江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    自分自身の手ではなく自殺に近いのではと思いました。あるトリックを使って殺人を犯したけれど実際にできそうでゾクっとしました。

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    2025年12月03日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    憧れの乙女の本棚☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝



    みなさんがレビューをあげられるのを見て
    ずっと気になっていたんですが
    たくさんあって一体どれから読んだらいいのか、、、笑


    そんな中ミユキさんにオススメされてこの本を手に取りました(^^)



    実は江戸川乱歩も初めて。
    なんとなく文豪の作品は畏れ多いというか、読みにくそうなイメージで手を出せずにいました。


    しかし、杞憂に終わりました。
    思ってたより読みやすい!!


    そして夜汽車さんのイラストのおかげで一気に引き込まれます。なんて美しい(//∇//)
    用紙の色合いもいいですよね
    知らぬ間に世界に入り込んでいました


    美しく、そし

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    2025年11月15日
  • 孤島の鬼

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    明智小五郎という、言ってみたら安全牌がいない作品なので面白さの奥行きがすごかった。
    また忘れた頃に読みたい作品。

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    2025年11月05日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    『人間椅子』




    乙女の本棚2作目は…
    まきちゃんのレビューを読んで
    こちらに 決めておりました♪




    江戸川乱歩 は 「明智小五郎シリーズ」
    を読んだっきりで…
    「人間椅子」は初めて♥



    ホノジロトヲジさんの 絵が 素敵


    黒い背景に 赤と緑が基調となって
    包丁? ナイフ? を持ってる男の人が
    今にも振りかざしそうな……
    そんなイラストがあるのだけど


    特に好きな1枚 素敵だなぁ
    ゾクゾクしちゃう (*´艸`)フフフッ♥



    それに…
    この 江戸

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    2025年11月01日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    『心理試験』
    用意周到で完璧すぎる犯罪が、完璧ゆえに見破られていく。そんな過程がとても面白かった。
    『人間椅子』
    手紙調の文体が、より残酷にそこ恐怖を読み手に与えていたと思う。人間的なホラーがとても怖くて良かった。
    この2作品がお気に入り。
    あと『芋虫』では「孤島の鬼」同様、乱歩の書く「穴」が世間や常識からの解放を表していることがわかる。

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    2025年11月01日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    人でなしの恋が好きだったと記憶していたのだが、どんな話だったのか朧気でした。人間の記憶あてにならん。久しぶりに読んでみて、やっぱり好きだと思った。なんとも言えない危うい雰囲気が魅力的。
    色々な話が収録されていて満足な一冊。陰獣が面白かった。

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    2025年10月28日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    2025/10/27
    p.37
     声によって想像すれば、それは、まだうら若い異国の乙女でございました。ちょうどその時、部屋の中には誰もいなかったのですが、彼女は、何か嬉しいことでもあった様子で、小声で、不思議な歌を歌いながら、踊るような足どりで、そこへはいってまりました。そして、私のひそんでいる肘掛け椅子の前まできたかと思うと、いきなり、豊満な、それでいて、非常にしなやかな肉体を、私の上へ投げかけました。しかも、彼女は何がおかしいのか、突然アハアハ笑い出し、手足をバタバタさせて、網の中の魚のように、ピチピチとはね廻るのでございます。
     それから、ほとんど半時間ばかりも、彼女は私の膝の上で、とき

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    2025年10月27日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    語り手が過去の出来事を振り返るかたちで、自身の経験談や懺悔を語るように物語が進む形式が多い。聞き手に自分を重ね、不思議な話に半信半疑ながら引き込まれていくことで、もしかしたら実際の出来事なのかもしれないという気持ちになるのが楽しい。「陰獣」は初期の短編集の集大成のような作品なので、同社の傑作選を読んでから読むことをおすすめしたい。最後まで江戸川乱歩の良さが詰まっててよかった。

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    2025年10月23日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    最後まで作者の手のひらで踊らされていたように思い人間椅子のトリックが不可能ではないが可能なのか?と思ってしまうそしてあのような考えが思いつくだけで恐ろしく天才だと思うまた、イラストも素晴らしく色使いが不気味で美しい

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    2025年10月13日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    まきさんの本棚から

    椅子の中の恋
    ただ触覚と聴覚とわずかの嗅覚のみの恋
    暗やみの世界の恋

    ホノジロトヲジさんの絵の繊細さ色使いに異世界へ踏み込んでしまったかのようだ

    限りなく窮屈で抑圧された恋心に気味悪さを感じながら覚悟を決めてラストに向かった

    私が思い描く結末にはならなかった

    その結末さえも怪しいと思わせる江戸川乱歩の「人間椅子」は、やはり素晴らしい作品だった

    夢からふっと覚めたような感覚が残った


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    2025年10月06日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    少し茶目っ気のある文章とどこか他人事な感じがすごくよかった。他がカラッとしている分「芋虫」のじっとりとした感じが際立って印象に残った

