江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 黒蜥蜴

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    とびらの締め方とか、どういう姿とかを描写する
    表現がすごかった。
    こんな風に言葉で表現できるようになったら
    すてきだなと思った。もっと言葉を勉強したくなった。
    ちょっと大人向けだったかな。

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    2016年03月14日
  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 1 夢

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    ネタバレ

    漫画の定価としては少し割高ですが、それだけの価値があります!まずは付いてくる緊縛カード。私のはコバヤシ少年だったのですが、少年なのに溢れ出る色気が堪りません…!そして本編。アニメのコミカライズなのでアニメを知ってるものとしてはおさらいのつもりで読みましたが、とにかく絵が綺麗です!

    あとは個人的にアニメでワタヌキの件で幼女たちが酷い目に合っているのを見るのが辛かったので、コミック版はそこが描かれていなくて良かったです…陰男じゃないですが「いらない幼女、いえ子供などいない!」のですから!

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    2016年02月16日
  • 怪人二十面相~乱歩奇譚~

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    私はアニメ版を観た後でこれを読みましたが、初見だとイメージがつかみにくいかも。特に数式。もう少し小説なりのエピソードが欲しかった気もしますが、これはこれでいいのかなぁ。

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    2016年01月23日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    江戸川乱歩だけあって不気味な場面の描写が非常に巧み。エグい。様々なところに伏線が張られていてそれが1つ1つ解消されていく、これは小説の醍醐味とも言える。そして最期の何と切ないことか。同性愛者はあの時代、今よりもっと辛く苦しい目にあっていたに違いない。幸せになってもらいたかったけれど、あれが事実なのだろうな。不気味だけれど切ない、これは現代でも読み継がれてゆく小説に相応しい作品だと思う。

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    2016年01月13日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    江戸川乱歩はいくつか読んだが、最も有名とも言える「黒蜥蜴」を読んだことがなかった。
    明智小五郎の不死身さが胡散臭くて避けていたのだと思う。そこがいいところだと若いわたしはわかっていなかった。青いな。

    今回、本屋さんでたまたま見かけて、百合の花が大きく描かれた表紙が綺麗で手にとってそのまま無意識に購入してしまった。こちらのサイトでは漫画みたいな購買意欲を低下させる表紙になっているけれど。
    今更江戸川乱歩を平積みしている理由は、自宅でテレビを見ていて気づいた。
    ドラマ化されたらしい。
    ちなみに明智小五郎役は渡部篤郎さんらしい。ちょっとイメージじゃない。
    小さい頃テレビで明智小五郎を演じたのは天知

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    2016年01月12日
  • 黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~

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    「何者」。いわゆる本格ミステリ。意外なことに乱歩作品ではこの手の作品は少ないようだ。今読むと割と既視感を覚える真相ではあるのだが、発表当時はどうだったのだろう。
    「黄金仮面」。驚いた。まさか明智の相手にXXXをもってくるとは・・・。正直、XXXってこんなキャラクターだったっけ?と思えるところがあったり、筋立てについてもちょっと無理があるような気もするのだが、それでもアクションあり知恵比べありの、大衆向け娯楽小説の王道をゆく作品であることに異論はない。
    「江川蘭子」。複数の作家によるリレー共作の1本目。さすがにこの部分だけでは作品として評価のしようがない。派手目な女性を主人公にしたのは後に続く作

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    2015年12月06日
  • 芋虫

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    あの乱歩の短編を、これ以上ないほどに濃く煮詰めたエッセンスのような。須永中尉の表情の微妙な変化が見事。あの3文字が迫ってきて目にはりつく。

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    2015年11月28日
  • 悪魔の紋章

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    子供の頃に読んだ「呪いの指紋」。世にも珍しい渦巻指紋を使って次々と殺人を犯していく。何年間もかけて周到に準備された復讐のための殺人計画。

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    2015年10月31日
  • 人間椅子~乱歩奇譚~

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    アニメ見て、気になって買いました。
    アニメを見始めたのが終盤だったので、「追加書下ろし」の部分がよくわからなかったけど・・・
    江戸川乱歩の小説を現代風にするとこうなるのかぁ~と新鮮な気持ちで読みました。

    ただ、先にアニメを見たからかもしれないけど・・・
    作中のコバヤシ君がどんな風に「他人」が見えているのかの表現が分かりにくいなぁ~と思ったので、アニメを見て雰囲気を感じてから読んでもいいんじゃないかな?と。

    続巻も出るので楽しみです。

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    2015年10月30日
  • 湖畔亭事件

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    山奥の温泉旅館:湖畔亭で療養する私(主人公)が自作の
    カラクリ眼鏡で脱衣所を覗いていたら殺人事件を目撃してしまう。
    しかし、死体はなくて・・・
    警察も匙を投げた事件を回想してるような感じですが
    最後の最後に謎を残す終わり方です。
    たぶん、確信があると思うけど。
    「一寸法師」
    体は大人で異常に小さい一寸法師絡みの猟奇殺人事件。
    館からの人間消失トリックです。
    ミステリ初心者的にはわかりやすくて、楽しかったです。
    やっぱり初期作品でも乱歩作品は面白い。

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    2015年10月25日
  • 人間椅子~乱歩奇譚~

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    ネタバレ

    アニメ全話見終わった後でのノベライズなので、さくさく読めました。でも内容は所々追加されてたり違ってたりで、面白かった!コバヤシのシャワーシーンとか俺得でした。聞いてない。ただ残念なのは、ハシバの活躍シーンがね…削られた…感…。好きなキャラなだけに残念です。ただ全体としては大満足です!続きが楽しみな一つ。

