江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    キレイな絵がより一層、背筋をヒヤリとさせる、まさに人でなしの恋でした。
    そんな相手があろう事か。短編ですが、読み応えあり。

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    2023年07月05日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    まさしく、人でなし、の恋。女の語り口での話の展開。『人間椅子』もそうだったけど、江戸川乱歩の文体好きだなぁ。

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    2023年06月14日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    諸戸をホスト部の環先輩、簑浦をXXXHOLiCを四月一日で想像した。
    江戸川乱歩って感じのグロさがでていてよかった。

    孤島の鬼をエゴサしたらサジェストに「諸戸 かわいそう」ってでてきてちょっと笑った。それな。

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    2023年05月27日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    少し前に書かれたからこそ現代では通じないため小説には登場しないトリックがありとても面白かったです。話も短いので読みやすいです。

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    2023年05月12日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    何故今迄読まなかったのか…。
    江戸川乱歩ドはまりしました。

    どの短編も、読み進めるほどに面白かった。
    最後のオチがいい。
    何となく昔の作品だから、情景とかが思い浮かべにくいイメージがあったけど全然そんなことなかった。
    D坂はちょっと例外だけど…。

    今のミステリーとも違う、乱歩の作品をもっと読みたい。

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    2023年05月07日
  • 乱歩アナザー ―明智小五郎狂詩曲―(3)

    ネタバレ 購入済み

    まるっと魔術師篇。
    当時の金満家の闇が生み出した、復讐譚でした。
    メイド姿の小林くんが眼福です。(え)

    ほっとかれ遠藤平吉さん、小林くんを気に入っていたようですが、どうやって遊びに誘うのかと思わせつつ、ここにて終幕。

    〜遊びをせんとや、生まれけむ〜

    #ダーク

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    2023年05月05日
  • 乱歩アナザー ―明智小五郎狂詩曲―(2)

    購入済み

    黒蜥蜴篇完結

    永遠に追いつけない、緑川少年との追いかけっこになってしまいましたね。
    雨宮の心中、いかなるものか。
    明智小五郎には、助手の小林くんがいるから世に留まる事を選んだというか、彼にしてみればそれしか選択できないのでしょう。

    #ダーク

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    2023年05月05日
  • 明智小五郎事件簿7

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    ネタバレ

    さてはて此度も明智小五郎の事件簿である。まさかの小林少年初登場だ。私の江戸川乱歩は少年探偵団から始まっているので、感慨深いものがあった。また本作にて小林少年と並び活躍するのが明智小五郎の恋人、文代さんである。「魔術師」にて出てきたのが初回だったように記憶しているが、彼女も肝の座った女性であり、この作品を魅力的に見せる一つの理由であるように思う。

    本作でも比較的犯人はわかりやすい……という指摘があったが、私は終盤に至り明らかにされるまで、厳密には棺桶のくだりまでわからなかった。なかなか凝った作りで、謎解き以外の要素も大いに楽しめると思う。
    とはいえ、被害に遭った彼女は一体過去に何をしたのか。恋

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    2023年05月01日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    芋虫が読みたくて読んだ
    全ての作品に狂気が感じられてすごくおもしろかった!
    ファンタジーなのはそうだけど、今まで読んできたものより狂人が身近に感じられた
    他の作品も読みたくなった
    特におもしろかったたのは芋虫、赤い部屋、人でなしの恋

    芋虫
    後味があまり良くなくて、もし間に合っていたら…と考えてしまったけどこれも愛の形のひとつなのかな 切ない…!

    赤い部屋
    オチが意外だった 本当か嘘かはわからないけど、不気味でいい そういうトリックもあるのかと思った

    人でなしの恋
    最初はかわいい恋のお話だったのに() オチはわかりやすかった 京子の心情描写が丁寧で引き込まれる

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    2023年04月20日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    江戸川乱歩の怪奇短編小説集。『人間椅子』『二廃人』『鏡地獄』は再読だが、新鮮な感覚で読むことができた。江戸川乱歩作品は何度読んでも面白い。初めて読む作品では『目羅博士の不思議な犯罪』『押絵と旅する男』の二作品が面白かった。両作品ともに怪奇描写に満ちていた。

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    2023年04月06日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    乱歩の怪奇幻想の世界が描かれた短編集。『赤い部屋』『芋虫』は2回目だが、再読でも飽きずに読むことができた。『指』『火星の運河』『白昼夢』『踊る一寸法師』は特に怪奇趣味が全面に出ていた。

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    2023年04月05日
  • 明智小五郎事件簿3

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    ネタバレ

    前半というよりも、3分の2ほど明智小五郎不在で進む作品だが、ほとんどの読者はそう読み進めぬうちに犯人の目星がつくと思う。
    それから先はもはや答え合わせ、途中で真犯人が明らかにされてからは延々と真犯人の過ぎた自尊心と自己顕示欲を見せつけられるが、この得意気な顔が崩れるのだろうと思うと、その語り口の軽妙さも相まってスイスイと読み進められてしまう。

    とはいえこれで解決かと思った矢先の女優富士洋子の愚かなる判断、現代に生きる我々からはあまりにも繊細で「女らしい女」であるが、何となくそこに乱歩の好みが見えるような気がしてならない……というか全編通して乱歩の描く女とはこんな風な気がするのは私の気のせいだ

