江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    一気読み!
    江戸川乱歩っていう字面で敬遠してた。読みづらいのかなあむずかしいのかなって思ってたけど全然そんなことはなかった!
    1番印象に残っているのは一寸法師の話かな〜すごく短かったけど、怖くて面白かった!
    江戸川乱歩先生、もうちょっと読んでみたくなりました

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    2022年04月05日
  • 孤島の鬼

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    とっても面白かったです。
    主人公の取り巻きたちも良かった、お話しも、ストーリーを説明するテンポも良かったです。

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    2022年03月16日
  • 明智小五郎事件簿2

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    エログロありの「一寸法師」と正統派本格の「何者」の2編。一寸法師はこの時代だからこそだろうし(放送禁止用語だらけ笑)何者もまた、この時代ならではなんだよなぁ。編者の平山氏のクロニクルがとても良い。法月氏の解説も最高。とにかく面白かったよー!!

    「何者」の完成度やばい。無駄がなさすぎて。ラスト鳥肌もんやったわ。昭和初期に書かれた小説とか、ほんま信じられへん。
    この話、当時全然ウケへんかったらしいけど、ほんま解説で法月綸太郎先生も書かれているけど、「当時の読者が未熟」すぎやろ(笑)マジ最高。短編として推せる。

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    2022年03月07日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2つの中編と5つの短編からなる江戸川乱歩の名作集。短編は短く、スラスラと読むことができ、中編はちょうどよい長さだった。個人的に印象に残ったのは、最後の中編「陰獣」でコナンくんが言ったセリフである「犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は殺人者とは変わらねーよ」が生まれるきっかけになった作品かなと思った。

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    2022年03月02日
  • 明智小五郎事件簿5

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    MRCのミステリ・ジョッキーの課題本とのことで明智小五郎事件簿シリーズから魔術師を読んだ。
    やっぱり乱歩は面白いんだよなぁ。最高。芝居がかった地の文が面白い。巻末の平山さんの年代記はすごいわかりやすいし大槻ケンヂの解説は死ぬほど笑った。シリーズ読破しなきゃ!

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    2022年02月23日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(5) 青銅の魔人(ポプラ文庫クラシック)

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    今までの流れが少し変わり、ドキドキワクワクの冒険物になったという印象でした。
    この作品から、戦後の作品だということで、それも影響しているのでしょうか。
    面白かったです。

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    2022年02月20日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『江戸川乱歩 電子全集』

    購入済み

    ミステリー

    とても難しい作品だが江戸川乱歩の才能を感じた絶対読んだ方が良いと思う世界が広がって見えるように感じる。

    #アツい #ダーク #怖い

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    2022年02月19日
  • 孤島の鬼

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     1930(昭和5)年作。江戸川乱歩の「通俗」長編小説の代表作の一つ。とのことだが、乱歩で「通俗」以外のファインアート的なものがあったかどうかよく分からない。
     娯楽作品に対比する場合のファインアートとは、大体において、大がかりなプロットに依存するのではなく一つ一つの細部、たとえば人物の心情や出来事のミニマルな部分に深く分け入る方向性に主眼がある。対して娯楽・大衆性においては、そうした細部へのこだわりは等閑に付することによって成立する。現代「純」芸術の感性はミクロなところへの眼差しにおいて際立つのであり、その姿勢は、思考の前提の部分を問い返すことにより「立ち止まる」ことを第一歩とする哲学の成立

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    2022年02月11日
  • D坂の殺人事件

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    恐ろしい結末が予測できてしまうところがこわい…
    この人の文章にはおぞましい情景をリアルに想像させる不思議な力があると思う
    寝る前に読まない方がいいですね…奇怪な登場人物が夢に出てきそう

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    2022年02月02日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    ネタバレ

    第4巻も楽しく拝読いたしました。

    表題の孤島の鬼は、主人公とその妻がある変わった容貌をしており、なぜそうなったのか、その経緯を知る物語。主人公がある島の恐ろしい秘密に、思いがけず巻き込まれていきます。何度も、もうダメかもしれない…と読み手が思ってしまうようなスリルがあり、人しかでてこないはずなのに、何か化け物でもでてくるのではと思わせるほどのおどろおどろしさもあり、乱歩のエロ・グロ・ナンセンスを余すことなく楽しめる作品だと思いました。
    乱歩は暗闇の迷路に閉じ込められるシチュエーション、好きなんですかね?この後もいろんな作品を読んで、彼を知っていきたいです。

    猟奇の果は、前半と後半でかなり毛

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    2022年01月19日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    江戸川乱歩って本当、これからの時代はウケない作家だろうなあ。(ダーティで)
    でも人間に対する彼のバイアスはやっぱり独特で面白い。彼でなきゃこんなに気持ち悪いキャラクタは書けまい(褒め言葉)。

    ところで人間の体臭が分かるのに、ゴム袋なんかじゃ誤魔化せないとか、血栓出来るんじゃない? とかナンセンスですか?

