黄金仮面

黄金仮面

330円 (税込)

1pt

4.3

ある年の春、どこからともなく金製の仮面をつけた怪人物の風評が起こり、東京市民の間で大評判になってしまった。金色燦爛たる怪人は上野公園で開かれていた大博覧会の会場から大真珠を、はたまた日光の鷲尾侯爵邸から国宝級の如来像をまんまと盗み出してしまう。その怪盗にあろうことか娘の不二子が恋情を寄せてしまい、困りはてた富豪大鳥氏は明智小五郎に出馬を要請する。貴重な美術品ばかりを狙う謎の怪盗黄金仮面、その美しくも不気味な仮面に隠された素顔を、名探偵は暴くことができるだろうか? 真に驚嘆すべき傑作に、発表時の雰囲気を伝える吉邨二郎の挿絵を再録した。

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黄金仮面 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2010年05月23日

    由緒正しい探偵物。
    明智小五郎が何でも知りすぎだとか、作者は読者を煽りすぎだのと突っ込みたくなるが、面白かった。
    今度は怪人二十面相ものをよんでみる。
    あ、黒蜥蜴も気になるなぁ。

    黄金仮面の恋人は不二子!なぜ不二子。読んだらわかります(笑)

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    Posted by ブクログ 2010年12月22日

    明智小五郎シリーズ

    巷に流れる黄金仮面の謎の人物の目撃証言。上野公園での大博覧会で展示されていた「志摩の女王」と名付けられたダイヤの盗難。警官隊に追い詰められ自殺したかに見えた黄金仮面。入れ替わった黄金仮面。鷺尾公爵の娘・美子の殺害事件。侍女の小雪の逃亡と死。大鳥家の令嬢・不二子の失踪と黄金仮面の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月23日

    氏の名探偵明智小五郎もの。

    子供の頃夢中になって読んだという人は多いと思います。
    読んでいなかった私は、食わず嫌いではいけないと思い、三島由紀夫氏が戯曲化し、舞台・映画になっているので面白いだろうとまず、「黒蜥蜴」を読んでみたのです。

    正直、好きになりまししたね。
    書き出しがすごくいい。
    おどろ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月29日

    帝都に現れし黄金仮面と稀代の名探偵の対決を描いた娯楽活劇。発表されたのが怪人二十面相の7年前という事で後の少年探偵団へと繋がる路線の原型ともいえる。
    時代がかったトリックな面はあるが大物すぎるラスボス設定など読者を楽しませようとする姿勢が良い。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月07日

    1月4日~10日

    展覧会場から、はたまた侯爵邸から、まんまと目当ての品物を盗み出す怪人が出没した。しかもその顔は無気味な金色の仮面に隠されていて、正体が掴めない。事件解決に乗り出した名探偵明智小五郎も怪盗の狡知に振り回され、切歯扼腕するばかり。だが、頭脳の闘いなら明智も負けてはいない。恐るべき敵の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    乱歩ものとしてはもっと好きな作品もあるけれど、個人的遺恨により100倍良く感じられてしまった。
    ありがとう、ありがとう乱歩先生……!!!!溜飲が下がる思いでした。
    小学生の頃、奇岩城を読んで悲しみを感じてそれ以来ルブランが読めないでいた私にとって、
    数年来でスカッとする話でした。
    それ抜きにしても二...続きを読む

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