江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    全ては明智小五郎の手のひらの上で転がされてるんだろうなぁ~とお約束の展開なんですけど、わかっててもかっこいい!待ってました!となってしまう。
    黒蜥蜴は、妖艶だったり、少女のようにいじらしかったりと、その都度コロコロと姿を変えるところが魅力的でした。ラストシーンは切なかった。

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    2018年06月16日
  • 明智小五郎事件簿4

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    明智小五郎の活躍を事件発生順に並べた画期的なコレクションの第4巻。

    明智小五郎が活躍する作品は殆ど読んでいると思っていたのだが、この作品は未読だった。『文藝倶楽部』という文芸雑誌に連載された作品だけあって、大衆小説といった色合いが強い。しかし、違和感を感じる構成には少し驚いた。じっくりと大いなる謎を描く前半と明智小五郎が登場し、二転三転の怒濤の展開が待つ後半とでは全くリズムが違うのだ。全く違う小説を繋ぎ合わせたと言ってもよいくらいだ。また、この後に描かれる怪人二十面相を思わせるシーンがあったりと、この作品を描くにあたり紆余曲折があったのではと推察する。

    今回も巻末にはお馴染みの平山雄一の『

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    2016年08月24日
  • 明智小五郎事件簿2

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    「一寸法師」と「何者」の二編収録

    「一寸法師」は、推理小説もいうよりもホラー映画を見ているような猟奇的な雰囲気で物語が進む。また、障害者の表現や作中での扱いが現代では考えられないほど差別的で、大正当時の空気感、風俗が感じられる。

    「何者」は、「一寸法師」と違い、謎解きの要素が強く推理小説らしい雰囲気。読み返すと、実はいろいろ伏線が張られていたこと(逆に、最初に読んだときは伏線だと思ったら、全然後で出てこない描写であったこと)に気づく、作り込まれている作品。

    本編も面白いが、巻末の「明智小五郎年代記」「解説」がかなり面白い。作品の時代背景、作品当時の交通網や徴兵制度、徴兵制度などに対する一

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    2016年08月13日
  • 算盤が恋を語る話

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    長編作品は柔らかな文体でスピード感を持って読ませるの対して、この本の初期の短編作品は硬質な文体で、より静的な、純度の高い印象を受ける。それでいて底をながれるものは同じ。興味深い。

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    2016年07月29日
  • 明智小五郎事件簿2

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    こうやって”時系列”とされている順に読んでみると、確かに時代が変わっていっているのがわかる。『一寸法師』の浅草や百貨店の描写や『何者』の兵役関係の背景など、今まであまり気に留めたこともなかった、事件の背景となっている状況や風俗などの時代の匂いが感じられるのが面白い。

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    2016年07月28日
  • 緑衣の鬼

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    小学生の時と社会人になって数年後くらいに読んだことがあったのだが、今回もきれいさっぱり忘れていてとても楽しめた。ご都合的なところもあるけれど、きちんと張ってある伏線、効果的な場所の移動が印象に残った。幕切れもあざやか。

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    2016年07月28日
  • 影男

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    自身の他作品の二番煎じ、と乱歩自身があとがきで言い訳していますが、ただの焼き増しの世界ではなく、より禍々しくより肉々しい感じがすさまじかった。特に地下世界の女体女体の盛り合わせ、むせそうです。
    色々な顔を使い分けて、善人と悪人を行ったり来たりの影男、最後は一体どうなるのかな??と思ったけど、あっさり他の悪党と共に一網打尽にされていてちょっとあっけなかったかな。

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    2016年07月26日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    懐かし〜!

    小学生の頃に図書館でドキドキしながら読みふけった少年探偵団シリーズ。久しぶりに手に取ってみるとウン子供っぽい(笑)、トリックもやや都合いいなぁと。なのに止められない面白さがあって。昨今の江戸川乱歩ブーム再来(?)を機に色々読み返しています。

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    2016年07月16日
  • 湖畔亭事件

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    このシリーズに共通することだが、挿絵が味わい深くてよい。時代の雰囲気がよくわかる。
    連載されているときの読者の気持ちが味わえる。もともと雑誌や新聞連載だったものは、ここで次回に続く、なんだなとか、ここから前回を受けて始まっているんだな、とわかるとテンションのかかり方が違う。一息いれるタイミングにもなります。

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    2016年07月15日
  • 明智小五郎事件簿1

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    グールドのシャーロック・ホームズ全集のように明智小五郎の登場する物語を時系列に並べた、という趣向。少しずつ背景となる時代が変わっていくようなところが興味深い。
    帯に刊行予定が載っているのだが、『影男』がないみたいなのは何故?!

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    2016年07月01日
  • 何者

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    このシリーズは、雑誌連載時の挿絵が復刻してあり、昔の雰囲気で味わい深く読めるのがとてもよい。
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    『何者』
    冒頭の文はどういう意図のものなのだろう。なぜ素直に「わたしは」で始まってはいけないのだろう。
    『暗黒星』
    子供のころ読んで、なんとなく内容は覚えていたものの、犯人は忘れていた。なんか女の人だったような気がしていたので、その記憶違いにも助けられて面白く読めた。

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    2016年06月29日
  • 江戸川乱歩作品集 一

    購入済み

    江戸川さんブーム再来?

