江戸川乱歩のレビュー一覧
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初江戸川乱歩でございます。
ベストセレクション!
素敵な装丁のこちらを選びました♪
短編八つ
「人間椅子」
「目羅博士の不思議な犯罪」
「断崖」
「妻に失恋した男」
「お勢登場」
「ニ癈人」
「鏡地獄」
「押絵と旅する男」
「人間椅子」いいですね〜♪
不気味さが際立ってます。
ある男が椅子の中に入って女性を感じる…くらいの知識で読み始めましたけど…このエスカレートしていく欲情…大好きです…わからんでもない(〃ω〃)笑
ラストが秀逸。不気味な笑いが思い浮かびます。
どの話も人間の狂気的な欲望…読みやすくて気味悪くて淫靡だ(●︎´艸`)ムフフ
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Posted by ブクログ
瀟洒な洋館に住む作家の佳子のもとに、一通の手紙が届いた。
「奥様」という呼びかけの言葉で始まるその手紙には、とある椅子職人からの長い長い秘密が綴られていた。
〈いわば、その椅子が、人間一人の部屋になったわけでございます。〉
椅子の中に隠れて革一枚越しの自分に腰掛ける女体を堪能する、っていうめちゃくちゃ不気味なあらすじは知っていたんだけど、オチまでは知らなかったから、気づいたとき変な声出そうになった。
椅子の中の恋、怖すぎるって!!
これが佳子の読者による創作なんだとしたら天才だけど、どちらがほんとうなのかは分からないまま終わる。感銘というか恐怖を与えてるって。江戸川乱歩すごい。 -
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ネタバレ職場の同期から借りた。屋根裏の散歩者と暗黒星の2編からなる。名探偵明智小五郎が難事件を解決していく。屋根裏の散歩者は犯人目線で書かれていたから最初からトリックも分かっていたけれど暗黒星は誰が犯人か最後まで分からなかった。事件の前兆で映写器からスクリーンに映された写真の目や口の部分が真っ黒に焼け焦げたり、壁に懸けられた写真の目から赤い絵の具が垂れてくるところがあまりにホラーだった。依頼者の一郎がよくしゃべるな…とは思ったけれど怪我させられてるし犯人が現れた時その場にいたから犯人じゃないよな…と思ってたらまさかの自傷と替え玉だった。実は家族の誰とも血が繋がってなかったオチには驚いたし本当に復讐のた
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門野という美男子のところへ嫁いだ19歳の奥さまが、夜な夜な母家の裏手にある土蔵の二階に通う夫の行動を訝しんで尾行する。
夫曰く一人で書見をしているらしいが、室内からは何やら仲睦まじげな男女のささやき声。
夫はもしやほかの女性と不貞をはたらいているのでは? 我慢できなくなった恋する奥さまが、そろりと部屋の中をのぞいた先でみつけたものは……。
という、江戸川乱歩による妖しさ満点の短編。『人でなしの声』というタイトルに合点がいった。夜汽車さんによる繊細で可愛らしいイラストが、この短編の魅力を何倍にも膨らませているよう。
まだ始まったばかりのこの夏、早速テレビの心霊番組で因縁物として紹介される人形の恐 -
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乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんとしきみさんのコラボ作品「押絵と旅する男」です。表紙からは、なんとも言えない違和感を感じてしまったけれど、読み進めるとその訳もわかってきます。
蜃気楼を見に行った帰りの汽車の中で、押絵を持った男性と出会う…。男性は押絵を車窓にむけて、押絵に外の景色を見せているかのように見えたため、興味を持って近づくと見事な押絵を見せてくれた上にその由来を語りだす…。
押絵の初老の男性は兄で、兄のために押絵を持って旅を続けているのだと…。この兄弟の想いを推し量ろうとすると、切ない気持ちになってそれが読後の余韻として広がります…。しきみさんのイラストも、この作品にぴ -
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きらびやかな宝石に囲まれた美しく孤高で知的で大胆で残忍な女怪盗。そして探偵と繰り広げる騙しあいの果てにいつしか芽生える探偵への恋情。ジャンルのマスターピースと言われるのは、しっかりしたプロット(要点)とアイデアに富んだディテール(素材)が提示されていて、後から読んだ人が自分のポイントでいろいろ深掘りして脚色したくなるようなシンプルな作りにあるからかも知れない。三島由紀夫がこれをバレエにしたいと思ったり、映画よりは舞台で有名なのは、やはり最後の探偵と女盗賊の場面がもともと舞台映えするような描写だからだろう。「定型の美」はやはり動画やアニメより、額縁に飾ってみるように舞台が似合うということかも。
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「人間椅子」・・・
現代にも通ずるストーカーのような話。怖さが絶妙。男はその容貌が醜悪(らしい)のだが、どの程度醜悪なのだろうかと想像すると、これはあくまで私のイメージなのだが、かの有名なフランケンシュタインに登場する怪物を彷彿とさせる。男が歪んだ愛情を抱くに至った原因はおそらく他者からの著しい愛情の欠落であるように思う。男は人一倍愛に飢えているにもかかわらず、その姿形により愛を与えてもらえない。そうした時期が男の歪曲した愛着スタイルを形成し、ついには「人間椅子」のような奇怪千万な考えに至ったのではないか。
本来、スキンシップというものは、互いの意思疎通が取れて初めて意味をなす行為である。男の