江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    「押絵と旅する男」を読むためだけに購入。それしか読んでいない。
    とにかく面白かった。蜃気楼の描写から双眼鏡、覗きからくりと「レンズ」で貫かれたイメージの連鎖がきれい。乱歩は、他に「二銭銅貨」と「怪人二十面相」のシリーズをいくつかしか読んだことがないけど、登場人物が一人で語っているだけのところが面白いのが面白い。

    この話が私の夢か私の一時的狂気の幻でなかったなら、あの押絵と旅をしていた男こそ狂人であったに違いない。だが、夢が時として、どこかこの世界と喰いちがった別の世界をチラリとのぞかせてくれるように、また、狂人が、われわれのまったく感じえぬものごとを見たり聞いたりすると同じに、これは私が、不

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    2025年07月27日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    読めば読むほど、不気味な感じがしてきました。

    望遠鏡を覗き込んで、視点が合うまでの表現が、ここまで文章で表せるのかとビックリしました。
    海に沈んでいる海女が水上に浮上してくるかのようにといったような内容で、ふむふむ、なるほど!と思いながら読みました。

    面白かった。

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    2025年07月25日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    江戸川乱歩は好きな作品が色々あるけれど、これは好きなものが多めに入っていて嬉しい。表題の芋虫とか人でなしの恋とか大人になって読むとまた違った感想が浮かんで面白い。赤い部屋も好き。

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    2025年07月21日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    乙女は乱歩がお好き?
    このシリーズ、乱歩率が高いよね。
    まあ、乱歩の短編はおもしろいので、選ばれるのは納得できるが。とはいえ、『目羅博士~』をもってくるとはね。あまり乙女っぽくないような。
    絵も内容に忠実で、初老男子には好感がもてた。ただ、表紙にこの場面をもってくるのはどうなのかな、とは思った。

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    2025年07月18日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    語りと仕掛けが巧みな良質サイコホラーだった。江戸川乱歩ってほんとすごい。
    「赤い部屋」で夜な夜な催されている、怪しげな会員制倶楽部。新入会員のT氏は、そこで自分が犯してきた罪を飄々と告白していく。

    〈この場合可哀想な老人を殺したものは果して何人でしょうか。〉

    いわゆる、未必の故意。(大好きなテーマ!)
    まるで悪戯でも仕掛ける子供のようにつぎつぎと繰り返された、死神のようなサイコパス男による99の所業。そして100番目の殺人。すべて作り話ですよ、と種明かしはされたけれど、誰がそれを信じられるだろう?
    一体どこまでが本当で、どこからが嘘なのか。

    〈「赤い部屋」の中には、どこの隅を探して見ても

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    2025年07月16日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    短編9話を収録。
    前半4話はミステリー、後半4話は人間の狂気って感じ。真ん中にある「赤い部屋」がその中間って感じかな。

    「二廃人」「心理試験」なんかはけっこうミステリーのテンプレみたいな気もするけど、なんか読まされるというか引き込まれる。
    これが作家としての力量なのかな。

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    2025年07月13日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    乙女の本棚シリーズ。
    この少ないボリュームでもちゃんと面白い。流石江戸川乱歩✨
    「模倣」で果たしてここまでのトリックが可能なんだろうか…?鏡の中の自分が違うことをしていたら本物の自分も鏡を真似た行動をとってしまうんだろうか…?すごく気になる。行動心理学の本とか調べればその手の実験や研究結果判明していたりしないかな( ˘ω˘ )

    あと暗闇に浮かぶ目羅博士の顔怖っ‼︎‼︎

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    2025年07月10日
  • 悪霊物語(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    よくこれを単独で取り上げたな。本来はリレー小説である。この後に別作家による発展篇、解決篇が書かれている。まあ、確かに乱歩の分だけでもまとまりがあるな。
    絵もよかった。小説の雰囲気によく合っている。話自体はあまり乙女っぽくない内容だが、絵は乙女っぽさもうまく取り入れていたと思う。

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    2025年07月06日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    ネタバレ

    石榴…入れ替わりミステリとしてはよくあるけど、なんだか乱歩のエロ・グロ・ナンセンスとを絡ませると異様な狂気を帯びてくるね。名作。

    押絵と旅する男…怪奇作家としての乱歩の筆が冴えてるね。

    目羅博士…人間がもつ猿真似の本能と月光と言う怪しさが十分マッチしたオドロオドロしさを出しているね。

    陰獣…二銭銅貨、屋根裏の散歩者、D坂の殺人他乱歩作品の総集編みたいな変態小説。
    最後に明確な正解や謎解きが無い部分はまるで変格小説みたい。

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    2025年06月23日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    はい、46オネエは、江戸川乱歩『赤い部屋』でございます

    うーん、乱歩っぽいな〜
    略して「らんぽい」
    司令官なってそれはコンボイ

    まず触れたいのは、初お目見えの寿なし子さんやね
    うーん、らんぽくないと思ったんだがどうだろう?
    妖しさが足りないな
    絵のタッチとしてはかなり好みなんだがね
    女の子かわいいし
    ドロっとした感じがも少しほしい
    ビタッとするお話もあるでしょうから次回に期待ですな

