あらすじ
ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……
あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている!
ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉
・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」
・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で
・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚
・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!?
・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは
・食が〈特許〉で支配されるディストピア
・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ!
…etc.
巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
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Posted by ブクログ
なかなかグローバルな21世紀の農業という視点で、
興味深い一冊でした。日本の小麦が、戦後アメリカの小麦に押されて、消えてしまったなどという、
普段は考えたこともないけれど、たしかに…というような、農業に大きな影響を与える政治の力関係も、見えてきました。
Posted by ブクログ
回転すしに行っても、サーモンはとんと食べなくなった。
理由はここに記載されるとおりである。
培養肉について。確かに冒頭部に書かれるように、動物たちを殺めることが無くなる、という意味ではその意義は大きいと思う。ヴィーガンの信条ともいえる。
しかしだ。実際の審査・許認可については、その論文が関係者によるものだったり、短期間の、身内による安全性検査によるものだったりする。
そして、ゲノム食品のデビュー国には、基準が世界一甘い日本が選ばれる、となるおまけつき。
うなぎがお高くなってとんと食することはなくなってきたけれど、
噂によるとC国うなぎは相当やばいね。
そもそも種類が違うし、餌は一体700円で買ってきた〇が使われているという。
やめたほうがいい。
たまたま、「ウナギが故郷に帰るとき」を読んだときから(ウナギがかわいそうになって)本当に食べなくなった。値段が高騰したこともあるけれど、食べなくてよかった。
「「モンスター食品」が世界を食いつくす! 遺伝子組み換えテクノロジーがもたらす悪夢/船瀬俊介」
にはキングコーンについての記載がある。どれほど恐ろしいか、私はスーパーで裏を見て、愕然としたものだ。
食べるものがほとんどない。
最後の方は、これらに気づいた人たちが立ち上がっている、明るい未来が描かれている。
遺伝子組み換え、農薬、種苗法、昨今の米騒動、HAARPによる気象操作、森林伐採してメガソーラ、いいわけがない。
気づいた人がどんどん増えています。
国民の多くが気くこと。
お金のために国土、動物たち、食物を破壊するグローバリストに反対します。
よいいち日をお過ごしください。
Posted by ブクログ
フードテック・ファシズム
デジタルテクノロジーが、これまでの伝統的な食は破壊し、世界の少数の大資本が農業を支配していくことに警告をならしていく。
農民がいなくても、AIがデジタル農業を営み、土がなくても、野菜は育ち、鶏や、豚や牛や乳製品をうみだしていく。
牛肉を作るためには、環境破壊につながるために畜産をゼロにしろ。肉は人工に合成すればよい。
培養肉については、世界ですでに研究が始められていて、日本は遅れている。
遺伝子組み換えやゲノム編集を施された食は、可能性も未知数だが、安全だという確証もまた存在しない。
日本のトレーサビリティは海外でも高く評価されている。
