江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿4
    長編作「猟奇の果」のみを収録している。一冊まるまるで一つの作品だが、章立てが細かく分かれており、さらに前半と後半では視点と登場人物と作品の雰囲気ががらりと変わる。
    前半は品川氏と青木氏の二人が出くわす怪奇を中心に不気味な雰囲気が漂っているが、後半は明智小五郎が活躍することで、急転直下で意外な結末を迎...続きを読む
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)
    小説サイトに掲載されていた「人間椅子」のみ読みました。心霊事象がなくても恐怖が体感出来るのはとても面白かったです。
    起承転結でいうと、承の部分が物語の大部分を占めるように思えます。転と結はわりとあっさりめですがラストのどんでん返しで再び恐怖を煽られました。
  • 100年後も読まれる名作(8) 小公女セーラ
    私達と違う生活しているセーラ。どんなに辛くても、諦めないでお姫様の心を忘れずに過ごしてるセーラに感動しました。面白いのでぜひ読んでみてくださいね!
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~
    江戸川乱歩作品、サイコパス的犯行でゾクゾク。何をするのもつまらない郷田。ある日下宿の天井を上り屋根裏を這いまわり、住人の部屋を散歩する。郷田は持ち前の犯罪嗜好癖から殺人を計画する。天井に隙間があり、その真下に住人・遠藤の大いびき。隙間から口の中にモルヒネ液をポトリ。。。遠藤は顔色が白くなり青藍色に変...続きを読む
  • 明智小五郎事件簿1
    収録作品「D坂の殺人事件」「幽霊」「黒手組」「心理試験」「屋根裏の散歩者」

    少年探偵団シリーズはよく読んでいたが、果たして明智小五郎シリーズはどうだったか、と思いながら手に取った。科学的捜査や足を使って証拠を集めながら真実に辿り着くというよりは、アリバイや犯罪心理学から事件を紐解くのが明智小五郎流...続きを読む
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    乙女の本棚シリーズ、お堅めなイメージのある日本文学が、視覚から楽しめる一冊に仕上げてられていて非常に良かった。これは全作揃えたくなる。

    今回読んだのは江戸川乱歩の人間椅子。かなり昔に一度読んだことがあったが、内容は殆ど覚えていなかったので、実質ほぼ初見。
    ある夫人宛に椅子職人である男から一通の手紙...続きを読む
  • 三角館の恐怖~江戸川乱歩全集第15巻~
     表題作はロジャー・スカーレット『エンジェル家の殺人』の翻案。築地の西洋館に住む双子の老人とその一族を襲う殺人事件。財産をめぐる親族同士の腹の探り合いと最後の物悲しさが見事。併録の「断崖」は男女の対話形式の短編。少年探偵シリーズの「青銅の魔人」「虎の牙」では敗戦まもない東京を明智小五郎や二十面相が飛...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選
    「芋虫」が読みたくて手にとった短編集。脳科学的には足を欠損すると脳地図が書き変わり、性的快楽度が上がるらしく、極限状態での諦めと達観と相まってどう性欲と繋がるのか。小説ではあるが、時代背景を考えるとリアリティのある描写。それゆえ反戦文学ともとれる切実さも見てとれて面白かった。他も傑作揃いで、今のミス...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選
    江戸川乱歩の短編が好き。
    屋根裏の散歩者を初めて読んだときの臨場感と、人間椅子を初めて読んだときのおぞましさが忘れられない。心理試験のトリックも、二銭銅貨のオチも、まさに傑作。
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)
    小学生の頃に父親のを読んでいたので、この表紙に思い入れがあります。
    昭和独特の文体、言い回しが癖になります。
    児童向けなので読みやすく、他のシリーズも制覇したいです。
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『江戸川乱歩 電子全集』

    凄い

    導入部分が、ノベルゲームの様でありながらノスタルジック。
    連載当時の雑誌そのままの様な鉄人Qの恐ろしさ。
    ただの小説まとめと思ったら駄目だ。
    気合を入れて読まないと負ける。
  • 江戸川乱歩 電子全集1

    よい

    江戸川乱歩は読んだことなかったですが、
    こういう形だとたくさん読めて楽しいです。
    続きも読んで全部制覇したいなと思いました。
  • 江戸川乱歩傑作選
    江戸川乱歩の初期の短編が9篇収録されている。暗号を用いた処女作『二銭銅貨』や、倒叙探偵小説で、明智小五郎が犯人を巧みに追い詰める『心理試験』など、傑作選の通り、どれも面白い。江戸川乱歩は、日本に探偵小説を広め、発展させた、後世に残る作家である。他の作品も読んでみたい。
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)
    感動するほど面白かったです。ただのミステリーではなく、切ない恋愛やハラハラドキドキの冒険、その他色んな要素が詰め込まれていると感じました。
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    2022のクリスマスプレゼント。ページをめくるたびに、どんどん狂いに気づいていく。挿絵も、物語も、全てが最高。
  • 文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花 〈小説篇〉
    怖かったです。
    これまで鏡花を読む時は、悲しくて悔しくてしゃくりあげるほど泣いたり、気持ち悪すぎて読むのをやめたりすることもありましたが、これはそういうものだ、と腹をくくって距離をとって読んだので読めました。高野聖読める人すごいよな。私まだ無理かも。
    狸が子供を化かすくだりと蟹が美味しい話が可愛らし...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選
    タイトル通り傑作!!!江戸川乱歩作品はどれも怪奇、グロテスクなどのイメージがあったので中々手を付けていなかったのが本当に勿体無かったです、、、!斬新なトリックにも感嘆しましたが、心情描写の素直さにも惹かれました。名作選も読もうと思います。
  • 乙女の本棚9 外科室
    この作品は好きなため手に取った。テキストはあまり状況説明するタイプの文章では無いため、テキストに忠実なイラストよりもイラスト単体で表現する情報が増えているタイプになっている。それ込みで楽しめる。
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)
    「芋虫」、大好きです。何度も何度も読み返している私にとって、このお話は、至高のラブストーリーなのです。
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    ミステリー書評
    読書レベル 超初級
    ストーリー ★★★★★★!
    読みやすさ ★★★★★★!
    トリック  ★★★
    伏線・展開 ★★★★
    知識・教養 ★★★
    読後の余韻 ★★★★
    一言感想:
    初心者向けの推理小説としてオススメです。主に最近のミステリ小説や名探偵コナンを愛読していますが、だからこそ読んで...続きを読む