    はいはいそして乱歩ちゃんの方な
    うん、ずっとらんぽい(気に入ったらしい)

    ただ結末がなー
    こうゾワゾワした気持ちがすっと冷める感じ
    らんぽくないなー

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    2025年06月22日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    乙女の本棚、江戸川乱歩と夜汽車さんのコラボ作品。夜汽車さんのイラストは、とてもきれいです。鮮やかな色彩で物語の感じをうまく表現していると思いました。

    物語は、京子が語る10年前の懺悔話でした。19歳で嫁入りして半年ほどたった頃、夫の自分への愛情に不信感を持ち、秘密を探る。訳を知ったあとに起こした京子の行動の後、夫は···。という感じの物語。

    江戸川乱歩自身はお気に入りの作品だったそうです。今日のような暑い日に、少し涼しさを感じるくらいの不気味さがありました。

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    2025年06月19日
  • 江戸川乱歩トリック論集

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    ミステリ小説において、「トリック」は最も注目される、華やかなポイントだと思う。
    日本の推理作家の元祖とも言える江戸川乱歩先生は、(主に外国の)ミステリ小説を読みながら、出てくるトリックをつぶさにメモしていったという。800件を超すトリックを蒐集したというのだから、驚きである。それを分類したのは尊敬しかない。
    「やむなくネタバレ注意」のただし書きあり。それは仕方がないだろう。
    昔の外国の推理小説のトリックは、ずいぶん大胆で、レトロなロマンを感じる。
    トリックに関しての文章は、重複した記述も多い。あちこちに載せたエッセイを全部集めてくるとこういう事が起きがちだ。

    「トリック」の分類だけでなく、「

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    2025年06月16日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    今のミステリーみたいな、難しすぎるトリックじゃなくて頑張ったら一般人でも解けるレベル。
    読んでて滅茶苦茶楽しい。

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    2025年06月11日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩の屈指の名作が乙女の本棚に!
    あのエログロナンセンスの世界観にイラストをつけたら、どんな感じになるのかと思ったが、シャープな感じのイラストがこの作品を読みやすくしている。
    100年前の短編ながらホント良く出来た作品だよなぁと再認識!

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    2025年06月01日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    人間椅子という表題は聞いたことがありましたが、実際に読むのは初めてでした。

    想像していたお話と違っていて、最後の展開に驚かされました。結局、素直にこのお話を信じて良いんでしょうか?色々なミステリーを読みすぎたせいか、裏があるのか何なのか…困惑しました。
    でも、短編でこんな驚きを味わえるなんて、さすが名作。読んで良かったです。

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    2025年05月31日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    イラストもおはなしに合っていて、何とも怪しげな感じを出してます。
    目羅博士がまさか……それを語る男……
    読みにくいかなぁと思っていましたが後半からどんどん気になって一気に読みました。
    江戸川乱歩の作品は読んだことがなかったので、これから読んでみたいと思います。

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    2025年05月31日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    このシリーズの乱歩は、「押絵~」と「人でなし~」を読んだが、この「人間椅子」が一番絵と文章のバランスがよかったと思う。
    「人間椅子」は乱歩の変態性が最もいい形で表れた短編だと思うが、そこはやはり乙女のためのシリーズなので、うまく変態の要素が乙女好みの絵で薄められているように感じた。それがいいのかよくないのかは個人の好みだと思うが、大方の乙女はこれでいいのではないかな。
    他に「悪霊物語」「目羅博士~」「赤い部屋」があるので、いずれ読むつもり。

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    2025年05月25日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    複雑な気持ちになる。話自体はもう何度目かわからないくらい読んでいる。やはり傑作だ。で、今回は初めてイラストつきで読んだ。そこで思ったことは、乙女の本棚シリーズに入っていることで、イラストつきの「押絵と旅する男」に出会うことの意味である。イラストで固定されたイメージで読むことになってしまい、イラストなしで初めて読む経験が奪われてしまうことになる。それは不幸なような気がするのだ。しかし、一方で、乙女の本棚シリーズに入っていなかったら、この作品とは出会わなかったことも考えられる。それもまた不幸なことだ。これは、イラストなしで読むことができた優越感から出た感想なのかな。乙女

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    2025年05月25日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    江戸川乱歩さんの作品を読むのは3作目。
    今回は、向かい合ったビルとビルの谷間が作り出す怪しさに加え、月光のまやかしも加わり、じとっと気持ちの悪い雰囲気を感じながら読みました。
    自分もこの真夜中のビルに寝泊まりしているかのような気持ちで、変に落ち着かない気持ちになります。

    向かいのビルに現れる目羅医師は、こちらのビルに住む者に似せたマネキンを用意し、窓の外でマネキンの首を吊る。そうすると、こちらで見ていた本人はどうしてもマネキンの真似をしたくなって首を吊って亡くなってしまう。目羅医師の策略にまんまと引っかかり命を落とす物が後をたたない。しかし、そんな時、そのことに気がついたこちらのビルに住む男

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    2025年05月25日
  • 黒蜥蜴と怪人二十面相

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    江戸川乱歩二冊目。

    相変わらずのテンポの良さ。変装の描写は読んでて本当に面白い。 久し振りに面白いミステリー作家に出会えた気がする。

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    2025年05月22日