江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 暗黒星

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    ネタバレ

    怖い。気味が悪い、、。特に「お勢登場」。肺病に苦しむ格太郎と不倫を繰り返す妻のお勢。格太郎はある日子どもとの無邪気な遊び、かくれんぼの最中にほんの出来心で長持に入ってしまう。運悪くロックがかかってしまい、閉じ込められる。ここからがもう、恐ろしくて恐ろしくて…。格太郎がもがき苦しむ場面は薄目で読んだ。空気の入る隙間がないため、酸素が薄くなり肺病の格太郎は弱っていく。遺体が発見されたあと、蓋の裏に残されたメッセージが見つかる。病人が見せる最期の生への執着ともがき。
    想像したくないのに勝手に頭が映像で再生してしまう。グロテスクで痛々しい強烈なインパクト。江戸川乱歩の作品は読んだもの全て時間が経っても

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    2026年02月12日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    人から江戸川乱歩が面白いと薦められて、初めて読んだ乱歩本。昔の作品なので文章が読みづらくて敷居が高いんだろうなぁと言う先入観がありずっと読んでこなかったが、実際に読んでみると非常に読みやすくて面白かった(所々難しい表現等もあるにはある)。それに短編ということもあってかサクサク読める。個人的に一番面白かったのは「心理試験」かな。
    これをきっかけに他の乱歩本も読みあさる予定。とりあえず次は「名作選」。

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    2026年02月08日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    なんて豪華なラインナップ。
    冒頭が高木彬光氏の神津恭介シリーズなんて嬉しすぎる。
    2時間ドラマで近藤正臣氏が演じてたなぁ、と懐かしく。
    犯人あては例によってあまり真剣には取り組んではいないのだけど、どの話も読み応えはばっちり。
    こういう、まさに『推理小説』という作品は大好きである。

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    2026年01月29日
  • 黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~

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    2003年。
    万人受けするように書かれた明智小五郎シリーズ。
    「何者」
    「黄金仮面」ふじこちゃーーん
    「江川蘭子」作家の連作の一作目。蘭子の生い立ち。
    「白髪鬼」妻と友人に裏切られた男の復讐。
    すらっと書いたが、おもしろく読めた。語り口が昭和の弁士みたいで楽しい。陰獣や芋虫も好きなんだが、これはこれで円熟期じゃないのかなぁ。

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    2026年02月07日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    石榴、押絵と旅する男、目羅博士、人でなしの恋、白昼夢、踊る一寸法師、陰獣

    それぞれがゾッとするようなお話でありながら、それぞれ違った怖さ不気味さがある。
    これぞ江戸川乱歩。

    トリックの読み合いが深く、推理するのが楽しかった。真犯人や結末を予想しにくかったのも良い。(『石榴』)

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    2026年01月23日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    最後の「芋虫」があまりにも衝撃的で言葉が出ない。気味の悪さと切なさと気味の悪さが交差して呆気にとられた。戦時中に「芋虫」は発売禁止されていたほどだったのに、今では現実離れした怪奇な題材と思えることにも考えさせられる。
    「赤い部屋」は、もしかしたら実際に、法律に触れない完全犯罪を行うことができるのかもしれないと思えてきて、芽生えてはいけない好奇心が、つい掻き立てられてしまう。
    「人間椅子」は作中に出てくる”奥様”と感情が連動するようだった。気味が悪く背筋が凍ったあとの、得体の知れぬ感情で息も切れ切れ。
    「鏡地獄」の最後の展開は、どんな光景になるのかは精一杯に想像することしかできないが、人を発狂さ

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    2026年01月20日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    個性豊かな作品揃い。『ホシは誰だ』は持っているし、河出文庫版の『推理試験』も持っている(はず。見つからない)が、共に未読。一冊で読めるのがこういう趣向のアンソロジーのいいところ。

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    2026年01月18日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    乱歩が根強い人気を持つ背景を理解できた。解説にもあるが、乱歩の作品は推理小説ながら、何度も読みたいと思わせる力がある。それは、愛憎や執着、傲慢、ドロドロとした人間模様とその描写が魅力的だからだと思う。私がここでいくつかの短編を読み、興味深く感じたのは「見る」という視覚的行為だ。芋虫や散歩者、d坂、鏡地獄にでてくる視覚情報は、雄弁に、緻密に、感情を伝える。それは、犯罪の始まりであったり、犯人の動機であったりする。「見る」という仕掛けが、事件をただの推理の対象とするのではなく、人間の営みだという根本的な事実を自然に示す。

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    2026年01月16日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    「天井知らずの面白さだよ。」
    友達にそう勧められ、すかさず本屋に走り買って読みました。そして言われた通り、天井知らずの面白さでした。星5では足らん。
    江戸川乱歩先生の推理ものの要素も当然ありつつ、ワクワクするような冒険要素、重たいテーマの人間関係の描写(読めばわかる。)の要素、ホラー要素、伏線回収全てが詰め込まれ、読みやすいのに1冊にこんなに面白要素を楽しめちゃって良いんですか、と思わず参る。
    どこか怪しげな雰囲気を纏った世界観が癖になります。

