江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 孤島の鬼

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    ミステリーかと思ったらえぐみと恋愛模様がメインのサスペンスだった
    共通した論理が作中に散らばってて面白いです

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    2023年01月24日
  • 孤島の鬼

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    ネタバレ

    道雄は故郷と本当の親に会って、外科病院の院長になってお金持ちになって、愛されて生きるべき人物だったのに死んでしまった

    ヘテロな主人公とは添い遂げられないのは序盤で分かってはいたが、それでも1番の頼みがいある親友のまま幸せな生涯を遅れたかもしれない

    病で死んだらしいが、主人公が結婚してしまって添い遂げられない心の病でやつれて死んだのかもと思うとやるせない

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    2023年01月08日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    ネタバレ

    色々と考えさせられる話でした。

    結局、蓑浦くんが一番の鬼なんじゃないか……?と思ってしまう。
    今では妻がいる、という出だしからの最愛の恋人の死……とか言い出しててもう読者としての私の心は「えっ?」だったし、道雄くんの気持ちや行動を考えるともう少し受け入れてくれても、なんて気持ちになってしまうので。
    そして途中で本人も言っていたけれど、蓑浦くんが発端の殺人が起こりすぎた。

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    2022年12月30日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    友達にお勧めしてもらって読んだらすごく面白くて、ミステリの良さを知った。文体が現代と大差ないのもあり、スラスラと読みやすい短編集。

    登場人物はしばしば異常な執着や嗜好を持っているけど、その気味悪さの中に、乱歩の筆致による幻想的な魅力が混じっている。とくに鏡のトリックと、人の二面性がテーマとして多かった。ただ、わたしは物理に疎いから鏡のあたりは理解しきれなかった。

    全8篇のなかで特に印象に残ったのは「人間椅子(表題作)」と「目羅博士の不思議な犯罪」、「お勢登場」。

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    2022年12月29日
  • 緑衣の鬼

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    なんという面白さでしょう。
    「ひょっとすると、これは日本にも西洋にも、犯罪史上に類例のないような事件ではないかと思うのですよ」(p212)
    乱歩さん煽ります。自分でハードルを上げまくります。

    犯人はどうやって消えたのか?
    「われわれは犯人も、犯罪の目的さえも、ほんとうにはわからないと云った方が正しいのですよ」
    今回登場するのはいつもの明智小五郎ではなく、乗杉龍平?という初めて聞く探偵さんでした。

    魅力的な謎。
    張り詰められた伏線。
    そして意外な結末…。
    これぞミステリーですね。

    われわれはすぐに次の作品が読めるという幸せを噛みしめるべきでしょう。

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    2022年12月25日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    ネタバレ

    気持ち悪いという感情以上の吐き気がする。
    いやだ!いやだ!って叫びたくなる。なんなんだろうこれは。。
    怒りとか残虐性とか自分の一番醜い部分が引っ張り出された気分。時子に共感なんかしたくないのに、ちょっと気持ちがわかってしまうこの感じはなんなんだろう。。
    どこまでが人間でとこまでが芋虫なんだろう。「ユルス」って書いた須永中尉は確かに人間にみえたけど、最後に草むらで這いずり回るアレは芋虫にしかみえない。中身は変わってないはずなのに。。中身もかわってるのかな?分からない。。

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    2022年12月12日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    約200頁の中に8話という短編集でした。短い話だと10頁ぐらいという超短編。その中でも表題になっている「人間椅子」、映画にもTVドラマにもなった有名作品らしいが、私はいちども視たことも読んだこともなく初読みの作品でした。江戸川作品はエログロ的・猟奇的な作品が多いと聞いていたので敬遠していたが、この作品を読む前に、「D坂の殺人」を筆頭に明智小五郎が出てくる作品を2~3冊を読んで普通の娯楽小説の感が否めなかったが、この作品を読んで認識を改めました。猟奇的というか、それさえも超える、薄ら寒い感を覚えるような作品でした。横溝正史とは、また違う怖さのある作品かつ娯楽的な作品、本格的推理作品もあるそうなの

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    2022年11月28日
  • 大暗室~江戸川乱歩全集第10巻~

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    あれよと展開する陰謀と復讐の捕物帖は、変態エロスを加味しながらも清楚な雰囲気を醸し出す不思議な感覚に襲われる。これは読者がまんまと騙されているのかもしれぬ。やはり乱歩による変態世界に招待されているのよ。きっと。

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    2022年11月28日
  • 明智小五郎事件簿8

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    ハラハラドキドキしながら一気に読んでしまいました。

