江戸川乱歩のレビュー一覧
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密室殺人・衆人環視下での殺人、この2つのトリックを使った殺人事件は……序章に過ぎなかった!
故人から送られてきた謎の手記に乱歩独特のおどろおどろしい猟奇あり!
先祖代々受け継がれてきた家系図に、意味深な書き付け!謎解き宝探しあり!
不気味な見た目の住人がいる孤島で行われている恐ろしいビジネスの正体とは!?
さらに小悪魔系主人公(男)と、みんな大好き諸田くんとのBL要素……。
さすが乱歩に「自身の長編の中では1番出来がいい」と言わしめた作品だけあって、すこぶる楽しめた。上にあげたような、普通なら1つのテーマで1話作っちゃうような話がこの長編には詰まっている。最後に怒涛の伏線回収がすごい。いっ -
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ネタバレ⚠️今作の内容のほかルブラン・クイーンの小説に関する話も少しします
幼少時に読んだポプラ社版少年探偵団シリーズ。買ってもらったのはうちごく一部だったが、私が読書にのめり込むきっかけとなったことは疑いようもない大切なシリーズだ。大人になったことだしと、新潮社版を手に取った。
懐かしい語り口、小林君をはじめ懐かしい面々、時代は感じるものの完成された世界観は期待通りだった。少年漫画のような勧善懲悪・スリリングな展開ながら、飽きることもなくおどろおどろしい雰囲気に没頭できる。
ルブランの『怪奇な家』クイーンの中編『神の灯』(陽光の入りから謎が解けることも似ている)などミステリ史ではやや王道とも言え -
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角川ミステリーに収録されている「芋虫」が伏せ字が酷くて本書を購入。「芋虫」は良かったのは言うまでもないが、「人間椅子」「虫」など人間が無意識下に封印しているが確かに持っているであろう残虐性・異常性が描かれた作品がすばらしく、乱歩の虜になってしまった。なお、本書は全短編集であるがゆえに「悪霊」や「空気男」のような途中で取りやめになった作品も納められていて、ジャズのコンプリート版のようにある程度我慢して鑑賞しなければならい部分もある。
本書に納められている作品の中での一番のお気に入りは「人間椅子」。家具職人が椅子を改造して中に入り込み、座る部分に太もも、肘掛けに手、背もたれに胸といった具合でその -
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ネタバレ鬼というフレーズが作中何度も出てきますが、みんな鬼であり人間です。良い意味でも悪いでも、一度執着したものを忘れることなんて出来ないんですね。道雄の蓑浦くんへの愛も、蓑浦くんのどこまでも初代と初代と同じ血の緑への愛も、そのまた丈五郎の復讐心も。
個人的には蓑浦くんの、諸戸さんが自分のことをを好きであるということを自覚した上でそれを利用している部分も、死に際にも諸戸の愛を受け流すことはできても受け入れることはできないと逃げ出す場面が印象的ですね。ただ、そんな不思議と周りを振り回すかのようなどこか少年心を感じさせる蓑浦くんに諸戸さんも心離れられなかったのでしょうか。諸戸さんにとっての幸せとはなん -
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これは予測不可能(°д° )!!
恋する明智小五郎がとても良い♡
資産家の娘、玉村妙子に惹かれる明智。
彼の叔父、善太郎の元に、毎晩カウントダウンのような手紙が届く。
見張を立てても、いつの間にある手紙。
まるで魔術のよう。
カウントダウンが『1』になる残り数日、明智小五郎に謎を解く依頼をするが、明智は誘拐されてしまう。
その後の展開が面白くてたまらない(*´艸`)!!
叔父の首が切断され———。
これはかなり好みの作品♡
うわ〜。
さらっと描かれているが、結構グロい。
文体がそう感じさせないので、ねっとりした印象ではなく、とても良い!
明智さん、40手前で恋に落ち -
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某古本屋を探索中にこちらを発見。ファンの中では1番の傑作との呼び声も高い本作、自称乱歩ファンの私なんと未読でした。(ファンの名を返上しよう…)
こりゃあかん!表紙も格好良いし買うぞ!と手に取った私、帯の裏に気付く。「乱歩が遺した最高傑作にして唯一の同性愛小説!」とそれはもうピンクの字で強調されている。
そう言われるとそうにしか見えない装丁(でも本当に格好良くて面陳にして飾ってます)勇気を振り絞りレジへ。
「頼む!裏返さないでくれ!あっ!だめっ、あかん!!いやぁぁあああ!!」
店員さんは気にしていないだろうに、ノミの心臓なのでそそくさと退店したのですが、本作はホラーミステリーの様相を呈した純愛物