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    2015年10月11日
  • 三角館の恐怖~江戸川乱歩全集第15巻~

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    『青銅の魔人』と『虎の牙』は少年探偵団もの。
    相変わらず「えっ?」ってなる展開もあるけど、冒険活劇ものとしては面白い。

    『断崖』は短いながらも結構好き。乱歩のかく悪女は魅力的で良い。

    『三角館の恐怖』は大人向けの本格モノといった感じ。
    乱歩らしさもありながら推理の部分もちゃんとしてて面白かった。

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    2015年08月18日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    ネタバレ

    恥ずかしながら江戸川乱歩の小説をほとんど読んだことがなかったため、咎井さんの美麗な表紙だし良い機会だと思い購入しました。
    内容はやはり凄い、の一言しか出ませんでした。ここまでの展開を頭の中で考えて文章にできるというのが、常人ではないなと思います。乱歩小説に対してはおどろおどろしい血なまぐさいイメージが先行して、あまり率先して手をつけようと思わなかったのですが、これを機に読まず嫌いをやめて読んでみようと思います。

    BL的な観点ですが、勝手に想像して「諸戸が箕浦さんに関わる人間を全員消して、僕だけを見てください系ヤンデレ化する話なのかな」と思っていたので、話の顛末には驚きました。箕浦さんがノンケ

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    2015年08月17日
  • 黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~

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    『黄金仮面』は犯人の正体にびっくり。
    話の筋自体はまぁ…そんなに…という感じなんだけどでも面白く読めた。

    『何者』は個人的には結構好き。赤井が良い。

    『白髪鬼』はところどころ巌窟王を思い出した。ヴェンデッタは読んでないのでわからないけど…。まぁ面白いんだけど、やっぱり巌窟王を先に読んじゃってたりするとどうしても比べてしまって…。

    『江川蘭子』はリレー小説の一部。内容は…ちょっと忘れてしまった。

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    2015年08月17日
  • 透明怪人~江戸川乱歩全集第16巻~

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    ネタバレ

    『透明怪人』
    木下君と島田君が目撃した蝋人形の仮面をつけた男。二人と仮面の男を尾行する黒川記者。黒川記者が二人に語る空気男の噂。宝石点から盗まれた首飾り、蝋人形の展示会場から逃げ出した空気男。木下君と島田君の周囲に現れる空気男。黒川記者が名付けた透明怪人。島田君のお父さんが所有する真珠塔を盗み出す透明怪人。ルンペンが目撃した透明怪人。透明怪人をつけた少年探偵団員の大川くんが捕らえられた四角眼鏡の老人。大川くんを透明怪人にした謎の老人。少年探偵団による救出。明智小五郎登場。謎の老人に捕らえられた明智小五郎。謎の老人の狙う文代夫人。中村警部と黒川記者に連れ出された夫人。明智小五郎の脱出と老人逮捕。

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    2015年07月21日
  • 魔術師~江戸川乱歩全集第6巻~

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    再読。 
    ずっと前(10年前だった)に読んだ本。
    子供の頃に少年探偵でも読んでいる。
    魔術師と吸血鬼(少年探偵では地獄の仮面だったかな?)
    明智がどちらも出てくる鉄板もの。文代さん(明智の奥様)
    ちょっと古いが、でもまだまだ行けますね。どちらも長編としてきちんとまとまっています。
    良いです。乱歩の中ではきちんと終わっている巻です。

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    2015年07月18日
  • 算盤が恋を語る話

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    二千銅貨と同時期に執筆された1枚の切符から始まる巨匠の短編集。
    映画化もされた双生児が印象深い。あと明智が出てくると安心しますね。

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    2015年07月13日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    ネタバレ

    解説者山田正紀氏。

    最近気づいたのだが、文章にちょいちょい作家の感情?が入るのが変わっているな、と。
    『あぁ、まさかそんな恐ろしい事が』みたいな。
    そしてその表現に引きずられる自分は単純だ。。

    今回はサイコホラーというよりは人間的であるからこそ拗らせたような感じでした。

    でも暗黒星の犯人は映像だともっと怖そう。。

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    2015年06月26日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    よしもとばななさんの王国シリーズを立て続けに読んで、少しばかり精神的な世界に入ってしまったので、そこからとりあえず抜け出そうと思って選んだ。
    物語だから空想ではあるものの、淡々と出来事だけが綴られる文章を読んでいたら、バランスを取り戻した。

    表題作である短編と、「暗黒星」という中編ミステリの2本。
    表題作は犯人が綴る犯罪の流れを描いていて、暗黒星は推理もののミステリ。
    ホラー&ファンタジー&ミステリ、みたいな。豪邸で起こった連続殺人事件の謎に、明智小五郎が挑む。
    ちなみに予想してた犯人が当たったから、よし!と思った。笑

    江戸川乱歩の小説って、どこか悲しい部分があるところが好き。湿ってて妖し

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    2015年06月26日
  • 緑衣の鬼~江戸川乱歩全集第11巻~

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    再読
    小学生の時に少年探偵で読んで忘れて、この本を買った時に読んだはずだが忘れている。
    しかし幽霊塔は覚えていたので楽しく読めた。
    まあ最も子供の時のポプラ社の少年探偵は全て明智が出てくるが、その印象が強い。まあ、良いとしておこう。
    他にもまだ乱歩はいっぱいあるな。
    ちょっとこれから再読しようかな。
    少年探偵の方はどうも既に廃刊になているようだ。
    少し寂しいね。27巻の黄金仮面から47巻までは全てそうらしいね。
    どうも、江戸川乱歩が子供向けにしたのではなくてゴーストライターがリライトしたものだったかららしい。

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    2015年09月23日