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    2025年10月02日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    ふと手を差し伸べられて引き上げてくれる、もしくは背中から押し上げてくれる。そんなふうに物語の舞台へ誘う言葉が江戸川乱歩の筆致に潜んでいる。この艶かしくおぞましい物語は禁忌や欲望が交錯した迷宮となる。好奇心こそ歓喜とリスクに満ちている。だから面白い。

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    2025年09月28日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    再読。私も満月になると心が不調になるから、満月や月の光は怖い。すうっと、空に吸い込まれそうになるから、しがみつかないといけない。狂気、狂気、だがこれはただの怪奇小説ではない。青年は、推理小説を書いている江戸川にこの話を聞かせる。メタフィクションの香り。青年は江戸川を模倣したんだと思う。つまり、青年の話の中の模倣と、青年が江戸川を模倣するのと、さらに外側の作者がそれらを小説に書いてるって、3層構造の入れ子になっているのだ。はじめの動物園のくだりは、その伏線だろう。そんなことに気づいた。

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    2025年08月31日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    5つの物語で構成される短編集。
    5つとも舞台や雰囲気が異なり、また、明智小五郎の登場の仕方も様々で面白い。

    どのお話も読み切ると所々にちゃんと犯人のヒントが転がっていたことに気付けるのも個人的に好き。

    個人的には、
    「何者」のどんでん返し感
    「心理試験」の犯人の追い詰め方
    「地獄の道化師」の文章から伝わってくる不気味さと恐ろしさ
    が特に印象的だった。

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    2025年08月29日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    推理物の中でもコロンボや古畑任三郎の倒叙ミステリー物が好きなんだけれど、何故自分がそれを好きなのかが分かった。ロジック的な部分よりも内面の揺れ動きを楽しめるからなんだなあと。

    乱歩の作品は全て内面の揺れ動きが凄く丁寧に描かれていて、推理物では犯人がどういう人物でそこから犯行に至り、犯罪を犯した瞬間の興奮と生命が絶たれる瞬間を見据える目線までとても生々しく見せてくれる。
    特に人が死ぬ描写は凄い、凄いキモい。笑

    全部面白いけど屋根裏の散歩者、人間椅子、芋虫は傑作。

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    2025年08月25日
  • 江戸川乱歩傑作選

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     小学生の頃に読んだ少年探偵団シリーズを読んだ時に妙な心地悪さを感じてた。

    乱歩作品を読んでると、ムズムズするというか、恐怖感?というか(スリル感?ゾクゾク感?)何というか言葉では言い表わせない不気味さ、心地悪さを常に感じる。
     それが嫌いとかではなく、乱歩の味のある文体にいつの間にか虜になっていて最後まで一気に読破。

     この短編集で江戸川乱歩という作家の作品を改めて読んでもやっぱり心地悪いw

    でもやっぱりこの感じが他の作家さんでは味わえない唯一無二の天才的な感じがする。というか、江戸川乱歩って絶対にド変態だよな(良い意味で)w

    マトモな奴がこの発想のこの文章書けるわけないw

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    2025年08月23日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    すごい、全部面白かった。
    いろんな小説を読んできたけど、かなり個性的な文体なんじゃないかと思う。
    読みやすい現代語表記に直されてるけど、原文も読んでみたいな。
    総括して人を食ったような文章とお話、テンポはいいけど濃密な推理トリックで、天才肌っぽい印象を受けた。作者のキャラ立ちがすごい。

    傑作選というだけあってどれもすごく面白かったけど、やっぱり最後の芋虫は異質かつ、悲劇的な結末までの流れもすごくよかった。あとめっちゃ変態。
    ヘキしか感じない。

    明智小五郎が出てくるサスペンスシリーズの中では心理試験がよかったな。
    シンプルかつ鮮やかな手口で賢い犯人の失言を誘うのはすっきりした。

    一気に好き

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    2025年08月22日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    傑作選に続き、こちら名作選も読みました。

    サスペンスでミステリーなんだけど、それだけではなくて人間の闇の部分がなんとも厭らしくて、それでいて淫らで、陰鬱で…。
    時代設定を意識しながら、読むとそこがより際立つ。





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    2025年08月16日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    豪華すぎやろがい。この一冊でいろんな文豪の文章に触れられて楽しかった〜!百年ぶりに読んだ谷崎潤一郎が良すぎて大興奮。そしてはじめて読んだ泉鏡花が激ムズすぎてひっくり返った。文章が独特でわけわからんくなりながら、描写がきれいなことだけは伝わってくるのが不思議でなおさらわけわからんくなっていたような。いや、でも、でも、やっぱり江戸川乱歩すきですァ〜!しかも「芋虫」って。何回読んでもウワァ…ってなる。たまらない。

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    2025年08月12日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    こんなに面白いと知っていたら、もっと早く読みたかった…と少し後悔。

    ミステリーとしても面白いけれど、それだけではなく人間の欲望、酷さ、狂気、気持ち悪さも描かれています。描かれた時代を想像しながら読みました。
    他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年08月09日