江戸川乱歩のレビュー一覧
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角川ミステリーに収録されている「芋虫」が伏せ字が酷くて本書を購入。「芋虫」は良かったのは言うまでもないが、「人間椅子」「虫」など人間が無意識下に封印しているが確かに持っているであろう残虐性・異常性が描かれた作品がすばらしく、乱歩の虜になってしまった。なお、本書は全短編集であるがゆえに「悪霊」や「空気...続きを読むPosted by ブクログ
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単純に男がキモすぎる描写、現実との一致で小説なのか実体験なのか分からなくてヒヤヒヤする描写が巧すぎる。
時を経ても読まれる作品ってこういうものなのだろうと感じた。
※オーディブルで作品鑑賞済Posted by ブクログ -
温泉に滞留していた私は、あるとき迷子になり、見知らぬ町に辿りつくが、そこは猫ばかりがいる町。
物語の不思議な世界観に引き込まれました。しきみさんのイラストも物語に合っていてとても素敵です。Posted by ブクログ -
どのお話も奇妙で、小さく楽しそうにスキップしているような語り口調は、うっかりしていると江戸川乱歩という魅惑の世界に引き込まれてしまいます!
文豪ってすごい!!!魔力!!!Posted by ブクログ -
①陰獣
個人的にかなり好きかもしれない 乱歩が自分の作品のパロディやってるのちょっと笑った。2転3転して最終的にすっきりと思いきや、最後が...微妙に後味悪くて、そこがまた良い!Posted by ブクログ -
鬼というフレーズが作中何度も出てきますが、みんな鬼であり人間です。良い意味でも悪いでも、一度執着したものを忘れることなんて出来ないんですね。道雄の蓑浦くんへの愛も、蓑浦くんのどこまでも初代と初代と同じ血の緑への愛も、そのまた丈五郎の復讐心も。
個人的には蓑浦くんの、諸戸さんが自分のことをを好きで...続きを読むPosted by ブクログ -
これは予測不可能(°д° )!!
恋する明智小五郎がとても良い♡
資産家の娘、玉村妙子に惹かれる明智。
彼の叔父、善太郎の元に、毎晩カウントダウンのような手紙が届く。
見張を立てても、いつの間にある手紙。
まるで魔術のよう。
カウントダウンが『1』になる残り数日、明智小五郎に謎を解く...続きを読むPosted by ブクログ -
はい、乙女の本棚でございます
何冊目?いや知らんがな!(数えるのがめんどくさいだけ)
うん、やっぱこのシリーズよいわ〜
江戸川乱歩『人でなしの恋』です
ダジャレかよ!っていうね
乱歩ギャグかよ!っていうね
はい、もちろん違いますね
それにしても乱歩独特の甘美でありつつちょっとゾワゾワする感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
某古本屋を探索中にこちらを発見。ファンの中では1番の傑作との呼び声も高い本作、自称乱歩ファンの私なんと未読でした。(ファンの名を返上しよう…)
こりゃあかん!表紙も格好良いし買うぞ!と手に取った私、帯の裏に気付く。「乱歩が遺した最高傑作にして唯一の同性愛小説!」とそれはもうピンクの字で強調されている...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙の乱歩さんに一目惚れして購入しました。やっぱり江戸川乱歩先生の小説は読みやすくて、私にとても合っています。文豪の中で一番好きな小説家さんです。Posted by ブクログ
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これは良い試みー!
実際タイトルは知ってたけど読んだことなかった作品を読むきっかけになった
イラストはまぁ好みがあるから…私はもちょっと暗くおどろおどろしい方が好みだけど(京極夏彦作品の人形のイメージ)
でも楽しいのでこのシリーズ読もPosted by ブクログ -
戦前に描かれたものと思えないほど文章が巧みで読みやすく面白い。
推理小説を読んで、犯人が誰かを考えながら読むのもいいが「心理試験」のような倒叙法で、犯人の心理を見るのも面白い。
松山さんの1920年代だからこそ描けたと言う論稿を踏まえるとより、深みにハマります。Posted by ブクログ -
アニメ「文豪ストレイドッグス」にどハマりしており江戸川乱歩が好きなのたが、実在の江戸川乱歩ってどんな人?って興味が湧いて著書を読むことにした。結果、面白い!!短編小説なんだけどどのストーリーも楽しく拝読した。100年近く前にこんな推理小説があったのかぁと感心!当時は非常に斬新な作品だったに違いない。...続きを読むPosted by ブクログ