江戸川乱歩のレビュー一覧
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乙女の本棚シリーズを買う前には、どんな物語か事前に読んでおくことが多い。(イラストはどれも素晴らしいのは折り紙つきなので)
これも事前に読んだのだが、途中までは「ああ、これはちょっとやめておこうかなぁ…内容がエグい」といった感じだった。(江戸川乱歩もミステリーも、ホラーや怪談の類も好んで読んでいるんだけど)
しかし、ラストまで読むと「あ、これは買おう」となる不思議さよ。
後日、素敵なイラストがついた、この「赤い部屋」を購入。
この終わり方は結構好き。
そして、寿なし子さんの描く花ちゃんがとても可愛くて良い。終わりがけのイラストがまた良いなぁ。 -
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「明智小五郎事件簿」シリーズ全16巻もこちらで終了!
これは明智小五郎の関わった事件を発生順に並べたシリーズです。江戸川乱歩の執筆が戦後の小説のなかでも明智小五郎がある程度活躍している小説を取り上げています。
そのため児童向け読み物の収録はかなり少なくなっています。
この最終巻収録の『影男』は1950年1月から1954年にかけて、『赤いカブトムシ』は1954年5月18日から26日までの出来事です。
明智小五郎はもう60才…(^_^;)
あとがきでは「そろそろ明智も小林も引退、少年探偵団解散」と予測されてるけど、私は探偵事務所を小林くんが引き継いだのかと思ってます。少年探偵団員は資産家家庭も多い -
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ネタバレ〜記録〜
石榴→
ラスト5ページで全てがひっくり返る内容だった!ラスト石榴が爆ぜたような死に方の比喩がされたのは誰でもなかった人としての伝えた方をしたかったのかなあ、と
押絵と旅する男→
ワードとして押絵との間にレンズのような働きをするものをたくさん散りばめることで、より鮮明に見えているような錯覚を起こさせているが、正体はとても曖昧なものであるのが、魅力だと感じた
目羅博士→
模倣、鏡、月の光、、、全てが揃った時に起こる有り得ないけれど、もしかしたら起こってしまうかもしれないと思わせる殺人の方法にとてつもなく恐怖を感じた
人でなしの心→
タイトルに含まれる3つの意味
①本にある通り、この -
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明智小五郎の関わった事件を発生順に並べたシリーズ。江戸川乱歩の執筆が戦後の小説のなかでも明智小五郎がある程度活躍している小説が収録されています。
『サーカスの怪人』1952年の冬、『妖人ゴング』1953年3月の事件です。両方とも少年探偵団が中心の事件で、明智小五郎は出番が少なくなっています。
こちらの「明智小五郎事件簿」では、明智小五郎の経歴を推測しているのですが、それによると第二次世界大戦中には軍の諜報活動に従事していたのではないか?と考えています。その関係で戦後の混乱期は明智小五郎の出番も少なくなっているのではないか?としています。
読者としては「児童向けだから明智小五郎があまり出てこない -
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明智小五郎の関わった事件を発生順に並べたシリーズ。この巻からは江戸川乱歩の執筆が戦後の小説になります。なかでも明智小五郎がある程度活躍している小説を取り上げています。
『化人幻戯』は1949年11月3日〜12月21日、『月と手袋』は1950年2月〜5月・6月の出来事です。
『化人幻戯』も『月と手袋』も、題名が良いですねえ。
『化人幻戯』
探偵小説作家で明智小五郎物語著者として、江戸川乱歩が名前だけ登場!「江戸川乱歩の書いた明智小五郎の手柄話はほぼ創作」だそうです 笑 明智小五郎の事件序盤『D坂』とかに出てきた語り手は、江戸川乱歩本人ってことでいいよね。
今回は関係者が探偵小説大ファンとして、 -
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明智小五郎の関わった事件を発生順に並べたシリーズ。この巻からは江戸川乱歩の執筆が戦後の小説になります。なかでも明智小五郎がある程度活躍している小説を取り上げています。
『青銅の魔人』は1945年〜46年冬、『虎の牙』は1947年春、『凶器』は1949年6月15日〜28日の出来事です。
明智小五郎は50代、小林芳雄くんはもう「少年」ではないのですが、小説内では相変わらず「50歳になっても彼なりのお洒落をして、相変わらずモジャモジャ頭で朗らかに笑う」明智小五郎と、「リンゴほっぺの少年」小林くんなので、私も「概念上の明智小五郎と小林芳雄少年」として読んでいきます。…明智夫人の文代さんは30代のはずで -
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明智小五郎の解決した事件を発生順に並べたシリーズ。
『悪魔の紋章』は1934年3月〜4月27日、『地獄の道化師』は1934年5月の事件です。
二つとも大人向けの陰惨な殺人の物語です。
戦前に手掛けた事件はここまで。次の巻からは戦後編。
1934年の世界と日本の出来事は、ドイツではヒトラーが総統になり、東京宝塚劇場開場、ベーブ・ルース来日、南満州鉄道では最新の特急が動いた。
あとがきの解説では、明智小五郎は日本のスパイ教育とか諜報活動に使われてたんじゃないのという推測がされています。
このシリーズを事件発生順に読んでいくと、たしかに戦争間近の雰囲気があります。
『悪魔の紋章』
会社重役の川手 -
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ネタバレ読むにつれて、ぐいぐいと物語に引き込まれました。
親戚が決めた結婚だったが、夫はよく愛してくれた。だがそれは偽りだった。
夫が夜な夜な布団を抜け出し蔵に会いに行っていたのは、人形であった…。
それを知り、人形をバラバラにする妻。
そして、最後にはバラバラになった人形を抱き、自決する夫の姿…。
人形に恋する人間とその妻の話。
妻としては、夫の心が自分ではなく、人形にあると知り、とても辛かったと思う。
結局夫は人形とあの世に行くほうをとってしまい、残された妻はやりどころのない気持ちになったことだと思う。
江戸川乱歩さんの話は「人間椅子」依頼2作目でしたが、どちらもゾクゾクとし、とても面白い -
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明智小五郎の関わった事件を発生年順に並べたシリーズです。
『妖怪博士』は1933年4月2日から5月2日の事件、『暗黒星』は1933年5月の事件です。
※※※以下、犯人の正体を記載しています※※※
『妖怪博士』
明智小五郎の一番弟子、小林少年を団長とする10人の小中学生から成る少年探偵団を中心としたお話。
少年探偵団の団員たちは、困った人をみたら助けるし、探偵道具と持ち歩くし、尾行や通信方法も練習している。そんな団員たち4人の少年たちが次々に誘拐され、地下室攻めだの、催眠術だの、銅像に閉じ込められるだの、とっても怖ろしい目に遭う。
…いくらいままで怪人二十面相逮捕に尽力したとはいえや -
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江戸川乱歩の『目羅博士の不思議な犯罪』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ42巻です。
探偵小説作家が小汚い哲学者風の青年と上野動物園で出会い、彼の不可思議な体験談を小説のネタとして語られる物語です。
とある5階建てビルの一室に、入居すると間もなく首吊り自殺をしてしまう魔の部屋がありました。
様々な人たちがそこへ入っては死にを繰り返す中で、青年は向かいのビルから不気味な顔がニヤニヤと観察しているのを目撃します。
その人物は目羅聊斎という医者で…。
不可思議な物語を不可思議なイラストで彩り世界観を更に増幅させている良書・シリーズです。