ゲノム編集された食品についての表示義務はない、だから、多くの日本人に知らされていない。
精密発酵、遺伝子操作といった文字は、いっさい表示にはない
零細農家が大資本によって追いやられている。
農に多様性がない地域ほど、紛争や、異常気象などの有事に弱いという現実は、新型コロナやウクライナ紛争で明らかにされた
外資のアグリビジネスばからが利益を得る一方で、大規模化によって経費が増えた農家の収益は減っていて、結局飢餓は解決していない
ビルゲイツや、ウォーレン・パフェット、ジェフ・ベソスら億万長者たちが、農地を買いあさっている。
全米の農地の半分以上は、超富裕層の投資家が所有していて、生産しているのは、雇われの農家や農業スタッフになっている。
ウクライナのアグリビジネス、オリガルヒによる土地の買い占めや、外資の農業ビジネスへの参入には、ゼレンスキーがかかわっていた。
日本も、TPPの中に、「外国人にも日本人と同等の権利を与える」というルールがあり、外国人の土地所有に対する規制を架けられなくなっている。
モンサントらが、火薬に割り当てるべき窒素酸化物を、肥料として農業に投入することを考え出した。
投入した肥料はやがて、土地を痩せさせ、微生物のいなくなった農地は打ち捨てられることになっていく。
牛を育てることが悪いのではなく、悪いのは、一か所で集中的に育てることだ。放牧し、群れで移動しながら育てれば、土壌再生が行われ善い結果ができることがわかってきた。
SDGsには土壌ということばはでてこない
目先の利便性と引き換えに、何百万もの、小規模農家が、中央で管理された巨大なデジタルネットワークの傘下に統合されていく、新しい食システムは、植民地的な性質をもっている。
多国籍企業群による、国連食料システムサミットの乗っ取りは、その序章であった。
農業改良の鍵は、土壌と微生物にある。その土地の風土に一番ぴったり合った微生物を育てる。
キーワードは日本人の誇る<発酵文化>だ
農薬を使わずに、微生物で土壌を肥沃にする。
日本の土の多様性は世界一なんです。
土地で輪作をする、雑草でもいいから、休耕地には何かを植えて養分を蓄積させる
アグロエコロジーでは、近代農法とはちがって、画一のマニュアルは用意できない
韓国は世界5位の種子の貯蔵国、10万種の種子を保存している。
結論:
世界的に問題のある気候変動の最大の原因が、現代人の「食べ方」にあり、土壌機能を蘇生させ、自然状態に戻すことが再生の鍵だということが腑に落ちるようになった。
目次
はじめに
第1章 「人工肉」は地球を救う?―気候変動時代の新市場
第2章 フードテックの新潮流―ゲノム編集から食べるワクチンまで
第3章 土地を奪われる農民たち―食のマネーゲーム2.0
第4章 気候変動の語られない犯人―“悪魔化”された牛たち
第5章 デジタル農業計画の裏―忍び寄る植民地支配
第6章 日本の食の未来を切り拓け―型破りな猛者たち
第7章 世界はまだまだ養える―次なる食の文明へ
おわりに
参考文献一覧
ISBN:9784166613854
出版社:文藝春秋
判型:新書
ページ数:320ページ
定価:900円(本体)
発売日:2022年12月20日第1刷発行
Posted by ブクログ
「今だけ金だけ自分だけ」
巨大グローバル企業が甘言を用いて世界中で農業、牧畜業を破壊していっているというはなし。
遺伝子組み換えで、病気や害虫に対して耐性をもち、収穫量も劇的にあがった夢のような小麦や大豆をつくりました!世界の皆さん、さあ、在来種の栽培は今すぐ止め、どんどんこの種を植えて、リッチになってください!
というかたちで、その国のお偉いさん方に取り入り、国策に組み込んでしまう。
当初は確かに劇的に収穫量があがる。 しかし、数年で土地は痩せ、化学肥料や農薬の量は増え、多様性を失って単一作物だらけの農地には新たな病気が発生し、結果、収穫量は激減する。しかし、地獄はここから。契約により、遺伝子組み換え種子の特許料は払い続けなくてはいけないし、化学肥料や農薬も買い続けなくてはいけない。昔のままの農業に戻したいなぁ、と後悔しても、もう在来種は捨てちゃったし、土も痩せてしまったしで無理。結局儲かるのは巨大企業だけ。
