江戸川乱歩のレビュー一覧
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小学生の頃から大好きな作家さんです。あのポプラ社のレトロ怖い表紙(笑)な少年探偵シリーズを、図書室で何度借り続けた事か。懐かしい~。若かった…←
推理・怪奇・幻想・グロテスク・エロティックなど色々なイメージが浮かぶ、大正から昭和期の作家さん。こちらの本は多数の作品を残している中の一つ、短編、中編を収録している名作選です。
江戸川乱歩と言えば、名探偵・明智小五郎や怪人二十面相、少年探偵団の小林少年などが登場する作品が有名で、メディア化も多数されており、特に少年探偵シリーズは子供も読める作品としてのイメージがあるかもしれませんが、この方の書かれる大人向けの作品も独特の面白さがあり、強く惹き込まれま -
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ネタバレ怖い。気味が悪い、、。特に「お勢登場」。肺病に苦しむ格太郎と不倫を繰り返す妻のお勢。格太郎はある日子どもとの無邪気な遊び、かくれんぼの最中にほんの出来心で長持に入ってしまう。運悪くロックがかかってしまい、閉じ込められる。ここからがもう、恐ろしくて恐ろしくて…。格太郎がもがき苦しむ場面は薄目で読んだ。空気の入る隙間がないため、酸素が薄くなり肺病の格太郎は弱っていく。遺体が発見されたあと、蓋の裏に残されたメッセージが見つかる。病人が見せる最期の生への執着ともがき。
想像したくないのに勝手に頭が映像で再生してしまう。グロテスクで痛々しい強烈なインパクト。江戸川乱歩の作品は読んだもの全て時間が経っても -
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Posted by ブクログ
最後の「芋虫」があまりにも衝撃的で言葉が出ない。気味の悪さと切なさと気味の悪さが交差して呆気にとられた。戦時中に「芋虫」は発売禁止されていたほどだったのに、今では現実離れした怪奇な題材と思えることにも考えさせられる。
「赤い部屋」は、もしかしたら実際に、法律に触れない完全犯罪を行うことができるのかもしれないと思えてきて、芽生えてはいけない好奇心が、つい掻き立てられてしまう。
「人間椅子」は作中に出てくる”奥様”と感情が連動するようだった。気味が悪く背筋が凍ったあとの、得体の知れぬ感情で息も切れ切れ。
「鏡地獄」の最後の展開は、どんな光景になるのかは精一杯に想像することしかできないが、人を発狂さ -