江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿3

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    レビューを書くのが読み終わりから時間があいてしまい正確に残せてないかもしれない。
    江戸川乱歩独特の気持ち悪さで人が殺され、話が進められていた。
    物語のオチになると思ってた段階がまだ中間地点でそこから先もドキドキしながら読んだ。
    トリックや犯人はネタバラシされると驚きではあったが、言われてみれば確かになというように感じた。
    ミステリーをよく読む人は犯人の推定くらいはできるかもしれない。

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    2021年08月14日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    ネタバレ

    今まで江戸川乱歩の作品だったら指か芋虫が1番グロいと思ってたけど、踊る一寸法師が1番かも
    人を殺す過程もそうだけどみんなよってたかって弱いものいじめをする、みたいな人間の悪い所・グロさが出ててなんとも言えん

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    2021年07月25日
  • D坂の殺人事件

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    初めての江戸川乱歩明智小五郎初登場作品1925年T14年。19世紀推理、ゴシック小説家で詩人エドガーアランポーよりペンネーム。東京D坂古本屋内で人妻が殺害されるが人の出入りはなかった。ボサボサの書生風明智小五郎が密室謎解きに挑む。謎解きと倒錯した本作はこの時代には驚きだったのかもです。

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    2021年07月18日
  • 盲獣・陰獣

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    盲獣は、The江戸川乱歩って感じの作品。
    グロ、エロ、狂気全てが詰まってる。
    私は何度も彼の作品を読んでるから耐性がついてるのか、感覚が麻痺してるのかわからないけど、初めて彼の作品を読む人だったら結構ショッキングな内容。
    陰獣は、結末がわかった時に題名の真の意味がわかる。犯人が100%その人かどうかはわからないけど、まさかのまさかでどんでん返し。
    1回解決したと思ったら実はこうだったって真相が明らかになって楽しい
    それに、「屋根裏の散歩者」を模した内容だけじゃなくて「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」など、作中で名前は変わってるもののほかの江戸川乱歩作品も出てきてエモい

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    2021年07月09日
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

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    未読だったお話は「防空壕」だけでしたが、既読のお話も何度読んでも面白いなぁとつくづく思った本でした。
    短篇では「白昼夢」がとても好きなので収録されてて嬉しいです。
    「押絵と旅する男」「人間椅子」も好き。「鏡地獄」で、千紫万紅が文章に使われてるのを初めて見ました。「防空壕」、酷いものと美しいものは同時に存在する、という感覚でした。オチは面白かったです。
    座談会も良かった。「お化けがいるなら見たい」というのが微笑ましいです。

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    2021年07月05日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    表題作はミステリというよりは怪奇小説として面白かった。
    色鮮やかでグロテスクな感じが乱歩っぽい。地上の様子も気になるけど、海底の様子が見てみたい!出てくる魚の画像を調べるだけでワクワクゾクゾクした。
    乱歩地獄で映像化されてそうだなと思ったけど残念ながらされてなかった。しかし漫画があるそうなので是非読んでみたい。

    石榴は2回目。無駄がなくて面白い。
    てかここでもサード侯爵的な人が出てきてたのか…。

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    2021年07月04日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    表題作を途中までなぜか村上春樹作品だと勘違いして読んでて (あれ?なんでこんな古風な言い回しなんだ?) と思ったら乱歩先生でした。でもそう思うくらい今まで読んできた乱歩作品とは雰囲気の異なるものだった。幻想的で耽美的。しかしラストの気持ち悪さに思わず笑い拍手してしまった。さすがっす先生。著者のエッセイでも書かれてたようだけど、パノラマ島の描写が確かに独特で想像力を要するので体力を使った印象。江戸川乱歩作品の推理やトリックを読みたい人にはあまりおすすめしないかも。
    同時収録の「石榴」はコレコレコレィ!となるザ・推理小説。最後に始まる大どんでん返しの連続に「あっそういう…えっ違うの!?」と振り回さ

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    2021年06月23日
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

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    乱歩の怪奇短篇傑作集。ほぼ読んだことのある作品ですが。読めば読むほどに味わい深いです。
    「目羅博士の不思議な犯罪」がやはり好き。短篇ではこれが一番好きな作品かな。幻想的な光景が目に浮かび、ふっと引き込まれそうになってしまうところがまた恐ろしくもあります。
    何度も読んでいるけど、「芋虫」も感慨深い作品。実は愛情に満ちた作品なのでは、と思いました。「ユルス」の一言が心に刺さります。
    「蟲」もなんとも凄い作品。これって「虫」だとダメなんですよね。「蟲」でないと。
    「防空壕」は読んだことがなかったかも。少しばかりユーモラスな印象だなあ。まさかそんなオチだとは。

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    2021年06月06日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『江戸川乱歩 電子全集』

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    江戸川乱歩 電子全集について

    初めて小学館版の江戸川乱歩の作品を読みました。これまでこの作者の作品は他の出版社の物をよんでいたのでこちらのは当時の連載のままなので読みやすい、難しい漢字にはよみがながそえてありますのでありがたい。これからも続編を期待したい。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2021年05月30日
  • 江戸川乱歩傑作選 蟲

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    非モテ小説の系譜というものがあるとすれば、本書はその猟奇系の一端を占めるものと言えそうだ。非モテの心理描写が素晴らしい。