こんな詐欺商法が世界でまかり通っている。
技術革新によって農家の負担を減らしたい!だの、世界の食糧危機を救いたい!だの、は建前で、本音は「今だけ金だけ自分だけ」なのだ。
19世紀の植民地支配そのまんまのモノカルチャー経済しゃないか。もう、びっくりだ。違うのは支配しているのが国か巨大企業かの違いだけ。
ビル・ゲイツ、いろんなところで社会貢献事業や、多額の寄付もしていて、金持ちは金に執着しないんだな、偉いな、と思っていた。こんなとこで儲けてたのか。
怖いのは、自分は世界の農業に革命をもたらしている、と本気で思っていそうなところだ。その逆なのに。
Posted by ブクログ
日本の食の品質はいとも簡単に政治家に売られてしまった。
日本の食への品質は国に守られていて、輸入食物は安全であると認識であった。
アメリカの農薬まみれかつ、遺伝子組換え小麦、大豆を輸入するために、農薬含有率の基準を緩和、遺伝子組換えへの記載を緩和して、消費者を騙す日本の政治家。アメリカの穀物を輸入するために、政治家は媚を売り、国民の健康を軽視されていることに気付かなければならない。
色々な意味で、日本の基準てものはあてにならないと、そして疑うべきだと知った。
Posted by ブクログ
この著者の本は「貧困大国アメリカ」シリーズから読んでいる。読んでいるから、アメリカが農業に対して何を仕掛けているかがわかる。「貧困大国」を読んで感じたのは、アメリカという国が標的を次々と変え、搾取を続ける国だ、ということ。一部の富裕層がさらに富を積み増すために、他国や他国民のみならず自国民をも標的にする。
アメリカが進める農業改革とは、農地の買収、遺伝子組み換えによる単一品種、化学肥料の投下。目的は健康でも安全でも、維持可能な農業でもなく、利益の極大化。
最後、有機農法による地力回復や収量回復を実現しながら安全な作物を収穫するノウハウがすでにある、という希望が描かれて終わる。
ウクライナ紛争を見るまでもなく、国益と国益がぶつかれば戦争が起きる。このあと起こりうる紛争のパターンとして、(農業を含め)サステナビリティの名のもとに利益を極大化しようとする勢力とこの本に解決策として書かれている有機農法を代表とする、本当に維持可能な経済、生き様を目指す勢力が衝突…ということもありうるのではないか。
Posted by ブクログ
モンサント(現バイエル)を巡る話はなんとなく知っていたつもりでいたが、アグリビジネス、というか肉も魚なども含めたフードテックの最新情報には正直驚きました。
ゲノム編集食品がすでに市場に出回ってたことさえ知らなかったが、食をめぐる世界市場にGAFAMをはじめとする巨大企業も参入し、農地の買い占めから衛星を使った農作物管理まで、すごいことになってます。
そのあたりの世界と日本の動向が、手短にまとめられていてとてもわかりやすい。それらの現実にかなり絶望的な気分にさせられる。
だが、希望もある、という話。
いや~、久しぶりに興味深いルポでした。
Posted by ブクログ
遺伝子組み換えもイヤだが、ゲノムでつくる食料なんて食べたくない。その表示もいらないなら食べない選択も出来ない。ちゃんとしたものを食べたい。
農業に持ち込まれるマネーゲームで、わからないものを食べさせられる、土地や家畜も健康で無くなって行くのが恐ろしい。
それでも牛を元気に活かした放牧や土壌を強く元気にする農法が有るというのが救いに見えた。
選挙でも、農業と食をどうする候補なのか見極めたいですね。
Posted by ブクログ
食料をめぐる世界市場の裏で、我々が想像もなし得ない事態が展開している。食料に関する歴史を紐解き、事実を丹念に拾い集め、各国の現場に入り人びとの証言と共に、食に関する現状が暴露される。「人口肉」は本当に地球を救い人間を健康にするのか。フードテックの名のもとに、ゲノム編集から食べるワクチンまでDNAごとハイジャックされる農業や食料で良いのか。農地を買いあさるGAFAMと土地を奪われる貧農たちの行く末は、農業と食料の独占による世界食糧支配。デジタル農業計画の裏に忍び寄る植民地支配体制の強化。それもで、日本の食の未来を切り開こうと孤軍奮闘する猛者たち。世界的食糧危機にも光が差す方向性を提示する。水が豊で、長年の治水を続け、肥沃な土地改良を続けた日本こそ、食の宝庫である。経済摩擦のツケを外国からの食料輸入に依拠し、農協を壊滅的に痛めつけ、対米従属と独占資本に縛られない日本を目指す必要があるだろう。外国から食料輸入がストップしたら、日本はあっという間に食料危機に陥り、餓死者が続出するからである。
