江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿2

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    期待通りの読み応え。子供の頃に少年探偵団を観たり読んだりして来たから、江戸川乱歩の世界観は理屈でなく肌に沁みてるので、読んでいても鮮やかにイメージ出来るのは有難いことだ。

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    2020年01月13日
  • 江戸川乱歩傑作集3 芋虫

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    ネタバレ

    「芋虫」中学生の頃に読んだ。エログロだけどナンセンスではない。
    戦争で四肢、味覚聴覚嗅覚もほぼ失い戻ってきた男。待っていたのは貞淑なはずの妻の歪んだ性癖による折檻地獄…で、視覚までも失ってしまい、残された唯一の触覚に「ユルシテ」と乞う妻。そして彼は井戸に投身自殺する。彼の遺書?には、「ユルス」と。この一言の重さよ。
    人はどこまで残酷になれるのか。妻だけの話ではなく、お国のためにこんな姿になった男を英雄として迎える国民たちの醜悪さ。芋虫のような姿になっても妻を赦した男との対比が胸にしこりのように残っている。

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    2020年01月03日
  • 孤島の鬼(1)

    購入済み

    いや~重い!一冊読むだけでへとへとになる。
    すごく面白くて不思議な話でしたが、一途に思い続ける諸戸が切ない。

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    2022年09月29日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    ネタバレ

    「孤島の鬼」
    せむしの男がせむしの国を作ろうとするとか中々飛んだ発想なのは乱歩っぽい。ただラスボスの丈五郎が財宝見つけて発狂エンドなのは肩透かし感はあったかな。残虐非道な人間だけど所詮は小物、という事なのだろうか。冒頭の蓑浦君の奥さんはてっきり初江だと思っててどうにかして生き返るのか?と勘違いしながら読んでたけど、あれは秀ちゃん(緑)だったのね。作中ずっと漂う淫靡で妖しげな昏い雰囲気はさすが乱歩。


    「猟奇の果」
    青木が妻の不貞を疑う決定打のSMプレイの知識を芳江はどこで仕入れてきたのか?とか、整形したからといって人格まで変わるのか?とか消化不良な所はあった。まさか明智小五郎が出てくるとは思

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    2019年11月15日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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     この本は怪盗である怪人二十面相があらゆる手を使い、盗みを行う話である。日本中に名を轟かせている怪人二十面相は幾度となく警察網をくぐり抜けてきた。それもそのはず、怪人二十面相の素顔は誰の知る所でもないからだ。彼の変装は近くで見ても決して粗がなく誰に変装しようと見破ることができない。予告状を出した血縁に変装し盗みを働く大胆さを持ち合わせる。
     もちろん、盗まれると知り何も対策を打たない人は居るはずもなくこれまでに幾人もの人たちが対策をしてきた。ある人物は警察へと駆け込みある人物は名探偵の助手に手助けを求めた。しかしそんな修羅場すらも怪人二十面相はくぐり抜けてしまう。
     この本で見逃すことができな

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    2019年10月21日
  • 地獄の道化師~江戸川乱歩全集第13巻~

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    暗黒星、地獄の道化師、幽鬼の塔、大金塊。昔少年探偵シリーズで読んだ記憶が蘇る。ただ幽鬼の塔だけがいまいち記憶に無かった。前半の2つは少年探偵シリーズとほぼ変わらず、以外と短編だったと再認識。
    ポプラ社の少年探偵のこのシリーズはリライト版だそうで絶版になっているらしい。別に復刻しても良いのになあ。子供達も読むべきだね。

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    2019年09月08日
  • 黄金仮面

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    帝都に現れし黄金仮面と稀代の名探偵の対決を描いた娯楽活劇。発表されたのが怪人二十面相の7年前という事で後の少年探偵団へと繋がる路線の原型ともいえる。
    時代がかったトリックな面はあるが大物すぎるラスボス設定など読者を楽しませようとする姿勢が良い。

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    2019年07月29日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    初の江戸川乱歩。
    時代の割に言葉は分かりやすく、短編なので読みやすい。
    江戸川乱歩の世界観にぐんぐん引き込まれる。
    人間椅子と赤い部屋が好きだけど、どんでん返しは何回もされると飽きがきてしまう。

    ビブリア古書堂から興味を持ったが、いい作品を紹介してもらった。

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    2019年07月25日
  • 何者

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    「何者」「暗黒星」2編を収録。
    「何者」は既読でした。途中まで気付かず読んでいたけど、井戸からの足跡あたりで、あ、読んだことあると気付きました。NHKの満島ひかりが明智小五郎役を演じていたドラマが記憶に新しい。(あのシリーズもっとやってほしい)明智小五郎が正体を明かすシーンが皮肉っぽくてとても好き。乱歩作品は既読のものでも読むたびに新鮮に面白い。
    「暗黒星」こちらは初読み。
    明智小五郎って初期?の頃は変装苦手っていう設定だったんだ…?と意外でした。明智小五郎といえば変装の名手というイメージだったので、この明智小五郎は偽物ではないのかと疑って読んだりしてました。
    スクリーン上に映し出された顔が焼

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    2019年07月17日
  • 明智小五郎事件簿1

