江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    みんなが好きな押絵〜を読みたくて購入。やー、江戸川乱歩、うますぎる。しかけはシンプルなのに、どれも締めが無駄がなく美しい。目羅博士とかなんでこのネタだけで成立してるんだ?藤田新策氏の絵本買おうかなあ…

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    2023年12月30日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    あまりにも表紙のイラストが綺麗で、そのまま購入

    いつもは手に取らないような本なので、なんだか新鮮。他の方の言う通り、大人の絵本って感じで素敵でした。魅了され吸い込まれるようなイラストに不気味なストーリーが絶妙にマッチして、読んでいてゾクゾクします!世の中にはこんなに素敵なイラストを描く人がいると思うと、なんだか感慨深いです。
    「乙女の本棚シリーズ」また手に取ってみようかな。

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    2023年12月29日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    7-8年くらい、本を読んでいなかったので
    リハビリ感覚で購入した乙女の本棚シリーズ。

    大人向け絵本という感じで、読み易いです。

    江戸川乱歩さんの書かれているシーンが
    夜汽車さんによって丁寧に忠実に再現された
    イラストも楽しめて、リハビリには
    贅沢な一冊でした。

    人でなしの恋って誰のことだろう?
    と読み進めていった読後感としては、
    私はスッキリしなかったけれども、
    好きな世界観でしたので星4つ!

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    2023年12月17日
  • 江戸川乱歩全短篇(2)――本格推理(2)

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    本編には長めの短編推理ものが収められており、各話とも表の推理、どんでん返し、裏の推理という展開が無理なく織り込まれているため読んでいて面白い。第一部の短編推理ものより断然良い。

    長編の推理ものはないのだろうか。

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    2023年12月05日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    初めての乱歩。名前だけでミステリー推理小説ばかりを書く人だと思い込んでいて、推理小説はエドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルで満足していたからこれまで読んでいなかった。ある人が「芋虫」を薦めていたのでたまたま書籍のタイトルになっていた本書を購入して読んでみたらすごく良かった。「芋虫」以外は...。

    本書は角川ホラー文庫が編纂しただけあって奇怪もの・幻想ものの短編が収録されていて、その世界観が自分にものすごくマッチしていた。村上春樹の幻想ものも好きだが、彼の作品にはない、人間の根幹にあるホラー性に引き込まれる。乱歩の描く人間のホラー性は村上春樹の小説や映画「キャタピラー」で描かれているエロスや暴力性よりももっと心の深いところにあるものである。実際、エロスや暴力性を描くところで終わってしまっている最近の村上春樹の小説や「先進的」邦画には辟易するものがあるが、乱歩の作品では「人間の根幹に存在するホラー性」と今まで考えたこともなかったテーマについてすんなりと入って行くことができた。

    さて「芋虫」であるが、本書に収録されているものは伏せ字だらけでせっかくの乱歩の世界観が台無し。途中で読むのをやめてしまって他社の文庫本を購入して読み直してしまった。作品自体はものすごくいい。もう乱歩の虜になってしまったかもしれない。

    乱歩の作品は各社文庫本を出していて編纂の仕方も異なるから最初から一通り読んでみようという意気込みがない限り、最初にどれに当たるかでその後の明暗というか好きずきを分けてしまうかもしれない。自分はたまたま最初に読んだ文庫本が(「芋虫」を除いては)「当たり」だったので、もっと他の幻想・奇怪ものを読んでみたいし、推理ものも読んでみたくなって、ちくま文庫の短編全集を購入した。

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    2023年12月05日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    「乙女の本棚」3冊目。グロテスクな作品が多いと聞いていた江戸川乱歩。幸せな新婚生活から一転、どんな人でなしにイケメンの夫が成り下がってゆくのか、ハラハラ期待して読み進めたが、なんてことはない、ただの人形愛玩者であっただけであった。そんな夫を受け入れてあげる度量があれば、違った道も歩めたかもしれないのに、一番恐ろしかったのは、嫉妬に狂う妻、そして自ら命を絶ってしまう夫の、人間の狂気。「人でなしの恋」は当初、夫の人形への恋を意味しているのかと思っていたけれど、あんな強行に出た妻の夫への恋、両方のことを示しているのかもしれないと思い直した。
    相変わらず、夜汽車さんの絵が美しすぎる。私のコレクション兼子供がいつか読むための絵本として集めたいと思ってきた。