Posted by ブクログ
「食の世界」にも「巨大資本」によって人の命は全く軽く扱われていて、暗澹たる気持ちになるが、そのまま飲み込まれていってはいけない。「再生の鍵は土だった」という堤さんの言葉を畑での栽培を通して、実践していきたい。
Posted by ブクログ
ディストピア感満載の前半の章の内容には、とても暗い未来を予感させ、暗い気持ちになりました。が、後半に描かれた、その流れに抗う世界中の真っ当な人たちの行動に勇気づけられました。カネと数字と効率ばかりに拘泥する権力者たちには、もう少し長い目で見た合理性というものを学んでほしいものです。荒れ果てた世界よりも、生き生きとした世界の方がいいと思うのですがね。
Posted by ブクログ
食のテクノロジーは、食糧問題に限らず環境負荷低減など様々な問題を解決する素晴らしい技術と考えていたが、負の側面も大いにあることに気付かされた。
Posted by ブクログ
気候変動の時代にあって、今まで食べていたものが採れなくなる。そんなことが現実に起ころうとしている。
その前に様々な手を打とうとして、ビジネスが立ち上がろうとしている。が、それは、我々にとって正しい道なのだろうか。
このルポを読むと、見えないところで動いている策略に恐怖すら覚えてしまう。
一握りの大資本企業の作り出す作物が、食の多様性を奪い、一時的に収穫量が増えたとしても、その結果逆の未来を迎えてしまうことにもなりかねない。
しかし、こうした企業に対抗し、有機栽培による多様性を維持しようとする人々もいることが救いである。
Posted by ブクログ
新資本主義的な食の搾取に対して痛烈な批判が書かれている。目から鱗だったが、中立的な視点から書かれているのか少し疑問点もある。搾取に対して市井の我らができることは何か考えさせられる。
Posted by ブクログ
堤未果さんの本は、私の知らない海外の現実を教えてくれるからとても楽しく読める。本書も食に関する残酷な現実を突きつけられ、大きなショックを受ける。
ただ、堤さんの本で一番素晴らしいところは、最後に必ず未来に希望を持てるようなケースも紹介してくれるところ。
Posted by ブクログ
・ディストピアはフィクションの中のものではなく、現実化しつつあるということ
・ウクライナ紛争をこれまでと違った視点で捉えること
・日本の農、食は本当に危機的状況にあるということ。しかし希望もあるということ
Posted by ブクログ
【要約】
将来的に人口の増加に伴い、食糧不足が懸念され、それは人工肉で補うようになるだろう。
またゲノム編集により人間に都合よく遺伝子組み換えされた食べ物が登場するのでまだまだ世界は養える。
ただその弊害はあり、これまで農家が外国系テック企業のアグリビジネス参画に伴い土地を奪われている現状がある。
また、牛を育てることによってメタンガスが増加してしまうというが、それは育て方の問題で放牧式で育てるからそんなことは起きない。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 「人工肉」は地球を救う?~気候変動時代の新市場
第2章 フードテックの新潮流~ゲノム編集から「食べるワクチン」まで
第3章 土地を奪われる農民たち~食のマネーゲーム2.0
第4章 気候変動の語られない犯人~”悪魔化” された牛たち
第5章 「デジタル農業改革」の裏=忍び寄る植民地支配
第6章 日本の食の未来を切り拓け~型破りな猛者たち
第7章 世界はまだまだ養える~次の食の文明へ
<内容>