    あり得ないと思いながら、もしかしたらあり得るかも…と思わせる筆さばきがさすがです。

    一瞬で昭和初期にタイムスリップして明智小五郎と一緒にスリルを味わえます。今回は新婚の奥様がピンチに…。

    手に汗握る濃密な乱歩ワールド。物語の世界に入り込む体験は、読書っていいなと改めて思わせてくれておすすめです。ワールドカップでそれどころではないかもしれませんが…。

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    2022年11月27日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    BL的な描写はないです

    江戸川乱歩らしく、グロテスクな部分もありましたが、そういうのが苦手な私でもなんとか最後まで読めました。BLらしき描写があるとネットやレビューで見ましたが、登場人物の1人がゲイというだけで、そういった接触はほぼないです。これを元にした漫画ではそういった描写がありますが、実際の本編では官能的には書かれていません。主人公は常にヘテロです。私は普段BLを読みますが、BLとしては全くオススメしないです。

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    2022年10月08日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    はじめての江戸川乱歩、1冊目に人間椅子を読んだ

    タイトル意識せず読んだこともあり、途中からずっとゾクゾク…最後の言葉はあったけれど、それならなぜ知ってたのか?と引っかかりそれもまた怖い

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    2022年10月03日
  • 江戸川乱歩傑作集2 人間椅子 屋根裏の散歩者

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    乱歩の名作短編集。
    よくこんな奇妙な話がたくさん思いつくなと思う。
    パノラマ島の景色を描く描写、表現が彩り鮮やかで、読んでいてすごくわくわくした。

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    2022年09月23日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    何かに夢中になっていた人が、ふと現実に引き戻された時、恐ろしい事実に気づく。本作の作品の登場人物もそうだし、読者である我々も同じ体験をする。

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    2022年09月17日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    1925年に発表された江戸川乱歩大先生の推理短編集!!日本が誇る名探偵明智小五郎の初登場作品!!100年近く昔に書かれたものやのに現代に通じるミステリー作品で「心理試験」の倒叙ミステリーなどいろんなパターンのミステリーを楽しめる!!

    なんか物語のレトロな感じも楽しめるし現代のミステリーに引けを取らないくらい内容の面白さでさすが日本のレジェンドは半端ねぇなって再認識でき
    る!

    ほんまに傑作って言われる作品は
    時間が経っても色褪せないどころか
    熟成されて大正レトロな感じが
    さらに良く感じれるなぁ〜

    名探偵「明智小五郎」初登場作品  
    ★★★★★
    大正レトロな空気感
    ★★★★★
    ミステリーの幅

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    2022年09月16日
  • 陰獣 芋虫

    c

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    好き

    陰獣◎

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    2022年09月08日
  • 明智小五郎事件簿1

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    モジャモジャの髪の毛、木綿の着物に、よれよれの兵児帯と、怪人二十面相の頃とは、大分イメージが違い、まるで金田一耕助の先駆けみたいな姿に、これが、探偵明智小五郎かと驚いた。

    なんて、分かったような事を書いてしまったが、実は、ちゃんと乱歩を読むのは、これが初めてです。

    『D坂の殺人事件』のタイトルや、『屋根裏の散歩者』の大体の話は知っていたのだが、今回興味を持ったのは、このシリーズが、乱歩の発表順ではなく、明智小五郎の事件発生順に編纂されている事で、平山雄一さんの解説にもある通り、シャーロッキアンの『年代学』みたいで面白そうだなと。

    実際に読んでみると、奇をてらった大トリックというよりは、人

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    2022年09月07日
  • 妖怪博士―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    二十面相や少年探偵団を読んでいないので、これまでの詳細な過程は分からないものの、それでも楽しく読めたので問題なかった。どちらかというと子供向けに特化しているのか、文体も子供に語りかけるようなものになっており、それでもトリックはきちんとしているのが凄いと思った。

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    2022年08月25日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    解けるミステリーの本って殆どないから、これは先が読めて面白い。解けたら解けたで、その後どうなっちゃうの?!って展開もありつつ、どんどん話しが進むから余計面白い。黒い魔物は普通に怖い。笑

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    2022年06月21日
  • 孤島の鬼

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    初めての江戸川乱歩。
    主人公の恋愛から始まり、主人公に好意を寄せる同性愛者の嫉妬、密室殺人、次々と関係者が暗殺されるアメドラ的展開、幽閉された女の手記、奇想天外な思考の黒幕。
    これだけ濃い要素をぶち込みながら破綻せずにまとまっていて感心する。
    これが1930年の作品か。

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    2022年06月02日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『江戸川乱歩 電子全集』

    購入済み

    「鉄人Q」の連載されていたときの紙面や、フォトギャラリーなど、江戸川乱歩ファンにはたまらない内容になっていると思う。

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    2022年05月08日