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    2023年04月04日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    初乱歩。一番好きだったのが『目羅博士の不思議な犯罪』、かなあ。サイコな犯罪の前衛を行くものだったと思うから。次に表題作、『人間椅子』。と、いうか、ベストセレクションだけあって、全部いい!!江戸川乱歩、これから、追っかけたいと思います。

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    2023年03月21日
  • 明智小五郎事件簿5

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    ネタバレ

    「魔術師」単独が収録されている。
    江戸川乱歩作品には珍しく明智小五郎の恋情が絡んでいるが本筋には大して関係なく、「書き慣れぬなら無理せねば良いのに」と少々脳裏をよぎったが、事実そこまで描写があるわけでもなく、気にかかるほどのものではない。

    さて内容であるが、特に前半の描写などは「あれ、これホラーだっけ?」と思うほど生々しく恐ろしい。終盤に至るまで読者をゾッとさせるような事件が立て続けに起きる。
    とはいえ、地下室に人を生き埋めにするシーンはエドガー・ア・ランポーの「黒猫」を参考にしたのかと思うほどのものである。

    最終的に真犯人が捕まった後もページが残っていることに驚き、更にどんでん返しが待っ

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    2023年03月18日
  • 明智小五郎事件簿4

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    ネタバレ

    長編作「猟奇の果」のみを収録している。一冊まるまるで一つの作品だが、章立てが細かく分かれており、さらに前半と後半では視点と登場人物と作品の雰囲気ががらりと変わる。
    前半は品川氏と青木氏の二人が出くわす怪奇を中心に不気味な雰囲気が漂っているが、後半は明智小五郎が活躍することで、急転直下で意外な結末を迎える。読み進めていくうちに「え、本当にあとこれだけで終わるの?」と思わずにはいられない。
    特に最後、賊の一味と成り果てた人物が意外であった。そういえばこいつ居たな、と、なかなか印象深く記憶に残っていた人物であるにも関わらず思ったものである。そう、そう思わずに居られぬほど後半部分はスケールが大きくなる

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    2023年03月15日
  • 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1)

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    小説サイトに掲載されていた「人間椅子」のみ読みました。心霊事象がなくても恐怖が体感出来るのはとても面白かったです。
    起承転結でいうと、承の部分が物語の大部分を占めるように思えます。転と結はわりとあっさりめですがラストのどんでん返しで再び恐怖を煽られました。

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    2023年03月13日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    ネタバレ

    江戸川乱歩作品、サイコパス的犯行でゾクゾク。何をするのもつまらない郷田。ある日下宿の天井を上り屋根裏を這いまわり、住人の部屋を散歩する。郷田は持ち前の犯罪嗜好癖から殺人を計画する。天井に隙間があり、その真下に住人・遠藤の大いびき。隙間から口の中にモルヒネ液をポトリ。。。遠藤は顔色が白くなり青藍色に変わり、いびきがやみ胸のところが動かなくなり死亡する。警察は完全密室なので自殺で処理するが、明智小五郎は、自殺日に目覚まし時計をセットしするか?というところから郷田の殺人を疑う。明智が郷田に対して罠を仕掛けた!⑤

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    2023年02月26日
  • 明智小五郎事件簿1

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    収録作品「D坂の殺人事件」「幽霊」「黒手組」「心理試験」「屋根裏の散歩者」

    少年探偵団シリーズはよく読んでいたが、果たして明智小五郎シリーズはどうだったか、と思いながら手に取った。科学的捜査や足を使って証拠を集めながら真実に辿り着くというよりは、アリバイや犯罪心理学から事件を紐解くのが明智小五郎流なのか、それほど頭を働かせずとも作品を楽しめる軽さが良い。

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    2023年02月24日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ、お堅めなイメージのある日本文学が、視覚から楽しめる一冊に仕上げてられていて非常に良かった。これは全作揃えたくなる。

    今回読んだのは江戸川乱歩の人間椅子。かなり昔に一度読んだことがあったが、内容は殆ど覚えていなかったので、実質ほぼ初見。
    ある夫人宛に椅子職人である男から一通の手紙が届くのだが、読み進めるにつれ察するものがあり、それがじわじわと恐怖を駆り立て、気持ちが悪くなっていく。そして最後は鮮やかなドンデン返し。してやられた!
    そして、淡い色彩で美しくも不気味さを感じる挿絵。作品に合っていて素敵だった。

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    2023年02月12日
  • 三角館の恐怖~江戸川乱歩全集第15巻~

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     表題作はロジャー・スカーレット『エンジェル家の殺人』の翻案。築地の西洋館に住む双子の老人とその一族を襲う殺人事件。財産をめぐる親族同士の腹の探り合いと最後の物悲しさが見事。併録の「断崖」は男女の対話形式の短編。少年探偵シリーズの「青銅の魔人」「虎の牙」では敗戦まもない東京を明智小五郎や二十面相が飛び回る。小学生の頃読んでいるはずですが、全体の流れはほとんど忘れていて、でもチンピラ別働隊の登場場面とかの細部で、ああそうだったそうだった、と思ったり。出てくる建築物の怪しく蠱惑的な構造にうっとりしてしまいます。

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    2023年01月26日