江戸川乱歩のレビュー一覧

  • D坂の殺人事件 アニメカバー版
    江戸川乱歩の傑作集
    『D坂の殺人事件』
    『二銭銅貨』
    『何者』
    『心理試験』
    『地獄の道化師』

    『D坂』と『心理試験』は既に読んで本棚に並べているので省略。

    『二銭銅貨』
    ★★★
    どんでん返しがすぎる話。
    泥棒が巧妙に隠した大金の隠し場所を探すため、難解な暗号文を解いていく。読者も見事に騙される...続きを読む
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)
    『陰獣』というタイトルから、すごいエログロなのではないかと心配したけど全くそんな話ではなかった。
    結末が二転三転して、自分の想像を遥かに超えた最高のミステリーだった。
    読み終わった後にもう一度読んで確認したくなる本。

    『人間椅子』『屋根裏の散歩者』『D坂の殺人事件』などの要素が少しずつ入っていて、...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選
    人に勧められて読んでみたら読みやすくてサクサク読めるしどの話もとてもおもしろかった。

    「心理試験」がすきでした。
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    初読は小学生のときのポプラ社版。
    内容はほぼ記憶していたが、面白さは変わらず。思い出補正もあり星5。
    私は小林少年が好きで、少年探偵団含め活躍していて読んでいて楽しかった。やや最後の最後のシーンが惜しまれるが、明智探偵が基本上手ながら逮捕には至っていないのはまあメタ的な理由かなと邪推。
  • 孤島の鬼
    大好きな江戸川乱歩!私が読んできたたくさんの江戸川乱歩に作品の中でダントツに
    良かった。読み始めた頃からは想像できない結末だった。
    流石に最後は苦しすぎたかな。特に最後の発言!江戸川乱歩にしては長めだけど読んで損はしないからお勧めです!
  • 乙女の本棚4 檸檬
    青空文庫で初めて読んだときから好きな作品です。乙女の本棚シリーズのこの本は美しい挿絵もあり、絵本のように楽しめました。
    檸檬の瑞々しさ、ひんやりとした温度、爽やかな香りなどが想像できます。
    スーパーで檸檬を見たら、本作品を思い出します。オチも衝撃的です。
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩
    猟奇と妖美をテーマにした江戸川乱歩短編集。
    乱歩の短編は割と有名なやつは大体読んでいる気でいたけど「蟲」と「防空壕」と最後の対談は初読みでした。再読のものも含め、やはり乱歩は面白い。この性癖にぶっ刺さる感…
    「蟲」は強烈だった。引きこもりの青年が恋に狂ってついに相手を殺してしまう。美しい彼女の死骸を...続きを読む
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)
    めちゃくちゃ面白かった。
    江戸川乱歩の作品の中では1番好き。

    ゾッとするような気持ち悪さに吸い込まれ、あたかも自分が実際に手紙を読んでいるような気持ちになった。
    読み終わった後、思わず自分の座っている椅子を確認してしまうほど。

    2通目の手紙の内容は本当なのか、嘘なのか。
    わざわざ2通に分けて出し...続きを読む
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    葉桜が印象深かったのか、今年の桜は遅く開花し、1週間ぐらいで葉っぱがちらほら出てきて緑とピンクのコラボレーション。会社の桜は老木で貧相な満開だが、今年は緑が映えてキレイで葉桜と魔笛の表紙がインプットされ、来年も葉桜をみるとこの小説を思い出すのだろう。
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    娘におすすめされて読みました。
    初めての江戸川乱歩さん作品。
    すごく面白くて引き込まれて一気読みでした。
    「乙女の本棚シリーズ」は素敵なイラストもあり、文字も大きくて若い人にも読みやすいと思います。
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

    江戸川乱歩のもとに小説の材料として売り込まれた記録から話は始まる。資産家の美しき姉崎未亡人が密室の土蔵で全裸で殺されていた。現場に残されたメモに書かれた奇怪な記号。事件前に目撃された矢絣の女。死を予言した黒川博士の盲目の養女。邸前の空き地にいるいざりの乞食。未亡人を取り巻く心霊学会の仲間たち。心霊...続きを読む
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)
    人間椅子

    昔の作品でありながら現代でも読みやすく、面白い作品だと思う。

    タネは割とすぐ分かるように物語が構成されていたが、そうするに至った背景や最後の不穏な空気感に引き込まれた。
  • 乙女の本棚9 外科室
    絵だけの評価。内容は何となく理解するも意味が?ストーリーは分かるが理解できない??流れはわかるが文章がわからない?今なんで夫人の気持ちも外科医の執刀も分かるのに、理解できてないと思うのかわからない状態におちいっている。
    難しい文章に惑わされているのか、内容を理解したつもりでいて本当はもっと深い内容な...続きを読む
  • 孤島の鬼
    地獄絵だ。闇と死と獣性の生地獄だ。

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    これはミステリーだろうか、ホラーだろうか、冒険小説なのだろうか。どれにも当てはまるし、どれでもなく「江戸川乱歩」というジャンルなのかもしれない。
    江戸川乱歩の小説...続きを読む
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    新潮版は初読。小林少年のファンなので今作はお気に入り!

    皆さん小学生の頃に出会いたかったと書いていて、小学生の頃に出会えた私は幸せだなと思った笑

    探偵小説ではあるがむしろ勧善懲悪の英雄譚の側面も大きい。この時代の「オヤッ」「じゃないかしら」のような言い回し、味があって好きだ。明智探偵や小林少年が...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】
    中学生の時に読んで放心した作品。
    主人公の婚約者が殺され、犯人を探すために雇った友人の探偵が殺され、原因を探るために自分に好意を寄せる青年医師と行った孤島で、、、あらすじを書くとありふれているのだけれど、被害者の主人公よりも相手役の方が不憫でしょうがない。
    似ているものだとオペラ座の怪人を思い出す。...続きを読む
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    絵はもちろん良かったですが、フォントも良かったと思います。文字だけのページも、紙の色がさまざまです。この短編の魅力を、新しい表現で表せていると思います。
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版
    初めて読んだミステリー小説です。
    「何者」の最後のシーンがかっこよくて、明智さんが好きになりました。
    「地獄の道化師」は最後に驚きと恐怖が押し寄せてきました。描写も鮮明に伝わってきて、とても面白かったです!!
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    乙女の本棚3連発、3つ目。
    檸檬、蜜柑、と続きました。たまたまです。
    イラストレーターさんが檸檬と蜜柑、一緒なのは敢えてですよね、きっと。

    鮮明さは手前で読んだ檸檬のほうがビビッドなんですが、夕暮れどきの汽車、煤、蜜柑、の色の移り変わりと、主人公の世の中を胡乱でダウナーなところから、少女の勝手な行...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    イラストが綺麗。このシリーズのイラストレーターさんたちは、本当に良いイラストばかり描いてくれるから好き。全巻集めたいけど、小説より高価だからなかなか他のに手を出せない。年々イラストレーターさんが増えるのは嬉しい。でも集めるのに月に一度程度で買わないとお金なくなる…。本を沢山持ってるから、本棚ともよく...続きを読む