江戸川乱歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人には言えないが、心の片隅に眠っている
人間の倒錯した欲望が一種幻想的ないろどりを加え
作品に単なる事件、トリック、探偵ではない
ねっとりとした空気を纏わせているのだろう。
全て明らかになったかと感じた直後に真相が明らかになる
収録作2、3、4、真相が明らかになっていない可能性の
余韻が漂う収録作1、5、推理小説ではない収録作6
に随筆3本。
やはり収録作5『人間椅子』
気味の悪い恐怖のどん底に陥った直後、
できすぎたタイミングで真相が明らかになった、
かと思うのだが、、、では、なぜそんなにも気味の悪い
手紙を書けたのだろうか。いやいや、まさか、もしかして。 -
Posted by ブクログ
なかなか完成度の高い中編集だと思いました…!
ヽ(・ω・)/ズコー
個人的にはやはり表題作である「陰獣」の方に軍配が上がるでしょうか…。「蟲」も悪くはないんですけれども、解説にもある通り、乱歩自身の人格分裂みたいな…人間は一個体だけれども、その中に複数の性格を所有している…そのせいでの悩み…みたいなものが「陰獣」には描かれているようで、そこに僕は関心を寄せましたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
「蟲」も蟲でまた何とも気持ちの悪いお話ではありますけれども…読者にそういった想像を起こさせる乱歩の筆力にはまさに脱帽であります…!
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
有名な『黒蜥蜴』はやはり黒蜥蜴の妖艶さとかわいらしさが魅力の話だと思う。
展開としては乱歩の長編お決まりの展開なので驚くことは特に無いけど、黒蜥蜴のキャラが良い。
終わり方も切なくて耽美で好き。
『人間豹』はあまり期待しないで読み始めたけど、黒蜥蜴よりテンポとハラハラ感があって一気に読めた。
ツッコミどころは相変わらず多いけど惹きつける文章力がすごい。
ラストのあたりはちょっと無理やり終わらせた感というか駆け足感が強いかなあ…。
『石榴』が話としてはいちばんしっかりしてるかなという印象。
推理物をちゃんと書こうとした感じが伝わってくる。
けど、すでによんだ『二癈人』などに展開などが似てるの -
Posted by ブクログ
乱歩の短編は3編だけ収録。本書のメインは随筆や評論の数々で、タイトルにもある「怪談入門」が素晴らしい。
乱歩が分類好きなのは貼雑年譜などからも周知の事ですが、ここでも怪談を乱歩なりに分類し、そしてまぁ、土蔵にあれだけの本を集めていた人だけあって、国内外に問わず様々な怪談を読んでおり、それを紹介していく手際のすばらしさ。(インターネット時代の今ならともかく、あの時代にラヴクラフトとかダンセイニとか読んでたのか……!と驚きましたよ)
そして知ってたけど、乱歩、朔太郎の「猫町」大好きだよね……。あちこちの随筆で推しててホッコリしたよ。
その他、乱歩が翻訳したポーの「赤き死の仮面」収録。
個人的に嬉 -
Posted by ブクログ
明智の登場によって、他の作品よりもアクション要素が強い。
嫌いなわけではないが、黒蜥蜴による犯行が御都合主義で
そういった意味では横溝正史のほうが面白い。
乱歩の良いところは、とにかく、妖艶さだと感じた。
今の世の中では考えられない、排水臭くて、如何わしい、狂乱の時代。
その中で燦然と輝く、背徳の美。
なので、黒蜥蜴の危うい美しさだけが際立って良い。
エンタテインメントとしては、あまり評価できない。
無理矢理書かされたんじゃないかというくらい。
なので、明智の出る作品は今後、あまり読まないほうがいいなと思った。
探偵物が好きな人にも、これはオススメできないな、と思った。他の短編の方が良い