    奥様は最後の手紙を読んだところで暫く精神を病んだままだったろうな、という構成がさすが。

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    2022年01月17日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    今回も二十面相と探偵団の戦いにワクワクしました。
    トリックがよく分からないまま処理されているところもありましたが、それはそれでいいと思いました!

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    2021年12月28日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    巧みな変装や計画でなんでも盗み出す二十面相、数々の事件を解決してきた私立探偵明智小五郎の対決。

    刑事のマヌケさには少々疲れるのが、それも古典の良さでもある。
    読みやすく、軽い気持ちで読める。

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    2021年12月10日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    表紙に惹かれて手に取った、久々の江戸川乱歩!子供の頃よく読んでいた。思えば私のミステリー好きはここが原点かも。
    40年以上前のワクワクがよみがえる。

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    2021年12月10日
  • D坂の殺人事件

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    ネタバレ

    以前読んだ創元推理文庫の江戸川乱歩集よりは、物足りない作品が多かったが、やはり乱歩の世界観に魅せられる。
    甘美でありながらも悍ましい。この世界観こそが乱歩の醍醐味なのだろう。

    個人的ベストは『赤い部屋』。
    いくつも登場するトリック個々も面白いが、100人目として自分を殺すと思わせ、銃で撃たれてから、全てが嘘だと判明する。
    その展開自体も秀逸だが、電気がつき、赤い部屋に渦巻いていたミステリアスで幻想的な空気が一掃されるラストが印象的。

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    2021年12月04日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    大人乱歩が面白かったので、子供向けの作品も読んでみようと思った。

    少年探偵団、怪人二十面相。名前は聞いたことあるけど、作品は読んだことない。

    面白かった。「少年探偵団を読んで、探偵に憧れた」っていう人をよく聞くけど、分かる気がする。自分が子供の頃に読んでいたら、絶対に何か影響されていたと思う。子供の頃に出会いたかったな…

    ところどころに入ってくる、「読者諸君、これはどういうことかお分かりかな?」とか「少年たちはこれからどうなってしまうのか」とか、メタっぽい言い回しが面白かった。昭和の児童文学ってこんな感じなんだねw

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    2021年11月23日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    密室殺人、衆人環視の中での殺人、二人の探偵役、謎めいた屋敷…とミステリらしい語句を並べてみたが、もう、読後は諸戸道雄可哀想に尽きる。
    あれだけ尽くしているのに、箕浦の冷たい所業。
    諸戸の気持ちを知っているから都合の良い時に頼るだけ頼って、でもやっぱり受け入れられない、尊敬してるし友達としてなら平気だけど、愛情は無理って。一般的な感情なのだろうけれど、諸戸に同情してしまう。

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    2021年11月13日
  • 黄金仮面

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    氏の名探偵明智小五郎もの。

    子供の頃夢中になって読んだという人は多いと思います。
    読んでいなかった私は、食わず嫌いではいけないと思い、三島由紀夫氏が戯曲化し、舞台・映画になっているので面白いだろうとまず、「黒蜥蜴」を読んでみたのです。

    正直、好きになりまししたね。
    書き出しがすごくいい。
    おどろおどろしいのが何ともいえずいい。
    怪しい、妖し~い雰囲気がかもしだされ、次、次と読みたくなるのです。

    だいたい創元推理文庫のカバーがいけない。
    背のところの写真が、全巻揃えると一幅の絵になる。
    マニアっぽい人は集めたくなる。

    でもって、
    「孤島の鬼」「D坂の殺人事件」「蜘蛛男」「魔術師」「黒蜥蜴

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    2021年09月23日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    「江戸川乱歩ベストセレクション4」
    「陰獣」「蟲」の2本収録。
    内容もさることながら、もうタイトルが妖しい。
    江戸川乱歩の小説がたくさん、そして同じ作品が何度も映像化されている理由が読むととてもよく分かる。陰鬱で湿っていて、じわじわと何かが迫り来るような独特な雰囲気が、映像化へと掻き立てられるのだと思う。

    「陰獣」は探偵小説を書く主人公の寒川が、資産家夫人の静子という女から「かつて捨てた男から脅迫状が届いた」と助けを求められるところから物語が始まる。差出人は人気探偵作家の大江春泥。静子の美しさと春泥への興味から、寒川は出来るだけの助力を約束してしまう。
    そんなある日、静子の夫である小山田の変

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    2021年08月31日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『江戸川乱歩 電子全集』

    匿名

    作品以外に収録されている資料の豊富さという点で、この小学館版全集はトップレベルといって良いだろう。怪人二十面相シリーズの当時の挿絵は好き嫌いあるかもしれない。小林くんはもっと美少年だ、とか(笑)。

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    2022年09月28日