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    2021年05月28日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    初めての江戸川乱歩。初めての江戸川乱歩がBLだった…けどなんか諸戸が可愛そうじゃねーかよぉおおぉ!そして蓑浦、お前はもちろん悪く無い。けど結果なんかなんだかなぁ…。ふんわり殴ってやろうか(╹◡╹)
    シチュエーションがもろにミステリー感あって楽しめました。

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    2021年05月16日
  • 孤島の鬼

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    こ、怖かった…最後のほうの真っ暗なところでぐるぐる同じところを廻って、水が迫ってきて…のところが、もう。息を詰めて読んでしまってました。

    諸戸さんが切ないなぁ。

    毎日ちょっとずつ、ゆっくりゆっくり読み進めて、乱歩のおどろおどろしい怪奇ミステリー、存分に堪能しました。

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    2021年05月08日
  • 孤島の鬼

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    原点に帰る!(笑)
    盟友 横溝正史さんのは、中学の時に良く読んでたけど、こっちは、怪人二十面、少年探偵団とか知ってるものの、ちゃんと読んだのは、これが初めてかも^^;
    さすがに時代設定は、古い感じやけど、この古いおどろおどろしい雰囲気は良いな。挿絵も怪しく、今では放送禁止用語になってる表現もあるし。
    何か、恨みは物凄いけど、他人を巻き込んで、こんな形で晴らすのはあかんやろ!自身の体がどうであれ、他人まで…
    ミステリー要素だけでなく、ホラーとか、恋愛要素(同性も)あって、なかなか楽しめました。
    名作は、時が過ぎても変わる事なくおもしろい。

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    2021年05月02日
  • 盲獣 1

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    触感のみの世界

    江戸川乱歩のおどろおどろしい世界を細かい華麗な絵柄で巧みに表現している。特に触感のみの世界の表現は原作の文章以上に巧みに表現できているような気がする。しかし、登場人物の人体バランスが悪いところが時々見受けられる点が気になる

    #怖い

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    2021年05月01日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    小学校の自分に、避けて通っているどおりはないのだけれども。あまり記憶には残っていない。
    ちゃんと子供向けだったのだなぁ、という感想。

    この文体で読むと漢字の勉強にめっちゃなる

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    2021年04月30日
  • 孤島の鬼(3)

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    とにかく顔がいい!男も女も死体も顔がいい!
    絵が見たくて購入したので、有名どころの作品名ですが内容までは知らず…読んでみたところ雰囲気と絵がマッチしていて重苦しい話が重くて苦しいけどきらびやかになっていました。
    この方の絵が好きで(見方によっては悲恋ですが)BL寄りな話が見たい方はおすすめです。

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    2022年09月28日
  • 黒蜥蜴~江戸川乱歩全集第9巻~

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     「黒蜥蜴」だけでいいのに、と思いつつ他の収録作も読む。
     「黒い虹」、途中で終るだろうと思ったら、案の定、リレー小説の第1回。風呂敷を広げるだけでよいから、乱歩には肩の荷が軽い仕事だったはず。
     「黒蜥蜴」、三島由紀夫による戯曲版が、かなり原作に準拠していることに気づく。
     「人間豹」、フーダニットをなげうった通俗長編はサクサク読める。獣人恩田の出自さえ投げっぱなしで物語は疾走する。乱歩の語り口は色褪せない。なお、望月三起也「ワイルド7」で、明智夫人あわや!のピンチが脚色・再現されていた。
     「石榴」、こと本格になると乱歩の姿勢は敬虔そのもの。自作解説からも、本格に懸けた想いがうかがえる。

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    2021年04月01日
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

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    乱歩先生の作品の中でも『猟奇と妖美』をテーマにした作品12編。ミステリー作品は入っていないのでご注意を。

    未読作品は4編。
    「火星の運河」は『私の夢を散文詩みたいに書いたもの』というだけあってストーリー性は無い。乱歩先生お得意の不気味な背景の中で、主人公は男なのに夢の中では女になって自分の体を掻きむしり血をダラダラと垂れ流す。
    何とも意味深な夢に見えるがそこに深層意識などを解釈しようとするのもナンセンスか。

    「白昼夢」は白昼の往来で堂々自分の猟奇的犯罪を語る男の話。その男が指差す先には彼の犯罪の紛れもない証が。果たして本当に彼は犯罪を犯したのかそれともからかわれたのか。

    「目羅博士の不思

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    2021年02月25日
  • 明智小五郎事件簿12

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    これで12冊読破。
    解説で「戦後しばらくのミステリ作家は、ひとつのトリックをまず大人物で使い、次に捕物帖に回し、最後に少年物に下ろすのが常識だった」と書かれている。だから同じトリックが何度も出てきて、「あれ以前読んだ本」と思った訳だし少年ものトリックには辻褄が合わないものもあった。

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    2021年02月24日
  • 孤島の鬼 分冊版(2)

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    深山木さん

    原作があるので、そちらの感想になるかもしれませんが、深山木さん、自分が予想してた事、そして知ってしまった事実を、もったいぶってなぜ主人公にすぐに話さないのでしょうか?

    あと、殺すと予告された時刻に、二人とも無防備すぎる!

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    2021年02月19日