前半は遺伝子組み換え作物と農薬、ゲノム編集の話も。これは感想や寒さに強く、多くの実りがあるが、農薬によって守られないと収穫を維持できない(あるいは、アグリビジネスにより、そのように遺伝子が組みかえられている)。遺伝子組み換えは、まだその恐ろしさがわかっていないところが、恐ろしいらしい。が、それよりも、農薬を撒いた大地では、連作がしにくくなる、地表がいろいろな意味で弱くなる、ことが問題のようだ。結局は、第6章などに書かれている、有機農業が「八方良し」らしい。コツコツと、資本主義に巻き込まれない方がよい。結局はここに行きつくのだ。
Posted by ブクログ
食卓の裏に見えない力が働いている。安さと効率を追い求めた結果食は企業の論理に支配され添加物や遺伝子組み換えが日常に忍び込んだ。だが全国には逆の流れもある。無農薬の米づくりに挑む新潟の農家、地産地消を進める熊本の学校給食、耕作放棄地を蘇らせる北海道の若手たち。彼らの手が未来の食を耕している。――命を育む「食」は奪われるものではなく選び直すものだ。私たちの箸先がその希望をつなぐ。
Posted by ブクログ
グレートリセット、つまり、感染症の脅威を高め不衛生で危険で大量の温室効果ガスを出し、土壌を劣化させ水を枯渇させ、人間をウィルスとの危険な接触に晒す農業や畜産は、できるだけ早く最新テクノロジーで置き変えなければならない。食をめぐる世界市場のその裏で、今一体何が起きているのか。
進むテクノロジーの光と影、巨大ビジネスと農民たち、気候変動と農業、自然を活かした農業など、農業の今と未来。毎日食べているのに、買うという形でしか参加できない消費者だけれども。
Posted by ブクログ
食の植民地主義の話なのだが,ちょうどAudibleで聞いてる『なぜ国家は衰亡するのか』の植民地主義の話とオーバーラップする。収奪的経済体制の構築という同じことを多国籍企業が進めている。歴史は繰り返す。だとすれば,過去の収奪的体制がいかに崩壊したかを学ぶことが,現状への対抗策になるのではないかと思った。もちろん,現代の植民地主義はもっと巧妙ではあるし,敵は昔と比較にならないほど巨大かつ捉えどころのないものになっているのだけれども。
堤未果の著作は気が滅入るものが多く,僅かに示される希望もどこか付け足しで弱々しいものが多いのだが,本書では少しだけ力強い抵抗の動きが紹介されていて,いつもとはバランスが少し違うように感じた。
しかし,毎度のことながらゲイツ財団は慈善事業をしているわけでなく,大儲けを目指しているのだなと思わされる。これが真実かどうかはまた別の話だが,巷間に流布している営利企業から慈善家へというイメージとは大きく乖離している。
Posted by ブクログ
何気なく食べている食品に危険が迫る。
人工肉バーガー、培養母乳、ゲノム編集魚、デジタル農業。人工肉は動物も殺さず環境にも優しいと思っていたが添加物たっぷりで人体には良くないという説明に驚愕。三方よし!の成立は難しい。コストの問題もある。
裁判沙汰になったグリホサート系除草剤やミツバチの大量死との関係が指摘されるネオニコチノイド系農薬を減らす代わりに、今後、RNA農薬やゲノム編集、デジタル農業が浮上してくる。
ゲノム編集により光合成の効率を高め、取り込む炭素量を30%増量する新種の植物を作るプロジェクト。おいおい、これは大丈夫かと心配になる。
日本政府は2050年までに有機農業の面積を今の50倍に増やす「みどりの食料システム戦略」。これは、政府が農薬と化学肥料を禁止したため収量が激減し経済破綻に繋がったスリランカを思い出す。読めば読むほど不安が高まる。
食のトリアージ。富裕層のみ健全な食事にありつける未来は避けて欲しい。正しい知識と法整備を。
Posted by ブクログ
目新しい情報はなかったけれど、日本の土壌は守らなければいけないな、守るべきものだな、と強く思わされた。
そして既に頑張ってくれている人たちを購買という形で応援していきたいと思う。
インドの1億人が立ち上がったように地方から国をある意味切って、どんどん声をあげていけたら。
人はこの地球に生物の一部として存在しているのに、
神の手を持ったと勘違いした人々はありとあらゆる
生態系を壊していく。
一部の裕福層によって利権も利益も搾取されてゆくのに、国の都合の悪い真実はあまり報道もされない。
嘆いてばかりもいられない
とりあえずapeelっていうシールのついた野菜とかは絶対買いません