【感想・ネタバレ】地底の魔術王―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

「きみたちを魔法の国に招待しよう」野球少年たちの前に現れた魔法博士。森の中の妖しい洋館で、黒魔術のショーを披露するという。少年たちが取り囲むステージ上から、天野少年と博士が忽然と消え去った! いったい何が起こったのか――。魔法博士が次々と繰り出す摩訶不思議な魔術(トリック)を、名探偵・明智小五郎と少年探偵団の知恵と勇気が鮮やかに暴き、“怪人”の正体と目的が明らかになる。(解説・月村了衛)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

⚠️今作の内容のほかルブラン・クイーンの小説に関する話も少しします

幼少時に読んだポプラ社版少年探偵団シリーズ。買ってもらったのはうちごく一部だったが、私が読書にのめり込むきっかけとなったことは疑いようもない大切なシリーズだ。大人になったことだしと、新潮社版を手に取った。
懐かしい語り口、小林君をはじめ懐かしい面々、時代は感じるものの完成された世界観は期待通りだった。少年漫画のような勧善懲悪・スリリングな展開ながら、飽きることもなくおどろおどろしい雰囲気に没頭できる。

ルブランの『怪奇な家』クイーンの中編『神の灯』(陽光の入りから謎が解けることも似ている)などミステリ史ではやや王道とも言える双子の家トリックゆえすぐに看破はできたが、二十面相との対決にするりと移行していて退屈しなかった。思い出補正もあり☆5。ミステリを求める人には物足りないが、少年漫画的な栄養を得られる。

0
2023年12月27日

Posted by ブクログ

 明智小五郎(小林少年+少年探偵団)VS魔法博士の構図は勿論、今回のトリックが一番大掛かりかつ密室の謎も加わって最後まで面白く読めた。

0
2024年06月02日

「男性向けライトノベル」ランキング