時の状況を見比べてみたいと思いました。

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2022年02月21日

Posted by ブクログ

デジタルは利権の塊。行政サービスのデジタル改革を推進するデジタル庁は内閣府より上位。予算・人材を集め、運転免許・健保・教育・マイナ、収支や取引・財産、個人情報全てを集めて共通化するというが、民間のIT人材、企業がアクセス可能なシステムにして、国民の資産を守れるのか。

デジタル化というのは、物理的なモノを全てモデル化して電子的処理が可能な形に取り込むということだから、現実以上の利権になるわけだ。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

知人に薦められた。

コロナ禍も後押しして、キャッシュレスなど世界から遅れているデジタル化を日本は進めようとしているが、そこに隠された問題について書いている。

個人的にはキャッシュレスなどデジタル化は必要だと感じているので、これから進めようとしているデジタル保険証なども取り入れられるところは取り入れたい思っている。情報を管理される懸念があるが、それはもはや個人で抗えることではないと思っている。効率性の方が優先だと思っている。
ただ、物事には二面性があり、その裏側を考えることも重要だということは感じた。

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2023年01月02日

Posted by ブクログ

個人情報が確かにそうかもしれない。
その前にデータにさえなってない数値がまだまだたくさんある。
何をどこまで?
しっかり“考え”て行かなければならない。
世界のお金がデジタルやグリーンに。
経済戦争の中で何を守り何を得るのか。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

GAFAやBATHなど、米中のIT企業に日本人の個人情報、教育、政治が乗っ取られる、位の勢いの論調。
確かにそうなりそうな危機感は抱く。EUの様に個人情報保護規制を強烈にかけるとか、国の経済安全保障面の体制を強化する等、やるべき事は山の様にありそうだし、世界的に見ても既に相当遅れているであろう中で今どこまで進んでいるのか、そもそもいつ迄にどの程度には追いつこうとのプランはあるのか、などなど心許無い。
ホントに、いつの間にやらあらゆる面で後進国になっているなぁ、を痛感させられる。

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2022年08月14日

Posted by ブクログ

各方面に知識が深く、近い将来こうなってしまうだろう!といった予想が書いてある本。
しかしながら、デジタルによって腐敗していく方向で記載されており、警笛を鳴らしているんだろうなぁと感じた。

確かに肌感覚では理解している事もある。
個人情報が流出してるとか、政治が腐敗してるとか、教育をデジタル化して本当に良いのか?などなど。

忖度で表面化しない情報を書いてるんだろうなぁと思う。

読みながら自分自身も日本はもう難しいんじゃないか。と思う程だった。
特攻で国を守ってくれた先祖たちに、顔向けできる人生を歩めているのか。
そんな教育がしっかり根付けば日本は立ち上がれるかもしれない。

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2022年06月26日

Posted by ブクログ

陰謀論的な記述も所々あったけど、今のデジタル化の流れが子供の教育にとって良い影響を与えないという話には共感できた。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これ、ファシズムなんだろうか。というのは置いておいて、言ってることはそれなりに納得する。自治体単位だからそこで戦えというのがどうかなあとは思う。げっそりするけど、当たっているだろう。水道から考えても。

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2022年03月01日

「社会・政治」ランキング