江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    ネタバレ

    諸戸のねちねちとした愛とても良かった
    無理矢理迫ることもあるが好きな人の手紙を抱きしめて名前を呼んでいる純粋な感じもあってとても良かったし諸戸のしゃべりかたがとてもいい撫でるようなやしいくちょうがぎゃくにぞわぞわする。
    また傀儡が人工的に欠けた人たちを作っているのが面白い。
    いろんな愛が絡み合っておもしろい!

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    2024年12月20日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    全て面白かった。強いて言うなら、私の想像力と理解力が乏しく、『二銭銅貨』をあまり楽しめなかった。個人的にずっと読んでみたかった『人間椅子』を読めて嬉しかった。後半3遍『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』のホラー、怪奇の畳み掛けが凄かった。『芋虫』ずっと顔しかめながら読んでました。怖かった。終わり方もあー、、、ってなる終わり方でした。でも最後の時子言葉が綺麗というか、読ませるねえって感じで面白かったです。全然嫌な終わり方じゃなかった。後味は悪いけれども。『D坂の殺人事件』、個人的に江戸川乱歩の一番有名な作品くらいに思ってたからどんな話かなって思ってたけど、オチにびっくりした。笑 非常に面白かったです。

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    2024年12月18日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    *陰獣*
    明智小五郎事件簿I〜XIIまで読んだあとに読むと、
    『あれこれ誰目線で書いてる?』と一瞬戸惑った笑
    主人公の優柔不断な感じは乱歩本人の性格の投影?
    ちょっとモヤっとする終わり方も、
    主人公の優柔不断さを考慮すればアリか。

    *蟲*
    もうこっちのストーリーの方が強烈すぎて、
    読み終わった時『陰獣』の内容忘れかけてしまったわ。
    若かりし『かれ』に誰か『人はそんなにあなたの事を真剣に見てないよ』と伝えてあげといて欲しい!!
    後半、状況の不気味さとかれの壊れっぷりが加速して、
    とっても気持ち悪くてとっても良い。
    こっちにまで臭ってくるような錯覚をしそうだった。
    面白かったです。

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    2024年12月15日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    日本の推理小説の元祖としてはじめは手に取ったものの、「日本の文学」「日本の芸術作品」として江戸川乱歩のファンになっている。
    日本語の表現の奥深さ(熟語とか、カタカナの使い方とか)や、大正から昭和の雰囲気を感じられて楽しい読書時間だった。

    本書では『赤い部屋』が好きだった。後で調べて知ったが、今で言う「未必の故意」の心理状態を扱う作品。その当時はこんな考え方もなかったのか?そこを思いついたのだとしたら江戸川乱歩やっぱりすごい…

    解説にも下記のように説明されてあるが、何度も読見返して味わいなおしたい作品ばかりだった。
    > 一般に探偵小説は、犯人が判ってしまうと再読に耐えない。だが、乱歩の

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    2024年12月11日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    主人公の奥様が書斎で椅子に座ってファンレターの作品を読む。
    それだけなのに、え?…もしかして…、この今座っている椅子の中に変態の椅子職人が…、いる…?
    とぞわぞわ感じさせるのがうまかった。
    そのあと届いたファンレターで、あれは作品だよ、と言われるけどちょっと疑う気持ちも残ったよね。
    私が奥様なら、旦那さんの帰宅後椅子を解体するな。

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    2024年11月24日
  • 江戸川乱歩トリック論集

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    江戸川乱歩の生誕130年記念で刊行された、文庫オリジナルの江戸川乱歩の座談・対談・鼎談集。中公文庫から出るというのは意外だが、江戸川乱歩の小説や随筆は現在でも比較的容易に読むことができるが、座談や対談・鼎談などは単行本に収録されることは希で読むことが難しい。現在でも入手可能な光文社文庫版の江戸川乱歩全集には座談や対談・鼎談は収録されておらず、光文社文庫版全集の前に出た講談社の江戸川乱歩推理文庫の64巻は「書簡 対談 座談」ではあるが、収録されているのは本書にも収録されている長田幹産、徳川夢声との対談、佐藤春夫・城昌幸との鼎談の3編のみのうえ1989年刊なので新刊での入手は難しいだろう。それ以前

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    2024年11月20日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    江戸川乱歩、めちゃくちゃ美しい文章を書くな。背広の流行、「黒天鵞絨」「緋鹿の子」なんて素敵な表現。
    長野まゆみさんの本を思い出す。
    また、題材は京極夏彦の『魍魎の匣』のモチーフだろうな。

    浅草凌雲閣の細かな描写あり、こちらにも興味を持った。

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    2024年11月17日
  • 大暗室~江戸川乱歩全集第10巻~

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    ネタバレ

    正義と悪が対立する作品において、魅力を決定づけるのは悪役だと思う。ある程度言動や人物像が予想できる正義の人物よりも、予測がつかない悪役のほうが魅力的だ。その点でこの作品の悪役は素晴らしく、この作品を大変魅力的なものにしている。
    『大暗室』の悪役である大曾根龍次は生粋の悪人だ。本人もそれを自覚しており「僕は地獄の底から生まれてきたのです。悪こそ僕の使命なんだ。」なんて言っている。悪役に、悪に染まった理由など必要ない。訳の分からぬまま悪であるほうが魅力的だ。悪になった理由や経緯・過去などがあると、恐ろしさや得体の知れなさが薄れてしまう。現代では人間のあらゆることが分析や説明の対象となっているが、フ