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    2023年12月02日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    初江戸川乱歩でございます。
    ベストセレクション!
    素敵な装丁のこちらを選びました♪

    短編八つ
    「人間椅子」
    「目羅博士の不思議な犯罪」
    「断崖」
    「妻に失恋した男」
    「お勢登場」
    「ニ癈人」
    「鏡地獄」
    「押絵と旅する男」


    「人間椅子」いいですね〜♪
    不気味さが際立ってます。
    ある男が椅子の中に入って女性を感じる…くらいの知識で読み始めましたけど…このエスカレートしていく欲情…大好きです…わからんでもない(〃ω〃)笑
    ラストが秀逸。不気味な笑いが思い浮かびます。

    どの話も人間の狂気的な欲望…読みやすくて気味悪くて淫靡だ(●︎´艸`)ムフフ

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    2023年10月25日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    瀟洒な洋館に住む作家の佳子のもとに、一通の手紙が届いた。
    「奥様」という呼びかけの言葉で始まるその手紙には、とある椅子職人からの長い長い秘密が綴られていた。

    〈いわば、その椅子が、人間一人の部屋になったわけでございます。〉

    椅子の中に隠れて革一枚越しの自分に腰掛ける女体を堪能する、っていうめちゃくちゃ不気味なあらすじは知っていたんだけど、オチまでは知らなかったから、気づいたとき変な声出そうになった。
    椅子の中の恋、怖すぎるって!!
    これが佳子の読者による創作なんだとしたら天才だけど、どちらがほんとうなのかは分からないまま終わる。感銘というか恐怖を与えてるって。江戸川乱歩すごい。

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    2023年10月04日
  • 黒蜥蜴と怪人二十面相

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    「乱歩R」というテレビドラマに合わせて企画刊行された本。江戸川乱歩のクセを知れた。解説が面白く、乱歩が好んだ歌舞伎の絢爛豪奢な雰囲気が表現されていると理解できた。単純ではあるが派手な演出を楽しむ話だと感じた。

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    2023年09月28日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    過去に新潮文庫や「ちくま日本文学」の選集などでほとんどの作品には触れていたが、この角川ホラー文庫のセレクションは、手に取り易い厚さと洒落たデザインと肌触りの装丁が気になって手に取った。
    お気に入りは「押絵と旅する男」「鏡地獄」だが、これらは再読なので。初めて読んだ(と思う)「妻に失恋した男」のトリックというか発想のゾクゾクするおぞましさ!
    星を一個減らしたのは、セレクションなので発表年や発表媒体がわかるようにしてほしいな…と思ったため。とくに乱歩は戦前・戦後を跨ぐ作家でもあるのだから。

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    2023年09月20日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    話は勿論、挿絵が美しい。
    この乙女の本棚シリーズは、
    どのイラストレーターさんも
    ストーリーにあった素晴らしい絵を描いてて好き。

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    2023年09月14日
  • 明智小五郎事件簿1

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    明智小五郎という名前はもちろん知っていましたが、こうやって作品で読むのは初めてです。明智小五郎といえば名探偵というイメージしかなかったのですが、本作を読んで、人の心理を分析する心理学のスペシャリストみたいな人物にも思えました。

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    2023年09月11日
  • 黒蜥蜴と怪人二十面相

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    文ストとのコラボだったので買いました。表紙の絵も綺麗で、作中に出てくる「黒蜥蜴」を読めて嬉しかったです。

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    2023年08月26日
  • 鏡地獄

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    文ストとのコラボだったので買いました。やっぱり江戸川乱歩が好きだなぁ。「人間椅子」は本当に怖くて鳥肌がたった。