    何となく最近目につく江戸川氏作品の数々。何度目かの旬ですかね?幼少期それはそれは少年探偵団に魅了され小学校低学年にやや小難しい記述や言い回しだったように記憶しますが図書館で借りまくってましたね。と懐かしさと未読作品への興味とを含め購入し始めましたが、これですよ〜これ!この薄気味悪いような独特な世界観と派手な演出がないのに摩訶不思議なストーリーで背後からジワジワと何か冷たいものが浸食してくるような逼迫感がハマる要因かと。明智さんシリーズ再読破もですが「孤独の鬼」「淫獣」「地獄の道化師(なんちゅータイトルだよ。笑)」とかも読みたいなぁ、と、しばらくはガッツリ散財予定!(笑)。

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    2016年06月23日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    メモ…一枚の切符、恐ろしき錯誤、双生児、心理試験、黒手組、赤い部屋、日記帳、算盤が恋を語る話、幽霊、盗難、白昼夢、指環、夢遊病者の死、百面相役者、一人二役、疑惑、接吻

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    2016年05月24日
  • D坂の殺人事件

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    「石榴」が良かった。硫酸殺人事件を捜査した刑事が、逗留先の温泉宿で知り合った紳士に事件の内容を説明すると…と先の展開は読めちゃいますが、あの時代にコレを書いたと思うとワクワクしますね。「二廢人」、「虫」辺りも乱歩らしく心理描写が好み。

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    2016年04月25日
  • 黒蜥蜴

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    とびらの締め方とか、どういう姿とかを描写する
    表現がすごかった。
    こんな風に言葉で表現できるようになったら
    すてきだなと思った。もっと言葉を勉強したくなった。
    ちょっと大人向けだったかな。

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    2016年03月14日
  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 1 夢

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    ネタバレ

    漫画の定価としては少し割高ですが、それだけの価値があります!まずは付いてくる緊縛カード。私のはコバヤシ少年だったのですが、少年なのに溢れ出る色気が堪りません…!そして本編。アニメのコミカライズなのでアニメを知ってるものとしてはおさらいのつもりで読みましたが、とにかく絵が綺麗です!

    あとは個人的にアニメでワタヌキの件で幼女たちが酷い目に合っているのを見るのが辛かったので、コミック版はそこが描かれていなくて良かったです…陰男じゃないですが「いらない幼女、いえ子供などいない!」のですから!

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    2016年02月16日
  • 怪人二十面相~乱歩奇譚~

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    私はアニメ版を観た後でこれを読みましたが、初見だとイメージがつかみにくいかも。特に数式。もう少し小説なりのエピソードが欲しかった気もしますが、これはこれでいいのかなぁ。

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    2016年01月23日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    江戸川乱歩だけあって不気味な場面の描写が非常に巧み。エグい。様々なところに伏線が張られていてそれが1つ1つ解消されていく、これは小説の醍醐味とも言える。そして最期の何と切ないことか。同性愛者はあの時代、今よりもっと辛く苦しい目にあっていたに違いない。幸せになってもらいたかったけれど、あれが事実なのだろうな。不気味だけれど切ない、これは現代でも読み継がれてゆく小説に相応しい作品だと思う。

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    2016年01月13日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    江戸川乱歩はいくつか読んだが、最も有名とも言える「黒蜥蜴」を読んだことがなかった。
    明智小五郎の不死身さが胡散臭くて避けていたのだと思う。そこがいいところだと若いわたしはわかっていなかった。青いな。

    今回、本屋さんでたまたま見かけて、百合の花が大きく描かれた表紙が綺麗で手にとってそのまま無意識に購入してしまった。こちらのサイトでは漫画みたいな購買意欲を低下させる表紙になっているけれど。
    今更江戸川乱歩を平積みしている理由は、自宅でテレビを見ていて気づいた。
    ドラマ化されたらしい。
    ちなみに明智小五郎役は渡部篤郎さんらしい。ちょっとイメージじゃない。
    小さい頃テレビで明智小五郎を演じたのは天知

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    2016年01月12日
  • 黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~

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    「何者」。いわゆる本格ミステリ。意外なことに乱歩作品ではこの手の作品は少ないようだ。今読むと割と既視感を覚える真相ではあるのだが、発表当時はどうだったのだろう。
    「黄金仮面」。驚いた。まさか明智の相手にXXXをもってくるとは・・・。正直、XXXってこんなキャラクターだったっけ?と思えるところがあったり、筋立てについてもちょっと無理があるような気もするのだが、それでもアクションあり知恵比べありの、大衆向け娯楽小説の王道をゆく作品であることに異論はない。
    「江川蘭子」。複数の作家によるリレー共作の1本目。さすがにこの部分だけでは作品として評価のしようがない。派手目な女性を主人公にしたのは後に続く作

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    2015年12月06日