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    2024年10月20日
  • 江戸川乱歩座談

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    江戸川乱歩の生誕130年記念で刊行された、文庫オリジナルの江戸川乱歩の座談・対談・鼎談集。中公文庫から出るというのは意外だが、江戸川乱歩の小説や随筆は現在でも比較的容易に読むことができるが、座談や対談・鼎談などは単行本に収録されることは希で読むことが難しい。現在でも入手可能な光文社文庫版の江戸川乱歩全集には座談や対談・鼎談は収録されておらず、光文社文庫版全集の前に出た講談社の江戸川乱歩推理文庫の64巻は「書簡 対談 座談」ではあるが、収録されているのは本書にも収録されている長田幹産、徳川夢声との対談、佐藤春夫・城昌幸との鼎談の3編のみのうえ1989年刊なので新刊での入手は難しいだろう。それ以前

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    2024年10月19日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった!!!前半は実際に乱歩が書いた『悪霊』で、後半はその事件の推理パートという構成。悪霊を読んだことがなかったのでどこまでが実際の悪霊なのか初めはわからなかったけど、推理パートの探偵役が乱歩自身だったから気づいた。(本作では乱歩は実際の作者じゃないとされていたけど)作者自身が作品の中で探偵役になるという構図が斬新。原作の雰囲気を壊さず、事件の謎全てに納得のいく説明をつけて未解決事件を1つの解決に導いたのすごすぎる。しかもちゃんと面白い!最後が怒涛の展開であまり頭を整理できていないまま一気に読んだので、真相を知ったうえでまた読み直したい。

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    2024年10月15日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても良い!!!!!!!
    読んだことあるやつもあったけど、乱歩の芋虫、坂口安吾の桜の森の満開の下、太宰治の駆込み訴え、辺りが気になっていたので読めてよかった。

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    2024年10月01日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    江戸川乱歩は日本の推理小説の父だと思います。(個人的な見解)名探偵コナンなどの今に続く推理作品のモデルになったのは凄い業であると思います。

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    2024年10月01日
  • 黒蜥蜴

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    犯人もわかっているミステリー。

    黒蜥蜴、悪い盗賊なのですが、いつの間にか味方になっている自分がいて。(本当なら明智小五郎の方を応援するのが正当なのかもしれないのですが)

    えっ、どうしてそうなった?という付箋を綺麗に最後に回収していくのはさすが。

    かなり昔に書かれているものなのに、とても読みやすいし時代を感じないのもすごいです。

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    2024年09月03日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    醜い男が椅子の中に入って悪事を働くがそれよりも人が男のひざに座る快楽に目覚めて椅子の中にヤドカリのように住まう
    そして、ある作家婦人の椅子となり恋に落ちる。なんとしても存在を知ってほしいと手紙を出して認める。それをなんとか読み終えた時、また手紙がくる。
    それは創作だという。
    恐怖を味わう。そして今回は絵を見るのも忘れて文章を追ってしまう。そのぐらいひきつけられた作品で色遣いもよく絵は二の次でした。
    この小説は欲しいかも。

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    2024年08月16日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    内容は人としてのモラル?精神破壊しているがきれいな絵が中和されている。江戸川乱歩を読むと暗いイメージしか頭に浮かばなかったがこれは一切なく中断せずに読める。

    人形は、作った人の魂が宿ると言われているがそんな宿った人形に魅せられた1人の男の話。

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    2024年08月15日
  • 孤島の鬼

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    ネタバレ

    (区切りのいいところで萌をぶちまけます。)
    まだ途中なのであとで書きあげます。
    〜37ページ

    やだ、乱歩チャン、あんた天才すぎない、、、??諸戸チャンの蓑浦チャンに対する愛情とか執着がもう完璧なのよ。泥酔して2人が蓑浦チャンの部屋行く下りとか。しかも美形攻めって、え、映像化してないの???嘘でしょ、、、
    蓑浦チャンはピュアニッシモで可愛すぎるし、好きだけど優しくしたいから無理強いはしない諸戸チャンも推せる。普通の鈍感受けとは違って(もちろんそれもかわいいけど)蓑浦チャンが「もしや彼は私と初代との恋を知って、私に異性を与えないために、私を彼の心の内にいつまでも1人で保っておきたいために、自ら求

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    2024年08月04日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    この作品を読んだ後、私は諸戸道雄に思いを馳せずにはいられなんだ。

    久しぶりに推理小説を読んだけどこんなに面白いとは。
    思いもよらぬ方向に転がっていくストーリーに夢中になって手が止まらなかった。


    諸戸が様々な苦悩を抱えながらも、もがき続けた姿に美しさを感じた。何もかも捨てて生きていて欲しかった。

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    2024年07月21日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    同性愛・密室殺人・愛する人の死・サーカスの子供・私立探偵の死・離小島・美しく醜い双生児・せむし男・宝探し・出口の無い洞窟・カタワ者・出生の謎と、てんこ盛りの95年前に書かれた大エンターテイメント小説。

    何だこの面白さ。やめられない止まらない。

    乱歩のベスト小説だと思います。

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    2024年07月21日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    冒頭で読者を惹きつけられるのは素晴らしい作家だと思うけれど、江戸川乱歩は読者を作品世界に引き摺り込む天才だと思った。「石榴」から「陰獣」まで余す所なく本当に面白かった。これらが発表された時代を思うと、時代をこれだけ経ても面白かったと舌を巻かせる作品に脱帽。

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    2024年06月30日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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     顔のない死体が魅力的な『柘榴』、とある汽車で絵を持ち歩く老人の奇妙な話を聞く『押絵と旅する男』、意外な真相が明かされる『陰獣』などミステリー、ホラー、怪奇幻想小説など様々なジャンルの傑作短編が七編収録されていて大満足だった。

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    2024年06月24日