江戸川乱歩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
氏の名探偵明智小五郎もの。
子供の頃夢中になって読んだという人は多いと思います。
読んでいなかった私は、食わず嫌いではいけないと思い、三島由紀夫氏が戯曲化し、舞台・映画になっているので面白いだろうとまず、「黒蜥蜴」を読んでみたのです。
正直、好きになりまししたね。
書き出しがすごくいい。
おどろおどろしいのが何ともいえずいい。
怪しい、妖し~い雰囲気がかもしだされ、次、次と読みたくなるのです。
だいたい創元推理文庫のカバーがいけない。
背のところの写真が、全巻揃えると一幅の絵になる。
マニアっぽい人は集めたくなる。
でもって、
「孤島の鬼」「D坂の殺人事件」「蜘蛛男」「魔術師」「黒蜥蜴 -
Posted by ブクログ
「江戸川乱歩ベストセレクション4」
「陰獣」「蟲」の2本収録。
内容もさることながら、もうタイトルが妖しい。
江戸川乱歩の小説がたくさん、そして同じ作品が何度も映像化されている理由が読むととてもよく分かる。陰鬱で湿っていて、じわじわと何かが迫り来るような独特な雰囲気が、映像化へと掻き立てられるのだと思う。
「陰獣」は探偵小説を書く主人公の寒川が、資産家夫人の静子という女から「かつて捨てた男から脅迫状が届いた」と助けを求められるところから物語が始まる。差出人は人気探偵作家の大江春泥。静子の美しさと春泥への興味から、寒川は出来るだけの助力を約束してしまう。
そんなある日、静子の夫である小山田の変 -
Posted by ブクログ
盲獣は、The江戸川乱歩って感じの作品。
グロ、エロ、狂気全てが詰まってる。
私は何度も彼の作品を読んでるから耐性がついてるのか、感覚が麻痺してるのかわからないけど、初めて彼の作品を読む人だったら結構ショッキングな内容。
陰獣は、結末がわかった時に題名の真の意味がわかる。犯人が100%その人かどうかはわからないけど、まさかのまさかでどんでん返し。
1回解決したと思ったら実はこうだったって真相が明らかになって楽しい
それに、「屋根裏の散歩者」を模した内容だけじゃなくて「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」など、作中で名前は変わってるもののほかの江戸川乱歩作品も出てきてエモい -
Posted by ブクログ
表題作を途中までなぜか村上春樹作品だと勘違いして読んでて (あれ?なんでこんな古風な言い回しなんだ?) と思ったら乱歩先生でした。でもそう思うくらい今まで読んできた乱歩作品とは雰囲気の異なるものだった。幻想的で耽美的。しかしラストの気持ち悪さに思わず笑い拍手してしまった。さすがっす先生。著者のエッセイでも書かれてたようだけど、パノラマ島の描写が確かに独特で想像力を要するので体力を使った印象。江戸川乱歩作品の推理やトリックを読みたい人にはあまりおすすめしないかも。
同時収録の「石榴」はコレコレコレィ!となるザ・推理小説。最後に始まる大どんでん返しの連続に「あっそういう…えっ違うの!?」と振り回さ -
Posted by ブクログ
乱歩の怪奇短篇傑作集。ほぼ読んだことのある作品ですが。読めば読むほどに味わい深いです。
「目羅博士の不思議な犯罪」がやはり好き。短篇ではこれが一番好きな作品かな。幻想的な光景が目に浮かび、ふっと引き込まれそうになってしまうところがまた恐ろしくもあります。
何度も読んでいるけど、「芋虫」も感慨深い作品。実は愛情に満ちた作品なのでは、と思いました。「ユルス」の一言が心に刺さります。
「蟲」もなんとも凄い作品。これって「虫」だとダメなんですよね。「蟲」でないと。
「防空壕」は読んだことがなかったかも。少しばかりユーモラスな印象だなあ。まさかそんなオチだとは。 -
購入済み
江戸川乱歩 電子全集について
初めて小学館版の江戸川乱歩の作品を読みました。これまでこの作者の作品は他の出版社の物をよんでいたのでこちらのは当時の連載のままなので読みやすい、難しい漢字にはよみがながそえてありますのでありがたい。これからも続編を期待したい。
-
購入済み
とにかく顔がいい!男も女も死体も顔がいい!
絵が見たくて購入したので、有名どころの作品名ですが内容までは知らず…読んでみたところ雰囲気と絵がマッチしていて重苦しい話が重くて苦しいけどきらびやかになっていました。
この方の絵が好きで(見方によっては悲恋ですが)BL寄りな話が見たい方はおすすめです。 -
Posted by ブクログ
「黒蜥蜴」だけでいいのに、と思いつつ他の収録作も読む。
「黒い虹」、途中で終るだろうと思ったら、案の定、リレー小説の第1回。風呂敷を広げるだけでよいから、乱歩には肩の荷が軽い仕事だったはず。
「黒蜥蜴」、三島由紀夫による戯曲版が、かなり原作に準拠していることに気づく。
「人間豹」、フーダニットをなげうった通俗長編はサクサク読める。獣人恩田の出自さえ投げっぱなしで物語は疾走する。乱歩の語り口は色褪せない。なお、望月三起也「ワイルド7」で、明智夫人あわや!のピンチが脚色・再現されていた。
「石榴」、こと本格になると乱歩の姿勢は敬虔そのもの。自作解説からも、本格に懸けた想いがうかがえる。 -
Posted by ブクログ
乱歩先生の作品の中でも『猟奇と妖美』をテーマにした作品12編。ミステリー作品は入っていないのでご注意を。
未読作品は4編。
「火星の運河」は『私の夢を散文詩みたいに書いたもの』というだけあってストーリー性は無い。乱歩先生お得意の不気味な背景の中で、主人公は男なのに夢の中では女になって自分の体を掻きむしり血をダラダラと垂れ流す。
何とも意味深な夢に見えるがそこに深層意識などを解釈しようとするのもナンセンスか。
「白昼夢」は白昼の往来で堂々自分の猟奇的犯罪を語る男の話。その男が指差す先には彼の犯罪の紛れもない証が。果たして本当に彼は犯罪を犯したのかそれともからかわれたのか。
「目羅博士の不思