江戸川乱歩のレビュー一覧

  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    昔のカルト映画を思わせる作品。
    ただし、オチが「そんなんでいいの?!」というような
    呆気ないもの。

    それで、いいのかもしれない。
    狂人の夢、それを具現化した奇妙な島。
    そういったものを楽しむための娯楽作品として、完成しています。

    どの作品でも同じことですが、
    病的な美しさの表現は、乱歩自身が実際にそういった類の偏執者なんじゃないかと思うくらい、
    油絵のように立体的で、粘っこく書かれていました。


    あくまでもサイコであって、推理小説ではない。
    それが乱歩の魅力であると思いました。

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    2017年09月03日
  • 明智小五郎事件簿2

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    なんかこう、人がズブズブってはまり込む好奇心が暴かれる感覚が魅惑的ですよね。いけないものに吸い寄せられるというか。瞳孔が開く感じがします。

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    2017年08月26日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    やっぱりこういうシリーズものは巻を増す毎に魅力的になるなぁ。二十面相も明智先生も魅力的。もちろん小林君も探偵団も。

    まだまだ終わりそうにないこの戦い。次はどんな手で、ふたりは私を驚かせてくれるのだろう。

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    2017年08月17日
  • 明智小五郎事件簿5

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    蜘蛛男の直ぐ後から始まる復讐鬼対名探偵のスリラー活劇。ちと時代がかっているが、却って味わい深い。犯人の娘とのロマンスとか明智小五郎を只の推理マシーンにしなかったのが実に良い。

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    2017年08月04日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    まず、本の作りがいい。文庫表紙の手触りや詳細な註と解題。最高に素晴らしいのが全作に自作解説がついている事。

    さすがに作品には出来不出来があるが、こうやって改めてほぼ発表順に読むと、この時期に乱歩のエッセンスが詰まっているのが良くわかる。この文庫のシリーズは全巻揃えたので、敬意を持って読み進めていきたい。

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    2017年08月02日
  • 江戸川乱歩傑作集2 人間椅子 屋根裏の散歩者

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    江戸川乱歩は気になるが読みやすいのないなぁ、と思っていたところへうっかりと手にとってしまった。
    美少年探偵団のパロディ元が4つも入っていたせいもある。
    D坂の殺人事件が好きだな。やはりミステリが好きなのではなく探偵が好きなのだ。狂人のなかの理知的な人間。最も狂人的な可能性を秘めているところも。
    デザイン素晴らしい。

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    2017年06月27日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    あの手この手で逃げ延びる二十面相には不思議な魅力があります。次はどうやって逃げるんだろうと、ワクワクしながら読みました。神の如き存在である明智小五郎をどうにかして負かしてほしいなあなんて、ラスト付近では思ってました。あの意味深なラストは次回作への布石なのかな。

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    2017年06月24日
  • 暗黒星

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    短編集。というか中編+掌編集?
    暗黒星。明智小五郎はこの話だけ。途中からうすうす犯人がわかってしまうのは昔なのでご愛敬。ホラータッチは流石。
    お勢登場。胸糞。
    目羅博士。作者が出てる。不思議な話。
    木馬は廻る。犯罪がない珍しい話らしい。
    幽鬼の塔。
    素人探偵河津三郎の異常とも呼べる好奇心と悪戯心に最初は不快さを感じたが、途中殺されかけたこともあり、だんだん気に入った。
    最後にあっさりと手を引くのもよかった。

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    2017年05月20日
  • 江戸川乱歩随筆選

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    この随筆集を読んで、江戸川乱歩がますます好きになった。乱歩の関心の広さ、率直な態度、ミステリに対する愛情に心を打たれる。文章も格調高くて、読み応えがあった。私もミステリが好きなので、乱歩がミステリへへの情熱を語った「枕頭風景」のような随筆を一番面白く感じた。同性愛の嗜好をあっけらかんと述べる随筆があることに驚いた。戦争中にそんな文章を発表するのは勇気を必要としたと思うが、乱歩はさらりと書いている。江戸時代に、自らの命を絶った少年の墓を、乱歩が訪ねたことを情感あふれる文章で記した「もずくの墓」が私のベスト。

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    2017年04月13日
  • 江戸川乱歩傑作集2 人間椅子 屋根裏の散歩者

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    「人間椅子」、「D坂の殺人事件」、「屋根裏の散歩者」、「押絵と旅する男」、「鏡地獄」、「パノラマ島奇談」。人間椅子、想像すると恐ろしい話だ。明智小五郎の登場する、D坂の殺人事件と屋根裏の散歩者では、明智の名推理による活躍が楽しい。押絵と旅する男は、不思議、奇妙な感じで心に残った。鏡地獄は、鏡などの近代の科学にまだ馴染めきれていないこの時代ならではの恐怖を感じさせてくれる。パノラマ島奇談は、乱歩の美学と恐怖の入り混じった世界観を堪能することができた。表紙の絵が独特で美しい。

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    2017年04月04日
  • D坂の殺人事件

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    乱歩が世の中に認められてきたころの短編集。ポーのモルグ街の殺人と並び評されるD坂、そして二廃人、赤い部屋など乱歩の全盛期へと連なる作品群。しかし「お勢登場」の圧倒的な意外感はどうであろう。どこに端を発し、どこへと連なるのか、いまだに分からない。それが魅力である。