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    2023年08月26日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    怪奇も含んだサスペンスストーリーで読者にも呼びかけるような文調で淡々と読む手が止まらなかったです。最終に戦慄する様なバッドなどんでん返しも想像したけど、その裏切りは無くて前向きな終わり方でよかっだです。

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    2023年08月16日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ♪
    江戸川乱歩さん×夜汽車さん✩︎⡱

    まあ何ということでございましょう、
    人でなしの恋、この世の外の恋でございます。

    このタイトルが絶妙!
    "人"でなしとかけてるんだろうな〜。
    なんだかゾッとするお話だったけど、好きだった。
    冷静に淡々と語る幼い妻が恐ろしい。

    夜汽車さんの装画もめちゃくちゃ素敵だった。
    無感情そうな妻がまさにイメージとピッタリ!

    丁寧な語り口調と美しい装画が繰り広げる耽美な世界。
    活字だけで読むとまた違った印象を受けそうだけど、このコラボの世界観がとても良かった\♡︎/

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    2023年08月16日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    ネタバレ

    職場の同期から借りた。屋根裏の散歩者と暗黒星の2編からなる。名探偵明智小五郎が難事件を解決していく。屋根裏の散歩者は犯人目線で書かれていたから最初からトリックも分かっていたけれど暗黒星は誰が犯人か最後まで分からなかった。事件の前兆で映写器からスクリーンに映された写真の目や口の部分が真っ黒に焼け焦げたり、壁に懸けられた写真の目から赤い絵の具が垂れてくるところがあまりにホラーだった。依頼者の一郎がよくしゃべるな…とは思ったけれど怪我させられてるし犯人が現れた時その場にいたから犯人じゃないよな…と思ってたらまさかの自傷と替え玉だった。実は家族の誰とも血が繋がってなかったオチには驚いたし本当に復讐のためだけに生まれてきた邪悪な人間だった。父親に水責めで姉を殺すのを見せてから父親も水責めで殺すって発想は狂気過ぎる。この2作が1冊にまとめられたのは依頼者が犯人だったってのが共通点だからなのかな。

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    2023年08月15日
  • 孤島の鬼

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    おそるべき名作。
    密室殺人と衆目殺人を扱う前半の本格推理、事件の背景に迫る中盤の怪奇小説、暗号解読と地下探検の終盤の冒険小説…。ジャンルを軽々と乗り越えて、真相が明らかになり、物語は大団円に。これが乱歩最高傑作といわれるのもうなずける。婚約者・木崎初代への愛に加えて同性愛の雰囲気が作品に重要な彩りを与える。それだけじゃない。終盤で明らかになる●●(差別語)者製造の実態!!何とも、こちらの想定をはるかに乗り越えてくる展開に圧倒された。

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    2023年08月17日
  • 魔術師 アニメカバー版

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    ネタバレ

    文ストとコラボの表紙に惹かれてまたもや購入!
    文豪作品の中では江戸川乱歩はミステリーだからまだ読みやすい方かな。
    魔術師のタイトルの通り昔の人からしたら確かに魔術師だなって思わせる犯人像だな。

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    2023年08月09日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    門野という美男子のところへ嫁いだ19歳の奥さまが、夜な夜な母家の裏手にある土蔵の二階に通う夫の行動を訝しんで尾行する。
    夫曰く一人で書見をしているらしいが、室内からは何やら仲睦まじげな男女のささやき声。
    夫はもしやほかの女性と不貞をはたらいているのでは? 我慢できなくなった恋する奥さまが、そろりと部屋の中をのぞいた先でみつけたものは……。
    という、江戸川乱歩による妖しさ満点の短編。『人でなしの声』というタイトルに合点がいった。夜汽車さんによる繊細で可愛らしいイラストが、この短編の魅力を何倍にも膨らませているよう。
    まだ始まったばかりのこの夏、早速テレビの心霊番組で因縁物として紹介される人形の恐怖映像などを視たばかりだったので余計ゾゾッとした。人形に魅入られてしまった者は死なばもろとも。

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    2023年07月18日