中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『これは私の持論なのですが、世の中に完全な善人もいなければ完全な悪人もいない。いるのは騙すものと騙される者だけです』(犬養隼人)
今作は、それぞれの色を彷彿とさせる七つの事件の短編集だった。あらすじ読んでなかったので短編集って知らなかった…
中山七里先生と言えば社会問題×ミステリーというイメージがあるけど、こういったのは長編じゃないと扱えないと思ってた…今回も七里節満載で短編の中に多彩なテーマと共に表現されてて、やっぱすごい…!!ジャンルの魅力を損なわずにこれだけの要素を詰め込んでかつ短編×7って、同じ人間っていうのが信じられん…
七里先生と言えばどんでん返しだけど、今作は、私が深読みしすぎる -
Posted by ブクログ
ネタバレ岬洋介シリーズ。
さよならドビュッシーから何冊も続編がでているようだが
全然読んだことのないまま最新刊を手に取ってしまった。
「あの5分間」といった特筆すべきエピソードに記憶がないのでいまいち入り込めないが
前段の本を読んでいなくても、ストーリーは楽しめる。
ロシアの音楽院での話で、学校内でのウクライナ侵攻にたいする意見の対立や圧力といった昨今の世界情勢が盛り込まれている。
そんな学校内での殺人事件。
犯人はだいぶ前からこの人しかいないというのが
読者にはわかる。だって他に登場しないんだもん。。
岬さんの出自ルーツのエピソードなどで内容に厚みが出た感じはするが、単体でのめりこむといった本ではな -
Posted by ブクログ
非常に読みやすかった。
また、自分が最も嫌いなSNSで炎上させる人たちの話だったので、興味を持って読めたが、そこまで酷い自己中心的な人物が出てこなかったので、のめり込むことはなかった。
酷い小説になると、その話の中に入って、代わりに生きてきたことを後悔するまで拷問してやろうと思うくらい腹立たしいキャラクター設定や場面が描かれているが、この小説はそこまででもなかったので★3つです。
犯人のオチは何となく予想できたので、それほど驚くこともなかった。
ただ、やはりテーマがSNSの炎上となると、最も嫌いな 自分では正しいことをきちんと調べることもなく匿名性があるからという理由で普段文句も言えない人が必 -
Posted by ブクログ
御子柴弁護士シリーズの第6弾。
介護老人ホームでの殺戮シーンから始まり、犯人も動機も明らか。いつもなら悪徳弁護の見せ場の法廷なのに、被害者遺族たちの発言に大した横やりも入れず、サンドバッグ状態。未必部分がよく分からないまま、残りのページがどんどん減っていく。
『忍野の家族構成も先日判明しておりますしね。しかし、だったらどうして彼の弁護人になったのか。これは関係者ならずとも気になる疑問です。普通の被疑者ではないし、普通の弁護士でもない。…これで興味を持つなという方が無理な注文ですよ。-ニ 邪悪の弁護人-』
盛大なフラグだと思っていた忍野との繋がりが、最後の最後数ページで回収された。ちょっとあ