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Posted by ブクログ
*陰獣*
明智小五郎事件簿I〜XIIまで読んだあとに読むと、
『あれこれ誰目線で書いてる?』と一瞬戸惑った笑
主人公の優柔不断な感じは乱歩本人の性格の投影?
ちょっとモヤっとする終わり方も、
主人公の優柔不断さを考慮すればアリか。
*蟲*
もうこっちのストーリーの方が強烈すぎて、
読み終わった時『陰獣』の内容忘れかけてしまったわ。
若かりし『かれ』に誰か『人はそんなにあなたの事を真剣に見てないよ』と伝えてあげといて欲しい!!
後半、状況の不気味さとかれの壊れっぷりが加速して、
とっても気持ち悪くてとっても良い。
こっちにまで臭ってくるような錯覚をしそうだった。
面白かったです。
Posted by ブクログ
『陰獣』というタイトルから、すごいエログロなのではないかと心配したけど全くそんな話ではなかった。
結末が二転三転して、自分の想像を遥かに超えた最高のミステリーだった。
読み終わった後にもう一度読んで確認したくなる本。
『人間椅子』『屋根裏の散歩者』『D坂の殺人事件』などの要素が少しずつ入っていて、乱歩総集編のような、ファンサービスのような作品。
あらすじ
探偵小説家の寒川は、実業家小山田の妻の静子と偶然知り合った。静子は平田一郎という元恋人にストーカーされて悩んでいる。脅迫通りに静子の夫は殺されてしまう。
平田はどこにいるのか探る寒川。しかし、そこには思いもよらない驚きの真相があった…。
Audibleにて(本棚の表紙とは違う)。
Posted by ブクログ
「蟲」が読みたくて再読。
陰獣がいちばんすきなんだけど、
乱歩の中でもかなり良作でビギナーにもおすすめな「陰獣」といちばんの変態作である「蟲」を一緒に収録するか!?角川よ!と思ったのだが(盲獣、闇に蠢くあたりも相当に変態だが)。まあお得ではあるかな。
「悪魔の恋であった。地獄の恋であった。それゆえに、この世のそれの幾層倍、強烈で、甘美で物狂おしき恋であった。かれはもはや芙蓉のなきがらと別れるにしのびなかった。彼女なしに生きていくことは考えられなかった。この土蔵の厚い壁の中の別世界で、彼女のむくろとふたりぼっちで、いつまでも不可思議な恋にひたっていたかった。」(「蟲」より)
…なんか切なくなる。
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