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    2017年02月12日
  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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    「闇に蠢く」
    「空気男」
    「パノラマ島奇譚」
    「一寸法師」

    まず「闇に蠢く」について。これは恐ろしく不気味な話だ。「え、そんな展開!?」と、序盤と終盤の差が激しい。野崎三郎という画家と、その友人が怪しい男を追って洞窟に閉じ込められるところから、すさまじい方向に話が進む。飢えの描写。乱歩は飢えがどういう状態なのかを具体的に知っているかのよう。胃がねじ切れんばかりに痛くなるというのは本当だろうか。飢えのあまり、人間の腐乱した死体に食らいつく場面があるが、食中毒にならないのだろうか。

    「空気男」は感想なし。
    「パノラマ島奇譚」は自分にそっくりな金持ちの男(双子のように似ている)になりすまし、その

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    2017年01月30日
  • 江戸川乱歩作品集 一

    購入済み

    江戸川乱歩って

    江戸川乱歩って暗号が大好きだったようですね。ところで二銭銅貨のように暗号の規則が分からない場合ああスムースに正しく読めるとは思えませんよ。どうもこの辺の設定が適当なようです。主人公が天才だからじゃ納得出来ません。

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    2017年01月23日
  • 蜘蛛男

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    子どもの頃夢中で読んだ江戸川乱歩の世界がありました。
    時代背景もあるせいかトリックが古臭い感じもあったけど名探偵明智小五郎ここにありって感じの冒険活劇で楽しく読めました。

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    2017年01月21日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    二銭銅貨
    一枚の切符
    恐ろしき錯誤
    二廢人
    双生児
    D坂の殺人事件
    心理試験
    黒手組
    赤い部屋
    日記帳
    算盤が恋を語る話
    幽霊
    盗難
    白昼夢
    指輪
    夢遊病者の死
    百面相役者
    屋根裏の散歩者
    一人二役
    疑惑
    人間椅子
    接吻


    江戸川乱歩の初期の短編集。面白かったのは『心理試験』と、『二廢人』だろうか。

    『心理試験』は、大学生で頭のいい犯人が金目当てに老婆を殺し、いかにバレないか知恵を絞る、という話。その過程で心理試験にかけられることになり、彼は完璧に練習して心理試験に臨んだのだが、その完璧さがかえって仇になってしまった、という話。この大学生(蕗屋)は、「下手に隠し立てしない」主義だが、結局そ

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    2017年01月16日
  • 明智小五郎事件簿8

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    江戸川乱歩『人間豹 明智小五郎事件簿Ⅷ』集英社文庫。名探偵・明智小五郎の活躍を事件発生順に並べた興味深いコレクションの第8巻。

    再読し、大昔、ポプラ社の『少年探偵団シリーズ』で、このタイトルを目にした時、一体どんな怪人が登場するのか非常にワクワクしたことを思い出した。探偵推理小説らしからぬSFチックな、オカルト風なタイトルに好奇心を大いに刺激されたのだ。後に同シリーズに『電人M』が登場するまで、この『人間豹』が一番興味深いタイトルであった。

    神谷芳雄の恋人の弘子が恩田という不気味な男に捕らわれ、惨殺される。その後に神谷の恋人となった江川蘭子にも恩田の魔の手が…神谷を助けるべく明智小五郎は…

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    2017年01月09日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    その名前はよく聞きますが実際に読んだことはなく、自分の中で謎に包まれていた『二十面相』ですが、ようやく巡り会えたという気持ちです。世間一般にイメージされる怪盗の原型と思うと、何だか感慨深いものです。

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    2016年12月21日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    なるほどこれは面白い。恋人を殺された(密室殺人!)美貌の青年である主人公に恋情を抱く友人の医師(こちらも美青年…)、土蔵に監禁されている美少女の手記、孤島に潜入しての洞くつの大冒険、とまぁ美味しいモノが次々とでてくる。

    『猟奇の果』も私の好み。自分の親友にそっくりの人間が表れて、最初は些細な悪戯程度だったのだが、徐々に事件が大がかりになっていき……自分の目の前にいるのは本当の友人なのか、そっくりさんの方なのか、という心理サスペンスの色ももちつつ、(後半、話が破綻しそうになってきたので)明智も登場してエイヤッと纏めるいつものパターンですが(笑)。

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    2016年12月20日
  • 明智小五郎事件簿7

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    シリーズも7巻目で、江戸川乱歩の娯楽性の高い語り口にもかなり慣れてきた。

    トリックを見破ることは困難ながらも、犯人が誰であるのか、張られた伏線(読者に投げかけられたトリック)がどのように回収されるのかを考えながら読む楽しみが、これまでの作品の中で一番あった。

    明智小五郎年代記、解説もいつもながら面白い。特に解説は、このシリーズに珍しく?ちゃんと作品の解説をしていた。

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    2016年11月26日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(9) 怪奇四十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    このシリーズの1,2巻はあったけど、3巻は無かったのであった中でいちばん2に近いのがこれだった。
    飛ばしてるから、よくわかんない所もあった。

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    2016年11月12日