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    乱歩先生の作品を読みたいと思ったとき、そういえば明智小五郎の出てる話はあんまり読んだ記憶がないな…と気がついたので本書を手にとってみました。
    実際に読むまでは、明智小五郎が出ている話をただまとめただけだと思っていましたが、明智登場作品から時系列を推測し、現実と照らし合わせて編集してあると知り、俄然面白く読むことができました。
    年代推測の過程も記載されておりますし、皆川博子先生による解説も素晴らしい。
    乱歩作品の特別熱心なファンという訳ではありませんが、このような本を企画した方に感謝したいと思いました。

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    2019年07月07日
  • 黒蜥蜴

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    ネタバレ

    女賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の対決を描いた小説。ご都合主義ばかりだけれど起伏に富む展開と、登場人物の魅力で一気に読ませてしまう。怪盗であり、猟奇趣味な殺人鬼であり、露出癖があり、1人称に「僕」と「あたし」とが混在するという黒蜥蜴の艶やかな妖しさが印象的。
    舞台化された、三島由紀夫版も読んでみたい。

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    2019年06月12日
  • 孤島の鬼

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    昔漫画では読んだけれど、原作は初めて。あらすじはほぼ知ってるのに十分面白かった!

    恋人を殺され、その死の真相解明を依頼した探偵役も早々に殺され、ようやくたどり着いた実行犯と思われる人物も殺される。その後は、敵の本陣とも言える孤島に乗り込んでの対決。
    犯人を捜す推理小説であり、隠された財宝を探す冒険小説であり、グロテスクな恐怖小説のようでもある。プラス恋愛小説の要素もあって、てんこ盛り感がすごい。
    でも、途中張られた伏線もきれいに回収され、最後にすべてが繋がっていく様は読んでて気持ちがいい。

    今では絶対許されない差別的なワードと、同性の恋愛ががっつり描かれているのにはビックリしたけれど、物語

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    2019年05月26日
  • 盲獣・陰獣

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    久しぶりの江戸川乱歩。
    先日、本屋でたまたま見つけた。

    盲獣は、エログロの極みを、
    ここまで言葉でビジュアル化できる凄さ。
    蟹の下りが秀逸である。

    陰獣は、まさに空想と妄想の沼。
    虚実と現実との境を失う様が、
    極度にしつこい超絶技巧のようだ。

    いずれにしても変態的な乱歩の世界は、
    やはり妖艶で、気持ち悪さが心地よさである。

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    2019年03月21日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    なんて面白いんだ


    という感想。
    子ども染みてるが、単純にそう思いました。

    明智小五郎の全能感。怪人二十面相の真っ当な悪人感。小林少年の活躍。
    冒頭から物語に引き込まれて、小林少年と怪人二十面相の闘いには手に汗握り、明智小五郎の登場では心の中では「待っていました!」と叫んでしまう。

    また期待通りの対決。

    これがシリーズもので、まだまだ楽しめることも嬉しい限りです。
    娘に是非読んで、小説にときめいてほしいな

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    2019年03月18日
  • 明智小五郎事件簿3

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    乱歩はポプラ社の「少年探偵シリーズ」を小学生の時分に随分と読みましたので、多くはそれらの原作である大人向けの通俗物は実はほとんど読んでいませんでした。
    『蜘蛛男』も初めて読みましたが…この、穴だらけ、先が読めてしまいまくりのストーリーも、乱歩独特の語り口と相まって「味わい」となっているところが…今更ながら…魅力な訳で。楽しいですね。

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    2019年03月11日
  • D坂の殺人事件

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    ひさしぶりに乱歩作品を読んだけれども
    古さの中に独特の魅力が確かにある
    けれど古い
    ミステリは積み重ねだし
    乱歩が今生きていたらどういう作品を書くだろうか

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    2019年01月12日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    江戸川乱歩、他『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック』角川文庫。

    三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場した古今東西の名作集、第2弾。残念ながら今回も抜粋作品が多い。

    江戸川乱歩の『孤島の鬼』『黄金仮面』『江川蘭子』は抜粋。全文掲載は『押絵と旅する男』と『二銭銅貨』の2編。中でも『二銭銅貨』は傑作中の傑作。この時代にこれだけのレベルの暗号ミステリが創られたとは信じられない。何度読んでも面白い。

    小林信彦の『冬の神話』、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』『ハムレット』も当然の如く抜粋。

    小沼丹の『黒いハンカチ』は江戸川乱歩と同じような系統の小気味良いミステリー。時代を感じつ

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    2018年10月30日
  • 怪談入門

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    読んだことのある「押絵と旅する男」なども旧仮名遣いにすることにより一層怪異小説としての雰囲気が増す気がする。

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    2018年10月16日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    ネタバレ

    初めて読みましたがこれまでの江戸川乱歩とは少し違う世界観に酔いしれました。
    「パノラマ島綺譚」は正に理想郷を舞台に一攫千金と楽園の為に犯罪を起こす男の話ですが、
    トリックと言えば終盤の死体の隠し場所の謎解きくらいで
    (それも目星を付けれるくらいの謎解き)ほぼ犯人目線で物語が進んでいくので、
    逆に「一体この物語の終着点はどこだろう?」と乱歩の掌で転がされている感覚が強かったです。
    乱歩本人が解説にもあるようにこのような夢想物語を描くことを恥ずかしいと思っていたようですが、
    島に上陸してからの描写は耽美的で浮世離れしていて、
    到底理解できぬ程の狂気なのに恐ろしく美しいと思ってしまう。
    まるで宗教画

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    2018年09月14日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    もっとどぎついほうが好みだけどこれはこれで面白い。他人の生活を屋根裏から覗き見るスリルを想像するとわくわくする。

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    2018年07月10日