江戸川乱歩のレビュー一覧
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我孫子さんの『怪盗不思議紳士』を読んだ記念に、乱歩さんの少年探偵団に帰ってきました。軽気球でアレしちゃうのが読みたくなって。
探偵団が大活躍しますが、描かれているのは数人。まだまだ、他にもキャラが立っている子たちがいたはず。
作中で二十面相が自分で言ってましたが、彼は自分の本当の顔がわからなくな...続きを読むPosted by ブクログ -
解説が辻村深月さんで、ありがたいの一言につきます。
大人になって読み返しても、楽しかったです。
二十面相の血はダメ設定、邪魔な相手でもそれ程えぐい目に合わせない辺りはルパンぽい。小林少年の探偵7つ道具も良いですね!こういうの、わくわくします。江戸川乱歩を読んでからコナンを読むと、ニッコリしてしまい...続きを読むPosted by ブクログ -
D坂や心理試験、屋根裏は人気作だと思いますが、個人的には幽霊が面白かった!怖いなこれ。
あと、平山さんの年代記がすごくいい。時代背景がわかると味わいが深いなぁ。蕗屋にラスコーリニコフみを感じたのは正しかったのね。Posted by ブクログ -
エコエコアザラクの作者、古賀新一氏による江戸川乱歩作品。
秀逸で濃密な3作品。
購入してすでに4度読み返している。
惜しむらくはたった3作品であること。
10話ぐらいあったらもっともっと楽しめただろう
伊藤潤二ファンにもオススメ -
最高すぎる、大好きな要素がてんこ盛りのちらし寿司!考察もいくらでもできる。諸戸さいこう…
映画化は難しいだろうから、ストップモーションアニメとかにしたい…Posted by ブクログ -
かなり刺激的なロミオとジュリエットだけど、
やっぱりラストが切ない。
葉月つやこ先生の遊女の話は
とにかくエロの連続で興奮した。 -
今なお有名な作家・江戸川乱歩の世界を、彼の作品を通して垣間見ることができる名作。しかも、他の作家たちとの連作として描いた「江川蘭子」第一作目は彼らしく読者を退屈にさせない文体トリックで個性が発揮されていて面白い。
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シリーズの異色作と言われるのも納得です。
前半はシャーロック・ホームズのような謎解きで、
後半は冒険活劇となっています。
いつもは途中から読むのに飽きる僕ですが、
一気に読んでしまいました。Posted by ブクログ -
主人公は30にならぬ年でありながら、全頭白髪。また美しい妻の大腿部には、まるでそこに足が生えていて切り取ったかのような傷跡がある。この訳はいかに、というところから物語は始まる。初代と出合い幸せ真っ只中の主人公の人生が道雄の求婚から狂いはじめた。初代の変死を胸に素人探偵、久保木を頼るも同様、変死してし...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かったです。
人間椅子は、どうしたらこんな発想が生まれるのかと思いました(笑)
印象により強く残ったのはニ癈人。是非読んでみて江戸川乱歩の世界を味わって欲しいです。Posted by ブクログ -
怪人二十面相が少年探偵団に対して牙を剥く巻です。
大人が読んでもハラハラしますから、
子供の頃に呼んだら感情移入が凄まじいと思います。Posted by ブクログ -
子供向けなので読みやすいし、
怪人二十面相と明智先生、小林少年のキャラクターがしっかりしていて、純粋に楽しめます。
まさに正統派ミステリーですね。
続編も楽しみです。Posted by ブクログ -
「乙女の本棚」シリーズ。夏目漱石『夢十夜』とイラストレーター・しきみ、編。
もともと『夢十夜』が好きなのだけど、改めて、この企画には、ピッタリの作品だと思った。
しきみさんの絵も素敵で、小説の雰囲気と合っているな、と。Posted by ブクログ -
最初の文章から引き込まれる文体なので最初からとても楽しめます。また主人公が謎に迫っていくのを第三者目線で追っていけるため読みごたえがあります。Posted by ブクログ
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江戸川乱歩の全集は何種類か出ていますが、この全集は付録が豊富なのが嬉しいです。
研究者や縁のある人の解説や随筆など、他ではなかなか読めないものが収録されています。
紙の全集に付いてくる月報みたいですが、電子書籍なので量も多く写真や図版もあり楽しめます。
その分、少々高いので、クーポンなど利用し...続きを読む -
今風の言葉で感想を述べるならば「エモい」の一言に尽きますが、とてもそんな言葉では語り切れないものがこの物語にはあります。
挿絵がまた大変に美しいのですが、それが更に物語の良さを引き立てています。
昔の文体で書かれているので、現代語訳をネットで調べながら読むのがおすすめ……。Posted by ブクログ -
ただのミステリーでは語れない、情念や色香。
登場人物たちの魅力にグイグイ引き込まれる傑作です。
ただ、道雄にも幸せになって欲しかったなと思う。最後の一文を読み終えたときの切なさが、いつまでも余韻を引く作品でした。
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