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    2026年01月10日
  • 孤島の鬼

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    ネタバレ

    不可思議な事件の探偵小説として楽しく読んでいると、いつのまにか恐ろしい物語に足を踏み入れてしまっていた。落ち着いて読み返せば目を逸らしたくなるような内容ではあるが、江戸川乱歩のかく文章にはむしろ目が離せなくなるような魅力があり、若干の苦しさを感じながらも読み続けてしまう。体験談として語られる物語は余分なものが省かれている感じがすごく好みだった。特に死の間際になっても同性からの愛は受け入れられないところと丈五郎が宝によって気が狂い結末を迎えるところが個人的によかった。

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    2026年01月09日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    推理小説は好きだが、江戸川乱歩をちゃんと読んだのは初めてだ。
    本書は9つの短編集であるが、全てが探偵が登場する推理小説ではなく、怪奇的要素の強いものもあった。
    どの作品も非常に興味深く夢中になれた。
    あまり書くとネタバレしそうなので個別の内容には触れないが、特に不気味と感じ騙されたのは『人間椅子』だった。
    また、機会があれば江戸川乱歩の作品や江戸川乱歩が影響を受けた、また、江戸川乱歩に影響を受けた作者の推理小説を読んでみたいと思った。

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    2026年01月08日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    江戸川乱歩、小説がうますぎる。

    あまり前情報を入れずに読んだので、あまりの面白さに驚いた。
    もしも自分が江戸川乱歩がバリバリ現役の時代に生きていたら、危うく彼を神と崇め、彼の作品の二次創作執筆に没頭していたかもしれない。

    怠惰で行動力のない現代人でよかった。

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    2025年12月23日
  • 孤島の鬼

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    ネタバレ

    初めて読むタイプの作品だった
    同性愛って異性愛?と比べるとどうしても両思いになれる確率少ないんだろうなぁと言うことをしれた
    最後の終わり方凄い好きそんなにすきやったんやな…

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    2025年12月17日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    私に新しい性癖を与えてくれた作品。芋虫を読んで以降、四肢欠損や白痴化、幼児退行、とにかく誰かの手を借りなければ物理的に生きていけない、もはや人間と呼ぶにはあまりにも哀れすぎる生き物と化してしまった人間が登場する作品が大好きになってしまった。誰にでも勧めようとは思わないが、できる限り多くの人に読んでもらい、人のエゴの罪深さや、どうしても抱いてしまう優越感と嗜虐欲、罪悪感、全てを感じてもらいたい。新しい世界が開かれるので。

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    2025年12月16日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    自分自身の手ではなく自殺に近いのではと思いました。あるトリックを使って殺人を犯したけれど実際にできそうでゾクっとしました。

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    2025年12月03日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    憧れの乙女の本棚☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝



    みなさんがレビューをあげられるのを見て
    ずっと気になっていたんですが
    たくさんあって一体どれから読んだらいいのか、、、笑


    そんな中ミユキさんにオススメされてこの本を手に取りました(^^)



    実は江戸川乱歩も初めて。
    なんとなく文豪の作品は畏れ多いというか、読みにくそうなイメージで手を出せずにいました。


    しかし、杞憂に終わりました。
    思ってたより読みやすい!!


    そして夜汽車さんのイラストのおかげで一気に引き込まれます。なんて美しい(//∇//)
    用紙の色合いもいいですよね
    知らぬ間に世界に入り込んでいました


    美しく、そし

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    2025年11月15日
  • 孤島の鬼

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    明智小五郎という、言ってみたら安全牌がいない作品なので面白さの奥行きがすごかった。
    また忘れた頃に読みたい作品。

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    2025年11月05日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    『人間椅子』




    乙女の本棚2作目は…
    まきちゃんのレビューを読んで
    こちらに 決めておりました♪




    江戸川乱歩 は 「明智小五郎シリーズ」
    を読んだっきりで…
    「人間椅子」は初めて♥



    ホノジロトヲジさんの 絵が 素敵


    黒い背景に 赤と緑が基調となって
    包丁? ナイフ? を持ってる男の人が
    今にも振りかざしそうな……
    そんなイラストがあるのだけど


    特に好きな1枚 素敵だなぁ
    ゾクゾクしちゃう (*´艸`)フフフッ♥



    それに…
    この 江戸

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    2025年11月01日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    『心理試験』
    用意周到で完璧すぎる犯罪が、完璧ゆえに見破られていく。そんな過程がとても面白かった。
    『人間椅子』
    手紙調の文体が、より残酷にそこ恐怖を読み手に与えていたと思う。人間的なホラーがとても怖くて良かった。
    この2作品がお気に入り。
    あと『芋虫』では「孤島の鬼」同様、乱歩の書く「穴」が世間や常識からの解放を表していることがわかる。

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    2025年11月01日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    人でなしの恋が好きだったと記憶していたのだが、どんな話だったのか朧気でした。人間の記憶あてにならん。久しぶりに読んでみて、やっぱり好きだと思った。なんとも言えない危うい雰囲気が魅力的。
    色々な話が収録されていて満足な一冊。陰獣が面白かった。

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    2025年10月28日